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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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新しき世界

監督:パク=フンジョン
出演:イ=ジャソン(イ=ジョンジェ)、カン=ヒョンチョル(チェ=ミンシク)、チョン=チョン(ファン=ジョンミン)、イ=ジュング(パク=ウンソン)、チャン=スギ(チェ=イルファ)、シヌ(ソン=ジヒョ)、ほか
韓国、2013年

韓国ノワールとでも言うんでしょうか。正義の味方なんか出ないで警察もヤクザも腹の中は真っ黒黒介で、騙し合いの化かし合いの連続が落ちの読めない展開で最後まではらはらさせてくれました。

ゴールドムーン・グループのソク会長が事故死した。ヤクザ上がりのゴールドムーンを、これを機会にしめようと目論む警察のカン課長は、10年前から内偵させているイ=ジャソンに組織でNo.4の実力者、華僑あがりのチョン=チョンを押すように指示して、「新世界プロジェクト」を始める。No.3のイ=ジュングを逮捕した警察だったが、チョン=チョンも警察の思うとおりには動かない。カン課長は矛先をNo.2のチャン=スギに変えて、チョン=チョンとイ=ジュングの共倒れを狙うが…。

黒水仙」や「イルマーレ」で主演してたイ=ジョンジェさんがヤクザの社会に入り込んだ警官を熱演、さらに「国際市場で逢いましょう」のファン=ジョンミンさんが兄貴分チョン=チョン、「シュリ」「酔画仙」「オールド・ボーイ」のチェ=ミンシクさんが上司・カン課長と脇をがっちり固めて、警察とヤクザとどっちが腹黒いんだかわからないような濃いキャラクター像でがっぷりと組んだら、これは下手な映画なんか吹っ飛ぶ勢いです。
しかも何ですか。イ=ジュング役のパク=ウンソンさんは「反則王」に出演されてたときたら、もう、韓国映画好きとしてはうはうはが止まらぬ展開ですよ。

邦題の「新しき世界」は、明らかに原題の「新世界」を意訳してるんだろうと思いますが、作中の台詞でも「新世界プロジェクト」と言っているんで、そのままでも良かったんでは… あるいは「新世界」に引っかけつつ、イ=ジャソンがヤクザとなるラストで「新しき世界」なのか…

見たことがなかったんで見てみましたが、思わぬ拾い物をした気分です。この手のサスペンスが好きな向きにはお薦めです。

かくなる上は韓国映画史上、最多の観客動員数を誇ったというチェ=ミンシクさん主演の「バトル・オーシャン 海上決戦」と「隻眼の虎」が見たいのぅ…

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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アポロ13

監督:ロン=ハワード
出演:ジム=ラヴェル(トム=ハンクス)、フレッド=ヘイズ(ビル=パクストン)、ケン=マッティングリー(ゲイリー=シニーズ)、ジャック=スワイガート(ケヴィン=ベーコン)、ジーン(エド=ハリス)、マリリン=ラヴェル(キャスリーン=クインラン)、ほか
アメリカ、1995年

見たことがなかったんで見てみました。

1970年の史上3度目の月面着陸を目指すアポロ13号の打ち上げと事故、その帰還までを描きます。

実話に基づいた話でした。そういや「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」という、やはりトム=ハンクス主演の映画を観た時に「トムの愛国心あふれる作」と感想を書きましたが、1995年の時点でこれだし、「プライベート・ライアン」とか、「バンド・オブ・ブラザーズ」とか、けっこうトム=ハンクスって右だよね? 「ハドソン川の奇跡」とか愛国心あふれる映画への出演多いよね?

ハリウッドなんで間違ってもアンハッピーエンドはあり得ません。なので、月の近くで事故っちゃって、必死こいて地球に帰ってきた3人の宇宙飛行士さんの話は、どっちかというと退屈なくらいでした。
先入観強すぎでしょ!と思わなくもありませんが、だいたい、あっちこっちに星条旗ついてるわ、宇宙開発って、即、軍事に結びついちゃう昨今、ラストなんか感動作に仕上げてますけど、それほどではなかったような…

ちなみに「バンド・オブ・ブラザーズ」は主要な登場人物が全員軍服姿なもんで、全然キャラの見分けがつかず、最終話だったか、その前のアウシュビッツの解放に行った話しか覚えてなかったりします。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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ガンジー

監督:リチャード=アッテンボロー
出演:マハトマ=ガンジー(ベン=キングズレー)、カストゥルバ=ガンジー(ロヒニ=ハタンガディ)、アンドリューズ牧師(イアン=チャールソン)、記者ウォーカー(マーティン=シーン)、初代首相ネルー(ロシャン=セス)、パテル(サイード=ジャフリー)、パキスタン初代大統領ジンナー(アリク=パダムゼ)、ミラベン(ジェラルディン=ジェイムズ)、マーガレット=ホワイト(キャンディス=バーゲン)、ほか
イギリス・インド、1982年

たきがはが尊敬するマハトマ=ガンジーの青年時代から暗殺までを描いた歴史映画です。アッテンボロー監督が亡くなられた時に追悼で再見したかったんですが、見られなかったので、あと映画としても好きなので見直しました。

この映画でアカデミー主演男優賞を取ったベン=キングズレー氏(ほかに「シンドラーのリスト」「SNEAKERS」など)のガンジーのなりきりっぷりがお見事です。あんまり似てるんでインドでは「ガンジーが生き返った」とかなんとか…

対大英帝国の間は何だかんだいっても仲良くやれてた国民会議が、すわ独立となった途端にヒンズー教徒とイスラム教徒に分裂してしまったのは、日本の支配中は一丸となってた朝鮮が、すわ解放となった途端に右派と左派に分裂という歴史を彷彿とさせまして、見てて辛かったです。そういや、「イスラム教徒だけでパキスタン作る」と言ったジンナーに、ガンジーが「インドを分裂させないでくれ」と言ったシーンがなかったのは幻だったのか伝説なのか…

アッテンボロー監督のご冥福をお祈りします。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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アナと雪の女王

監督:クリス=バック、ジェニファー=リー
出演:アナ(神田沙也加)、エルサ(松たか子)、オラフ(ピエール瀧)、ハンス王子(津田英佑)、クリストフ(原慎一郎)、ほか
アメリカ、2013年

地上波でかかったんで見てみました。「美女と野獣」以後、「ライオン・キング」でディズニーには、わしの中ではけちつきまくってるんで金払って見る気はまったくありません。

アレンデール王国の王女エルサは生まれつき触れるもの全てを凍らせる能力を持っていた。ある時、妹のアナ王女をその力で傷つけたエルサを憂えた国王夫妻は城ごと閉じこもってしまうが、自らは事故死してしまう。アナはエルサの力のことをトロールに忘れさせられ、姉と触れ合わずに育つ。エルサは20歳になった時に王国を継ぐことが決まっており、久しぶりに城門が開けられ、アナも開放的な気分になる。しかし、戴冠式の前に出逢ったハンス王子と結婚の約束をしたアナにエルサは強固に反対し、それとは知らずにエルサの手袋をアナが取ったためにエルサの力が発動してしまい、国中が凍りつく。逃げ出したエルサはノースマウンテンに氷の城を築き、そこにこもってしまった。季節を取り戻すためにアナはエルサに会いに行くことにし、国をハンスに託す。途中で氷運びのクリストフ、その相棒のトナカイ・スヴェン、雪だるまのオラフに遭ったアナは、ようやく氷の城にたどり着くが、エルサに拒絶されてしまい、エルサの作り出した雪と氷のゴーレムに襲われ、さらに心が凍りついてしまう。子どもの頃はトロールに助けられたアナだったが、今度は助けられないと言われる。アナを助けられるのは真実の愛だけだとトロールに言われ、クリストフはアナを婚約者のハンス王子に引き渡そうとアレンデールに向かう。一方、アナが帰らぬことを案じたハンス王子は部下を率いて氷の城に攻め込む。力で兵士たちを撃退しようとしたエルサだったが、すんでのところで止められ、逆に囚われの身となってしまう。しかしエルサの力は牢獄を凍らせ、彼女を解放する。城でハンスと再会したアナだったが、真実の愛を求める彼女にハンスは恐るべき事実を告げる。13人兄弟の末っ子で、逆玉の輿を目指してアレンデールの王となるべくアナに求婚したが、アナを愛してはいなかったのだ。ハンスに見捨てられたアナを助けたのはオラフだった。だが、城はエルサの力で凍ってゆく。アナは自分を本当に愛していたのは身を引いたクリストフだったと悟って城を脱出、クリストフも一度はアナを諦めかけたがスヴェンの説得により、城に戻ろうとする。だが、その間にもエルサの力はアレンデール中を凍らせんとしていた。ハンスはエルサにアナの死を告げ、エルサを殺そうとするが、そこに割って入ったのはアナだった。しかしアナの身体は完全に凍りついてしまい、ハンスをはじき飛ばす。エルサは自分を庇ったアナを抱きしめて泣き崩れるが、アナの身体が元に戻り、彼女は息を吹き返す。エルサはアナの姉を思う心を知ったことで自分の力をコントロールできるようになり、アレンデールに夏が戻ってくるのだった。

有名な話なんですが、一応、あらすじを書いてみました。

ただ、突っ込みどころも多く、話としては粗も多くて、子どもだましの印象が強いです。いや、これで感動するのか。

わしがおかしいだろ!と突っ込んだところ。
1.エルサの力を恐れた両親がエルサを単に閉じ込めることで問題を先送りしたのがいちばん悪いのに、自分たちはとっとと死んで責任逃れ。

子どもの頃のエルサって、1回、アナを事故で傷つけちゃったのはあったけど、わりと力をコントロールしてますよね? それが大人になってできなくなるというのは完全に親の対策の間違いだろうと。
しかも親が途中で死んでるのに誰がアレンデール王国の面倒見たの? 大臣とか、そういうのいるの?

2.ハンスの豹変ぶりがひどり。

大まかなあらすじは知ってたんで、ハンスがアナを裏切るのはわかってたんですが、それにしても裏切るタイミングとか、アナが死んでないのに「王女は死んだ」とかザルすぎね?

3.エルサ、氷の城でどうやって自給自足したのか?

「寒くない」のは耐性があるでいいんですが、両親が死んでからずっと引きこもってたような王女がいったいどうやって暮らしていけると思ったのでしょうか?
まぁ、戴冠式からわずか2~3日くらいの話っぽいので食わなくても大丈夫でもいいんだけどさ。

最後のエンディング、ネットでは「素人のカラオケ大会」とか「番宣」とかで評判が悪いようですが、7~9時に放送しておけば、テレビを見たちびっ子が一緒に歌ったろうから、それほど悪くなかったんじゃないかと思いました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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U・ボート

監督:ウォルフガング=ペーターゼン
出演:艦長(ユルゲン=プロホノフ)、ヴェルナー少尉(ヘルベルト=グレーネマイヤー)、機関長(クラウス=ベンネマン)、ヨハン(アーウィン=レダー)、ヒンリッヒ兵曹(ハインツ=ヘーニッヒ)、トムゼン(オットー=ザンダー)、ほか
音楽:クラウス=ドルディンガー
ドイツ、1981年

大昔に見たきりだったので観てみました。ドイツの戦争映画の傑作とかどこかで絶賛されていたんですが、これじゃなかったっけ…

1941年秋、ナチス・ドイツの支配下にあるフランスの軍港ラ・ロシェルから一隻のUボートが出航する。その任務は大西洋を航行する連合国の護送船団への攻撃だった。Uボートの戦いを取材するために乗り込んだ報道班員のヴェルナー少尉は、敵船団の索敵と攻撃、敵駆逐艦からの索敵に身を潜める恐怖などを味わう。乗組員たちはクリスマスにはラ・ロシェルに戻ることを願っていたが、艦長が受け取った命令はイギリス軍の支配するジブラルタル海峡を抜けてイタリアへ向かえという過酷なものだった。一度は沈みかけたものの、機関長らの努力の甲斐あって、ようやくイタリアに到着するUボート。しかし、そこに連合国の爆撃が加えられ、Uボートはヴェルナーの目の前で沈んでしまうのだった。

ディレクターズ・カット版で見たもんで3時間超の大作でしたが、そこは手堅いドイツ映画、出撃前の乗組員たちの馬鹿騒ぎ、出撃、食事、索敵、嵐、敵への攻撃、駆逐艦の反撃と緩急をつけた展開で時間を感じさせません。また当時の金で40億円もかけて作ったという実物大のUボートのセットがリアルで、狭い艦内での工夫とか、苦肉の策(ソーセージの束とかバナナがあちこちにぶら下がっている)とか、最初はみんなできれいな顎だったのに、だんだん髭もじゃになってくところとか、まぁ、男だけの色気のない映画ながら、その汗臭さ、塩水のべたべたした感じまで伝わってくるのはなかなかの描写です。

しかもラスト、楽団や一般市民の出迎えを受けていたところに敵の飛行機が急襲、15時間もかけてジブラルタルから復帰したUボートはもちろん、それまで雄々しく戦ってきた艦長までも呆気なく殺されてしまう辺りなんかは、Uボートの進軍のたびに流れていた雄々しいテーマ曲が何だったんだと言いたくなるような空しさに満ちてました。

Uボートというと「海の狼」みたいな敬称でドイツ海軍の強さを象徴するような存在みたいな扱われ方でしょうが、実際は乗組員の3/4が戦死したという過酷さとか、1941年ってまだナチス・ドイツがいけいけでスターリングラードの戦いも始まってないのに、艦長が見せる厭戦の空気とか、そういうのが凝縮された映画でもありました。

密林のレビューを見てたら、「ラストのシーンいらない」みたいな意見がありましたが、あれがなかったらただの戦争礼賛の映画に陥っちゃうと思うんだが、まぁ、そういうのが見たい人はいらないと思うのかもな。

ジブラルタル海峡を突破してイタリアに向かえと言われたUボートがスペインのビゴ(ビーゴとも)で補給してきますが、どこかと思ったら、ポルトガルの上じゃった。巡礼で有名なサンティアゴ・デ・コンポステーラと同じガリシア州だそうで。
そして、せっかくスペインまで行ったのに、グラナダでもバルセロナでも海も見なかったことを思い出して、地中海ぐらい見てくれば良かったのにと激しく後悔。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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