忍者ブログ

されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

近況報告

買った。

来た。

見た。

拍手[0回]

PR

大統領の理髪師

ソン=ガンホ、ムン=ソリ主演。

学もないし、度胸もない小市民の理髪師、ソン=ハンモは、大統領官邸のある町に住んでいたことから、朴大統領お抱えの理髪師になってしまう。最初のうちは訳もわからず権力に媚びるだけだったハンモだったが、一人息子が共産主義者と間違われ、歩けなくなったことで少しずつ変わっていくのだった。

おかしうて、やがて哀しき庶民かな。

懐かしい映画だなぁと思いました。ちなみに2004年作ですが、こういう一般市民の何気ない日常を描いた映画というのは、日本映画全盛のころに撮られた映画だと思います。大作スペクタクルだけが映画じゃない。こういう、市井の人の視線から描かれた映画がもっとあっていいと思います。今のハリウッドにゃ逆立ちしても撮れんだろ、こういうの。いわゆる「大スター」とか美男美女だけ並べとけば気が済むと思ってんじゃねーのか、と思います。
かつての日本映画はそうじゃなかった。黒澤があって、小津があって、溝口があって、みんな作風が違ってた。スケールが違った。スケールの大小がいいのではない。そういう個性があった。いま、ロードショーでかかる映画ってどんなんですか。アニメか、大作かハリウッドか。それだけが映画じゃないよと思います。
そういう点では単館映画館は貴重でした。もう通うことはないと思いますが、ああいうところでかかる映画こそ、もっと大勢の人に見てもらいたいと思ってます。

閑話休題。

「大統領の理髪師」も、そういう、ふつうの庶民だった理髪師のお父さんが、大統領とその周りの人に振りまわされつつ、少しずつ自分を持っていく、そういう逞しさを描いた映画であります。まぁ、大統領の理髪師ってだけですでに特別な立場なんですけど、ソン=ガンホ氏の演ずるソン=ハンモはあくまで小市民で、情けなくて、おかしくて、哀しくて、別に大統領の理髪師だからって大化けしない。特別な人にならない。あくまで等身大で、ちょっとずつちょっとずつ変わっていく。
いみじくもソン=ガンホ氏が自分にいちばん近いキャラクターだ、と仰った「反則王」のイム=デホのように、人はいきなり大幅に変わったりしない。変化は起こる、少しずつ。イム=デホが、「反則王」のラストでいつもヘッドロックをかける上司をいきなり投げ飛ばしたりできないように、ソン=ハンモもそんなに変わらない。でも、彼は朴大統領が暗殺され、次の大統領の理髪師にも、と言われた時に断ろうとする。結局断り切れなかったのはすぐ次のシーンで明らかですが、頭頂部のはげ上がった大統領に「髪が伸びてからきます」と言ってしまうぐらいの変化はしている。で、拷問されて家に戻ってくるんですけど、息子に曰く「でも、お父さんは言ってから胸のつかえがとれたそうです」とか。
で、このソン=ハンモを支える奥さんがまたいいですな。強気で、情が厚くて。それに息子もいい。映画は息子のナレーションで、息子の視点で描かれるんだけど、お父さんに似て、気弱で。

この映画が舞台になっている1960〜70年代の韓国は、朴大統領の軍事クーデターやら、暗殺やらと暗い時代でした。でも、「山より高い壁が築き上げられても、柔らかな風は笑って越えてゆく。力だけで心まで縛れはしない(「East Asia」よりCopyright中島みゆき)」のですよ。そんな庶民のしたたかさと哀しさをさらりと描いた上手い映画です。
ソン=ガンホ氏はますます芸達者になられましたなぁ。しかし、格好いい役(「シュリ」とか「JSA」とか)の時は格好良く見えるのに、こういう情けない役(「反則王」「殺人の追憶」とか)の時はとことん情けない。ソル=ギョング氏とは別の意味で、よー変わる役者さんでありますよ。
奥さん役のムン=ソリさん、「ペパーミント・キャンディ」のヒロインでしたのか。気づかなかったよ、1回しか見てないし。あの時はもっと純朴な娘役だったし。女は化けるね。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

拍手[0回]

大人って大人って

「ポケットの中の戦争」を借りてるビデオ屋に「ジャイアントロボ The Animation 地球が静止する日」が全巻そろっとるわけですよ。でも、「ジャイアントロボ」もう借りたくない。すごくすごくすご〜く見たいけど、見るなら、自分でDVD買って見たい

うわぁぁ。ついにこんなこと言い出してるよ、こいつ。

いやね、だって、世に大人買いっていいますけどね、やってることは子どもじゃないですか。もう、お金はあるけど、子どもな話じゃありませんか、金があるから買うって。そうでなくたって、たきがはも最近薄給だし、そんなにお金使っちゃいけないんだぞー(←誰に言う)

でも、「ジャイアントロボ」が見たいんす。だって、LD7枚セットが、引っ越し前だったんで指くわえて見逃したら、やっぱり売り切れちゃったっていうし、いま、LD動かないし、まだ修理も頼んでないし、サントラ聞いてて、あの場面、このシーンって思い返すのはいいんだけど、5と7がないんだよね(復刻版を見つけたので手に入れられれば問題は解決)。でも、音楽聞いてると見たくなるんすよ。見たいんだよー!(←ばか)

で、薄給ですけど、別に薄給が嫌なんてんじゃないっすよ。金がないならないなりに楽しむのが人生吉ってもんよ。「300万時代のなんとか」とかって本がベストセラーになった時に、たきがは、家庭持ちならともかく、独身は300万で足りるだろうと思ってびっくりしたんすけど、どーだったのかしらん。いや、わし、年収300万なんて稼いだことないし。万年貧乏だし。

閑話休題。

で、500円玉貯金なんてしてみてたわけです。あ、やばい。このパターン、前に「ホームズ」買った時と同じだな。あの時も「目的がないまま貯金するのもつまらん」とか言って、7万円だかつぎ込んだ覚えがあるぞ…

……

………

後悔なんかしてないもんねー!

で、なんですか、DVD-BOXはもう廃盤になったそうなんで、早速、リマスター版、4枚まとめて頼んでくるっす。
決断早すぎますか、そうですか。

拍手[0回]

ポケットの中の戦争6

最終話。いろいろ書きましたが、完成度は高い話だと思います。「リーンの翼」なんて見たあとにゃあな。ふ…(とほひめ)何回も見ようとは思いませんが。

アルの助けを借りて、最初にこのコロニーにやってきた時に乗っていたザクを修理するバーニィは、ガンダムと戦う。しかし、母と父を迎えに行ったアルは、ジオン軍の核爆弾を載せた戦艦が連邦軍に落とされたことを知り、バーニィを止めようとするが、もはや彼の声は届かず、バーニィはザクともども木っ端微塵になってしまう。しかも、ガンダムのパイロットがクリスだと知り、驚くアル。やがて戦争は終わり、クリスも地球に異動になる。アルはクリスにザクに乗っていたのがバーニィだと告げられなかった。

バーニィ、犬死に。南無南無。つーか、バーニィって、アルにビデオを残して、自分が戦う理由を「兵士だから」とか言ってたりするんだけど、こんな戦争末期の新兵って、どういう事情でジオン軍に入ったんでしょうか? 徴兵か? 志願兵か? 隊長たちの仇を取るほどつき合いあったわけじゃないし、まぁ、核攻撃を防ぐためとはいえなぁ。間が悪いというか。最後までなんか兵士らしくないなぁという印象がぬぐいきれず。まぁ、そんなキャラはそうそういなかろうけど。その兵士というところから遠いところにいそうなバーニィが、自分の死も顧みず、というところに違和感が残るわけです。そこまでの覚悟を持って、この戦争に参加したわけじゃなさそうだっただけに。
クリス、「バーニィによろしく」って、なんか怖い台詞だよね。事実を知らない無邪気さと、でもしっかりザクを倒す非情さと、一応中尉だし、兵士としての覚悟はバーニィよりよほど上かと(アルにあげた階級章から判断するにバーニィは伍長だろう。ザクを落とされて昇進できたとも思えんし。死後特進も、ジオン負けるからないだろうし)。しかし、この話だけのキャラなんで、その後が語られることもなく。
まぁ、あえて後日談とか描かずに、ここで話を切ったのはよかったんでないかと思った。

原画とかに佐野浩敏氏の名前をはけ〜ん。
「ジャイアントロボ」は3年後の作である。やっぱり、秋元羊介氏をアルベルトに起用したスタッフは慧眼であるなとしみじみ。隊長、いいキャラだけど、おとなしいもんなぁ。2作のあいだに何に出演されてたのか気になるところだ。アルベルトの流れでマスターはあんまり違和感ないしな。

拍手[0回]

ポケットの中の戦争5

サイクロプス隊の作戦は失敗に終わり、一人だけ生き残ったバーニィは酒場のスパイからクリスマスまでにガンダムが破壊されなければ、ジオンの戦艦がコロニーに核攻撃することを聞かされる。一度はアルの非難も押し切って逃げようとしたバーニィだったが、結局、ガンダムを倒すためにコロニーに戻るのだった。

始まったら隊長、もう死んでます。うるうるする間もありませんでした。「バーニィ、嘘が下手だな」じっくり味わう間もありゃしません。つーか、そのバーニィのために連邦軍じゃないとばれちゃって、劣勢のまま交戦しなければなからなかったんですから、嘘が下手にもほどがあるっちゅうか、なんちゅうか。まぁ、一人だけ生き延びたことで、バーニィも貧乏くじを引くわけでもありますが。
で、ガンダム1体を破壊するために、すでに負けの見えた戦争でコロニーを核攻撃しようというジオン軍の将官もいかれぽんちです。

どーでも良くないのかもしれませんが、たきがは、一年戦争当時の世界をよー知りません。連邦軍対ジオン軍という図式は知ってますが、ジオン軍が「独立」を唱えてたように記憶してますんで、この「ポケットの中の戦争」の舞台であるコロニーが「中立」っちゅーのはなんかおかしかありませんか? だってジオンがわざわざ独立するっちゅーことは、コロニーは全部連邦の支配下にあるはずだと思うんですが? なんでここだけ中立? それともジオンの目的は「独立」じゃなかった?
いやはや

拍手[0回]

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

最新CM

(06/14)
無題(返信済)
(05/29)
(04/27)
甘くない態度(返信済)
(04/26)
謹賀新年(返信済)
(01/04)

プロフィール

HN:
たきがは
HP:
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

かうんたあ

脱原発意思表示Webステッカー

バタリーケージの卵を食べたくない!キャンペーン