ここ最近、最高気温が25度を越えるようになった頃から、たきがはの身体に異変が起こりました。
いきなりかゆくなります。
かくと、蚊に刺された時のようにぷっくりふくれます。水ぶくれではありません。
かゆみ止め(前半は主にキンカン、後半は古い軟膏)を塗りますが、1度や2度では治りません。数度塗ります。
この繰り返し。
当然、夏も近づく八十八夜♪ですから、蚊を疑います。うわ〜、久々に「
蚊」って漢字、見たけど、ほんまに抹殺したいわ。しかし、たきがははあんまり鋭い方ではありませんが、蚊の羽音だけは容赦のない自信があります。たとえぐーすか寝てようが、蚊の羽音を聞いても安らかに眠ってられるほど、かゆみに耐性がありません。
しかし、我が家に蚊はいません。まだ。これから、どうなるかわかりませんが。
どうやら、蚊ではないようです。
次に、蚊でないなら、室内に発生するような害虫でかゆみをもたらすのと言ったら、ダニが疑われます。しかし、そのかゆいところには、ダニにかまれたなら、当然残るであろうかまれた痕がありません。でも、ダニは小さいです。見えないだけかもしれません。
次に、自分が座ってる座蒲団を疑います。この座蒲団、一昨昨年の秋〜春にかけての半年ばかり、とある倉庫の段ボールの中で眠っておりました。それで、たきがは愛用(まいちゃんにかみちぎられて、修正まで頼んだという意味では記念すべき)半纏が、黴臭さが取れずに先日、とうとう捨てたという逸話があります。座蒲団はカバーがかかってますが、半纏同様、中身がかびてないとは言えないわけです。しかし、半纏は明らかに臭かった(1回、重曹をぶっかけて我慢できるようになったものの、1年経ったら、やっぱり駄目だった)のですが、座蒲団はそれらしい臭いはしません。先日、宅においでになったやなみきさんにも別の座蒲団を提供しましたが、「臭い」とは言われなかったので、きっと大丈夫なはずです。
だいたい、たきがはさんは香料に耐性がないもので(これは真面目な話)、シャンプーとか匂いつきの駄目だし、最近はヘアスプレーの臭いで「うッ」とし、当然、夏のコミケの「男性向けゾーン」なんぞには1歩たりとも近づきたくないばかりか、バズーカさえ撃ち込みたくなる奴です。
閑話休題。
だから、うちの座蒲団は、中身はかびてないし、異常は発生してないはずなのです。開けて確認したわけではありませんが。しかし、すぐに問題になるような事態には陥ってないはず…
ですが、かゆみには妥協のないたきがはです。疑わしいのは罰すべし。座蒲団を日光消毒します。
改善しません。
そのうちに、たきがははとある傾向に気づきました。
かゆみが起きるのは必ず夜。日中はなし。夜にはかゆかったところも朝は何でもない。
しかし、これが何を意味するのか、ちんぷんかんぷんです。ここでとっとと病院に駆け込まないのは、何年か前に乾燥肌に我慢がならなくなって病院に駆け込んで、「乾燥肌ですね」と言われて、大したことをしてもらえなかったからです。
あと、たきがはは病院嫌いなので、よほど切羽詰まった事情(歯の詰め物が取れたとか)でない限り、たとえ高熱でぶっ倒れていようと、うちで寝てた方が治るという主義の持ち主ですので、病院のことはまったく考えておりませんでした。
さらに、次にはソファを疑います。布製だし。日光消毒できんし。
たきがは家のダイソンの掃除機には、布団用の吸い込み口がついています。掃除機をかけます。念入りにかけます。たきがはの念入りなんてたかしれてるんですが…
改善しません。相変わらず、夜になると容赦なく訪れるかゆみ。それも全身です。足といわず、手といわず、腹と言わず、首にも、顔にも。なんなんだよ〜!
とうとう、たきがははダニ退治をしようと、バルサンとかを求めて、ドラッグストアに飛び込みました。しかし、バルサンは粉が出ます。できたら、そういうのは出ない方がいいんですが… 身体に優しい(「
優しいということを勘違い(以下略)」(c)東方不敗マスターアジア)のがいいのです。
で、商品の前で悩んでいてもしょうがないので、店員さんに聞きます。これこれと事情を話すと、彼はダニならば、いっそダニ除けスプレーも紹介した上で、それよりも先に病院に行って、原因を特定した方がいいと言います。万が一、アレルギーを起こしてもことだし、というわけです。なかなか真摯な説明にたきがは、感動しました。店としては、何が何でも売らんかなより、後でクレームを恐れてそういう方針になったのかもしれませんが、なかなか好感が持てます。今度から、あそこで薬系は買おうと思います。
そうでなくても、最近、店員さんが専門性がないのが不満なのです。アルバイトには求めてませんが、自分が知らないなら、すぐに知ってる奴を呼んでくれよ。そういう教育をしてくれよ。
専門家にも勧められたし、しょうがないので、近所に皮膚科はないかと検索します。ありました。茅ヶ崎駅前に。
早速、電話して、窓口のお姉さんに相談。
予約制じゃないので、いつでもどうぞ、と言われます。それに、症状が出ていなくても、先生にはそう説明すればいいそうです。さすが、専門家です。
でも、今日はちょっと出かけてきたし、帰りに荷物いっぱいで疲れたので(疲労回復にコーヒー・サワー・ドリンクを飲んだのですが、これ、豆をどーしたもんですかね? 食べる? 乾かして、挽けば、飲める?)、30分くらい休んで、今は全然かゆくないけど、もしかしたら、夕方になってかゆくなるかもしれないし、と思って待ちます。
だけど、結局、かゆくならなかったので、出かけます。
先生に事情を説明すると、「蕁麻疹ですね」と即答されました。えっ? 蕁麻疹って、何か悪い物食べたらなるんじゃ? 原因不明の蕁麻疹なんだそうです。先生も、アレルギーも花粉症もなかったけど、3年前くらいからなったそうです。おや、わしも、アレルギーも花粉症もありませんよ。しかも今年、いきなりですよ。あらまぁ。何か、先生もそうだと親近感湧きますね。いい加減ですね、たきがは。
で、ぷっくりふくれるのは「みみずばれ」っていうそうです。自分で小説に登場させてましたが、まさか、自分も「みみずばれ」を発症しようとは… なんか、いきなり、「みみずばれ」を発症させた登場人物たちから怒られたような気になりました。(´・ω・`)ショボーン
しかも、そういう患者は少なくないのか、パンフレットまでもらいました(どーでもよくありませんが、常々「かゆさにまったく耐性がない」と書いているたきがはさんは、パンフレットに「
皮膚の症状でいちばん辛いのはかゆみです」と書いてあったのを見て、思わず膝をたたきました)。
くすりを2種類と軟膏をもらって帰りました。
晩ご飯の後に薬を飲んだら、あんまり効かなかったので、もう1種の薬も飲みました。どっちも眠くならないんですって。最新の鼻炎の薬だそうです。鼻炎が蕁麻疹に効くのか〜 何か不思議。
どうやら、たきがはは、持病のところに「蕁麻疹」と追加せねばならなくなったようです。ほんっとにかゆみ弱いのに… 我慢するぐらいならかきむしって出血した方がましだって人間なのに…
(´・ω・`)ショボーン
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