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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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終わりなき人体汚染

NHKスペシャル。

副題が「チェルノブイリ事故から10年」とあります。この時点では「人類史上最悪の事故」と言われていますが、フクイチの事故が起こり、さて、同じようなドキュメンタリーを作るかと言えば、たぶん、そんなことはしないだろうと思います。

こういうドキュメンタリーを見ていると福島の事故もこれ以上の規模で同じようなことが繰り返されるだろうとわかります。それなのに簡単に原発を再稼働してしまうこの国はおかしいです。

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ミケランジェロ・プロジェクト

監督:ジョージ=クルーニー
出演:フランク=ストークス(ジョージ=クルーニー)、ジェームズ=グレンジャー(マット=デイモン)、リチャード=キャンベル(ビル=マーレイ)、ウォルター=ガーフィールド(ジョン=グッドマン)、ジャン・クロード=クレルモン(ジャン=デュジャルダン)、プレストン=サヴィッツ(ボブ=バラバン)、ドナルド=ジェフリーズ(ヒュー=ボネヴィル)、クレール=シモーヌ(ケイト=ブランシェット)、ほか
見たところ:川崎市アートセンター・アルテリオ・シネマ
アメリカ、2014年

今年初映画館。わしは興味なかったんですが、クルーニー好きの母と行ってきました。クルーニー製作・主演なのでシネコンでかかってもおかしくなさそうな映画ですが、なぜか単館系。

芸術の専門家で構成された特殊部隊モニュメンツ・メン。ナチスに奪われたヨーロッパ各地の美術品を奪還するために1944年、ノルマンディーに上陸するがドイツ軍はどこかへ運び去っていた。しかもヒトラーが自らの死とともに全ての建築物、美術品、その他もろもろを一切破壊するよう命じたネロ指令を入手、ドイツの敗北が迫る中、残された時間は刻々と減っていく。そんな時、ドイツへの協力者と見られたジュ・ド・ポーム国立美術館に勤めていたクレール=シモーヌという女性職員からドイツ各地に運ばれた美術品の行方が明らかになっていく…。

戦闘には素人だけど芸術品にはプロの集団(美術史学者だったり学芸員だったり建築家だったり歴史学者だったり様々)がナチスに盗まれたヨーロッパの至宝を探して奮闘する話です。
ただ、そうでなくても6人と少ないのに三方に分かれた中盤がだらけまして、実話が元とは言え、もう少し脚色して緩急つけてほしかったなぁと思いました。
作中であっという間に2年も経つ(1943年に部隊が結成されるところから1945年のドイツ敗戦まで)わりに時間の経過も描き方が足りなかった感じです。

原題は「The Monuments Men」なので部隊名まんまなのですが、邦題に「ミケランジェロ」を持って来たのは、日本でも有名な彫刻家ミケランジェロのネームバリューと、クライマックスの聖母子像の発見とソ連軍に奪われないように運び出すというシーンに引っかけたものと思われますが、ここももっと手に汗握る展開だと良かったような…。

2時間弱という制約もあるのでしょうが、物足りなさの残る映画でした。あと最近はハリウッドは99%ぐらいの高確率でハッピーエンドが予想されるので落としどころが見えているのもどうかと思ったり。

シネプレックス平塚でかかってた「素晴らしき哉、人生!」見た方が良かったかもしれん。ただし10時からとえらい早いので起きられる自信がない(爆

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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隠し砦の三悪人

監督:黒澤明
出演:真壁六郎太(三船敏郎)、雪姫(上原美佐)、又七(藤原釜足)、太平(千秋実)、田所兵衛(藤田進)、秋月家家老(志村喬)、姫のばあや(三好栄子)、秋月領の娘(樋口年子)、ほか
日本、1958年

うちの親が見たことないって言うので年末年始に時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルで黒澤映画がかかるので見ましたよ。

敗北した秋月家の姫が侍大将と軍用金200貫とともに、途中で軍用金を見つけてしまった百姓二人とともに逃亡する娯楽時代劇です。

真壁六郎太のワイルドな格好良さもさることながら、気性の荒い雪姫も正義感に溢れていて魅力的。さらに田所兵衛の六郎太に対する友情とか、又七と太平の似た者同士な小市民ぷりとくっついては離れするでこぼこコンビぶりが他の黒澤映画には見られないだけに愉快な一本です。

用心棒」や「七人の侍」に負けずとも劣らぬ傑作、お薦めです。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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秋刀魚の味

監督:小津安二郎
出演:平山(笠智衆)、その娘・路子(岩下志麻)、その長男・幸一(佐田啓二)、その次男・和夫(三上真一郎)、幸一の妻・秋子(岡田茉莉子)、三浦(吉田輝雄)、河合(中村伸郎)、佐久間(東野英治郎)、佐久間の娘(杉村春子)、堀江(織田政雄)、坂本(加東大介)、バーのマダム(岸田今日子)、ほか
日本、1962年

小津監督の遺作です。婚期を迎えた娘とその父との交わりというテーマは相変わらずですが、主人公の平山と、その悪友・河合と堀江とのやりとりがコメディ調が強く、路子や秋子といった女性陣が言いたいことをわりとはっきり言うので、「麦秋」と似てますが、印象はずいぶんと異なります。ただ、台詞廻し(同じようなことを受け答えする冗長さとか、とにかく相づちを打つ)とか、カメラワーク(話している人物を交互に写す。一緒の画面でしゃべっているシーンはわりと少なめな感じ)とか、小津映画のスタイルはそのまんまなので、時代錯誤とまではいきませんが、なんかテンポというか、合ってない感じでちぐはぐでした。

妻に先立たれて娘の路子、息子の和夫と暮らす平山。中学校時代からの悪友・河合が路子に見合い話を持ってくるが、平山は気が進まない。だが、中学校の恩師・佐久間が娘の婚期を逃したことを嘆くのを聞いて、その気になるが…。

「麦秋」でもそうでしたが、今作でも見合いの相手は最後まで写真も出ませんでした。でも、結婚することになって、次のシーンではもう秋田に行っちゃった「麦秋」に比べると、今作では路子は一応、文金高島田に白無垢を着て嫁入り、家族は燕尾服とあるのですが、でも、次のシーンではもう結婚式は終わっていて、平山は河合の家で河合や堀江と呑んでいるという早さ。なんだ、小津監督は結婚式に恨みでもあるのかと思うほど結婚式を描きません。
あと、「麦秋」だと紀子が結婚して秋田に行ったという話で終わりなんですが、今作はなかなか終わらず、お父さん、馴染みになったバーで飲んだり、家に帰ってもくだを巻いたりとしてます。まぁ、「麦秋」では妻が健在なので良かったのかもしれませんが、あれは笠智衆さんは兄貴だったしな。

いろいろとおもしろい映画でした。

あと、タイトルの秋刀魚が最後まで、どこにも出なかったのは秋刀魚=庶民という感じなんでしょうか?

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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巴里のアメリカ人

監督:ヴィンセント=ミネリ
製作:アーサー=フリード
出演:ジェリー=モーガン(ジーン=ケリー)、リズ(レスリー=キャロン)、アダム(オスカー=レヴァント)、アンリ(ジョルジュ=ゲタリ)、ミロ(ニナ=フォック)、ほか
音楽:ジョージ=ガーシュイン
アメリカ、1951年

たきがは大好きミュージカル・スター、ジーン=ケリー主演のラブコメ・ミュージカルです。ラストの「パリのアメリカ人」のナンバーに乗せて18分間の群舞が圧巻ですが、ジーン=ケリー主演ならば「雨に唄えば」のが圧倒的に好きかも。

パリに住む売れない画家のジェリー=モーガン。彼には同じく売れないピアニストのアダムという友人がいるが、アダムの友人の売れっ子歌手アンリと知り合う。そのまま、いつものようにモンマルトルの街角へ絵を売りに行ったジェリーは、大金持ちの令嬢ミロに絵を気に入られ、スポンサーを申し出られるが、ミロと食事に行ったその晩に、リズに一目惚れしてしまう。最初は気のなかったリズだったが、ジェリーの強引なアプローチと気さくな人柄につきあい始めるが、彼女には秘密があった…。

音楽が全てガーシュインのもので、話の筋立てはガーシュインの曲をいかに使うかで決められたように見えてしまい、おもしろいんですが、ミュージカル部分とストーリーがちょっと不自然です。まあ、主役が歌って踊れるジーン=ケリーなのに売れない絵描きというのが問題です。そこをいくと、「雨に唄えば」の方は主役も俳優なのでサイレントからトーキーに移り変わるハリウッドという主題にもぴったりマッチしてて良かったのでした。画家よりもダンサーやれよという辺りが。

最後はジェリーとリズが結ばれてめでたしめでたしだったんですけど、スポンサーのミロはジェリーからアダムに鞍替えしたそうなので、画家としてはお先真っ暗感が漂わなくもない。

本編を見てから特典映像を見たら、出演者や製作者によるオーディオコメンタリーがついてまして、これが本編を全部おさらいするという豪華さで、二度見してしまいました。さらに短編も2本ついているというお得感。メニューも特典映像もキャストやスタッフのプロフィールもないソニーには見習ってもらいたいですわ。

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