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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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紳士は金髪がお好き

監督:ハワード=ホークス
出演:ローレライ(マリリン=モンロー)、ドロシー(ジェーン=ラッセル)、ほか

たきがはの二大ハリウッド女優、マリリン=モンロー主演のお気楽ラブコメディ。もう1人はイングリッド=バーグマンです。

お金持ちが大好きなショーガールのローレライが、山あり谷あり障害を乗り越えて、ドロシーとの篤い友情もあって、ダーリン・ガスと結婚するまで。マリリン=モンローの健康的なお色気たっぷりの魅力だけでなく、髪も黒、ちょっと知的で潔さも漂うジェーン=ラッセルのお色気と歌も堪能できるお得な一作。

まぁ、マリリン=モンローのキャラクターが、彼女のいわゆる「白痴美」まんまのような、おつむの足りないローレライというきらいはありますが、マリリン・ファンとしては肩の力を抜いて、お気楽に楽しめる映画です。
しかも、ショーガールの衣装だけでなく、船中で正装する2人のコスチュームもあれこれ楽しめますんで、外せない一本。

マリリンの舌っ足らずに発音されるアルトの歌声は、今もわしらを魅了してやみません。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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帝都大戦

出演:加藤保憲(嶋田久作)、辰宮雪子(南果歩)、中村(加藤昌也)、函南(丹波哲郎)、ほか

というわけで「帝都物語」の続編です。ただ、あれから18年も経ってしまっている上に、前作とのつながりは加藤くんと辰宮雪子だけですし、クライマックスのバトルも前作のような呪術というより、エスパーものに近いものがあり、全然別物と言ってもいいようなできです。

たきがは的には、初っぱなのシーンで、加藤くんが帝都に巣くう何千万という怨霊のために復活した、というところで合格なんですが、これは下手に加藤くんの正体について云々するよりも、加藤保憲という人物は何者でもなく、ただ帝都に恨みを持つ怨霊の集合であってほしいと思うし、いってみれば、ジェイソンばりに復活してほしいな〜と思っているからであります。まぁ、興行的には失敗だったらしく、「帝都」関連の映画はこれでおしまいになってしまいましたし、原作もこの後はあれもんでこれもんの展開が続きますんで、個人的にはここで終わっていてもいいかなと思ったり。
ただ、加藤くんの復活はいいんですが、その後の活躍がわりと地味なのが残念。どっちかというと、帝都の破壊も東京大空襲とか行った米軍のが圧倒的にすごいし、加藤くんのやろうとしていたことって、函南たちの極秘計画(連合国の首脳をこの期に及んで呪い殺そうというとんでも計画)を邪魔しようとしていたってだけですんで、そういう点ではがっかりです。前作みたいに加藤くんも式神使わないんで、ドーマンセーマンの手袋が単なる飾りになっちゃってるしな〜

対する雪子と中村は、加藤くんより圧倒的に弱いエスパーって感じなんですが(作中では霊能力とか何とか言われておりましたが、「超人ロック」とか読み慣れてると、描写はエスパー以外の何者でもないっていう。ただ、わしも「ロック」は「ロード・レオン」「冬の惑星」辺りがいっとう好きで、最近の展開にはまったく興味も関心もなかったりするんですけど。そう言えば、「ロック」も映画になったなぁ。個人的には古川登志夫さんがレオンをやったラジオ・ドラマなんかが最高におもしろかったですよ)、さらに前作では恵子のほかに一緒に戦う人がいっぱいいたのに、今回は2人きりなんですけど、将門公が出たら、なんか何でもありというか、加藤くんもさすがに勝てないというかで、やっぱり加藤くんは勝てないのだな〜としみじみしました。

いっそ、今の時代の東京に魔人・加藤保憲が復活!という話はどないだと思いましたが、それって、日本を破壊しまくるゴジラとどう違うんだって気も。そう言えば、たきがはは怪獣ではゴジラがだんとつでいちばん好きです。いや、だから何だってわけじゃありませんが。

で、前作の時に言及した飯塚昭三さんの将門ですが、どうやら「帝都物語」の間違いのようです。今回は一言も将門の台詞なかったよ、たぶん。ノーカット版ではないと思うので、わかりませんが。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

特撮がちゃちいとは思わなかったのですが、「大戦」てついてるわりに、舞台がこぢんまり見えたのがちと残念。時代的には世界大戦なんですけどね。

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波も涙も暖かい

監督:フランク=キャプラ
出演:トニー(フランク=シナトラ)、ロジャース夫人(エレナ=パーカー)、ほか

11歳のアリーの父トニーは、41歳のやもめで、未だに夢を見ているロマンチスト。しかし、明後日までに5000ドルを用意できなければ、親子は今所有しているホテルを借金の片に取り上げられることになっていた。トニーは、父親代わりの兄、マリオに金を借りようと画策するが、アリーはその代わりに叔父のもとへやられるのが心配でしょうがない。さらにトニーは義姉のすすめで、未亡人のロジャース夫人と見合いをすることになるが…。

フランク=シナトラ氏の映画はほとんど見たことがありません。ミュージカルが多かったかな。いい歌声でした。キャラは、義姉に「41歳の子ども」と言われてしまうような駄目親父だったりしますが、また憎めないところもあったり、調子が良かったり、21歳の若い娘といちゃついていたり、と、アリーの素直さが信じられないくらいの破天荒な親父っぷりです。

ま、タイトルにありますように、ほのぼのとしたファミリー物。ラスト、堅物で遊ぶことを知らないお兄さんのマリオが「俺たちも休暇を取るぞ」って言ってたのが印象的でした。

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帝都物語

監督:実相寺昭雄
出演:加藤保憲(嶋田久作)、渋沢栄一(勝新太郎)、辰宮洋一郎(石田純一)、目方恵子(原田美枝子)、辰宮由佳里(姿晴香)、幸田露伴(高橋幸治)、平井保昌(平幹二郎)、寺田寅彦(寺泉憲)、黒田茂丸(桂三枝)、泉鏡花(板東玉三郎)、西村真琴(西村晃)、早川徳次(宍戸錠)、鳴滝順一(佐野史郎)、大河内正敏(寺田農)、織田完之(大滝秀治)、森鴎外(中村嘉葎雄)、目方新(島田正吾)、ほか

日本映画がまだ映画として華やかであった頃の名残のようなキャスティングであります。今、これだけのメンツ揃えようったって、揃うものじゃありません。豪華キャスティングとはこういうことを言うのじゃ〜!と言いたいような、超豪華なキャスティングです。

ビデオを見ていたら、洋画ばっかりだったんで、たまには日本映画を見たくなって引っ張りだしてきました。

ちなみにたきがはは加藤保憲くんのファンです。もう、彼の野望のためだったら、帝都の1つや2つぶっ壊したってええやんけ〜(←ひどい)と思いながら映画を見、原作本を読んでいましたが、原作では角川春樹が登場したところで興醒めした覚えがあります。いくら角川文庫だからって、そこまで露骨に太鼓持ちせんでも…と思った記憶があります。ので、原作本は借りて読んだっきり、二度と手を出しておりません。いやね、加藤保憲くんが怨霊の集合体とかってのがまだ良かったですよ。討ち滅ぼしても討ち滅ぼしても蘇ってくる怨霊。もう、ジェイソンばりに蘇っては、ばりばり呪術を放ちまくって、そのたんびに撃退するってワンパターンな話でもたきがははきっと喜んで見に行ったでしょう。いや、加藤くんの正体があれもんでこれもんてどうよ、ておちも好きではなかったので、まだ余韻を残した映画のが好きだったりします。なんちゅうても、加藤くんを演ずる嶋田久作氏の存在感の強いこと強いこと、このために、嶋田久作氏はこの後、何をやっても「あ、加藤くんだ」と言われる羽目になったと思いますが、まさに一世一代のはまり役と言ってもいいでしょう。だいたい、加藤保憲くんを「くん」呼ばわりする奴はなかなかおらんでしょうが。もう、あのまま破壊と怨念の権化であってほしかったですよ、わしは。

で、加藤くんに対する目方恵子(対決の時点では辰宮洋一郎の妻になってますんで、辰宮恵子となってますが)を演ずる原田美枝子さんが、その前か後に見た「乱」の悪女ぶりはどこへやら、まさに黒田茂丸が言うところの「菩薩」って感じで、女優さんとはこんなに化けるものなのだなぁと妙なところで感心したのも良い思い出です。
そう言えば、この映画は、たきがはが見た、最初で最後の試写会だったりします。あんまりおもしろかったんで、友だちを誘ってわざわざ見に行ったぐらいですよ。その頃から加藤くんのファンなんですが。

けっこう有名な話だと思いますんで、いまさらあらすじは書きませんが、最近、東尾修の娘とくっついて、なんだかんだと賑わせた石田純一がこんなところで重要な役をやっているのがなかなか印象に強かったり。でも、設定では実の妹と近親相姦しちゃってるキャラというのが、何となくスキャンダルまみれの人には似合うなとか思ったり。わしもすれた見方をするようになったものよ。

久々に見直したら、最初の方にしか出てこない大滝秀治さんが、軍人相手に「ここは軍部じゃないんだから」って啖呵切ってるのが格好良かったな〜 ぴゅ〜ぴゅ〜♪ たきがはは大滝秀治さんのファンでもあります。
また、勝新はさすがに加藤くんを差し置いて、トップに名前が出るだけあり、大物って感じだな〜と思いました。台詞は聞き取りにくかったけどな。
さらには、「黄金の日日」で信長としてわしを魅了してくれた高橋幸治さんが、幸田露伴役というのも美味しいところ。あんまり役に立ってなかったけど! いいんだよ、作家なんだから!
西村晃さんが実父の役で出演というのも記憶に新しいところでありますよ。わしは「水戸黄門」はこの人の役がいちばん品があって良かったと思ってるんですが、うちの母に言わせると、西村晃さんは悪役のイメージが強いそうです。

さて、こうなると続編「帝都大戦」も見ねばなりませんが、平将門の声で飯塚昭三さん(「ジャイアントロボ The Animation 〜地球が静止する日」の鉄牛や、「特効野郎Aチーム」のコング!)が出てたんだって! 要チェックでございますよ! しかし、考えてみたら、特撮物の悪役でもならす飯塚さんのこと、この「帝都物語」の将門役もそうだったのではなかろうか。

20年ぐらい前の作なんで、テープの状態も悪い上、ノーカットでもないので、次に見たくなったら、DVDとかBDを考える所存。
例によってネットで検索しとったら、アニメにもなってたそうですな。当然、加藤くんは嶋田久作氏以外にはありえません! これは要チェックかもしれませんな。

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荒野の決闘

監督:ジョン=フォード
出演:ワイアット=アープ(ヘンリー=フォンダ)、ドク・ホリディ(ヴィクター=マチュア)、ほか

西部劇史上でも有名なOK牧場の決闘を描いた映画の1本でやんす。原題が「My Darling Clementine.」とあるように、ワイアット=アープ&ドク・ホリディ対クラントン一家の決闘がクライマックスに来ますが、主題はドク・ホリディの婚約者と思われるレディ・クレメンタインと、彼女に思慕を寄せるアープを、叙情豊かに描いた一作。
OK牧場の決闘を描いた映画といいますと、「OK牧場の決闘(原題「Gunfight at the O.K. Corral」」や「ワイアット=アープ」という映画があったと記憶しておりますが、ほかにも何本かあるようですな。わしはこの「荒野の決闘」と「OK牧場の決闘」しか見たことがありません。「OK牧場の決闘」は原題からもわかるとおり、決闘が主題で、ドク・ホリディを演じたカーク=ダグラス氏が色っぽくて好きでやんす。

牛を追って旅をするアープ兄弟の末っ子ジェームズがトゥームタウンで殺された。ワイアット、モーガン、バージルの3人は、犯人を捜すため、トゥームタウンで保安官となる。その町で牛飼いのクラントン一家や、ならず者として名を上げるインテリ、ドク・ホリディらと知り合ったワイアットは、ドク・ホリディをよく知る女性、クレメンタインの出現に、心奪われる。だが、ドク・ホリディの情婦を名乗るチワワの持ち物から、ジェームズの遺品を見つけたワイアットは、弟殺しと牛泥棒がクラントン一家だと知る。うち捨てられたOK牧場で決闘し、クラントン一家は倒されたが、ドク・ホリディも帰らぬ人となる。牛飼いに戻ったワイアットは、トゥームタウンに残ることになったクレメンタインと再会を約束するのだった。

1946年の映画です。わしはよく「1939年に『風と共に去りぬ』を撮っていたアメリカと戦争して勝てるわけがない」と思っていますが、戦後すぐに、こういう映画を撮っていたアメリカともやっぱり勝てるわけないよ、と思います。

ま、それはさておき。

そういや、ヴィクター=マチュア氏、こんなところでドク・ホリディをやっていたとは知りませんでした。しかし「OK牧場の決闘」では生き延びたと記憶しておりますんで、果たして、どっちが本当なのだろう? シェイクスピアなんか諳んじちゃうほどのインテリで、クレメンタインに曰く「優れた外科医」だったのに、なぜか落ちぶれて、こんな西部の町にいて、ワイアット=アープ曰く「ドク・ホリディを倒して名をあげようと企む」連中がわんさといるほどの有名人らしいです。しかもしょっちゅう咳き込んでいるのはやっぱり労咳か? それとも喘息持ちか? どっちだったかな。Wikipediaによると肺結核だそうです。しかし、そんな人が人混みの中にいては良くないのでは… 当人というより、周りに移ったりしなかったのだろうか?

ヘンリー=フォンダ氏が演ずるワイアット=アープが、大胆で、フェミニストで、格好いいなぁと思いました。「OK牧場の決闘」ではバート=ランカスター氏。

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