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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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82年目の南京陥落の日

1937年12月13日、上海から始まった日本軍の蛮行が頂点に達したのがこの南京ででした。今も新聞記事として残る100人斬りなんてのも生やさしいような30万人という犠牲者は、この後、さらに8年間も続く日中戦争の多大なる犠牲者の端緒でしかなかったのです。

南京に初めて行ったのは5年も前のことになり、その後の状況は日本においては悪化の一途をたどっています。

侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館に行った時、まったく知らなかったわけではなかったのに(「南京への道」とかで予習してた)、その上に淡々と積み上げられる事実、いきなり南京で30万人が殺されたわけではなく、上海から侵略しながら、文字どおり、殺し尽くし、奪い尽くし、犯し尽くした、その到達点としてある南京大虐殺という事実に、ただただ圧倒され、息を呑み、それでも淡々と読み進めていった、あの日が蘇ります。
そんなわしの周囲を、賑やかに見学していった人たちもまた、ただそこにある事実をあるがままに受け入れていたようにも思えました。そんな蛮行をなした日本への怒りなど表すこともなく、ただ事実を見に来て、それを写真に収めて、また帰って知り合いに伝えたのだろうと思います。そうして広まった情報は多少の誤謬も含めて深く静かに浸透して、あの人たちを支え、たかが82年前の事実をなかったことにしようとするにはあまりに薄っぺらな根拠しか持たぬ我々日本人を圧倒するのではないかと、そんな風に思いました。

あの蛮行をかろうじて生きのびた方々がいるうちに謝罪を、全ての方々が鬼籍に入って取り返しのつかぬことにならぬうちにせめて国として心からの謝罪を、と思います。

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腸よ鼻よ2

島袋全優著。KADOKAWA刊。

9月に1巻が出たと思ったら、もう11月末には2巻が出た、島袋全優先生の闘病エッセイギャグマンガです。

腸にやさしい食材紹介シリーズが、腸にやさしいレシピシリーズに変わったりと多少の変化はありますが、マンガ描いてたり、入院してたりと波瀾万丈の闘病記を送っとられます。

完治することもない難病なんですが、せめて病状が安定するよう、お祈りしつつ、そういや、このマンガ、現在の作者が過去をバーのマスターに語るところから始まったので時間が追いついたら完結ってことになるのかなぁと思いました。

ドクターSがきれっきれでいいキャラですが、里帰りしたM島はおそらく宮古島だと思われ、マラリアが流行ってたよなぁと「沖縄スパイ戦史」でやってたのも思い出しました。

カバーの下、1巻では確認し忘れましたが、開けてみたらガチムチ系で、でもドクターSも研修医山田も全然違和感ないのがまた…。

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孤独な散歩者の夢想

ジャン・ジャック=ルソー著。太田不二訳。世界教養全集25収録。平凡社刊。

一粒の麦もし死なずば」と同じ本に入っていたので、どんなものかと思って読んでみましたが、「エミール」を書いてフランスから追放され、故郷のスイスにもいられなくなり、プロイセン、イギリスへと亡命、またパリに戻って執筆した著作です。全10章からなりますが、時期と執筆のきっかけがきっかけだっただけに全編、自己弁護と自己正当化に満ちており、前後関係がわからないとちんぷんかんぷんな内容でした。あと、例によって自己美化に徹するルソーに辟易したのですが、「一粒の麦〜」ほど長くなかったので思ってたより早く読み終わりました。

ヨーロッパのものはしばらくいいかなぁ」とか言っておきながら、ジィドだのルソーだのに手を出したのは、沖縄県立図書館が2週間ほど休みだったので厚めの本を借りたからです。

ただ、この後、読もうと思っていたシュバイツァーの著書は、のっけから著者が実は医学者としては医学校を卒業したばかりの素人に毛が生えたレベルで、植民地で惨めな衛生状態に置かれている黒人たちを救ってやるんだという嫌らしい動機を嬉々として語っていたので、おまいもかブルータスな気持ちになったので未読です(爆

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ウェスト・サイド物語(何度目か)

監督:ロバート=ワイズ、ジェローム=ロビンス
出演:マリア(ナタリー=ウッド)、トニー(リチャード=ベイマー)、リフ(ラス=タンブリン)、アニタ(リタ=モレノ)、ベルナルド(ジョージ=チャキリス)、ドク(ネッド=グラス)、アイス(タッカー=スミス)、チノ(ホセ=デ・ヴェガ)、シュランク警部補(サイモン=オークランド)、クラプキ巡査(ウィリアム=ブラムリー)、ほか
音楽:レナード=バーンスタイン(作曲)、スティーブン=ソンドハイム(作詞)
見たところ:シネマパレット
アメリカ、1961年

というわけで立て続けに期待外れの映画を見たもんで、否が応でも盛り上がる「ウェスト・サイド物語」であります。相変わらずミュージカル映画の最高峰という評価は動かず、むしろ悲劇的な結末に向かうトニー、リフ、ベルナルドたちを思って今回は涙が止まりませんでした。
特にトニーのナンバー、「Something's Coming」「Somewhere」と、いつか、どこか、何かいいことを待ちながら、たった2日間で殺されたトニーの運命を思ってよく泣けました。そうなんです。この話、原案たる「ロミオとジュリエット」より短くて、たった2日足らずの話なんですよ。3日目の夜明け前にトニーが殺されて終わる。たったそれだけのあいだに愛する人に巡り会えたマリアとトニーの物語であり、社会的にはみ出させられたジェット団とシャーク団という不良少年たちの話であり、アメリカという国の暗部を描き出したところもある物語なんだと思いました。

そういや、多少の台詞はあるものの、大人たちはドク、シュランク警部補、クラプキ巡査、マダム・ルシア(マリアが勤める洋服店の店主)しか登場しなくて、これもまたおもしろい構成だなと思いました。まぁ、クレジットで名前がトップに上がるマリアを除くと、ジェット団とシャーク団の面々はほぼ成人してるんでしょうけど、それでも彼らはろくに働いているようには見えない。むしろマダム・ルシアの店で働くアニタたちの方がよほどしっかりしているように見える。そんなワルガキたちを見守る、注視する大人の存在がドク、シュランク警部補、クラプキ巡査だけなのは、ますます彼ら自身の疎外感を助長するように思えます。
あと、ちょっとましな大人かと思ってた警察官二人は、やっぱり台詞廻しとかがクソでした。そうなると、ますますワルガキたちを案じるのはドクのみということになり、またそれも絶望的な図だなぁと。

それでも最後、トニーさえも失い、ようやく目を覚ましたジェット団とシャーク団の生き残りたちは、協力してトニーの遺体を運んでいきます。ロミオとジュリエットを失うことで、ようやく和解したキャピュレット家とモンタギュー家のように。マリアという新しいリーダーを得た彼らが、本当の敵の存在に気づいてほしい。そんなことを思わせるエンディングでした。

しばらく映画館で見られることはなさそうなので、思う存分、堪能してきました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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くんぺん

ぐしけん製なのでこんぺん祭り(番外)で食べたのと同じ原材料だと思われます。



皮と餡が分離してしまうのがいまいちで、こんぺん祭り(番外)で食べたのより小さかったんですが、売り場にこれしかなかったんや…

味は安定のくんぺんでした。

あと、年末にまた帰省するので、前から気になっていたちいるんこう(リンク先は新垣ちんすこう本舗の紹介ページ)を買っていこうと思ってます。1切れで売ってくれれば、試し食いもできるんですけどね…

あと、島とうがらしえびせんべいも買って帰ろうかな。

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