監督:霍建起
出演:父親(滕汝駿)、息子(劉燁)、母親(趙秀麗)、侗族の娘(陳好)、次男坊、ほか
見たところ:うち
やっと買っておいたDVDを見ました〜
滕汝駿(トン・ルージュン)さんの凛とした格好良さと、心のすれ違っていた息子と次第に通い合っていく心と心、配達に行く先々の村の人びととの温かい交流、などなど、しみじみじんわりといい話だなぁと思える映画です。
特に滕汝駿さんの格好良さと言ったら、かつて日本人が持っていた恥の文化にも通じるものがあり、人に迷惑をかけまい、できることをする、自分の仕事に誇りを持つという姿勢は、もしや今の日本で「エリート」などと呼ばれる人たちが持っていたならば、間違っても原発事故などというものはなかったのではないかと思ってしまうような、そんな失われた「旧き良き日本」の姿というものがそこにあるようにも思えました。
わしは年齢的にはすでにお父さんの方に近い年寄りなんで、お父さんの心情を思って、うるうるしつつ、次男坊のない台詞を勝手にアフレコしつつ、噛みしめるように堪能しました。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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