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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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柳橋物語・昔もいまも ひとごろし 生きている源八

何を思ったか、いきなり山本周五郎3冊読み。

「柳橋物語・昔もいまも」
タイトルの2作を収めた中篇。初めて読んだ時にぼろ泣きして、電車の中だったもんで、ずいぶん恥ずかしかった記憶があるが、今回はそれほどでもなく、すれたのかなぁ、と寂しかった。
しかし「柳橋物語」はやはり良い。平凡な町娘、おせんちゃんをこれでもか、これでもか、と襲う様々な出来事。恋に恋する年頃だったおせんちゃんは、それほど好きでもなかった男に「待っていてくれるか」と言われて、うっかり頷いたのが運の尽き、ほんとに好きだったのは誰か、そのことに気づくまで、作者の仕掛ける物語はおせんちゃんをどんどんしんどい方へ向かわせる。でもラスト、血のつながっていない子どもを「自分の子だ」と言えるようになったおせんちゃんに、ささやかな幸せを喜ぶ、周五郎さんお得意の江戸の庶民の逞しさを見るのだ。
「昔もいまも」は実直さだけが取り柄の、ぐずな男の恋物語。

「生きている源八」
死後の刊行だけあって、つまらない。母曰く「本人が出さなかった小説がおもしろいはずがない」。デビュー直後の講談調の話が多いかな。短編集。しょっぱなの話は、「樅の木は残った」の原田甲斐に通じるところがあって、そこだけおもしろかった。

「ひとごろし」
これも短編集。タイトルは物騒だが、周五郎さんが得意とする滑稽物。「忠臣蔵」も「荒木又右衛門」も飽きたら、こんな仇討ちはいかがか。いや、そういう人は周五郎さんのみたいな、ほんとの庶民の話には手を出さんかな。
ちなみに母は時代劇は周五郎さんの小説しか読まない。藤沢周平も池波正太郎も好きじゃない。江戸の、庶民の雰囲気を味わいたかったらお薦めする。ここにはエリートも英雄もいない。

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鉄人28号 白昼の残月

実家ではケーブルテレビに加入しているので、うちでは見られない番組も見られる。見られると思っていなかった今川監督版「鉄人28号」わくわくしてチャンネルをまわしました。

敗戦後10年経った東京。少年探偵、金田正太郎は、父の遺したロボット「鉄人28号」とともに謎の事件を解明する日々。そんなある日、正太郎は自分よりも上手く鉄人を操縦できる人物に会う。戦死したと思われていた義兄のショウタロウであった。昔、自分が暮らしていたアパートに住み込むショウタロウ。と同時に金田博士の負の遺産、廃墟弾が爆発、正太郎は義兄と協力して事件の解明に当たろうとするが、復員兵姿の殺人犯も登場、「正太郎に鉄人を操縦する資格なし 残月」と挑発される。その復員兵の正体は誰か? ショウタロウが日本に帰ってきた目的は? 廃墟弾の破壊から、正太郎と鉄人28号は東京を守ることができるのか?!

キャラクターデザインがわりと横山光輝氏のキャラに近いのと、等身が低いの、鉄人28号のデザインもほどほどにださださ、重量感があるので、ぱっと見、子ども向けアニメかと思いましたが、どうしてどうして。こりゃあ、お子さまにはおもろくないやろ。いや、だって、鉄人はだんだんぼろぼろの包帯姿になってくし、ショウタロウのキャラが特攻兵上がり、ヤクザの村雨竜作(CVは若本規夫さんだ!)も同期、二人揃えば「お富さん」だし、なんちゅうても敗戦後10年の、まだ痛手の冷めやらぬ東京の町のノスタルジックな光景は、今時のお子さまにはわからんと思いました。現に一緒に見てた「Gガン」好きだという甥は、終わった後にコメントなし。ロボット同士の戦いはともかく、人間ドラマがおもしろくなかったんでないかな〜?? 逆にたきがは、正太郎が生まれる前に金田家に養子に入り、鉄人28号の操縦者として育てられながら、戦争にとられ、戦後、帰ってきたら、正太郎に鉄人を取られたショウタロウというキャラクターがなんとも物悲しく、ラスト、大鉄人とともに死への飛行に向かった彼が見たものには涙でありました。
もう1回見たい。細かいところ、いろいろ見落としたような気がするので見直したい。DVD出たら、買いですな、これは。とか思ってぐぐってたら、なんですか、今川監督版の「鉄人28号」がこの世界観なんだそうで。これは、ぜひ、こっちも見ねば!

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天高くたきがは肥ゆる正月

新年明けましておめでとうございます。

実家に戻って以来、三食昼寝付というまたとない環境に体重が増えております。水俣には6日に戻ります。もうしばらく、ネットに縁のない生活をする予定。

本年もたんぽこブログをよろしくお願いいたしまする。

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遥かなる帰郷

水俣から実家までおよそ6時間。たきがはは里帰りしました。今年もパソコンを持ち帰らなかったのでしばらくネットにつながらない生活をする予定です。

本年もお世話になりました。
また来年も当ブログと自サイトをよろしくお願いいたします。

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いつもぷちオウガファンな毎日

たきがはのカーステレオiPodにはもちろん「伝説」「タクティクス」「64」のオウガのサウンドトラックも収録されておる。ただし、聞く頻度は「Gガン」や「ジャイアントロボ」に遙かに負ける上、「64」「伝説」「タクティクス」の順に多かったりする。ゲームとして好きな順は「伝説」「タクティクス」「64」である。どっちでもいいけど。システム的に好きなのは「伝説」なのと、世に松野信者と呼ばれる人びとには下手すると正史扱いされていない「64」であるが、味方キャラクターがけっこう思い入れがあるので、「64」も好きなのである。

ずっと前に密林で「Ogre Grand Repeat」ちゅうアルバムをやっとこ手に入れたのだが、何のことはない。PS版が発売された時に曲がアレンジされて、その曲が収録されているアルバムで、もともとSSユーザーだったというせいだけでもなくて、PS版はどうにも苦手なたきがはは、けっこうプレミアのついているこのアルバムをちっともありがたく思っていなかったりする。
「オウガ」で何が好きかと言ったら、やはりあの高らかなファンファーレにも似た、これから壮大なドラマが始まるんだ〜! 今回、どうやってキャラクター育てようかな〜? 勇者はやっぱり戦士タイプかな〜? という期待感と、これから大変な戦いに行くんやで〜という雰囲気をめちゃんこ盛り上げてくれる「おーばーちゃ Overture」なんであるが、PS版ではこれにコーラスがついて、さながらオペラみたいだったんだけど、PS版を買ってプレイを始めた時に、たきがは、どうにもこの新しい「おーばーちゃ」が大変苦手であった。ちゅうか、元来、「伝説」はSFCの時代からやってるゲーマーなもんで、SFCの音源を聞き慣れている。さらに、次にプレイしたのは当然SSで、これはSFCから逸脱したアレンジにはなっていなかった。PS版を買ったのは最後で、「さて、オウガ」とスイッチを入れたら、鳴り響くのはオペラまがいのコーラスに、引っ繰り返ったもんであった。
なんちゅうか、昔好きだった女の子が、すっげー厚化粧(しかも下手くそ)な女になって再会したような、なんともさみしい気持ちであった。

今日も「伝説」のオリジナルを聞いて、やっぱり「おーばーちゃ」はこれがいいよなぁと思うたきがはなのだった。

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