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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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飾らせていただきましたーッ!

9月9日にありがとさんです!

>鉄板にーさんをおムコに?どうぞどうぞ!

うひゃ〜!

ちゅうわけで、久々のサイト更新となりました。最近、いただきものとかリンクとか、他力本願な更新ばっかりやな…そろそろ本編更新したいんですが、目安は来月いっぱいだったり。

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闇の子供たち

原作:梁石日
監督:阪本順治
出演:南部浩行(江口洋介)、音羽惠子(宮崎あおい)、与田博明(妻夫木聡)、梶川克仁(佐藤浩市)、清水哲夫(豊原功補)、ナパポーン(プライマー=ラッチャタ)、チット(プラパドン=スワンバーン)、ほか
見たところ:新宿ミラノ3

原作といい監督といい実力派が揃ってるのに、ネタの消化不良というか、キャストのいまいちぶりというか、中途半端な一作。タイにおける子供の買春、臓器売買というネタは日本人として見逃せないものであると思うが、エンターテイメントにもドキュメンタリーにも徹せられなかった半端さが気になった。

例によってネタばれしておりますが、特に伏せません。

日本新聞社タイ支局に勤める南部浩行は、同僚・清水が発掘した子どもへの心臓移植が、生体からのものだと知り、取材を始める。金で買える命、日本人の買春ツアー、その闇はあまりに深い。同じころ、日本からタイの子ども教育のNGOに参加した音羽惠子は、そこに通っていた少女が行方不明になったことを知らされるが…。

ええとですね、いきなりラストからいきますが、南部浩行がペドフィリアだったという落ちは、まったくの蛇足だと思います。ええと、監督としてはどういう意向で入れたのか知りませんが、南部もまたタイで子どもを買春する日本人の一人にすぎない、という落ちは、それまでの南部の行動を否定するものであり、途中、南部と与田がチットに銃で脅され、取材をやめろと言われたのに、南部が「薄汚い日本人と同じだと思われたから(取材は)やめない」と言った台詞(チットには土下座したけど)に反するもので、じゃ、いままでの取材っていったい何だったのよ、ということになります。つまり、南部は忘れていたけれど、実はペドフィリアだった自分を疎ましく、あるいは後悔しており、その無意識の謝罪が命がけの取材につながった、とするには、それまでの南部の行動が「こいつ、なんか裏があるから、こんなに無茶するんだな」というキャラには見えんわけです。だから、すごく唐突、何で?とわしは煙に巻かれたんでした。ラスト、惠子に「手を離して」と言われて、いきなり少年を買春した自分の記憶がフラッシュバックされても、置き去りにされた感じのが強いです。補足的に、行方不明になったらしい南部のマンションに、与田と清水がやってきて、与田が息子だと思っていた少年が、実は全然無関係だったり、布きれで隠された壁が未成年への性犯罪の記事で埋まってたりというシーンも、全部後付にしか見えません。
さらに、音羽惠子という人物は、「アジアの子どもたちが悲しくて」タイに向かうわけですが、いったん南部と一緒に帰国します。日本の子どもの心臓移植がタイで行われ、実は生体からの移植だと知って、日本の親にそのことを思いとどまってもらおうとでもしたのでしょうか? しかし、彼女はこの梶川という夫婦にヒステリックに自分の感情をぶつけるだけで役に立たないばかりか、またタイに帰るんですけど、NGOに通っていたアランヤーという少女を助けるまではまだ良かったんですが(それにしても、エイズを発症している娘がいるのに、血を流すような傷を負って手当をしないというのはフィクションとはいえ、あまりに脳天気すぎないですかね? エイズって血液感染するんだよな? 惠子もエイズが移るかもって心配しろよ、しないだろうけど)、幾度も描写されたペドフィリアたちが通う少年少女の買春宿の摘発に、惠子のNGOが立ち会うというのは免罪符にもほどがなかろうかと思いました。途中、このNGOが集会中、ボランティアだと思っていた青年が実はヤクザな組織のスパイで、彼の発砲で集会がめちゃめちゃになる、というシーンがあったんですが、ここで惠子は「日本に帰れ」という南部に反対して、タイに残り続けるんですけど、そんな彼女にさらにお土産やらんでもええやんかと思うのです。そんなに大したキャラじゃないし。しかし、常々乳臭いと思っている宮崎あおいのキャラには、こういう青臭い娘っこはかなり合うキャラだなんて思ったけんど。
さらに、NGOのボランティアの裏切りもなんかおかしなシーンでした。集会をつぶすために発砲? だったら、自分が警官に射殺されちゃったらだめだめじゃん。

清水を演じた方、どっかで見た顔だな〜と思ってたんですが、結局、知らない人だったことが判明、うーん、誰と勘違いしたのやら。

買春宿からゴミとして捨てられた少女が、自力で脱出し、田舎で朽ちてゆく一連のエピソードはなかなか残るものがあったのですが、ずいぶん逃げたなぁ。それとも、ゴミ捨て場がたまたま郊外だっただけか?

いろいろと納得いかない映画でした。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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戦争文学を読む

朝日文庫刊。河村湊・成田龍一ほか。「いま、戦争を考える」シリーズ。

例によって1999年の対談をさも新刊ぽくまとめた1冊。しかし、新章を追加した辺りなんかは他の作に比べれば、まだ良心的だと思う。それにしても、どの本も「いま、戦争を考える」のではなく、過去に考えたのが主体になってるのが、このシリーズ・タイトルつけるのが何だかなだ。こんなんで商売成り立つと思ってる朝日文庫の良識を疑うよ、と言ったら言い過ぎか。

中身はけっこうおもしろかった。いわゆる日本の戦争文学について、いろいろな視点からぶった切り。それぞれの視点と、著者の視点がおもしろかった。読んでない本もけっこうある。

いわゆる戦記物にたきがはは食指が動かない。「父の戦記」のような、ノスタルジー色の強いのが多いから。あと、「あの時代も悪いものじゃなかった」とか「日本軍の全てが悪いわけじゃない」みたいな話は聞いてもしょうがないと思う。わしはあの戦争で何が行われたかをきちんと知りたいのであって、そういう言い訳めいたものには興味がない。

閑話休題。

ので、おいおいに。

それはそれとして、井上ひさし氏の「父と暮らせば」とか、古処誠二氏の諸作とか、対談相手の著作を持ってきて持ち上げるのは白けるからやめてほしい。

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爆走消防車でMPを振り切れ

Aチームの宿敵がついにデッカー大佐から代替わりしました。リンチ大佐とかデッカー大佐を馬鹿呼ばわりしているグリッグス大佐ですが、デッカー大佐とそんなに変わらないと思う。

女性ながら消防署長を務めるアニーは、ロイ=ケルシーの営業妨害を受け、Aチームに助けを求める。デッカー大佐に替わってグリッグス大佐がMPの追っ手として現れたが、Aチームはアニーの消防署へ急行する。だが、そこは小さな町の消防車が1台しかない小さな消防署、ケルシーが権利を欲しがる理由がわからない。探るうちに、Aチームは裏で大物ヤクザのローガンがからんでいることを突き止めるが、グリッグス大佐の魔手も迫っていた。

依頼人とはまず変装して会うのがハンニバルのお約束、今回は蝋人形館というホラームードたっぷりの場所で出会いますが、さて、どれがハンニバルやら? なんかフェイスにそっくりの蝋人形もいるんですが?
で、なぜか、蝋人形作りに携わるフェイスとそのモデルを務めるモンキー、モンキー、入院はしてないのか?
今回はグリッグス大佐というニューキャラが登場したせいか、改造シーンもなし、ピンチというピンチに陥ることもなし。しかも、ロマンスはフェイスじゃなくてハンニバルですぜ、奥さん! そういや、飛行機もなし。
消防士に扮したコングが子どもを果敢に助けに行ったのが、コングらしさ。コング、目立たないな〜
最後の戦い、モンキーの秘密兵器、水鉄砲はどー考えても相手の消防車には届いてなかったと思った。しかし、「俺は〜♪ 消防士〜♪ 勇敢な〜♪ 消防士〜♪」はくせになりそうな鼻歌です。

さてさて、グリッグス大佐の活躍やいかに?

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父の戦記

朝日文庫刊。週刊朝日編。「いま、戦争を考える」シリーズ。

これもネタが古いです。1965年の週刊朝日で、戦後20年を記念して募集した手記のなかから、厳選した25編と、おそらく単行本化した時に足した25編を合わせて50編で1冊にまとめたものと思われます。

読んでて気になったのは、アジアで広範囲に行ったはずの虐殺に関わった手記が出てこなかったこと、圧倒的に多いのは、現地の人といかに手記の作者が温かい交流を持ったかという美談に近いものです。1965年という時代が、まだ、そうしたことを率直に言える時代ではなかったのかもしれません。そう考えると、この本は「いま、戦争を考える」と言いながら、日本人が敗戦後、あの戦争をどのように語ってきたかを人知れずあぶり出すのに役立っているとも言えそうです。

かれこれシリーズも4冊目になりましたが、「いま、戦争を考える」のでは遅いように思うのです。だって、60年以上も経ったのに、国際社会が納得できるような史観をいまだに打ち出していないのだから、うやむやにしたまま、60年以上が経ってしまったのだから、喉元過ぎればなんとやら、水に流して忘れましょう、の精神で、このままうやむやに流してしまいそうな気がします。
そうして、同じ過ちを繰り返すんじゃないだろうかという気がします。

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