水田麻里著。今川泰宏脚本。
OVA発売中に「ニュータイプ元気」という雑誌で連載されていた1作。やっとこYahoo!オークションで購入。十傑集が大変色っぽいのがすごく好みなんですが、大作の下まつげやめてくれ。それだけ言いたい。OVAにも原画なりで参加されてる方です。特にEpisode 3の予告カットと、Episode 4の原画はかなり描いてるんでねーかと。ちゅうか、この方が描くと銀鈴や大作まで面長になっちまうんですよ。かなり違和感。

単純にOVAの漫画化と思いきや、ここでも発動、原作キラー今川。OVAの完結前に漫画として完結しただけに、かなり冒頭から違う展開満載。しかしこれはこれでおもしろいです。OVAのはっちゃけ感はないのが残念ですが、こういう展開はありかなと思う。
以下、ネタばれしまくりなので、自己責任にて読んでね。
わ〜い、アルベルト、無事だよ〜! しかし、BF団にいられないっていられないって…(´Д⊂ヽ でも、それでも信念を貫くアルベルトが好きだよ! しかし、国際警察機構には来そうにないでしょうなぁ。戴宗と同僚になっちゃったら、セルバンテスが浮かばれませんもんなぁ。
ヒィッツカラルドがフィッツカラルドになってたり、ビッグファイアに殺されたりしたのは、もうそういうキャラだということで。しかも、技が指ぱっちんでねーし。「素晴らしき」ってついてねーし。「小覇王」というのはOVAに登場した周通の字でねーかな(「水滸伝」がそうだったしな)。やっぱりヒィッツカラルドはおしゃれなポーズで指ぱっちんの変態さんでないとね!
カワラザキのじいさまが活躍してたのは嬉しいです。OVAではタコ飛ばしたきりでしたからなぁ。タコ飛ばすのはレッドの役目になってたな。OVAでは梁山泊襲撃して、ビッグゴールド壊されて、ヒィッツカラルドぶっ殺すないすなキャラだったのに。
戴宗の兄貴も無事でした。わ〜い! でも楊志の姐さん、出番なし(´Д⊂ヽ 林冲がいたり、不死身の天鬼というキャラがいたり。直系の怒鬼との関係は? 不死身なのに死んじゃったし(´Д⊂ヽ 村雨健二の能力はどうなったのか? 無事だったけど。
鉄牛が最初から大作に優しい。OVAとの違いだそうなんだが、なんか違和感覚えたり。最初から頼りになる鉄牛もいいんだけど、戴宗がアルベルトに敗れるまでの子どもっぽさとその後の頼りになるところが好きなんだけどなぁ。線が細いのはしょうがない。
OVAではフォーグラー博士の遺言を幻夜が聞き違え、というのが最大のぽいんつであったわけだが、漫画ではフォーグラー博士とシズマ博士の立場が逆転、シズマ博士も生き延びていたけれど、違う事情になっておった。でも幻夜のピエロっぷりが際立つOVAに比べると、銀鈴(妹という設定は同じ)を撃ち殺してないし、兄妹で納得して大怪球飛ばしてるあたり、潔いとも言える。しかし、どっちにしても銀鈴死んじゃうんだね(´Д⊂ヽ どこかで彼女が生き延びるという選択肢はなかったのかと。だから今川監督、女嫌いとかホモなんて噂立っちゃうんだわ。
で、OVAでは「GR作戦」としかわからなかった孔明の目的、漫画ではちゃんとわかってすっきりして良かった良かった。でも、「戦いはまだ続く」ぽい終わり方なのは同じだな。
九大天王は相変わらず出番少ない。だいたい、全員出てない。最後にディック牧と影丸っぽいキャラが出たきりだ。だいたい、九大天王の「き」の字も出なかったしな。
そうそう、呉学人がOVAよりも誤学人じゃなかったです。そんなに泣かなかったしな。もうちょっと理性的なキャラに見えた。漫画のが格好いいかも。誰も格好良さなんて求めてないですか。
そして、なんと! ビッグファイア様のご登場だ〜! しっかりその能力の一端も明らかにしてくれた。十傑集最大の念動力を持つカワラザキのじいさまも上回る力を披露、国際警察機構のトップ、黄帝ライセとの戦いをにおわせてのエンドマークとはこれいかに。
「地球の燃え尽きる日」ではぜひ、監督の構想にあるエンドマークまで行っていただきたい。コミックス買って、アンケートも出してみた。応援させていただきますです、はい。
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