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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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ある蠅の死

職場の宿泊所に間借りしているたきがは。食器類もほとんど借りてるため、できるだけ使わぬモードで推進中。しかし、茶は飲みたい。だってせっかく美味しいほうじ茶買ったんだもん。晩ご飯ぐらいちゃー飲みたい。でもそのたびに急須を洗うのは面倒だ。かくして、中華のお茶方式を採用。湯飲みにお茶っ葉を1人分入れ、お湯を直接投入、あとは吹きながら葉を避けて飲むのだ。この方法の最大の欠点はあらかたの葉が沈むまでに時間がかかること。まぁ、あんまり熱いお茶も猫舌だし、待つという意味では大した欠点ではない、というぐらい、手間がかからなくてよい。

たきがはの職場にはよく蠅が飛んでいる。べつに不潔というわけではなくて、皆さん、気にしないらしい。すいませんね、たきがは、自分の見えないところにいれば気にしないけど、蠅とゴキブリは視界に入るとたたきつぶしたくなるのさ。それでも先日、すごくのろまなゴキブリを見逃したら、ほかの宿泊客につぶされておった。哀れ。
で、台所にも蠅がいたのさ。最近のあったかさのせいか、羽音をぶんぶんうならせながら飛ぶ、ふつうの蠅より大きい蠅。あんまり元気がいいもんで追いかけ回してたたきつぶすのも大変だし、放っておいた。ら、何を思ったか、たきがはがまだ一口しか飲んでないほうじ茶の浮いてるだけの葉にとまりやがった。

溺れまちた。あるいは熱湯に負けたか。

蠅もなぁ、しまったと思ったんだろうなぁ。でも大きいし、ほうじ茶の葉も底の方で細かくなってるから軽いだろうし、逃げる間もなく沈んだんだろうなぁ。なむなむ

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出水温泉・鶴の湯温泉(旧題・鶴を見に行く)

たきがはの住んでる水俣市の南隣は鹿児島県出水市である。先日、そこの紫尾山に登った時にご飯を食べたイワシ料理屋にこんな啓示ががあったのさ。「出水平野の鶴、ただいま6000羽」そこでたきがは、はたと思い出した。そういやあ、鹿児島のどっかに鶴の越冬地があったの〜。そうか、それって出水市のことだったんか。それにしても6000羽ってすごいよなぁ。見てみたいなぁ。

というわけで行ってきた。水俣からは車で40分くらいだ。せっかくデジカメを持っていったのにアップの仕方が相変わらずよーわからんのと、肝心要のパソコンとつなぐケーブルが片づけてない引っ越し荷物の中に紛れているので文字だけで許されよ。

11000羽に増えてますた。3号線をくだっていくと「ツル飛来地」という看板が見えてくるのでさらにそこから20分くらい。出水市の南端の方にあると推測する。1ヶ所に11000羽じゃなくて、出水平野一体に散ってるそうだが、「飛来地」というからには全体の半分か3分の1ぐらいはいると思われる。が、ツルを数えたわけではないので推測である。で、どうやって数えるのかと思っていたら、某国営放送の「紅白」で日本野鳥の会が数えてるあれ、でなくて、出たり入ったりする(1ヶ所ではじっとしてないらしい)のを数える、と解説のおいちゃんが話してた。ツルのために毎日1トンの小麦を蒔くそうだ。1トン! その金は出水市が出してるのか? ちなみにツルは雑食なんで、小麦のほかに虫も食べるそうだ。で、ツルが来るのは稲刈りの終わった田んぼなわけなんだが、ツルのために早稲を植えるそうだ。で、ツルが来るので農薬は使えないけど、ツルが害虫を食べていってくれるから問題ないらしい。自然のサイクルってすごいなぁ。
いちばん多いのが真鶴(大型のツルで体高150cmぐらいありそう。首から上が白く、頭のてっぺんが赤い。羽は灰色)と鍋鶴(中型のツル。首から上が白い。身体は黒に近い灰色、この色を鍋に見立ててナベヅルと言う。以上、解説はどっちも展望台から)で、全体の9割以上になる。ほかには日本で見られるツルは全部見られるそうだが、北海道で有名な丹頂鶴は年に1羽いるかいないか、小型の黒鶴(黒というが体色は薄い灰色)も今年は3羽と少ない。
鶴というのは臆病な鳥で、たとえ餌をやる人間でも近づくと逃げ出すそうだ。で、わしら観光客も近づいて見ることはできない。展望台は210円の入館料を取るが、物知りでそれなりにおもしろいおいちゃんの解説と風よけがつくと思えば、まあまあの値段。下で見ることもできるけど、近づけないし。
で、鶴がひたすら餌を食ってたり、飛んでたり、カップルの鳴き合うのを見てるだけでも飽きない。おもしろいよ。なにしろその場にいるのだけでも何千羽だからね。動物園では決して味わえない迫力ってやつですよ、奥さん。
鶴は卵を2個産むが、大きくなるのはほとんど1羽だけだそうで、3羽そろって飛んでたら、たいていは親子だそうである。ちなみに2羽とも大きくなったら必ず雄雌となるそうだ。でも、1年で子離れをし、さらに4年で大人になって相手を見つける。日本では卵は産まず、シベリアで産む。カップルになるタイミングは特に決まってないらしい。真鶴はそのほとんどがここ、出水市で越冬する。鍋鶴は出水市に来るのもいるし、韓国に来るのもいるそうだ。帰る時は出水市から9時間かけて朝鮮半島に飛んでいき(休みなし)、そこで一休みしてシベリアに帰る。真鶴も鍋鶴もアジアにしかいないっぽい。
昔は出水市ではなくてさらに南の阿久根市で越冬してたらしいんだけど、元禄時代の初め、当時の領主が出水市辺りに来るように餌づけしたそうで、阿久根市では鶴の越冬は見られなくなってしまった。
鶴のほかに日本で見るカラスより一回り小さいミヤマガラスというのも越冬していて、何百羽と旋回していた。このカラスはシベリアカラスともいうらしく、たきがはの職場の近辺にも「やたらにカラスの多いところやの〜」と思っていたら、このカラスが来るんだそうだ。

で、鶴を見て、帰りに博多のラーメンチェーン店だと思ったのだが「金龍」というところでラーメンと餃子を食べて(たきがはは同じ豚骨なら熊本よりも博多のが好きなので)、最後に温泉に入って帰った。その温泉は強アルカリ性(pH9.2)なのでお肌すべすべなのが見逃せない効能なんだが、外見のわりに施設が古いらしく、シャワーが動かせん! 石鹸・シャンプー・リンスがついてない! というのが少々残念。しかし、お湯はたきがは好みの熱さで10分もつかってたら足下がふらついたのでいい感じにあったまったようだ。露天風呂もあったが、ぬるすぎていまの季節は辛い。夏ならいいかもしれない。なぜか水風呂が2ヶ所もあった。泡風呂は思わず身体が浮いてしまう強さでふつうに温泉につかってるだけがいいかも。親子連れがしょっちゅう出入りしてたんで、先週行った、水俣の温泉よりも流行ってるっぽい。お風呂上がりのコーヒー牛乳はもはやお約束。

いい1日だったなぁ。

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冬の風物詩7

今日は冬至。

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 冬至!冬至!
 ⊂彡

とか言うほど毎年意識してるわけでもないんですが。

で、いつの間にか定着したキャンドルナイトっつーもんが、ここ水俣でもイベントとしてあるわけだが、残念なことに会場は市街地で、たきがはのいるところからだと車で行くか夜道を小一時間歩くしかないのだ。しかし、せっかくのエコなイベントに車をかっ飛ばすというのもなんか違うような気がするし、バスがちょうどよくあるわけでもないし、やっぱり行くのはやめた。
だいたい、ロウソクを灯すなんて、そうでなくてもそそっかしく、床に置いてある物はことごとく蹴っ飛ばさないと気が済まないのかというぐらい蹴っ飛ばすたちのたきがはには危険極まりない代物である。よって、今年もキャンドルナイトはしなかった。
そうでなくたって水俣暗いしな。国道走ってても街灯ないのも珍しくないしな(国道3号線でですぜ、奥さん)。こういうのは首都圏でやった方がずっと効果があると思うな。いちばん浪費してるのは首都圏なんだしな。なんちゃって。

しかし、相変わらず、冬至だからといってゆず湯にも入らなかったし、南瓜も食わんかった。こんな時に温泉行ったら、ゆず湯に入れたりするのかなぁ。

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「水俣の子は生きている」ほか

「水俣の子は生きている」土本典昭監督。
「水俣病Q&A」佐藤真監督。
「水俣病」「水俣病2」「怒れない世界」「汚濁と放出」鬼塚巌監督。

以上、6本が1枚のDVDにまとめられておった。「水俣病Q&A」は水俣展でかかってるビデオ。水俣病についてわかりやすくコンパクトに説明している。1回は見ておくといい。残る5本は、おそらく今回が初のDVD化じゃなかろうか。「水俣の子は〜」は水俣シリーズの映画を撮る前に土本監督がテレビ番組として撮った番組である。登場している患者さんたちは本名だと思うのだが、狂言廻しの女性は本物か? ドキュメンタリー風番組? 鬼塚巌さんはもうお亡くなりになった写真家で「おるが水俣」という写真を撮り続けた方である。元はチッソの社員だけど、患者さんたちが訴訟に踏み切った時に「熊本・水俣病を告発する会(会長は今年亡くなった本田啓吉氏)」の一員でもあった。チッソの社員はこの時、患者さんたちと支援しようとする労組と、あくまで会社の言いなりになる労組に分裂した。8ミリで撮って、おそらくナレーターも鬼塚さんが吹きこんでいると思うのだが(「汚濁と放出」だけなぜか女性だった)、青林舎・シグロの水俣シリーズに比べて、時代が1960年代半ばに撮られたためもあろうし、その時の水俣の雰囲気もあるのだろうけど、なにしろむちゃんこ重苦しい。画面もナレーションもむちゃんこ重い。

ちなみに、「水俣病−患者さんとその世界(完全版)」から始まって「阿賀に生きる」も含む今までの映像物は、全17巻の水俣病関連のセットもので、1セット50万円もするというお高い代物である。さすがに個人では手が届かず、先日の「水俣・和光大学展」に行った時に見かけて、ほしいな〜と思ってたのだが、職場にサンプル用にDVDが置いてあったので借りて見たのだった。
いま、こうして見直すと水俣病の激動の時代が残っていることをありがたく思うとともに、水俣病公式確認50年の今年、これからの50年に何を残せるだろうかと思うのだった。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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追悼

岸田今日子さんがお亡くなりになったそうだ。
この方の映画といったら、たきがは、テレビでしか見たことがないんだが「この子の7つのお祝いに」というサスペンスを思い出す。どっかで追悼でかからんかしら。しかし、主役でもないのになんで岸田さんのことを覚えているのかといったら、とある殺人事件の発端になった、病気で亡くなった母親の役、だったと思うのだが、その娘役が岩下志麻さんなんだけど、岸田さんが出ただけで映画のカラーがホラー一色になっちまったのさ。こえええんだよぉぉぉ。

それ以来、たきがはの中では岸田今日子さん=ホラー、なもんで、どんな作品を見ても「『この子の7つのお祝いに』の岸田今日子はおっかない」と言ったほどである。なんで怖かったのかよく覚えていないんだが、なにしろトラウマになったのだけは間違いないのである(実際、映画の中でも娘のトラウマか、殺人をさせるぐらいだったと記憶している)。

本当にそっちの世界に行かれてしまったそうだ。ご冥福をお祈りしたい。

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