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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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ボクの手塚治虫

矢口高雄著。毎日新聞社刊。

「釣りキチ三平」で有名な矢口高雄さんの自伝的エッセイ漫画です。

秋田の山奥の村に育った高橋高雄少年が漫画と出会い、手塚治虫と出会い、その魅力に虜になっていくさまを手塚先生の訃報に接した時から遡って描いています。もとは別の連載作品の一部だったそうなのですが、手塚先生が亡くなった際に自伝的に描いた話を一冊にまとめたらしい…

「流線型事件」というカーアクション漫画で手塚先生の虜になったという著者は、その内容の科学的なこと、さらにその絵が映画的でアクション性に富んでいることなどを魅力のひとつとしてあげます。映画的な動きというのは「新宝島」から言われてることですね。

さらに従兄から「メトロポリス」を、表紙もなく、ラストも数ページ切れている不完全な形でもらったにもかかわらず、すっかりミッチィに片思いという辺りなんかは身に覚えがある身としては微笑ましくも気恥ずかしかったり…

タイトルに「ボクの」とつけたように、登場する手塚漫画のキャラクターたちも矢口高雄タッチで描かれ、模写とかコピーとかないそうです。

そういや、この人の「マタギ」という漫画が凄く気になっているのだが… もうちょっと我慢しよう。

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チェブラーシカと怪盗おばあさん

監督:ロマン=カチャーノフ
出演:チェブラーシカ、ゲーナ、他
原作:エドゥアルド=ウスペンスキー
ソ連

「チェブラーシカ」シリーズ第三弾にして、シャパクリャクおばあさんが1話ぶりに登場の上、タイトルロールにまでなっています。個人的にはこの話がいちばん好きです。

避暑に出かけるチェブラーシカとゲーナでしたが、無賃乗車を企んだシャパクリャクによって乗車券を盗まれてしまい、列車から降ろされます。しょうがないので荷物を背負って帰るゲーナとチェブラーシカでしたが、二人を追うシャパクリャクは密猟者の罠に引っかかってしまい、密猟者に報復します。さらに先へ進むチェブラーシカとゲーナが遭ったのは汚れた子どもたちでした。近所の工場から出る汚水のためにカエルまでおかしな色に汚されてしまったのです。怒ったゲーナは工場に排水を止めるように言いますが、工場長は聞き入れません。ゲーナは実力行使に出、排水溝を塞いでしまいました。工場には逆流した汚水が溢れかえりましたが、きれいな川が戻ってきました。そしてシャパクリャクも二人に乗車券を返してくれ、三人は一緒に帰ることになりました。でも乗車券は二人分しかないのでゲーナが列車の屋根に座っていると、そこにチェブラーシカとシャパクリャクがやってきて、シャパクリャクはゲーナに盗んだアコーディオンを返して、ゲーナの唄を聴きながら列車は帰っていくのでした。

1話でもさんざんチェブラーシカたちの友だちできるといいなハウス(という名前があるわけではありませんが適当に命名)建設を邪魔したシャパクリャク、今回はさらに悪質で乗車券、財布、ゲーナのアコーディオンに加えて、途中でチェブラーシカとゲーナが置いていった荷物までかっ攫います。
ところが、この話、結果オーライなところもあるんですけど、そのおかげでチェブラーシカとゲーナは密猟者と汚水を垂れ流す工場を懲らしめるという筋書きなんですから、まぁ、シャパクリャクがタイトルロールになってるのも肯けるというものです。

相変わらず細やかな動きが素晴らしいアニメーションなんですけど、圧巻はやはりゲーナの演奏シーンでしょう。手を上下に動かし、身体を揺すりながら歌うゲーナは、またこの場面が見られるとは思っていなかっただけに感動もひとしおであります。
それにしんみりした表情で聞き入るシャパクリャクと、二人の間に座って楽しそうな、嬉しそうなチェブラーシカの表情も可愛い。三人で仲良く列車の屋根に乗ってるエンドシーンはしみじみと見入ってしまう傑作だと思いました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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ピオネールに入りたい

監督:ロマン=カチャーノフ
出演:チェブラーシカ、ゲーナ、他
原作:エドゥアルド=ウスペンスキー
ソ連

「チェブラーシカ」シリーズの2作目はこちらでした。

誕生日の唄を寂しく歌うゲーナにチェブラーシカが贈り物をします。早速飛ばした先で2人はピオネール(ソ連のボーイスカウトみたいなの)に遭遇、その仲間に入ろうとしますが、行進の仕方ひとつも知らないので断られてしまいます。寂しくアコーディオンをかき鳴らすゲーナと、それに合わせて行進するチェブラーシカ。その時、2人は街角で遊ぶ子どもたちに安全な公園の1つもないことを知り、公園を(勝手に)作ってしまいます。さらにピオネールの少年たちが鉄くずを集めていることを知って、港で鉄を拾ったゲーナたちは、その功績により、めでたくピオネールに受け入れられるのでした。

と、わりと盛りだくさんな2作目です。

まず、たきがはの大好きなゲーナのテーマが流れましたが、これ、お誕生日の侘しさを託つ唄だったのね。
そこに宅配便とともにチェブラーシカ登場、ゲーナが歌っていたヘリコプターを贈るとはなかなか心憎い気配りです。前にチェブの精神年齢を「幼稚園ぐらい」と思ったことがあるんですが、そうでもないです、これは。

早速、ヘリコプターで遊ぶ2人の前に現れたのが今回のタイトルロール、ピオネール。ただ、「チェブラーシカ」のパンフレットに載っていたソ連の人の話だと「ピオネールなんて、そんなにいいものじゃない」そうですが、まぁ、国営アニメだし、ピオネールって国策だろうから、憧れる方向で。単に知らないものが格好良く見えただけかも知れないしさ。
ピオネールの活動は野鳥のために巣箱を作ったり、鉄くずを集めたり、ボランティアっぽいのが多そうですが、多岐に渡りますよね。ボーイスカウトってよく知らないんですけど(ガールスカウトも未経験のため。集団行動が嫌いだから)、まぁ、似たようなものではないかと思うんですが。
で、ピオネールが格好良く見えちゃったチェブラーシカとゲーナは入りたいと言うんですけど、断られちゃうわけです、いろいろ理由をつけられて。

実際、二人が真似をして作ってみた巣箱はとても巣箱とは言えないような代物でしたんで無理もないんですが、ただ、これで特にゲーナが不器用かと言われると、この後で作った公園というか遊具は立派な物だったんで、やればできる子なのか、単に一念発起したのか、あるいはゲーナは実はピオネールにそれほど興味がなかったのか、いろいろと不明です。
何で公園なんか、しかも勝手に作っちゃったのかというと、子どもたちが遊んでいた場所が安全ではなかったので、まだ若いんだけど、50歳と年長なゲーナなんで、子どもたちのために頑張ったのでした。
でも掘削機は勝手に借りたものだったので、後で警官が来たけど、チェブラーシカとゲーナのしたことを見て返しに行ってくれたんで、勝手に作ったのもお咎めがなかったのはロシアの風土なんでしょうか? 日本なら「生きる」を見ても、ただの公園作るのがとっても大変だったりするもので… まぁ、あれは簡単に作れちゃったら逆に意味がないんですが。

立派な公園を作ったチェブラーシカとゲーナでしたが、ピオネールは声をかけません。行進して今度は鉄くず集めです。
それを手伝いたいチェブラーシカ、ゲーナが「鉄くずの山のようにあるところを知ってる」と言うもので港へ。停留している船の碇まで持ってくる(しかもちぎれる)というハプニングもありましたが、大量に集めた鉄くずのおかげで、見事、ピオネールへの入隊を許可されるのでした。ていうか、賄賂?

話のなかで、あれをやったの、これをやったの、ほとんどゲーナだけで、チェブラーシカはあんまり力になってないんですけど、それでも一生懸命なところがうかがえて、ほっこりするのでした。チェブ可愛いよチェブv

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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こんにちは、チェブラーシカ

監督:ロマン=カチャーノフ
出演:チェブラーシカ、ゲーナ、シャパクリャク、他
原作:エドゥアルド=ウスペンスキー
ソ連、1969年

TLでソ連の国営アニメ製作会社の作品がYouTubeで見られるようになったと流れてきました。ソ連アニメといったら「チェブラーシカ」です。記事を見てみたら、チェブラーシカのカットがトップに載ってまして、うはうはでYouTubeで視聴してきました。いい時代になったものだ… 日本語字幕がついてなくて英語字幕か字幕なししかありませんが、知ってる話なんで雰囲気を堪能しました。明日は「怪盗おばあさん」見るんだv

本作は人形アニメーションですが、ほかにもたくさんのアニメが公開されてます。興味があったら是非。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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シュガーローフに行ってきた

シュガーローフこと安里五二高地に行ってきました。ゆいレール・おもろまち駅の近くにあることはわかっていたのですが、免税店の中に入ったら却って混乱して、最初から迂回すれば良かったことが判明しました…

下からの外観を撮り忘れたので、そのうちに追加しますが、現在は下のような貯水タンクがあり、安里配水池公園となってます。



公園と行っても、一周5分足らずだし、タンクがある敷地は進入禁止なのでとても狭いです。

またここに来るにはTギャラリア沖縄(免税店)の向かいにある道路から下の階段を昇ってくるか、この裏手にある住宅地からの階段を昇ってくるしかありません。



公園に碑文があり、それだけがかつてここが激戦地だったことをうかがわせる、まるで別世界でした。

5年前に沖縄に初めて来た時、わしはレンタカーをTギャラリア(当時はDFSギャラリアだったらしい)で返却することになって、この周囲をぐるぐる回ってまよったのですが、その時はシュガーローフのことなんか全然知りませんでした。

今も、ここは訪れる人もないまま、ひっそりと歴史に埋もれてしまいそうな気配です。「ハクソーリッジ」が公開された時はもうちょっと盛り上がったんでしょうかね?

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