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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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スノーデン

監督・脚本:オリバー=ストーン
出演:エドワード=スノーデン(ジョセフ=ゴードン・レヴィット)、リンゼイ=ミルズ(シャイリーン=ウッドリー)、ローラ=ポイトラス(メリッサ=レオ)、グレン=グリーンウォルド(ザカリー=クイント)、イーウェン=マカスキル(トム=ウィルキンソン)、トレバー=ジェイムズ(スコット=イーストウッド)、コービン=オブライアン(リス=エヴァンス)、ハンク=フォレスター(ニコラス=ケイジ)、ほか
見たところ:TOHOシネマズ海老名
アメリカ、2016年

朝日新聞に掲載されたオリバー=ストーン監督のインタビュー記事(内容はトランプ新大統領について)に共感できるなと思ったので初ストーンで見に行きました。と思ったら「サルバドル/遙かなる日々」というタイトルに見覚えががが…

2013年香港。英ガーディアン紙の記者グレン=グリーンウォルドとフリーのジャーナリスト、ローラ=ポイトラスはCIAとNSAの元職員エドワード=スノーデンという若者にインタビューする。それは世界を震撼させたアメリカによる世界中の監視を暴くものだった…。

サスペンスフルな映画で、優秀さゆえに国家機密に近づいていくスノーデンという視線がなかなか緊張感があっておもしろかったです。

あと、監督自身はスノーデンがどういう経緯でロシアに亡命するに至ったかという過程は書き込んでますが、それに対していいとも悪いとも結論を出していない中立の立場を保っているのもおもしろいと思いました。

そういう意味ではかなりドキュメンタリーに近い描き方です。

ただ、アメリカの機密を暴露してロシアに亡命したスノーデンに対し、アメリカはスパイという定義を崩さす、彼が帰国したら裁かれるという態度は貫いていますが、それでも国家による監視に対し、国民の反対運動が起こったり、秘密裁判を廃止するという方向に向かったりするのを見て、アメリカという国には、それでもまだ自浄作用が働く余地があるけれど、果たして日本で同じようなことが起こった場合、間違っても自浄作用は働かないだろうなぁとも思いました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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あん

監督:河瀬直美
原作:ドリアン助川
出演:千太郎(永瀬正敏)、徳江(樹木希林)、ワカナ(内田伽羅)、佳子(市原悦子)、どら焼き屋のオーナー(浅田美代子)、ワカナの母(水野美紀)、ほか
日本、2015年

どら焼き屋で働く雇われ店長・千太郎のもとに徳江という老女が訪れる。彼女はどら焼き屋で働きたいと言い、手作りの餡を置いていくが、千太郎は彼女をあしらって帰してしまう。しかし、彼女作った餡を食べた千太郎は彼女を雇う。徳江は餡を50年も作ってきたと言い、その味は評判になる。しかし、どら焼き屋のオーナーが現れて言うには、徳江はハンセン病患者だったのだ。千太郎はかまわずに徳江と働き続けるが、ある日、客足が途絶えてしまい、徳江も店を辞める。店の常連客である中学生のワカナと徳江が住むという施設を訪れた千太郎。実は千太郎は傷害事件を起こしたことがあり、どら焼き屋のオーナーに借金を負っていたのだ。しかもオーナーはコックだったという甥を連れてきて、どら焼き屋をお好み焼き屋も備えた店舗に改装したいと言う。逆らうこともできずに改装を見守る千太郎だったが、次に徳江を訪れた時、彼女は亡くなってしまっていた。春、満開の桜の下、屋台でどら焼きを売る千太郎の姿があった。その顔は吹っ切れた明るさに満ちていた。

というわけで見損ねた「あん」がテレビでかかったんで見てみました。

エンドロールで樹木希林が真っ先にキャストで出ましたが、個人的には千太郎が主役で、千太郎の再生の物語だと思ったので、永瀬正敏さんを持ってきてもらいたいなぁと思いました。
途中まで徳江が戻ってきてハッピーエンドかと思ってたんで、あれよあれよという間に徳江は死んじゃうし、どら焼き屋は改装されるしで、落としどころはどこだろうと思っていたら、ラスト、それまで礼儀正しいんだけど、決して心から笑わない千太郎が、明るい笑顔を見せていたので、これは千太郎の物語だったのだと思ったのです。

それだけに「一枚のハガキ」ではありませんが、千太郎の役は永瀬じゃないと駄目だけど徳江の役は樹木希林じゃなくてもええなぁと思いました。樹木希林ってあんまり評価しとらんもんで…
なので、最後、しぶしぶどら焼きを売っていた千太郎が、明るい顔でどら焼きを売っているのを見た時には良かったなぁと思ったわけなのでした。

ただ、実際にそういうどら焼き屋を見たら、わしは絶対に買わないだろうと思いました。2011年以降、屋台とかは極力遠慮してるんで… ほんとにハンセン病どころじゃないよねっていう…

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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シャンハイ・ヌーン

監督:トム=ダイ
出演:チョン=ウェン(ジャッキー=チェン)、ロイ(オーウェン=ウィルソン)、ぺぺ姫(ルーシー=リュー)、ロー=ファン(ロジャー=ユーアン)、ほか
アメリカ、2000年

たまたまテレビでかかったんでジャッキー=チェン主演だし、見てみました。そういや、このポスター見た覚えがある…。

紫禁城からぺぺ姫がさらわれた。近衛兵のチョン=ウェンを含め6人が身代金を持ってアメリカに赴くが、列車強盗でチョンは叔父を殺され、仲間とも離ればなれになってしまう。列車強盗の一人で仲間に裏切られたロイと一緒になったチョンはぺぺ姫を探してネバダ州までたどり着くが、その頃、姫は裏切り者のロー=ファンが支配する鉱山で強制労働に従事させられていた…。

というわけで弁髪、西部を行くな展開です。基本的にコメディ調ですが、姫が働かされているのが同じ中国人による強制労働で、最後はロー=ファンは倒されたけど、労働者たちはどうなったのか… みんな解放されてめでたしめでたしだったのか。

ただ、冴えないいとこと結婚させられそうだったんで、アメリカに駆け落ち(と本人は思っていたけど実は誘拐だった)した姫は、中国に戻らず、弁髪を切られちゃったチョンともどもアメリカに残るのでした。

キャストを調べるのにWikipediaを見たら、1881年と年代が特定されてましたが、ロイが実はワイアット=アープだったからなのか…

タイトルの上海は、チョンが「上海キッド」として指名手配されたからなんですが、すでに開国させられていた清では港のある上海のが有名だったからなんでしょう。
ただ、清の弁髪は、頭頂はそり上げるはずなんで、ジャッキーの髪型だと間違ってると思いますが、そこはやりたくなかったからなんでしょうな。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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鷲は舞い降りた

監督:ジョン=スタージェス
原作:ジャック=ヒギンズ
出演:クルト=シュタイナー大佐(マイケル=ケイン)、リーアム=デブリン(ドナルド=サザーランド)、マックス=ラドル大佐(ロバート=デュヴァル)、モリー(ジェニィ=アガータ)、ヒムラー(ドナルド=プレザンス)、ほか
イギリス、1977年

CATVで中途半端に「ラストエンペラー」を見ていたら、その後で広川太一郎さんの特集だってんで、見たことなかったし、広川さんの声で射抜かれたので普段は吹き替えは見ないんですが、見てしまいました。相変わらずいいお声してはるわ〜vv 一目惚れしたのは「Mr. BOO!」ですがな(「宇宙戦艦ヤマト」じゃない辺り…)。

1943年、ムッソリーニの救出作戦の成功に気をよくしたヒトラーが、イギリスの首相チャーチルの誘拐作戦を命じる。パラシュート降下部隊のシュタイナー大佐は部下を引き連れてイギリスに上陸し、アイルランドの独立を目論むリーアム=デブリン、イギリスの片田舎の村に長く住むグレイ夫人らの協力を得て作戦の成功を図るが…。

ジョン=スタージェス監督の遺作だそうですが、ほかに何を撮っているのかと思ったら「マックQ」とか「荒野の七人」とか「大脱走」とか「OK牧場の決斗」の方でした。

吹き替えで見ていたのですが、誰が誰の配役やら全員わからないのが残念です。アメリカ軍の大尉は大塚芳忠さんだと思うのですが、幹本雄之さんが誰だかわからん…

敵であるドイツの描き方もステレオタイプな悪役じゃなかったのは原作付きだからなんでしょうかね。

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ウェスト・サイド物語(何度目か)

監督:ロバート=ワイズ、ジェローム=ロビンス
出演:マリア(ナタリー=ウッド)、トニー(リチャード=ベイマー)、リフ(ラス=タンブリン)、アニタ(リタ=モレノ)、ベルナルド(ジョージ=チャキリス)、ドク(ネッド=グラス)、ほか
音楽:レナード=バーンスタイン

帰りの飛行機の中でただで映画が見られるっていうんで問答無用でこれをチョイスしました。

結果、台詞は全然聞き取れませんでしたが、いろいろと再発見もあって、楽しい視聴でした。やっぱりこの映画好きやなぁ。

発見1
アニタ(マリアの兄ベルナルドの恋人)に比べて印象の薄かったリフ(ベルナルドと対立するジェット団の現リーダー)の恋人は、それなりの存在感がありましたが、個人のナンバーを持っているアニタに比べ、ほとんど歌わないのでリタに比べるとだいぶ負けてるなぁと思いました。そもそも名前もあんまり出てこないし。
あと、彼女の場合はリフとの絡みがほとんどなので、マリアと絡む、最終盤でジェット団にレイプされそうになっちゃうアニタに比べると印象が薄い。

発見2
「GEE! OFFICER KRUPKE!」というナンバーは、そもそも当のクルプキに向かって歌われたものではなかったのでした。あと、一人だけ女の子が混じろうとしてますが、彼女じゃなくて高音で歌ったジェット団のものでした。
ただ、終始煙たがられているクルプキさんでしたが、ラスト、トニーの死にあってはけっこう大人らしい対応を見せて、彼は彼なりにジェット団やシャーク団のことを心配していたんだろうなぁと思わせてくれたのは良かったです。作中、彼らワルガキたちに同情的なのはドクくらいかと思ってたんですが、そんなことないんだよね。

発見3
これは当初からわかりきっていることなんですが、原作の「ロミオとジュリエット」に比べるとすごく大きい意味を持っているのだなと思えたので明記しますと、主役の2人がそれぞれジェット団、シャーク団の中で主要な位置を占めています。名家のただのお嬢様とお坊ちゃまに過ぎなかったロミオとジュリエットに比べると、それは大きいなと。トニーは現在ではジェット団から足を洗ってますが、今でもリーダーのリフが相談に来るので、その存在感は大きいのでしょうし、マリアの兄のベルナルドはシャーク団のリーダーです。
だからこそ、ラスト、トニーを失ってもマリアは生きていくことができ、まるでベルナルドに代わってシャーク団のリーダーになったかのようにジェット団とシャーク団に平和をもたらすことができたんじゃないかと思いました。つまり、「I FEEL PRETTY」を歌っていたころのマリアとラストのマリアとは明らかに違うなぁと感じました。
トニーの死が彼女を一気に大人にしてしまったのは間違いないと思いますが、この先、何があっても大丈夫と思わせる強さも見せたのは凄かったと思いまして、幼かった彼女の成長ぶりに涙が止まりませんでした。

何度見ても素晴らしい傑作です。

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