監督:森谷司郎
出演:徳島大尉(高倉健)、神田大尉(北大路欣也)、中林大佐(大滝秀治)、山田大隊長(三國連太郎)、村山伍長(緒形拳)、倉田大尉(加山雄三)、神田大尉の妻(栗原小巻)、斉藤伍長(前田吟)、斉藤伍長の叔母(菅井きん)、田茂木野村・村長(加藤嘉)、さわ(秋吉久美子)、ほか
音楽:芥川也寸志
原作:新田次郎
日本、1977年
GYAO!で無料で公開されていたんで見てみました。有名な映画なので粗筋はだいたい知ってるつもりだったんですが、いろいろと勘違いも多かったです。たとえば
・「天は我々を見放した」と言うのは北大路欣也だった
・ほぼ全滅したのは北大路欣也の隊だった
・そもそも2つの隊が別々に出発していた
・高倉健は生き延びた
などです。
CGのない時代に、実際に八甲田山にロケに行って、これだけの映像を撮ったのはすごい映画だと思いますが、わしの好みとしては筋立てがつまらなかったです。約3時間、冗長でした。というのも、
・精神論で何とかできると思っている旧日本軍の阿呆さ加減全開
・中間職は辛いよ&阿呆な上司を持つと苦労するを地でいく神田隊
・屋外の撮影がほとんどのため、見分けがつかない登場人物
・2つの隊の生死を分けたのは事前準備や案内人など、いろいろ要素があったのに説明不足でよくわからなかった
といったあたりが退屈でした。
あと、根本的に、たきがはが高倉健が好きじゃないというのが問題です。いや、何やっても高倉健で、見てて飽きちゃって(と言うほど見てるわけではない)。
個人的には冒頭で秀治がロシアとの戦争を想定して雪中行軍を言い出すところと、いつもいい人オーラ全開の加藤嘉さんがもうちょっと癖のある村長役やってたところが大収穫でした。なんで、冒頭の30分でお腹いっぱいです(爆
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