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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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監督・脚本:フェデリコ=フェリーニ
出演:ザンパノ(アンソニー=クイン)、ジェルソミーナ(ジュリエッタ=マシーナ)、綱渡り芸人(リチャード=ベイスハート)、ほか
音楽:ニーノ=ロータ
1954年、イタリア

奇しくもニーノ=ロータつながりで「道」です。なんちゅうても哀調を帯びたテーマ曲がいいですなぁ。

しかし、見るの2回目なんですけど、綱渡り芸人さんの台詞が象徴的で良かったです。「どんな石でも何かの役に立つ」ってジェルソミーナを慰める。その彼がザンパノについていておやりと言ったから、ジェルソミーナは一緒にいたのに、このザンパノというキャラが脳の99%は筋肉やろッ!と突っ込みたくなる脳筋なもんで、まぁ、本人も「俺は気楽にやりたいんだ」とか「何を考えるんだ」とか言ってますので、ほんとに考えません。だから、ジェルソミーナが最初はいやいやザンパノと一緒にいたのに、だんだんと自分から一緒にいたいと思うようになり、最後には「あんたと結婚してもいい」と言うのに、まだ何も考えないんですから、どうしようもないよね (*´・ω・)(・ω・`*)ネー

そして、今回気づいたんだけど、ザンパノがジェルソミーナを捨てるのは冬でした。ちょっとしたイタリアのロードムービーになってるんだけど、これは始まりが春で、ジェルソミーナがザンパノの芸を助けられるようになって夏で、きっと綱渡り芸人さんと会ったり、ザンパノに「結婚してもいい」と言ったあたりで秋なんだろうなぁと。そこまで季節感があるわけではないのですが(白黒だし)、そんな風に感じました。

おそらく、ラスト、ザンパノは鎖を切ることができなかったと思います。「無様だな」とか言われてるし。で、何十年だか知りませんが、それだけで飯を食ってきた脳筋ザンパノには残ってるのは自慢の怪力だけで、しかもジェルソミーナが今いる町で死んだことを知り、波打ち際で泣きくれるのでした。

ただ、ザンパノは見事な脳筋ですが、アンソニー=クインさんは名優で、全然キャラの違う「その男ゾルバ」なんか格好いいんだぜ(`・ω・´)キリッ つながりで見たいけど、あったかなぁ?

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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太陽がいっぱい

監督:ルネ=クレマン
音楽:ニーノ=ロータ
出演:トム=リプレー(アラン=ドロン)、フィリップ=グリーンリーフ(モーリス=ロネ)、マルジュ(マリー=ラフォレ)、ほか
フランス・イタリア、1960年

アラン=ドロンの二枚目っぷりでいったら、最高傑作です。なんちゅうてもその色気、テーマ曲、脱ぎっぷり(←まて)が最高。後の「シシリアン」とか「さらば、友よ」に通じるピカレスク・ロマンです。常々、男は悪役やってなんぼと公言しているたきがはには理想的なお方… おそらく、たきがはの面食いの原点じゃないかと思われるんですが、あちこち食い荒らしてる感もございますんで、久しぶりに映画見て、改めて惚れ直しました。

監督が「禁じられた遊び」のルネ=クレマンさんです。この映画もいいですよーッ! 最後の「ミシェール! ミシェール!!」って走り出す女の子(名前は忘れた)の辺りで号泣っていうか…

話としては、あくまでもトムが主人公のピカレスクものなんで、推理物として突っ込みどころが多いのは突っ込まないのがお約束です。遺書なんかトムの指紋しかないだろとか、どう考えてもばればれだろとか。ただ、ラスト、トムの犯罪を白日のもとにさらすフィリップの死体が上がってきた時、これはフィリップの執念であり、主人公はやっぱりトムなんだけど、犯罪はいけませんよっていう話だなと。そこにかぶさるテーマ曲と「太陽がいっぱいだ」っていうトムの台詞が最高です。煙草の持ち方とか、何をしても絵になるお方でありますよ。

↓YouTubeに予告編が置いてあったので、貼っておきます。こんなものが残ってるなんて、貴重だわ、YouTube。



たんぽこ通信 映画五十音リスト

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牛の鈴音

監督・脚本・編集:イ=チョンニョル
出演:チェ=ウォンギュン、イ=サムスン、ほか
見たところ:横浜シネマベティ
2009年、韓国

韓国の片田舎で農業を営む79歳のチェ=ウォンギュンおじいさんと、牛の寿命を遙かに超えて生きる老いた雌牛との交流と別れを描くドキュメンタリー。

牛の寿命は15年ぐらいだそうですが、チェおじいさんの雌牛はおじいさんと一緒に30年も働いていて、40歳にもなるそうです。日本の乳牛とかが5〜6年ぐらいで死んでしまうのとはすごい違い。人間でいったら、ざっと200歳ぐらい? まず、そこにびっくりしてしまいますが、おじいさんにとって、この雌牛がかけがえのない存在であるように、雌牛にとってもおじいさんはかけがえのない人であったのではないか、だから、一見、重労働にこき使われているように見えても、こんなに長生きしたのだろうかな、と思いました。

ちなみに韓国では農作業に使う牛はすべて雌だそうで、イおばあさんとの三角関係も見てとれるとパンフにありましたが、それは深読みしすぎというか… 外れてなくもないというか… 実際、おじいさんは、雌牛がおじいさんとおばあさんを荷車に乗せて動けなくなってしまうと、おばあさんに降りろと言いますし、60年も農業を営んでいるおじいさんが農薬を使わないとおばあさんがぼやくのも、おじいさんが畑で刈る草を牛にやっているからでして、そういう見方はおもしろいなぁと思いました。

でも、おじいさんが自分よりも牛を大事にするって悪態をついていたおばあさんも、いざ牛が立ち上がれなくなり、獣医を呼んでも時間の問題と言われると、自分が死んでも私たちが困らないようにたくさんの薪を運んでくれた、と言い、国でいちばんの牛だと褒め称えるのです。ああ、おばあさんも30年も一緒に働いてくれたうしが嫌いだったはずがないのだと。あと、わしは途中でちょっと体調を崩して見損ねたのですが、おじいさんがいないところで、おばあさんが牛に「あんたもいつもこき使われて大変ね」みたいなことを言ったとか。無口で頑固なおじいさんの分までしゃべっているおばあさんの、ユーモアと愛情に満ちた台詞廻しが、このドキュメンタリーをお涙頂戴に仕上げていないのだなぁとうれしくなりました。

ただ、合間合間に入る音楽が、わしとしては演出過剰な気がしまして、できるなら、おじいさんとおばあさんが働きながら聞いているラジオと、自然の音だけにして、もっと人工的な音楽のない映画にしてくれたら、エンディングでの感動はもっと強かったんじゃないかなぁ、なんて思ったり。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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カサブランカ

監督:マイケル=カーティス
出演:リック(ハンフリー=ボガート)、イルザ(イングリッド=バーグマン)、ラザロ(ポール=ヘンリード)、警察署長(クロード=レインズ)、サム(ドーリ−=ウィルソン)、ほか

ハリウッドが低予算で作った映画がボガートの格好良さとバーグマンの美しさでヒットしたんで有名な映画、でしたっけ? 久々に見たら、ラブロマンスが主体ながら、ちゃんと反ナチ、反ヴィシー政府(親独のフランス政府)映画になってました。そう言えば、たきがは家でビデオを買った時に、いちばん最初に録った映画はこれだったなぁ。あの頃の教育テレビは週に1回は映画をかけてくれてたんですよ。いろいろ録ったものさ。そう言えば、漫画家の森川久美さんがやっぱりエッセイで、「カサブランカ」をやるっていうんでビデオを買ったと書いてあったなぁ。

有名な話なんで粗筋は書きませんが、キャストに載せてないんだけど、リックの店で働くバーテンの一人で、会計やってたり、ラザロと一緒に反ナチの集会に出てるのはチャールズ=ロートンさんだと思うのだが… Wikipediaに載ってなかったんだけど、確認のしようがないです。

サムの唄う「As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)」は絶品ですが、フルコーラスで流れないのが残念だ。しかし、イルザが「こんな歌よ」と言ってハミングするところもいいです。

たきがははこの映画でバーグマンさんの光り輝く肌に惚れました。白黒映画は人の肌を輝かせるのかッ!と驚愕したもんです。そしたら、「白痴」でも原節子さんの肌が輝いて輝いて… 映画がカラーになって久しいですが、いろいろと想像の余地を失ったのかもしれません。ましてや3Dにおいてはなにをかいわんや。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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聖闘士星矢 第95話〜第99話

あと5話だった。

第95話 星矢を待ち構える最強の神闘士アルファ星ドゥベのジークフリートが立ちはだかります。最強の神闘士を自認するだけあって、強い強い。あっという間に星矢、一輝、瞬、氷河がなぎ倒されます。そう言えば、結局、瞬は自力で倒したのはシドだけでしたな。今回も氷河に「守る」とか言っておきながら、ジークフリートのオーディンソードの前になすすべなし。( ゚д゚)、ペッ 一方、アメジストの森で倒れた紫龍が老師の励ましにより、立ち上がります。いや〜、便利ですな、小宇宙とは! しかし、瞬に一輝ってオプションがついているように、紫龍にも老師ってオプションがついているのか。

第96話 シャイナに助けられて、紫龍登場。ドラゴン対ドラゴンという構図になります。ジークフリートの神闘衣は2首の龍ですからな。なんで三つ首じゃなかったんだ、キングギドラ… そして、またしても老師に助けられて、ジークフリートの弱点を見つける紫龍。10万秒の1とかジークフリートが言ってますが、この長さは1秒以上あります、絶対。ここでジークフリートは、星矢たちを見て「この男たちとは戦いたくなかった」と独り言。むむ… 天性の騎士であるジークフリートには、たとえヒルダが悪とわかっても、背かないという信念があります。姉を助けてくれと懇願したフレアにも、ヒルダが悪なら、一緒に地獄に堕ちると言ってるぐらいですし。でも、それはほんとに仕えることにはならないとわしは毎度思うのですが、まぁ、それを言ったら、この話が成立しないし。しかし、そのために死んだ神闘士こそ哀れです。

第97話 紫龍が決死の覚悟で見つけたジークフリートの弱点。星矢が皆の期待を一身に背負ってペガサス流星拳を撃つのでした。ちゅうか、こいつ、これしか撃ってないのだが、ペガサスってほかに技、なかったっけ? どうみても、氷河のダイヤモンドダスト並みにしょぼい技に見えるのですが…げほげほ。倒されたジークフリートの前に海魔女(セイレーン)のソレントが現れ、事の真相を語ります。ヒルダにニーベルンゲンリングをはめたのは海王ポセイドンでした。しかも、オーディンに仕えるヒルダやジークフリートを見下すソレントにジークフリートの怒りが爆発、星矢にオーディンサファイアを渡し、自分はソレントとともにお空の星になるのでした。

第98話 星矢はヒルダに攻撃されながら、オーディンに願います。ヒルダの攻撃から星矢を庇う一輝たち。わしは、この前の話で、一輝と瞬が氷河を連れていった時に、こんなくたばりぞこないを連れていく余裕があるのなら、とっとと星矢に荷担して、オーディンサファイアを手に入れる方が先じゃろうと思ったのですが、氷河も弾よけぐらいにはなれるわけです。まぁ、清く正しく美しい星矢たち聖闘士は、傷ついて倒れた仲間は見捨てちゃいけない… 魔鈴はいいのか。ヒルダの攻撃に一度は諦めかけた星矢にサガが語りかける。便利だな、小宇宙って! でも、星矢がオーディンサファイアを離したら、オーディンローブが出てきたので、星矢が握っていたのが悪かったのか。そして、星矢はオーディンローブをまとい、バルムング(バルムンクじゃなかった)の剣を手に入れたけど、ヒルダを殺しちゃったら、結局、オーディンに祈る奴がいなくなるからやっぱり沙織が死ぬってんで、この期に及んで迷います。誰だ、こんな奴に希望を託したのは。

第99話 でも、オーディンに保証されたもんで、ヒルダに斬りかかる星矢。ヒルダは倒れますが、ニーベルンゲンリングも壊れます。しかし、同時にアスガルドが崩れ始め、沙織まで倒れてしまうのでした。この時点でききが全然役に立っていないで「星矢たちなら大丈夫だよ」とか「星矢たち、何をやってるんだよ」とかしか言ってない件について。テレポートできるなら、もっと有効に活用してほしいものですが、単に枯れ木も山の賑わいになってるのだが… なんで、こいつ、レギュラーなんだろう? 諦めかけた星矢たちの前でヒルダが復活、バルムングの剣を手に、オーディンに祈ります。結局、沙織も復活し、めでたしめでたしってところで、沙織が海にさらわれて、ポセイドン編に続く。しかも、ジークフリートが倒したはずのソレント、生きてるし。まぁ、原作でも活躍するキャラを、アニメのオリジナルキャラに殺させるわけにはいかないという…

というわけで、長かったアスガルド編もこれにて終了。ポセイドン編には興味がないので、「星矢」もこれでおしまいです。
ジークフリートたち、神闘士が魅力的だったので、安直に倒すんじゃなく、1人ぐらい、星矢たちとともに戦ってもいいじゃんって気もします。それにしても、1人を倒すのに3回もかけるとは… まぁ、もともとアスガルド編自体が、原作に追い着いてしまったアニメが間を持たせるために作ったということなんで、伸ばすのはしょうがないんでしょうが、長すぎました。アスガルド編のキャラクターたちは、もともと星矢のカードゲームでしか知らなかったので、改めて動いているのを見るのは楽しかったです。でも「星矢」はもういい。ちゅうか、やっぱり、わしの体質に合わないなぁ。

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