ジェット=リー主演。モーガン=フリーマン共演。リュック=ベッソン脚本。
ダニーはグラスゴーのヤクザ、バートに忠実な犬として育てられた最強のファイター。その首輪が外される時、彼の拳は容赦なくバートに反する者を倒してゆくが、首輪がされている時は何もできない。バートのアジトでもダニーは地下室に閉じ込められ、缶詰を犬のようにむさぼり食い、与えられた絵本といつから持っているのか知らない犬のぬいぐるみ以外には自分のものはなにひとつ持たない。しかし絵本を眺めるダニーはどうしても目がとまってしまうページがあった。ピアノのページだった。そんなある日、骨董品屋から金を取り立てようとしたバートは、ダニーを倉庫に置いて「ランプがついたら扉を開けて鼠のように走ってこい」と命じるが、そこに置かれたピアノにバートの命令にも気もそぞろなダニーは、ピアノの調律師、盲目のサムと出会い、彼の仕事を少しだけ手伝う。そのためにバートを助けるのが遅れたダニーをバートは怒鳴りつけるが、ダニーはピアノとそれを弾く優しい声の人物にひかれていた。バートがいざこざに巻き込まれ、銃弾を浴び、傷ついたダニーは骨董品倉庫に侵入し、サムに助けられる。サムには義理の娘、18歳のヴィクトリアがおり、二人の温かいもてなしはダニーの世界をがらりと変えていくのだった。首輪を外すと凶暴化するという記憶から、しばらく首輪を外せなかったダニーだったが、ヴィクトリアの助けもあって、首輪を外し、サムからも「家族は一緒にいるべきだ。君はもう家族同然だ」と受け入れられ、過去と決別しようとする。しかしバートは生きていた。バートの手下に見つけられ、ダニーはバートの下に戻る。そして金持ちたちの秘密クラブでの余興として殺し合いをさせられるが、ダニーは対戦相手を殺せず、バートを怒らせる。またバートの隠し持っていた写真から自分の母とおぼしき人を見つけたダニーだったが、彼女が売春婦だったと言われてショックを受け、バートを事故に巻き込んで、サムの下に逃げ戻る。しかし、写真を見た二人はダニーの母親がピアノを弾いており、そこがサムの知っている学校だったため、母親を訪ねていく。彼女は中国からの留学生だったのである。そしてヴィクトリアは、写真からダニーの母がモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番を弾いていることを突き止め、ダニーに弾いてやるが、ダニーは目の前で母がバートに殺されたことを思い出すのだった。3人は逃げようとするが、バートがダニーの居場所を突き止め、部下とともに襲いかかってくる。ダニーはバートの魔手から逃げ切ることができるのか?
これから見るかもしれん人のためにラストは伏せておきます。
ええとですね、たきがは、ジェット=リーのファンです。特にハリウッド以降の新作はチェックしておりますが、1つ、不満がありました。「全部同じようなキャラじゃん」
・強い
・無表情
強いのはデフォルトの仕様ですから良いのですが、無表情なキャラは設定どう変えてもかぶります。「リーサルウェポン4」から「ロミオ・マスト・ダイ」「ブラック・ダイヤモンド」とみんな一緒。つまんない。「ワンス・アポン・ア・チャイナ 天下大乱」みたいな3枚目っぽい顔も見たい。まるでアクションしか要求されてないみたいでファンとしちゃあ不満たらたらでした。「ザ・ワン」の時はまだ表情がラブリーだったんですけどね。
しかし、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でジェットと組んだリュック=ベッソン、やってくれました。
ジェット(ダニー)の表情がいちいちキュートだ!もともと童顔な方なんですけど、もう最初の闘犬ダニーからして、すげぇ可愛い。ラブリー。さらにサムとの出会い、サムとヴィクトリアとの生活の、犬からだんだん人間に戻っていくぎこちない表情がまたまた可愛い! うわぁ、もうたまんないよ、
ダニー可愛すぎるよ! なんなんだよ、その切ない表情はッ! 捨てられたわんこみたいな顔はッ!それだけでわし、おなかいっぱい。話は上で長々と粗筋を書きましたが、そんなに感動大作(と言っても「レオン」も「ニキータ」も見てないんで、今度見ます)を期待しない方がよござんす。もう、ジェットの表情、それもラブリー、キュート、胸きゅん(って死語)を堪能したい方には強力にお勧めするざんす。
そういや、「HERO」のレビュー書いてないなぁ。そろそろ忘れかけてるんで、もう1回見てから書くかなぁ。こっちは単純におもしろいです。表情はちょっと硬いけどね。中国・香港スターの豪華競演がいいですな。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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