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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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国際市場で逢いましょう

監督:ユン=ジェギュン
出演:ドクス(ファン=ジョンミン)、ヨンジャ(キム=ユンジン)、ダルグ(オ=ダルス)、ドクスの父(チョン=ジニョン)、ドクスの母(チャン=ヨンナム)、ドクスの叔母(ラ=ミラン)、クッスン(キム=スルギ)、ナム=ジン(ユンホ)、ほか
見たところ:横浜シネマリン
韓国、2014年

泣いて笑って、また泣いて大笑いして、最後にまたまた泣けるという忙しい映画です。

釜山に住むドクスはコップンの店を経営する頑固爺。妻のヨンジャと弟夫婦や妹夫婦、家族を持つ子どもたちに囲まれて暮らしているが、店は立ち退きを迫られている。親友のダルグはとっくにビルのオーナーになった。だがドクスには店を手放せない理由があった。そしてドクスは朝鮮戦争ただ中の1950年からの日々を懐かしく思い出すのだった…。

以降、激しくネタばれしているので、一応、公開中の映画につき、隠します。


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ソビブル 1943年10月14日4時

監督:クロード=ランズマン
見たところ:横浜シネマ・ジャック&ベティ
フランス、2001年

絶滅収容所、もしくは強制収容所に押し込められたユダヤ人たちの唯一の武装蜂起の成功が、この映画の主題です。蜂起を主導したソビエト赤軍のユダヤ人将校アレクサンデル=ペチェルスキーはもう亡くなっていますが、蜂起に参加したユダヤ人たちは世界中におり、そのうちの一人、イェフダ=レルネルさんのインタビューがほとんどです。

ソビブルのような武装蜂起が行われなかったのはいくつか条件があります。
まず、主導者が赤軍将校だけでなく、参加者も赤軍の軍人が多く加わっています。つまり、彼らは戦いの専門家であり、武器に習熟していました。
また彼らはユダヤ人でしたが同時にソ連軍の捕虜でもあったので他のユダヤ人に比べると環境の差は歴然としたものがあり、格段に恵まれていました。
これらの条件にプラスして、ドイツ人たちの時間に几帳面なところも有利に働きました。

タイトルは蜂起の時間です。
事前準備として、収容所内に作業所と称した小屋をいくつか建てました。
木こりの作業道具として斧を手に入れました。
蜂起の日時をここに決定したのは子どものメンバーによって、近いうちにナチスがソビブルをなくすという情報を得たからです。今は作業員として生きていられても収容所がなくなれば間違いなく殺されるでしょう。
午後4時にナチスの兵士たちをそれぞれの作業所に呼びます。イェフダさんがいたのは仕立て屋の小屋で、コートの仮縫製を済ませるために巨漢のナチスの兵士がやってきます。イェフダさんは斧でその頭を真っ二つにたたき割りました。
他の小屋でも状況は似たようなもので、1時間後には生きているナチスはいなくなっていました。200人もいるというウクライナ兵にナチスが死んだと呼びかけながら、イェフダさんたちは森に逃げました。
以後、イェフダさんはパルチザンに加わり、ナチスと戦ったそうですが、インタビューは森に着いた途端に眠気に襲われたというところでおしまいです。

前半にイェフダさんがワルシャワで連行され、家族と別れてベラルーシで強制労働に従事させられていたけれど半年で8回も脱走、そのたびに新たな収容所に向かい、最終的にはソビブルに着いたというのは幸運というにはあまりに強運で、彼の生きようとする強い意志と運命みたいなものを感じました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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SHOAH(完全版)

監督:クロード=ランズマン
見たところ:横浜シネマ・ジャック&ベティ
フランス、1985年

9時間の長丁場というわけで4つに分割されたのを全部見ました。ただ2日連続で行く羽目になったのは結果的にいいのですが(さすがに5時間も座っていると疲れるので)そうでなくても安くない映画のチケット、前売りで買ったらポイントが4回のところ3つしかくれないとか、ここの映画館、ちょっとサービスが悪くなってます。前は5回見たら1回無料だったのが8回見ないと無料にならないし。会員価格も安くないし。かかる映画がおおむね新百合ヶ丘の方とかぶることが多いので、さらに足が遠のきそうな気配…

というわけで「SHOAH 完全版」です。「短縮版」とどういうところが違っているのか興味津々だったのですが、それ以前にそもそも「完全版」見たのか記憶が怪しいので、まずは「短縮版」の方の感想を張っておきます。

SHOAH(短縮版)

参考に読み返してみたのですが、基本的な感想は変わっていないので、読んでやってください。
で、どこが変わったのかというと、ユダヤ人、ナチス関係者のみに絞った「短縮版」に比べるとポーランド人やドイツ人といった市井の方々の証言がどっと増えてました。名前も出ていたり出ていなかったりと様々です。それで倍。あと、冒頭で登場し、ほぼ第1、2部の主役といった扱いのシモン=スレブルニク氏が出てきていない…のだろうか? 怪しいぞ俺の記憶(爆

朝も早いもので眠気が襲いまして、何とかかんとか第1、2部は頑張ったのですが、第4部でついに沈没、ヤン=カルスキ氏の証言をほとんどすっ飛ばしました。あとワルシャワ・ゲットーの2人の闘士の話もぶつ切れでした。
わし的にはフィリップ=ミュラー氏やルドルフ=ヴルバ氏の証言とかのがずっと見たかったので、まぁ、それもしょうがない(爆

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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手塚治虫実験アニメーション作品集

「ある街角の物語」「おす」「めもりい」「人魚」「しずく」「展覧会の絵」「創世記」「ジャンピング」「おんぼろフィルム」「プッシュ」「村正」「森の伝説」「自画像」を収録。

「森の伝説」は前半が「モモンガ・ムサの物語」とかいったタイトルの話とほとんど同じようでしたが、なにしろ台詞がなくて音楽だけで話が進むものでちょっと沈没しかけました。

「おんぼろフィルム」「人魚」がおもしろかったです。

「ジャンピング」はラスト、原爆のなかに入ってしまったけど何もなかったように最初に戻ってというのがよくわからず。

収録されているインタビューで、テレビアニメは商売のためにやっていて、本当は実験アニメがやりたいのだという話が衝撃的でした。

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再会のパリ

監督:ジュールス=ダッシン
出演:ミシェル(ジョーン=クロフォード)、ロベール=コルトー(フィリップ=ドーン)、パット(ジョン=ウェイン)、ほか
見たところ:うち
アメリカ、1942年

出演者にジョン=ウェインの名前があったので、つられて借りてきました。まだノルマンディー上陸作戦も行われる前の映画ですがアメリカはすでに参戦しているので戦意高揚とかの意味もあったのかなぁと思いました。


1940年パリ。ドイツ軍がマジノ線に迫るなか、ミシェルは恋人のロベールをパリに残して南仏にバカンスに行く。だがフランス国民の期待を裏切ってフランス軍は敗北、ドイツと休戦協定を結ぶ。ミシェルは避難民とは逆に向かってパリに戻るが、自宅はドイツ軍に撤収され、あろうことかロベールはナチス・ドイツの協力者となって多額の利益を得ていた。ロベールを信じられなくなったミシェルはかつて得意客だったブティックで働き始める。そんな時、イギリス空軍の捕虜で脱走したパットと知り合ったミシェルは彼をイギリスに戻してやろうとロベールとよりを戻すが…。

主演はジョーン=クロフォードさんですが、ジョン=ウェインの名前が2番目にありまして、よほど重要な役かと思っていたら、この時代のハリウッドスターはたいがい知っているという母も知らないという3番目に名前の出たフィリップ=ドーンさんの方がよほどいい役で、重要な役でした。最初はナチスの高官と仲良くなっていて典型的な売国奴でしたが、ロンドン放送を聴いていたという辺りであれっと思い、最後はそれだけには終わらないどんでん返しもあって、お気楽に見られる戦争ロマンスでした。

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