忍者ブログ

されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

レベッカ

監督:アルフレッド=ヒッチコック
出演:私(ジョーン=フォンテーン)、ジョージ・マキシム=ド・ウィンター(ローレンス=オリビエ)、ダンバース夫人(ジュディス=アンダーソン)、フランク=クローリー(レジナルド=デニー)、ジャック=ファヴェル(ジョージ=サンダース)、ベアトリス=レイシー(グラディス=クーパー)、イーディス=ヴァン・ホッパー(フローレンス=ベイツ)、ほか
アメリカ、1940年

前妻レベッカの陰に脅える若妻(名無し)のサスペンスかと思ったら、途中で夫のレベッカ殺し?も絡んできて、落ちが読めませんでした。ただ、主役が2/3くらいまでコンプレックスの塊であんまり共感できませんでしたが、夫が実は前妻を愛しておらず、事故とはいえ、殺しちゃったかもとわかった辺りから強さを見せたのは、まぁまぁだったかも。

イーディス=ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロを訪れた私は妻レベッカを失って傷心のイギリス貴族ジョージ・マキシム=ド・ウィンターと出逢い、恋に落ち、結婚する。しかし夫の領地マンダレーに向かうと、そこにはいまだに前妻の遺品があちこちに残っており、貴族でもなく、これといった取り柄も持たない私はレベッカへのコンプレックスに苛まれていく。美貌の持ち主で自信家だったというレベッカは、海で事故死したと言われていたが、仮装舞踏会の時に座礁した船の下からレベッカの乗っていたボートが見つかり、その死体も見つかる。だがレベッカの死体はすでに見つかっていたはずなのだ。そして私は夫から、彼が実はレベッカを愛しておらず、子どもがいると言ったレベッカを事故死させたと知らされる。やがて再審査が行われ、レベッカの従兄弟で愛人のジャック=ファヴェルが夫の殺意を主張するが、レベッカが死の前日に会った主治医から彼女が癌だったと知らされ、レベッカの死は自殺とされる。しかし、レベッカを崇拝してきたダンバース夫人は、マンダレーの屋敷とともに焼死するのだった。

というわけで最後はめでたしめでたしなんですが、そこに至るまでがちょっとだれました。

主演のジョーン=フォンテーンさんは「風と共に去りぬ」の聖女メラニー役で有名なオリヴィア=デ・ハビラントさんの妹だそうです。どっちも正統派の美人ですね。
ローレンス=オリビエはちょっと切れやすい旦那でした。「スパルタカス」のクラサス役ぐらいしか見たことがありませんが、元々は舞台俳優で、シェークスピアなんかが得意だったはず。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

拍手[0回]

PR

フランスの大女優逝く

ジャンヌ=モローさんが亡くなられたそうです。89歳。この方の映画はいろいろと拝見しました。

うちのサイトのレビューを引っ繰り返したら(比喩的に)「クロワッサンで朝食を」「家族の灯り」「死刑台のエレベーター」「銀幕のメモワール」を見てました。

「クロワッサンで朝食を」や「銀幕のメモワール」の、歳を取られたけれど、凛とした立ち姿、「家族の灯り」での一転して不良息子に泣くしかできない弱い母親、「死刑台のエレベーター」の夫を愛人に殺させる冷酷な人妻の、ラストで見せる極上の微笑など、わしが知ってるだけでも多彩な女性を演じられたジャンヌ=モローさんは、まさにフランス映画を代表する大女優でした。

ご冥福をお祈りするとともに、何か追悼に見たいものであります。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

拍手[0回]

満14歳

2日遅れでまいさんが生きていたら、ですが。
はむこさんの最長年齢の倍ですから、おそらくないと思いますが、たきがはのなかでは着々と歳を取ってるまいさんです。

ハッピーバースデー、まいたんvv

拍手[0回]

大炊介始末

山本周五郎著。新潮文庫刊。

時代物を掲載した短編集です。
表題作のほか、「ひやめし物語」「山椿」「おたふく」「よじょう」「こんち午の日」「なんの花か薫る」「牛」「ちゃん」「落葉の隣り」を収録。

うち「ひやめし物語」「山椿」「大炊介始末」が武家物。
「おたふく」「よじょう」「こんち午の日」「なんの花か薫る」「ちゃん」「落葉の隣り」が下町物。
「牛」が平安物です。

また同じ武家物でも「ひやめし物語」は一生ひやめしを食う定めの武家の四男坊が趣味のことなどから役目をもらえることになり、相思相愛の女性と結婚することもできた話でちょっとユーモア路線ですが、「山椿」はだらしないと思われていた男が相思相愛の女性の死により立ち直る様をシリアスに描いた話で、「大炊介始末」になると父に愛情深く育てられた若殿が、実は自分が不義の子だったと知り、やけくそになって、父に討たれようとするけれど、周囲の人びとが殉死するというので思いとどまったシリアスです。
また同じ下町物でも「おたふく」は自分のことをおたふくと思い込んだ姉妹の善意がユーモラスに描かれ、「よじょう」では宮本武蔵に父を殺された武家の次男坊が長兄から勘当されて乞食になったのに、逆に仇討ちするものと周囲に思われてしまうけれど、武蔵の病死により、中国の故事「予譲」に倣って再生するユーモア路線。「こんち午の日」は、著者の名作「さぶ」にも似たちょっと愚図な主人公が奉公に入った豆腐屋を巡る物語で、「なんの花か薫る」は岡町物というジャンルにも分けられる話で、若侍を助けた女郎の愛情と、侍の無邪気さがアンハッピーエンドに落ちてしまう話。「ちゃん」は腕のいい職人と彼を支える家族の愛情が、末っ子の3歳の女の子のたどたどしい口ぶりとともに温かく描かれる周五郎さんの真骨頂とも言える話。「落葉の隣り」は三角関係になった幼なじみの男2人と女1人の話ですが、珍しくすっきりしない終わり方。
と、相変わらず多彩が楽しめるお得な一冊となってます。

わし的には「大炊介始末」と「ちゃん」が好きですが、特に「ちゃん」の末っ子が「赤ひげ診療譚」「赤ひげ」の長坊の小生意気なんだけどたどたどしいしゃべりを思い出させて凄く良かったですな。

拍手[0回]

種田山頭火の日記等

種田山頭火著。青空文庫刊。

この人の自由律俳句というのが好きで日記も読み始めたんですが、1年以上かけて8割ぐらい読んだところで飽きてしまったので辞めるなり。すごい量多いんですもの。

・日記なので同じようなことの繰り返し。どこに行った、誰に会った、何があった、何を食った、何をもらった。

日記というのはわしの好みには合わないようなので残ってた分も削除しました。今は川口慧海の「チベット旅行記」を読んでるんですが、これも日本凄い臭がそこかしこに漂ってて、ちょっと辛い…

拍手[0回]

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新CM

(06/14)
無題(返信済)
(05/29)
(04/27)
甘くない態度(返信済)
(04/26)
謹賀新年(返信済)
(01/04)

プロフィール

HN:
たきがは
HP:
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

かうんたあ

脱原発意思表示Webステッカー

バタリーケージの卵を食べたくない!キャンペーン