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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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復讐者に憐れみを

パク=チャヌク監督。ソン=ガンホ、シン=ハギュン、ペ=ドゥナ出演。

監督は「JSA」「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」など。
ソン=ガンホ氏は「シュリ」「JSA」「反則王」「クワイエット・ファミリー」などなど。
シン=ハギュン氏は「JSA」や、最近だと「ブラザー・フッド」とか。
ペ=ドゥナ嬢は初めて見た。

聴覚障害者のリュは、腎臓を患う姉と二人暮らしでヨンミという彼女がいる。姉を救うには腎臓移植しかないが、リュは姉と血液型が違うので移植できず、順番待ちを告げられる。職場から解雇されたリュは、臓器密売組織に1000万ウォンと自分の腎臓1つで姉に腎臓をもらおうとするが、金と腎臓を取られただけでだまされてしまう。その直後、1000万ウォンの手術費で姉に適した腎臓が見つかることを医者に知らされ、彼女のヨンミにそそのかされて、自分の雇い主と知り合いのパク社長の娘を誘拐する。金は奪い取ったものの、姉に誘拐を知られ、自殺されてしまい、リュは故郷に姉を埋めに行くが、パク社長の娘も事故死してしまう。パクは会社を辞め、豪奢な自宅も売って、誘拐犯への復讐を企てる。娘にリュの姉が渡した電話番号からリュの住所が知られるが、リュは引き払っていた。しかし、パクはリュがラジオ番組に投稿した話などから徐々に彼に近づいていく。一方、リュはヨンミの助けも借りて臓器密売組織に復讐を果たすが、同時にヨンミがパクに殺されてしまう。復讐が復讐を呼び、この事件の結末は?

前に「JSA」で、たきがは、2つのエンディングがあり、実際に採用されなかった方がいいと思ったことがありますが、その時は映画の意図を考えて、それもありか、と書いたことがあります。でも、今回のエンディングは監督は気に入ってるようですが、その前で切ってよかったんじゃないかな〜と思いました。
復讐が復讐を呼び、不運な人間はますます不幸に陥るという悪循環は、かつて日本映画でも見たもんですが(こんなに陰惨なネタじゃないですが)、まぁ、興行的に大失敗、と言ってるように、確かに売れんだろ、この映画。万人が喜ぶネタじゃないもん。かといって、上でエンディング云々と書きましたが、そっちのエンディングを採用したらどうだったかと言えば、たぶん、どっこいどっこいでないかと。こういう連鎖反応的に不幸が不幸を呼ぶような映画は見て「おもしろかった〜」と言われないから受けないだろうなぁと。単館でかけて、口コミで広がってロングヒット、というのはあり得るかもしれませんが、「JSA」自体、韓国では「シュリ」以上のヒットを飛ばしてますが、日本じゃそれほどでもなかったはずなんで、たぶん、それほど息も長く続く話ではないだろうなぁと思います。見直しているとするめのような味わいが出るかもしれませんが、何回も見たい話ではないしなぁ。同じ陰惨ですが、「カル」の方が何回も見た。全然路線違うけど。
「オールド・ボーイ」がたきがは的には何が言いたいんだかわからねぇよヽ(`Д´)ノ!な映画だったもんですが、こっちのがわかりやすいね。これと「親切なクムジャさん」とあわせて復讐三部作だそうです。「クムジャさん」未見。そのうちに見るかもしれない。

なんですか、東京で日本では未公開の韓国映画フェスがあるそうで。福岡とか佐賀とかでもかかるそうで。ハン=ソッキュ氏の未見のもかかるそうで。まさかホモねたか? 佐賀では今年、一ノ瀬泰造氏(「地雷を踏んだらサヨナラ」)の写真展やるんで、そのついでとか見られたらいいけど…遠いorz。一ノ瀬氏、生きてたら今年、還暦だそうな。芥川仁氏(水俣や土呂久での写真が有名)と同年か。見たいなぁ。そのついでに映画もかけてくれると最高なんだが。有休ぶち込んで行きたいんだが。

レンタル版とはいえ、特典映像も盛りだくさん。インタビューやメイキング、漫画ちっくな絵コンテが楽しかったです。SONYにはこの姿勢を見習ってもらいたいね、うん。本編以外は宣伝ばかりのDVDって萎えるよ、実際。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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リーンの翼 第6話 リターンズ

桜花嵐。粗筋をメモしながら見たさ。いや、いろいろと勘違いあるもんですね。でも、大筋の感想は変わってないんで、駄作作ってんじゃねぇぞ、ごるぁヽ(`Д´)ノ!という結論はそんまんまです。

以下、粗筋を書きながら突っ込んでみます。突っ込みの文字は色を変えてあります(やりたいほーだい)

オウカオーはナナジンを攻撃。
2機がフガクに近づいてき、リュクス、コドール、マキャベルらが甲板へ。驚くマキャベルにコドールは「あれが我らの秘密兵器」とうそぶく。
そうと気づかず、オウカオーとナナジンは上空へ。コンクリートで覆われて窒息しそうな東京に絶望するサコミズにエイサップは「そのおかげで人がたくさん住めて、満州にも侵略しなくていい」と主張。満州の名を出されて驚くサコミズ(話の中で使ってるのと、歴史的なネタの場合、満州とか昭和は使いますけん)。

ここらへんね、まだ第5話引きずってまして、サコミズの怒りとそれを治めようとするエイサップという対立は悪くなかったのよ。エイサップが珍しく主人公してたし。しかし、それはそれとして東京に人間が多すぎて住むところがないのは、それだけ地方の過疎化が進んでるわけで、日々人口の減ってる水俣市に住んでいると本来、岩国に住んでた(しかし、引っ越してきたばかりとも聞くので本来は東京にいたのか?)エイサップが東京の理窟をこねるのはおかしいと思う。その延長に「東京は電力をいっぱい使う。だから原発が必要」な論理が見えてきそうで。

マキャベルはレンザンに戻る。
通信が復活して、アマルガンと通信、リュクスは攻撃をやめるよう言うが、コドールは「地上でなら部族の恨み晴らすがよい」とそそのかす。

この台詞、不明。第3話あたりで昔のサコミズとアマルガンが出てきたが、反乱軍になってからの因縁か? 自分たちのが侵略者、異邦人て自覚あるか? ここはおまえらの住んでたバイストンウェルじゃねぇぞ。場所考えろ。

「ここはニューヨークではない」と言ってサコミズは東京を攻撃。ビルを潰す。

特攻兵がニューヨーク知ってんのか? 郎利とかに教わったのか? なんでアメリカの都市を引き合いに出すのか不明。東京でしょ?

ナナジンはオウカオーを止めようとし、オウカオーは墜落。
反乱軍の戦艦が砲撃を開始し、ナナジンは反転して止めようとする。
オウカオーは東京駅前に下り、サコミズはそこが皇居の近くであることに気づく。
「天皇はいらっしゃらぬのか?」と叫ぶが、戦闘機に攻撃される。サコミズはそれを米軍機と思ったが実は自衛隊機だった。自国の戦闘機から攻撃されてショックを受け、オウカオーの羽は巨大化。

特攻兵が天皇を呼んだだけで会えると思っているのか、サコミズ? その時代の人間なら「拝顔するのも恐れ多い現人神」てなもんでないのか? わしらだってそんな危険なところに顔を出すとは思わんぞ。絶対にいちばん安全なところに避難してるぞ。
で、東京を先制攻撃しておいて、逆襲されてショック受けるなんて自分勝手な話ありか。ホウジョウ軍は日本軍じゃねぇだろ? この世界の自衛隊の扱いは置いておくとしても、日の丸から攻撃されたorzって、自分はぶっ殺しておいて、なにぬかしとんねん、たこ。


ジャコバアオン、サコミズに介入しようとする。
羽、ますます巨大化。
マキャベル、フガクに時限爆弾をしかけてヘリコプターで逃げる。
フガクの足は止められるはず、とアレックス。
ヘリを追うナナジン、エイサップは父アレックスと対面。
空母はナナジンを攻撃し、エイサップはサコミズに「この空間には何かあります」と警告。
オウカオーはフガクに戻る。
「日本の国防に戦闘機はいらねぇ」と戦闘機をぶった切る郎利。
カスミとムラッサに東京殲滅を指令する郎利。
アプロゲネは混乱中。
郎利、水爆を奪おうと企む。
反乱軍、フガクに攻撃。
ムラッサ「反乱軍などいつでもたたける」と、一転してオウカオー攻撃を指示。

変わり身早いよね。70年前に平定、ホウジョウを起こしたという設定があったと思ったが、70年もいたのに、全然信頼されてないわけ?

フガクで爆発。
サコミズはコドールに指揮をとるよう命じ、リュクスには消火を命じる。
コドールがキントキのコットウと、と言ったら、コットウに不信感を示すサコミズ?
エイサップ、郎利を止めようとする。
空母を攻撃するオウカオー。
サコミズ対マキャベル。
マキャベルの言葉の裏から、日本がアメリカの植民地になることを案じたサコミズは、東京制圧後、空母もホウジョウ軍に組み入れると宣言。
アプロゲネ、ともかくオウカオーを攻撃。
エイサップはそれを止めようとしたが、リュクスから通信が入り、一転してフガクへ戻る。
リュクスに羽の巨大化を止める方法を聞こうとするエイサップだが、リュクスは混乱して、結局わからず。

この後、エイサップはアマルガンにも巨大化を解く方法を聞いている。おいおいおいおい。そんなに受け身でいいのか、鈴木くん。
このシーン、リュクスの株、地に堕ちる。こんなヒロインいらね。短い話で主人公が二人とも受け身では話が動かん。


砲撃だけでもやめさせて、と言うエイサップにコドールとガルン司令がいるから無理なニュアンス。
そのコドールは手が痙攣。

このシーン、説明なし。ガロウランになりかけたわけですか? 特になんかの伏線でもないし。

空母に近づくナナジンを攻撃する戦闘機。
戦闘機を切るナナジン。エイサップはフェラリオの唄(第2話で流れたやつだろう)を聞く。
コドールは町もオウカオーもつぶせと命令。サコミズは妄執に呑み込まれたので、このままだと自分たちもガロウランになってしまうと言う。

もうなってます。

そこにやってきたサコミズ、コドールがコットウと姦通していたことに気づく。「聖戦士を攻撃するなど」と言って欺こうとするコットウだったが、ばればれ。
反乱軍は「サコミズを倒せばホウジョウ軍なんて」とオウカオーを攻撃。
カスミ、ムラッサもサコミズを襲う。
老いたサコミズ。
妻の姦通、部下の裏切りと四面楚歌の状況に憎悪のオーラエナジーを発し、オウカオーの巨大化に伴い、老いてゆくサコミズ。
アマルガンは「オウカオーだけを狙うのだぞ」と砲撃させる。

もう無茶苦茶。ここがどこだろうとサコミズいるから、サコミズ倒せってか?

「それが聖戦士のやることなんですか」とサコミズに迫るエイサップ。

で、おまいがとどめと。もうどっちが主人公だかわからないよ、ママン。しかし、リュクスだけサコミズを裏切ってない。彼女にこそサコミズを救わせてやってほしかったなぁ。

オウカオーを落とすとリーンの翼も失われる。バイストンウェルに帰れないと言う反乱軍にアマルガンは「やむをえん」と攻撃決定。
「血族も浮かばれよう」と進言する者もある。
でも砲撃がきかず、体当たりしようとするアマルガン。

ミサイルだった当たらないのに戦艦が当たると思っているのか、アマルガン。かつて「ダンバイン」でゴラオンがゲア・ガリングに特攻したのは、戦艦同士だから成り立ったのだぞ。

郎利、空母から核を強奪。
リーンの翼も巨大化。
「父上はすさまれた」とつぶやくリュクス。

ここで娘にも見放されたか、サコミズ。

エイサップはアプロゲネへ。
アマルガンも巨大化を止めるすべは知らない。
エレボスをナナジンへ。
苦しい時のジャコバ頼み。ジャコバになんとかしてもらお。
アレックスは郎利に「1千万は殺す」と言うが、「まだ1億人もいる」と答える郎利。

てめぇがいちばん「平和ぼけ」。こういう数の論理を振りかざす奴に限って、何の根拠もなく自分は数に入れない。

「ホウジョウより簡単。首都機能が麻痺したら、この国は自分のもの。加害者はオーラバトラーだから自分は無関係。落とさせちゃえ」とマキャベル。
アレックス、自分はワシントンを諫めるためのクーデターに賛同したのであって、敏子さんの国を破壊するためじゃない、と反逆。
マキャベルを拘束。アレックスに同意する部下多数。

マキャベル、以後、出番なし。どーでもいいけど。それにしても人望ない。みんなにガロウラン呼ばわりされたしなぁ。意外とアレックスのが人気あったり。しかし、「ワシントンを諫めるため」とかぬかしてるあたり、マキャベルと五十歩百歩な気もする。だって敏子さん(エイサップの母)いなかったら、気にせんとやろ? これだけのためにエイサップの両親の出番ってやっぱり無駄だと思う。

「核爆弾を捕獲したか」とサコミズ。

原爆投下を止めた奴の台詞とは思えん。おまえ、広島で何を見た? 沖縄に背を向けてきたのはあんた自身じゃないのか? なんだ、その無神経な台詞は。

「命の形を見せるんだよ」byジャコバ。
「ここは郎利の好きにさせろよ。エイサップだって差別されてたんだろ?」と金本。

金本の論理は、自分は差別された→だから日本人嫌い→郎利が水爆持ってる→爆発させたがってる→なのだな、とわかった。いや、だったら郎利いらねし。金本にさせりゃあええやん。金本にいくら正当化できる理由があったって、それを郎利が遂行する理由にはならねだろ? どんな理由があっても水爆使う理由とは認めんけどな。

「地上界は命の遊び場かい。祈れ。念じよ、エレボス」byジャコバ。
エイサップ対金本。
オウカオーにつかまる郎利。
止めようとするエイサップ。
小倉の原爆阻止を説くエイサップ。
オウカオー、郎利を放す。

ここ、逆。エイサップの説得、全然、役立たずですた。

「天皇のいない東京など消せばいい」サコミズ

論理がまったく理解できません。そう言うあんたが消えてください。天皇が本当にいない日本なら大歓迎しますけど。

「我らの命の手紙をサコミズ王へ」ナナジンから大量の特攻人形がオウカオーへ飛来。
「特攻に出すしかなかった少女たちの悲しみと感謝のしるしだったのでしょう」
水爆を投げる郎利。
「生き神様でした。そう言って憐れんでくれた」
サコミズ、ますますじじいに。

ハイパー化するといつから老けるようになったのか。いやだなぁ、ハイパー化して老けるトッドとかジェリルって。つーか、アイデアとしては使い古されてるよね。
で、すぺさる・あいてむジャコバアオンの力で改心するサコミズ。なんだかなぁ。


起爆スイッチ押す。
ナナジン、水爆を受け止め、上空へ。
「ナナジンとオウカオーはなんで急上昇しているんだ」byアマルガン。

アマルガンの全然状況を理解していない台詞。この時点で「反乱軍いらね」がたきがは的に決定事項に。核を使うというのがどういうことか、どんな被害をもたらすのか、知らない日本人はすぐさま勉強しろと言いたいし、世界的に核の悲惨さを日本は世界最初(と言わざるを得ない現状)の被爆国として伝えていく責務があると思う。このシーン、とんでもないことになるよ、という緊迫感が地上の人間にしか理解されていないのは話としてどうなのか。

「王はナナジンを追撃?」コットウ。
「さらなる巨大化?」コドール。
「お父さまはエイサップを憎んでいる?」リュクス。

さらに輪をかけて理解不足な人びと。

「ナナジンにはリーンの翼はないぞ」と水爆を奪うオウカオー。
「リーンの翼が聖戦士のものなら我が思いを守れ」
東京を覆い尽くすオウカオーの羽。
水爆の爆発。
砕け散るオウカオーの羽。
降りしきる赤い羽。
「聖戦士の羽が砕けた」コドール。
「王は朽ちられたか」コドール。

クライマックスのはずなのに、なに、この緊迫感のなさ。

ナナジンを見つけてエイサップコールするリュクス。
海上での放射線量正常。
敏子さんからアレックスに電話。
「ジャコバおばあさまが手伝ってくれたんだよ」エレボス。

つーか、働いたのジャコバだし。リュクス、ヒロインの立場なし。

これからを不安がるリュクスに、エイサップは「リーンの翼とオウカオーは核爆発も吸収した。日本政府とのおりあいはつけられる」と慰める。

で、誰がおりあいをつけるんすか? コドールか、アマルガンか? おりあいがつくとは思えんが。

オーラロードが開き、ナナジン以外は帰還。
フェラリオの国。
「今日はなんて日かしら。あっちからもこっちからもいっぱい」

「ダンバイン」でショウをバイストンウェルに呼んだシルキー・マウが、ジャコバによってミ・フェラリオにされるという罰を受けるシーンがあったので、ここでフェラリオが登場したのも、コドールやアマルガンらはフェラリオに生まれ変わった、と考えるのが正しいかも。そうでないとあの戦艦がまたバイストンウェルってさらなる火種にしかならんし。それは逆に「めでたい」と言えなくもない。

金本、郎利、救出される。
敏子を拾って新宿へ。エイサップが不時着してる。
両親とエイサップ、リュクス。
アレックス、片づいたら日本に帰化予定。

一発殴らせろと言うエイサップにいいよ、とアレックス。それで顔色変えるようではまだまだだな、鈴木くん。しかし、エイサップって大学受験に失敗して浪人だったはず。そんな身分で両親と別れて食っていけるのか? リュクスを食わせられるのか? 世間をなめとらんか、おぼっちゃまくん。人も殺してるしな。馬鹿二人と違って正当防衛成り立つかもしれないけど。

迫水家の墓参り。
桜の季節。
花吹雪。
「お父さまが笑ってる」リュクス。
往事のサコミズ。
「桜花たち」サコミズ。
オーラロード開く。リュクス帰る。
「リュクス!」

ほぼ全編通して巻き込まれ・流され主人公エイサップ。最後はこんなんありですか、ないいとこなし。しかし、巻き込まれ・流されのくせに彼女ゲットはできすぎ。君には相応しいラストであろう。ちなみにリュクスもフェラリオに生まれ変わり希望。

ちゅうわけで「リーンの翼」については書き尽くしたと思いますんで、二度と言及するつもりはありません。

キャラクターの存在感の薄さ。メインも脇も似たような存在の軽さ。
主人公の存在理由の薄さ。それに対峙すべきサコミズ王の目的の曖昧さ。
馬鹿二人の腹立たしさ。核を使っていながら、その軽さ、いい加減さ。
テーマの不明瞭さ。前半の展開ののろさと後半の詰め込みっぷり。

よくもこれだけの駄作を作ったもんだなや。

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BLAME!

DVD見つけたんで借りてしまいますた。

Log 1〜6まであるのでけっこう長いのかなぁと思ってたら、各10分くらいで終わってしまったんで、そのたんびにオープニングは鬱陶しいなぁ。
どうやら霧亥、台詞なし? 原作でもしゃべらんキャラだったが。ああもしゃべらんとは。
シボ、原作だと好きなキャラなんだが。あと、シボの出ていた前半って、シボがしゃべるおかげでけっこうわかりやすい話だったと思ったんだが、アニメだとよーわかりません。なんでラストにあれを持ってくる? しかもロングだけだし。

映像はそこそこ。書き込みの多い原作と、それほど違和感はなかったような気がする。

しかし、それはそれとして、メニューをわけわからん文字で表わすのやめて。せめてカーソルを合わせてるところぐらい普通の文字にしてくれい。それにメニューの半分が「ファイルが壊れています。再生できません」てのは仕様ですか? 半分て、半分て、メニューの意味がないやんけ。そんなお遊びは1つで十分じゃい。

よーわからん話じゃった。

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リーンの翼 第6話

桜花嵐。最終回。

最初にお断りを入れておきますと、おもいきし外されました。もう、期待というか5話で盛り返したわくわく感はすべて吹っ飛び、もうがっくしorzな心境です。たきがは、この先、富野で何かを見ることは二度とないでしょう(過去の作品はともかく)。それぐらい外れました。
「リーンの翼」で感動したって人は読まない方が無難かも。
粗筋も思い切りネタばれ注意。

オウカオーは東京を攻撃し、フガクに着陸する。打って変わった態度でサコミズを迎えるコドール、しかしコドールに次いでサコミズに取り入ろうとするマキャベルを「ガロウラン」と切り捨てる。マキャベルとアレックスは、フガクに時限爆弾を仕掛けて自鑑に戻るが、それは巨大なフガクに大したダメージは与えられなかった。レンザンのコットウと内通していたコドール、憎悪のエネルギーを抱いたサコミズは、急速に老いながら、さらに拡大化していく。もともと地上人のサコミズに、ホウジョウ軍も攻撃するが、巨大化したオウカオーにはダメージを与えられなかった。郎利は混乱のどさくさに紛れてパブッシュ鑑から水爆を強奪、それを止めようとするエイサップのナナジンにフェラリオのエレボスが乗り込んで、ジャコバアオンの力を借り、サコミズの憎しみを癒そうとする。核弾頭を奪ったエイサップはそのまま上空へ逃れようとするが、時遅く、すでに郎利の手によってスイッチは入れられてしまった。しかし、エイサップの説得もあり、正気に返ったサコミズがオウカオーの羽で東京を庇い、水爆の被害からは免れる。その爆発に巻き込まれてサコミズは消滅、その時、オーラロードが開いて、ナナジン以外はバイストンウェルに帰還する。新宿に不時着したナナジンは破損した。エイサップの両親は和解し、エイサップもリュクスと迫水家の墓に詣でるが、桜の花吹雪に巻き込まれ、リュクスはバイストンウェルに帰還、エイサップの声だけが空しく響くのだった。

たきがはの理解力が足りんのでしょうか。もう粗筋書いてても支離滅裂な展開。つーかね、第5話以外では全然好きにもなれないし共感もできなかったサコミズが、ここにきて「おめぇはいったい何がやりたいんや、ごるぁヽ(`Д´)ノ!!」なわけですよ。しょっぱなでは東京を攻撃、そのまま殺戮に走るかと思えば、フガクに反転、コドールとコットウに「予定どおり東京を攻撃しろ」と命令、自分は…ええと、何したんだっけ?? 東京をまた攻撃して、日本軍から攻撃されて、たまたま皇居に着いて「天皇陛下はおわしますか?」って言ったけど攻撃されて逆ギレ、そのうちにオウカオーがだんだん大きくなるとホウジョウ軍も攻撃、で、またフガクに戻って、コドールが姦通していたことを知ってキレ、郎利が核弾頭を強奪、エイサップがそれを奪うと、ナナジンを攻撃、便利なジャコバアオン(皮肉で言ってんのよ。いくらフェラリオの長だからってバイストンウェルから地上界に介入、エレボスは便利なメッセンジャー、っていくら最終回だからってご都合主義も良すぎるのでは〜?)に憎しみのオーラを鎮められ、エイサップに小倉に落とされるはずだった原爆の話をされ、今度は一転していい人になっちゃって、オウカオーの羽が東京をすっぽり覆い、水爆を爆発させて、赤い羽根が散り、「王は消えたのか?」とか言われてたんで成仏したらしい。いや、ラスト、花吹雪の中でリュクスが「父上が笑っている」とか言ってるんで、完璧、成仏しましたね、おたく。一人で成仏してんじゃねぇよ、ごるぁヽ(`Д´)ノ!! おめぇが地上に出てくるまで、地上に出てきてから、何人ぶっ殺してんだよッ! そりゃあバイストンウェルじゃあ「今日は忙しいこと」とか言ってフェラリオが生まれたフェラリオを世話しとったが、人をさんざんぱら殺しておいて、「バイストンウェルでフェラリオに生まれ変わってめでたしめでたし」じゃねぇよ! ヽ(`Д´)ノ
で、馬鹿二人、郎利と金本。金本は日系3世でエイサップに「おまえも差別されてんだろー!」とか言うのはわかるんだが、それが郎利が水爆を強奪したことのどんな正当な理由になるのか? しかもあれだけ人をぶっ殺しておいて、何の罪悪感も感じないで、まるで被害者みたいな面をして助けられてんじゃねぇよ、ごるぁヽ(`Д´)ノ!!
コドール、何がしたかったのかやっぱり不明。しかもサコミズを王と仰いでいるはずのホウジョウ軍がサコミズがでかくなったから「攻撃しろ!」って、おまえら、その変わり身の速さはなに? 君たち、いつでもサコミズを裏切る用意はばっちぐー!だったってこと? それはいくらわからん王様でもキレるよ。そんな連中が何事もなかったような顔でバイストンウェル帰ってんじゃねぇよ! 「ダンバイン」だと、皆殺しだったぞ。それがいいとは言わんけど、バイストンウェルにとっちゃあ、ホウジョウ軍も反乱軍も「帰ってこなくていい」ものなんじゃね? しかも王がいなくなってコドールも生き延びたくさい。また戦乱? いっそこんな連中こそ、「フェラリオに生まれ変わっ」た方がよくね?
エイサップ、頑張ったけどな。第5話とちょっとヒーローらしかったけどな(正論吐いたしな)、やっぱり細いよね。それと声優さん、エイサップが叫ぶ声が裏声入っちゃったみたいなきんきん声で迫力ないの。ちょっと大根かなぁ。いまいち感情移入しにくいキャラだったなぁ。
反乱軍、ラストも扱いがぞんざい。アマルガンは早々に戻ってたけど、戦局を抑えようともしないし、もう、自分の意に反して地上界来ちゃったけど、にっくきホウジョウ軍も一緒だから、地上の迷惑考えず、もう攻撃攻撃!って感じにしか見えなかった。なにしに来た、おまいら? とっとと帰れやヽ(`Д´)ノ! 反乱軍のキャラはもっと軽い。いらねぇよ、数だけ多い脇役なんて。もっとメインキャラは絞ってくれよ。
そういう意味では、やはりエイサップの両親、いらね。特に母親。エイサップの父親は、基地司令官なんで、郎利に水爆を強奪され、「どうせ攻撃したのはオーラバトラー、自分が日本を思うとおりに操れる」なんてぬかす「平和ぼけ」マキャベルを最後に止めたけど、エイサップが戦場にいたの、それほど重要だったようには思えない。きっかけとしては弱い。だったら別のキャラでもええやろ。エイサップの父親にして余計なエピソード突っ込むなら(ラストもだ)、その分、もっと書き込むべきメインキャラがおるやろ。
リュクス、特別好きでも嫌いでもない。ずーっとお姫様お姫様してたのに、母の姦通を知り、敢えて最愛のニーのもとでなく、父ドレイクのもとに戻り、母を討とうとした(逆に殺されちゃったけど)リムルのが好きだなぁ。つーか、リュクスって最初にエイサップをバイストンウェルに連れてったきり、何もしてない。最終決戦で兵をまとめられるほどカリスマもないし(リムルにもあったわけではないが、後妻よりないのも寂しい)、コドールがしゃしゃり出れば止められないし。もうちっと活躍してくれると思ってたのになぁ。つーか、サコミズの怒りを鎮めるのは実の娘であるリュクスにやってもらいたかったなぁ。ジャコバアオン、出しゃばりすぎ。そうするとエレボスの存在価値も皆無になるわけであるが、フェラリオは今回いなくても問題ないと思う。メイン・ヒロインはリュクスであろう。もっと活躍させてやってよ。見せ場なさすぎるよ。
水爆から東京を守ったオウカオー。ええと、水爆の爆発、放射能の飛散がそんなもんで済むか? 「海には放射能は流出してません」とか言ってたが、水爆の破壊力、描き方甘くね? そんなもんじゃ済まないと思わね? 「ダンバイン」でもグラン・ガランに爆弾が持ち込まれ、って話があったかと思ったが、なんか安直に核を使ってね?

で、今回はバイストンウェルの者はバイストンウェルに、地上界の者は地上界に、となったわけであるが、ずばり、テーマはなんですか? 大きく広げまくった風呂敷を畳みきれなかったな、という印象だけ残りました。「サコミズ成仏」か。そうかもしれない。

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ダニー・ザ・ドッグ

ジェット=リー主演。モーガン=フリーマン共演。リュック=ベッソン脚本。

ダニーはグラスゴーのヤクザ、バートに忠実な犬として育てられた最強のファイター。その首輪が外される時、彼の拳は容赦なくバートに反する者を倒してゆくが、首輪がされている時は何もできない。バートのアジトでもダニーは地下室に閉じ込められ、缶詰を犬のようにむさぼり食い、与えられた絵本といつから持っているのか知らない犬のぬいぐるみ以外には自分のものはなにひとつ持たない。しかし絵本を眺めるダニーはどうしても目がとまってしまうページがあった。ピアノのページだった。そんなある日、骨董品屋から金を取り立てようとしたバートは、ダニーを倉庫に置いて「ランプがついたら扉を開けて鼠のように走ってこい」と命じるが、そこに置かれたピアノにバートの命令にも気もそぞろなダニーは、ピアノの調律師、盲目のサムと出会い、彼の仕事を少しだけ手伝う。そのためにバートを助けるのが遅れたダニーをバートは怒鳴りつけるが、ダニーはピアノとそれを弾く優しい声の人物にひかれていた。バートがいざこざに巻き込まれ、銃弾を浴び、傷ついたダニーは骨董品倉庫に侵入し、サムに助けられる。サムには義理の娘、18歳のヴィクトリアがおり、二人の温かいもてなしはダニーの世界をがらりと変えていくのだった。首輪を外すと凶暴化するという記憶から、しばらく首輪を外せなかったダニーだったが、ヴィクトリアの助けもあって、首輪を外し、サムからも「家族は一緒にいるべきだ。君はもう家族同然だ」と受け入れられ、過去と決別しようとする。しかしバートは生きていた。バートの手下に見つけられ、ダニーはバートの下に戻る。そして金持ちたちの秘密クラブでの余興として殺し合いをさせられるが、ダニーは対戦相手を殺せず、バートを怒らせる。またバートの隠し持っていた写真から自分の母とおぼしき人を見つけたダニーだったが、彼女が売春婦だったと言われてショックを受け、バートを事故に巻き込んで、サムの下に逃げ戻る。しかし、写真を見た二人はダニーの母親がピアノを弾いており、そこがサムの知っている学校だったため、母親を訪ねていく。彼女は中国からの留学生だったのである。そしてヴィクトリアは、写真からダニーの母がモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番を弾いていることを突き止め、ダニーに弾いてやるが、ダニーは目の前で母がバートに殺されたことを思い出すのだった。3人は逃げようとするが、バートがダニーの居場所を突き止め、部下とともに襲いかかってくる。ダニーはバートの魔手から逃げ切ることができるのか?

これから見るかもしれん人のためにラストは伏せておきます。
ええとですね、たきがは、ジェット=リーのファンです。特にハリウッド以降の新作はチェックしておりますが、1つ、不満がありました。「全部同じようなキャラじゃん」

・強い
・無表情

強いのはデフォルトの仕様ですから良いのですが、無表情なキャラは設定どう変えてもかぶります。「リーサルウェポン4」から「ロミオ・マスト・ダイ」「ブラック・ダイヤモンド」とみんな一緒。つまんない。「ワンス・アポン・ア・チャイナ 天下大乱」みたいな3枚目っぽい顔も見たい。まるでアクションしか要求されてないみたいでファンとしちゃあ不満たらたらでした。「ザ・ワン」の時はまだ表情がラブリーだったんですけどね。
しかし、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でジェットと組んだリュック=ベッソン、やってくれました。

ジェット(ダニー)の表情がいちいちキュートだ!

もともと童顔な方なんですけど、もう最初の闘犬ダニーからして、すげぇ可愛い。ラブリー。さらにサムとの出会い、サムとヴィクトリアとの生活の、犬からだんだん人間に戻っていくぎこちない表情がまたまた可愛い! うわぁ、もうたまんないよ、ダニー可愛すぎるよ! なんなんだよ、その切ない表情はッ! 捨てられたわんこみたいな顔はッ!

それだけでわし、おなかいっぱい。話は上で長々と粗筋を書きましたが、そんなに感動大作(と言っても「レオン」も「ニキータ」も見てないんで、今度見ます)を期待しない方がよござんす。もう、ジェットの表情、それもラブリー、キュート、胸きゅん(って死語)を堪能したい方には強力にお勧めするざんす。

そういや、「HERO」のレビュー書いてないなぁ。そろそろ忘れかけてるんで、もう1回見てから書くかなぁ。こっちは単純におもしろいです。表情はちょっと硬いけどね。中国・香港スターの豪華競演がいいですな。

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