小川一水著。光文社刊。
「
老ヴォールの惑星」や「
時砂の王」など傑作SFを書かれた小川一水さんのミステリ短編集。「星風よ、淀みに吹け」「くばり神の紀」「トネイロ会の非殺人事件」の3本を収録。
「星風よ〜」は近未来のミステリ。月に棲むための閉鎖施設に集まった6人の男女、その実験も終わりに近づいた頃、一人の女性が殺された、というSFっぽいミステリです。
「くばり神の紀」はミステリというより伝奇物っぽい感じもしますが落ちがSFなんだろうか… 逆境に負けないヒロインが魅力的。
「トネイロ会の非殺人事件」が正統派のミステリなんでしょうか。まぁ、わしもあんまりミステリ読まんのですがSF要素はないからな。とある男を殺すために集まった10人の男女というとアガサ=クリスティの「オリエント急行殺人事件」を思い出しますが、二転三転の落ちはすっきりさせてくれました。
相変わらず外れのない作家さんです。
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