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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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悪魔が来りて笛を吹く

横溝正史著。角川文庫。

没落貴族、椿英輔子爵の謎の自死が、六本木の椿家を恐るべき連続殺人事件に巻き込んでいく。椿子爵の娘、美禰子の依頼で椿家を訪れた金田一耕助は、この謎を解けるのか。椿子爵の遺書に記された「これ以上の屈辱、不名誉」とは何を指すのか? 椿子爵の吹きこんだレコード「悪魔が来りて笛を吹く」は何を意味するのか? 自死したはずの椿子爵がその夫人の前にたびたび姿を現す。彼は生きているのか? 恐るべき毒殺事件、天銀堂事件と椿子爵の関わりは?

これも映画化されて、金田一耕助役を西田敏行がやったと思ったんだけど、「悪魔が来りて笛を吹く」のメロディーは覚えていても、犯人役も動機もきれいに忘れておりました。うーん、そんなに印象なかったのかな? 先に「八つ墓村」見たんかいな。理由がいまだにわかりませんが、おかげで最後まで謎がわからず、楽しく読めました。

そう言えば、映画の等々力警部は「よしわかった!」というのが口癖だったと記憶しとるんですが、小説のはそこまで砕けたキャラではないのね。金田一さんが頭をぼりぼり、ふけがぱらぱら、というのは映像物とさほど変わらんのだが。これは歴代の「ホームズ物」で、ワトスン先生が3枚目をさせられてきたのに通じるところがあるんだろーか?
横溝正史といったら、
・旧家で名家
・実は金田一さんと警察以外のほとんどの人物が血縁関係にある
・犯人が殺したい奴を全部殺すまで金田一さんは犯人を当てられない(げほげほ)
というお約束があると記憶しとるんですけど、そのお約束を読みたかったんで、期待どおり。

続いて「獄門島」を読む所存。

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銀鈴 GinRei

エキスパートたちの「全員チャイナ作戦」に目がくらんで、とーとー買ってしまった銀鈴シリーズ。期待どおりのばかばかおかしさに腹かかえて笑ってしまいました。

収録作品は「素足のGinRei」「鉄腕GinRei」「青い瞳の銀鈴」の3作。前2作のぶっ飛びぶりが本編以上でおもしろかったっす。ちゅうか、アルベルトのけつと、イワンとのハミングでわし、満足。期待以上のできでした。

「素足のGinRei」
銀鈴の戦闘チャイナが盗まれた。その頃、銀鈴の破壊工作に激怒したアルベルトは自ら乗りだし、銀鈴抹殺を図る。囚われた銀鈴の前に現れたエージェントは銀鈴にそっくりだった…。

もともと「ジャイアントロボ」本編の制作費を稼ぐため、ファンサービス満載の今シリーズ。本編では見られなかった銀鈴の私室から寝起き、シャワーシーンまでお色気も交えつつたっぷりサービス。とか思って見ていたら、次のシーンの生けつはアルベルトのものだった…。お目付役のコ・エンシャク相手につい愚痴をこぼしつつ、本編よりも小心なアルベルトがいかす。ラスト、銀鈴が乳もんだ時はどーなるかと思いました。

「鉄腕GinRei」
ロボが封印されてしまい、傷心の大作は、幻夜に誘われるまま、BF団のエージェントとなる。もう1つのGR、すなわちGinReiロボを盗み出して。GinReiロボの識別は銀鈴の戦闘チャイナが必須と知り、戴宗たちエキスパートは全員チャイナ惑乱作戦を立てるが、毛穴ひとつまで銀鈴をコピーして作られたGinReiロボにエキスパートたちは戦うことができない…。

宴会シーンと、ロボを封印された大作の反抗エピソードが交互に挟まれるんで、時系列が混乱するんだが、これは国際警察機構を離れた大作が戻ってきたのを祝って宴会、その隣でBF団も宴会してたんで戴宗とコ・エンシャクの飲み比べとかに至ったと考えるのが正しかろう。大作の「僕、ほんとは29歳なんです。子どもも一人いるんです」は、CVの山口勝平氏自身のネタか? オープニングでいつも十傑集がかぶってる三角帽をかぶったまま、ビールを飲もうとして、当然、飲めなくて皆に「えんがちょ」くらってた十傑集はいったい誰? キャラクター的に素晴らしきヒィッツカラルドかしらん。戴宗とコ・エンシャクの飲み比べでつい戴宗を応援するアルベルトが可愛い。しかも、エンディングテーマはアルベルトとイワンのハミング・デュエットだ!

「青い瞳の銀鈴」
前2作とは一転してシリアスな話。ラスト、「戴宗の兄貴がピンチ」という鉄牛の台詞から、ドミノ作戦の最中か? なんでも大作に会う前だそうなんだけど。銀鈴の水浴シーンというサービスはあるものの、展開は本編のが近い。しかしなぜ、鉄牛に「博士」なんてやらしたのか? あんまり意味ないような…Episode 1でも、冒頭、鉄牛と銀鈴がペアになってるところを見ると、けっこう二人で組んで作戦に当たることは多かったと見た。しかし、Episode 6で皆が知っているらしい銀鈴と村雨の仲をなぜ鉄牛は知らないのか、一方的な片思いなのか。

GinReiギャラリーに、GinRei愛のもしもしコール(留守録用のメッセージが12ついている。そういえば、留守録にどんな音楽を入れるのか競ってたことあったなぁ。基本的にゲームとか、奇抜な音楽だったりしたわけだが)、銀鈴の着せ替え人形や各Episodeの初回特典ピンナップなどなど特典映像も盛りだくさん。特に銀鈴ファンには堪能できる1枚であろう。かくなる上は、親父ファンが堪能できる1枚も作りませんか、そうですか。

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今日もぷちオウガファンな毎日

高速をかっ飛ばすたきがはの前方を走る車の名前はAPPLAUSEだった!

マラノでは彼とラウニィーの会話が楽しかったなぁ。しかしヒカシュー大将軍、どーして愛娘の婚約者にこんなおっさんをちょいすしたのか、今もってわからん。

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横溝正史

唐突に金田一シリーズが読みたくなって、ブックオフをうろつくも、明らかに品不足。映画はそれなりに見たが、原作は実はあまり読んでない。はっきり覚えているのは「女王蜂」ぐらいで、知り合いが「映画は犯人も違っていてだめ」と言っていたので覚えているぐらいなもので、何を読んだかさえ曖昧である。つまり、金田一シリーズが読みたいのだけど、具体的に何が読みたい、というわけでさえなかったりする。

水俣市の図書館は以前にもちょっと書いたが、本はあんまりない。横溝正史で検索しても、金田一シリーズはとてもよりどりみどりというわけにはいかず、平日7時まで、土日は5時までという時間の制約もあり、行きそびれていた(「イシ」「ゲド戦記3」「獣の奏者」を借りた時は金田一シリーズが読みたかったわけではなかった)。
しかし、知っている人は知っていると思うが、いま、図書館の入口で無料・無人の本の交換会をやっておる。要するに要らなくなった本を置いていって、欲しい本があったら持って行っていいという話である。
そこに金田一シリーズが何冊か置いてあった。
ひとまず、全冊もらってきた。
状態がけっこういいと思う(たきがははよほどの古本でない限りは見てくれにはそれほどこだわらん主義であるが。読めればいい。保存用、どうしても手放したくない本は例外)ので、読み終わったら、また戻しておこうと思う。
映画で見て、中盤の首ちょんぱがトラウマになった「獄門島」とか「女王蜂」とか知ったタイトルから、聞いたことのないタイトルまであって楽しみである。

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獣の奏者

上橋菜穂子著。講談社。上下2巻。

闘蛇衆とである母を失った少女エリンは、故郷の村を追われ、蜂飼いのジョウンに助けられ、育てられる。自然の中で王獣という神々しい獣を見た彼女は、老いたジョウンがその息子のもとに身を寄せねばならなくなった時、王獣の世話をするカザルム保護場に向かう。持ち前の利発さと母から何気なく教わった知識が役に立ち、エリンは才覚を現し、傷ついた王獣の幼獣リランと出会ったことから、数奇な運命に巻き込まれていく。神々の山脈の向こう側から来たという国家の祖、その子孫にして、神にも等しい汚れなき真王と、国を守るために闘蛇を操り、戦ってきた大公に分かれてしまった国を巡る陰謀。闘蛇の天敵である王獣を、ただ一人操ることのできるエリンは、しかし、本来ならば生まれることのない霧の民との混血児であり、霧の民であった母は己の命さえ失うほどの強固な戒めに縛られていた。人に育てられた王獣も闘蛇も自然のものとはあまりに違うことに気づいたエリンは、自分の信じるやり方でリランを育てたが、それもまた母の守ろうとした戒めを破るものであると、その時の彼女は知らなかったのだ…。

壮大なスケールのファンタジー。いつもながら、異世界の設定がお上手で、話の中で語られていくのでどっぷり浸ることができます。
しかし、エリンが王獣や闘蛇が自然の状態と違うからといって、母の同族に戒められてもなお、自分のやり方を押し通し、結果的に、別の理由で最悪の状態を回避はされたものの、引き起こしかねなかった事態を思うと、やはり世間知らずの小娘の浅はかさかな~というのがあくまでもエリン視点なもので、ちと気になりました。人に飼われた瞬間から野生と同じというのはあり得んと思います。できるだけ近づけたいという気持ちはわかりますが、それが引き起こした事態を知ってもなお改めようとしないのはどうなのかと。いくら野生に近くといっても、そんな理由は王獣や闘蛇にしてみれば、人間の自己満足に過ぎんわけで、武器として使う限り、それは最悪の事態をいつでも引き起こすわけで、釈然としないものが残りました。

かくなる上は「天と地の守人」が読みたいわけだが、図書館に入れてもらえない。買うのか? 3冊どうしようかな…

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