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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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虚空の旅人

上橋菜穂子著。偕成社。

守り人シリーズ外伝。
14歳になったチャグム皇太子が、帝の代理として赴いた海洋王国サンガルで巻き込まれる陰謀。

外伝なんでバルサもタンダもトロガイも出ません。しかし、穢れなき皇族でありながら精霊の守り手に選ばれ、知るはずのない下界を知ってしまった特別な皇太子チャグムの一途さと健気さと凛々しさが魅力にあふれております。
しかも新ヨゴ皇国、カンバル王国に次ぐ新しいサンガル王国という舞台とそこで暮らす海の人びとの設定が相変わらずうならされるストーリーテリングであります。真っ直ぐな気性のタルサン王子もなかなか可愛く、男よりも頭の切れる王家の女性たちもまたぴりりと魅力的。
これは、現在最終巻「神の守り人(しかも2冊組)」での豪快な展開が期待されて、またどきどきであります。

かくなる上は上橋菜穂子さん一気読み。

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夢の守り人

上橋菜穂子著。偕成社。

守り人シリーズ第3巻。
第2の故郷、新ヨゴ皇国に帰ったバルサは、幼なじみのタンダやトロガイ、チャグムらの巻き込まれた事件に立ち向かう。
前回は全然出番のなかったヨゴの人たちが復活する、シリーズものならではの楽しさ。相変わらずさっと出されるこの不可思議な世界の背景と今回の事件との関わり。相変わらずうまいなぁとうならされます。
それと前巻はバルサの過去にまつわる重苦しささえある物語だったんですが、今回はタンダが半分主役のためか、いちばん軽めかも。

このままバルサとタンダは夫婦にならんのか。タンダが言ってたように「このまんまでいい」のか。ちょっと気になるこれから。

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はじめの一歩

森川ジョージ著。少年マガジンコミックス。

まだ連載中。でも、一歩念願の宮田との再々戦がなくなったところで、ここまで露骨な引き延ばしもいややな〜と思ったのはわしだけではあるまい。その後のジミー・シスファー戦もいつものパターン(強敵だけど一歩の逆転勝利)で終わったし、鷹村の世界チャンピオン6階級制覇もかけ声だけで終わりそうだし、終わるべきところを間違ったな〜という気がする。私的には千堂と日本チャンピオンをかけた一戦と、鷹村の世界挑戦ホーク戦あたりが盛り上がり最高で、あとはパターン化してきてるよな〜と思ったので、まぁ、この先、読まなくなることはないと思うんだけど、コミックスは処分しちまおうと。

まぁ、いま大した看板のない「マガジン」において「一歩」が連載終わったダメージの大きさは予想できなくもないけど(私的には「あひるの空」がおもしろいと思うが、ほかは読んでないし)、やはりどんな物語にも終わりはあるもので、作者はその引き際を間違えてはいかんのだと思う。
それを言ったら、世に完結してないでだらだら連載してる漫画も小説も数多いけど。私的には「DEATH NOTE」も第2部は蛇足だと思ってたけど、ラストのニアの台詞で、これで良かったのかな〜と思ったりはした(たきがはは完全なL派=ニア派だけんどね)。ラストの「キラ様」は要らねーと思うけど。

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ドラゴンクエスト ダイの大冒険

少年ジャンプコミックス。三条陸原作、稲田浩司作画。

思うところあって蔵書の整理をすることにした。漫画も蔵書と言うのか。言うのだ。
リアルタイムで読んだことがあった時はさほど興味を持たなかったのだが、何となく手にした文庫版。「傲慢が服着て歩いているような師匠、大魔道士マトリフ」に惚れたが運の尽き、そのまま勢いでコミックス全部揃えたのさ。全巻に師匠出てるわけじゃないんですけどね〜。出方がピンポイントでいいんすよ。「バーンパレス潜入編」で相談にきたポップに見せる表情がすごく好きなのだ。
なにしろ100万部売ってたころのジャンプなので、いわゆる「友情・バトル」というお約束路線を突っ走っているものの、かの「ドラゴンボール」や「幽々白書」とか、「北斗の拳」とか、たきがは、どれも好きではないのだが、ここらへんの人気漫画が軒並み延長延長で引き延ばされ、ずるずると連載を続けていた時代に、10数巻早々に大魔王バーン(この年寄り版がまたスケールのでかい悪役で好き。次点クロコダイン、ヒュンケル)というラスト・ボスを出し、途中で話を引き延ばすこともなく、きちんと話を終わらせたところは特筆に値すると言ってもいいと思う。
アニメ化もされたんだそうだが、やっぱり未見で、ヒュンケルが堀秀行さん(シュバルツ=ブルーダーだ!)、ハドラーが青野武さん(真田さんだな)、バランが石塚運昭さん(ゲーム「ブレスオブファイア4」の犬ことサイアスだな)などなどたきがは的に気になる声優さんがつぼをついた役所で出演されてるもんでビデオ探してるんだけど、テレビの方針変更で「バラン編」の途中で打ち切りされちゃったのは残念だなぁ。見てないけど。

「ドラゴンクエスト」に真っ向から取り組んで、オリジナルの要素も盛り込みながら、最後まで「ドラクエ」やな〜という展開、真っ直ぐなダイ、お調子者のポップ、あったかマァム、生意気レオナ、男前ヒュンケル、男気クロコダイン、天才アバン、親父バラン、卑劣なキルバーンなどなど、魅力的なキャラクターもてんこもり。
少年漫画らしい少年漫画で、安心してお薦めできる傑作でやんす。

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闇の守り人

上橋菜穂子著。偕成社。

「精霊の守り人」の続編。
生まれ故郷に帰ったバルサ。殺された父とともに逃げた養父。二人の死の裏にある大それた陰謀に立ち向かう。
今回もバルサがかっこええです〜。自分のために国で安泰だった地位も捨てねばならず、辛い放浪の旅に出た養父ジグロとの思い出、タイトル「闇の守り人」の意外な正体。国の存亡に関わる陰謀。
運命なんて過去に対する言い訳、と言って、敢然と立ち向かうバルサ。そんな彼女を助ける叔母、一族の人びと、異種の人びと、上杉さんという方は、この世界の裏にある背景を出すのがお上手で、さらりさらりと惜しみなく明かされる手の内、そこかしこに散りばめられたこの世界ならではのエッセンス、見事なストーリーテリングです。
わくわくしながらページをめくり、ですが、物語が大団円に近づいていくのがわかった時、また、なんと鮮やかに幕を引かれることか。物語にはいつまでもその世界にひたっていたいものもあるのですが、どんな物語にも終わりがあり、その占め方の格好いいこと!

まだ正伝が3冊、外伝が1冊あるそうです。それまではもう少し、この物語の世界の余韻を味わうのもいいものです。

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