自分に「頑張れ」と言うのはただなので、たきがはは毎朝、自分に「頑張れ」と言ってうちを出る。なにしろ、最後の試験を取るためには頑張るしかないもんで、頑張れるのは自分だけなので、頑張るのも頑張らないのも自分だけなので、「頑張れ」と言う。
頑張った自分へのご褒美と称して、いちごの生ジュース飲んだり(たきがはは生ジュースが好きだが、ほぼいちごのみである。よくよく考えてみたら、春先にいちごを大量に買って凍らせておけば、いつでも新鮮ないちごの生ジュースが楽しめるというわけじゃないか?ということに最近、気がついた。でも、いちごの季節になるといつもきれいに忘れてるんだな、これが)、今日は久々にマク○ナルドのベーコンポテトパイが再販したというので買ってみたり(しかし、これは見事に期待はずれだったのでがっかりした)、大好きな豚カツ屋へ行って、贅沢にカニクリームコロッケを食べたりして、なにより、知らないことを勉強するという今の状況を、それなりに楽しんでいたりする。
だいたい、たきがはさんは学校(専門学校)では「人一倍勢いのあるたきがはさん」として知られているので、自称「石橋ができる前に丸太の橋を全力で突っ走る女」である。いや、こういうのって勢い大切だし。女は度胸だし。いろいろと計算して、勢いでこの資格取らないと後がきっついよな〜と考えたりの上での行動なわけなのだが、ぱわふりゃ〜に振る舞ってるもんで、「たきがはさんは勢いがあっていいなぁ」と言わしめているのである。
とは言うても、わしも先日、1回受験するのに3万円(ぐはぁ。Wii買えちゃうじゃん)もするような試験を落としたのは大変痛かったのだが、そこはそれ、転んでもただで起きてはいけないので、試験の傾向と対策というものをいささかなりともつかんで、次の試験では3万円をふいにするわけにはいかないので、頑張る所存である。ちゅうか、そのために毎朝、「頑張れ」と言って出てくるわけなのだが、そこらへんはたきがはさんも妄想の人なんで、たとえば、まいちんに「頑張ってね」とか言ってもらえたら、とか妄想を働かせるだけで頑張れるんだから、人間、お手軽と言えば、これほどお手軽な話もないものだが、先日は身体がほんとにしんどかったので、台湾式マッサージ行きましたが(で、マッサージのお姉さんに「堅い」と言わしめた、恐るべき身体の持ち主である。どうやら、本人に自覚がないだけで、たきがはの筋肉はそうとうこっているらしい)、かなり楽になったので、どうやら半年にいっぺんぐらい、マッサージに行ったらいいかもな〜と思ったりする今日この頃なんである。
ま、あとはたきがはの大好きなモ○ゾフのプリンとか、10月末まで売っていたパンプキンプリンとか、あとはWiiで待望の「伝説のオウガバトル」が出るとか、毎月の「ジャイアントロボ」がすごく楽しみだとか、ブログ書いたり、お気に入りのサイトさんが更新されているのを見たり、日々のささやかな喜びの積み重ねっちゅうもんも、わりとエネルギーになってたりする。そういう意味では、玄関にまいちゃんの写真を飾っているのは大変大きな意味があって、なにしろ「行ってきます、まいちゃん」も「ただいま、まいちゃん」も言えるのは、これまたすこぶる大きな原動力になっていたりするのである。
たきがはは、自分で言うのもなんだが、割とお手軽な性格なので、こういう日々のささやかな喜びが原動力になったりして、あんまり大きく落ち込まずにやっていける方なのではないかと思うんであるが、なにしろ、こればっかりは人に強制するわけにはいかない。
たきがはの通ってた専門学校には、それこそ前職はいろんな仕事の人が集まって、それでも転職するために頑張って勉強してたわけなので、言ってみれば、そこに通った人たちが、転職という共通の目的のために一時的に集まった場であったわけで、でも、いざ授業が終わってしまうと、その後のモチベーションというのはなかなかみんながみんな、同じというわけにはいかない。で、たきがはは授業が終わってから、まぁ、定期券が残っていたという大変現実的な理由もあったわけなんだが、2週間というもの、せっせと通ってお勉強していたわけだ。
でも、久々に顔を合わせた同級生が、モチベーションが上がらなくて、と言うのに、何もできないのはしんどいなぁと思った。わしも試験通れば、これだけ勉強すれば、採れるよ!と言いたいところなのだが、なにしろ落ちてしまったもんで、まずは自分の合格目指して頑張るしかないんだけど、転職の理由ってみんなそれぞれあるんだよ。今の給料に不満があるとか、もっと専門性を持った仕事をしたいとか、開校式の時にはみんな、それなりの夢を持って語ったはずなのに、なにしろ、授業を受ければ、採れるという試験でもないもんで、せっせと自習しなきゃいけない。その間が空いてしまった人ほどしんどいのかなぁと思った。
でも、ひとまず誰かが受かってしまえば、きっとみんなでその情報を共有できるわけで、わからないところをまた教えあえるわけで、もうちょっと頑張る所存である。
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