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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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灰とダイヤモンド

監督:アンジェイ=ワイダ
出演:マチェク(スビノブニエフ=チブルスキー)、クリーシャ(エヴァ=クジジェフスカ)、シチューカ(アダム=パウリコフスキー)、ほか
原作:イェジー=アンジェイエフスキー

抵抗三部作、最後。原作は読んだことがあります。だから、大筋は知ってましたが、何が「ダイヤモンド」なのか理解してなかったり…。

タイトルの「灰とダイヤモンド」は、作中に登場する「灰の底にはダイヤモンドがある」という詩からとられたものだと思うんすよね。わしはこれを「パンドラが開けた箱に最後に残っていた希望」のような意味に捉えていたんですが、そういう見方だと、この話には逆に灰ばかりでダイヤモンドがないような気もするし。

マチェクは主に共産党系の幹部を暗殺する仕事を生業にしていたんですが、シチューカの暗殺に失敗し、暗殺をやり遂げるために単身泊まったホテルのバーで働くクリーシャと出会い、自分のしてきたことに空しさに目覚めるわけっす。クリーシャとデートする最中に先ほどの「灰の底のダイヤモンド」という詩を見つけたり、自分が間違って殺した2人が安置された教会に紛れ込んだりするうちに。でも、上司のアンジェイにやめたいと言っても聞き入れられるはずなく、結局、シチューカを暗殺しちゃって、自分もラストには殺されちゃうし。
クリーシャは最初は「愛なんか信じないわ」と言ってたのに、マチェクの愛で変わっていき、でも暗殺から逃げ出せずにいたマチェクを失ってしまい、最後にはどっ暗い顔でホテルで馬鹿騒ぎする観客に引っ張り出されて一緒にダンスしてたりするし。
シチューカは殺されちゃうし。

あと、原作だとシチューカのが主人公で、最後に殺されちゃうのは同じなんですが、なんか、「ああ、これがダイヤモンドなのかな」とわかったような気がしなくもなかったんで、機会があったら、もう一度読み直してみた方がいいかもしれません。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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アニメーター逢坂浩司イラスト&ワークス

角川書店刊。

昨年急逝された逢坂浩司さんのイラストや設定資料の数々をまとめた1冊。
たきがは、逢坂氏は「Gガンダム」のほかに「Vガンダム」のキャラ・デザインをやってたのまでは知ってたんですが、他の作品はとんと知らず、ほんとにアニメの第一線で活躍されてきた方だったんだな〜と知りました。

「Gガン」DVD第6巻のお下げがばらけたマスターのカットが1ページで大々的に載ってたのは鼻血もんの感動でしたが、2ちゃんのGガンスレでも話題になったアルゴの設定資料がないのはかなりがっかり… ドモンとレインだけじゃなくて、シャッフルの面々も準備稿の見たかったなぁ。

逢坂さんが携わったアニメのタイトルを見て、見てみたいな〜と思うとともに、アニメ界は大きな存在を失ってしまったのだな〜と思った。

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切手シートを作ろう

たきがはは1度でいいから、まいちゃんの切手シートを作りたいと思っていました。郵便局で配ってるあれです。申込用紙までもらってきて、さて、どの写真にしようかと選択を始めた途端、それ以上進まなくなりました。

だって、まいちゃん可愛すぎて、どの写真を選んだらいいのか、わからないんですもの!! (←大馬鹿)

で、どうしたものかと考えあぐねているうちに、歳月だけが流れていきました。

ところが、先日、たきがはは無料で切手シートが作れるという申込書をもらってしまいましたが、困ったことにそいつには期限がありました。2009年3月まで。さらに、複数のシートを作ることはできないので、10枚1セットで終わりでした。無料ですから、文句を言っては罰が当たります。

ですから、これから来年の3月までにどの写真を選んだものか、決めなければなりません。せっかくもらった権利が無に帰します。それはあんまり勿体ない話です。で、久々に「写真館」の全写真を眺めてきたわけですが、まだ結論が出ません。自分なりのトップ10は「こじろんち」のトップを飾る写真なんですが、じゃあ、その中から1枚だけ選べと言われても、至難の業っすよ、これは!!

やっぱりまいちゃんの顔が写ってる方がいいよね〜
やっぱりはっきり写ってる方がいいよね〜

バナーに使った「べすと・しょっと」もいいのだが、「はむ皇」はなんちゅうても捨てがたい。しかし「くーる・びゅーてぃ」もまたとないピントだし、「インディアンコーンシリーズ」もいいなぁ。

当分、たきがはは悩んでいると思います。お薦めの1枚とかあったらこっそり教えてください。

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2009年6月21日

全国の「オウガ」ファンよ、大阪に集え〜ッ!

ちゅうことで、オウガバトルシリーズ プチオンリー 《TOB-saga-》 様へのリンクを張らせていただきます。

うぉぉぉ! 俺も行きてぇぇ! しかし、来年6月までに拙作「伝説のオウガバトル秘史」が完結する見込みは、まったくありません。なんか本、作ったものかな〜?? 前回はまったく行ける見込みがなかったので、傍から応援するのみでしたが、今回は行っていけない距離ではないし(大阪の同人誌即売会に行くのに、早朝発ち、夜中に帰るという日帰り旅行は経験済み)、まだ8ヶ月もあるから、なんかこさえるぐらいできるんじゃなかろーかと…

サークル参加できなくても一般参加ぐらいはしたいものです。ええ、かなり前向きに考えてみよーと思います。大阪行くのも楽しいですしねッ

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地下水道

監督:アンジェイ=ワイダ
出演:コラブ(タデウシュ=ヤンチャル)、ディジー(テレサ=イジェフスカ)、ザドラ、ほか

アンジェイ=ワイダ監督の抵抗3部作の2作目。タイトルだけは知ってたんだけど、どこで聞いたのやら。
ワルシャワ蜂起でとある中隊が地下水道に潜り、迎える最期の日々、という話ですが、冒頭のナチスの攻撃を受けて崩れていくワルシャワ市はセットにしてはすごい大がかりっすね。それともまだこの時代のワルシャワは復帰してないのか。
1944年10月にワルシャワで蜂起したポーランド軍でしたが、その中心となったのはロンドンに亡命していた政府だったもので、ヴィスワ川までやってきた赤軍がそこで止まったのは有名な話。すでに冷戦の空気を感じるべきか、単に当時、ソ連邦の最高指導者だったスターリンのけつの穴の狭さを言うべきか。しかし、ポーランド側ではソ連を完全にあてにしとったもんで、すっかり当てが外れ、ワルシャワ市街はほぼ壊滅、戦後、復興に携わった市民の記憶を頼りに、煉瓦の壁のひびまで再現したとな。
で、この「地下水道」なんですが、ザドラ中隊長率いる中隊が、蜂起後56日目にして70人だった兵隊が43人に減り、赤い館と呼ぶ廃墟に立てこもったものの、ナチスの攻撃を受けて27人にまで減り、司令部へ助けを求めたところ、地下水道を通って中央区へ行け、と指示を受けたので地下水道に潜る、という話っす。
で、登場人物がザドラ中隊長のほかに、その副官であるモンドリ中尉、その不倫相手のハリンカ、記録係のコラブ、その恋人のディジー、伝令を務める少年兵ゼフィル、部隊に同行する民間人の音楽家などなどからなっております。特に誰が主人公というわけではない群像劇ってやつですね。

で、前作「世代」にも登場したタデウシュ=ヤンチャル氏がコラブ役なわけなんですけど、ナチスに包囲された時に、勇敢にも自爆戦車を止めて負傷、恋人のディジーに肩を貸してもらって地下水道へ行くあたり、かなりこの2人の扱いが大きいところはあります。ディジーの逞しさなんて、主人公なみだなと思ったり。
地下水道に潜ってから、中隊は3つに分かれてしまい、前述のコラブとディジーのほかに、モンドリとハリンカ、音楽家というグループ、ザドラ率いる本隊となります。
で、ナチスが地下水道に毒ガスをまいたというデマに惑わされつつ、中央区を目指すわけですが、道を知っているのがディジーなもんですから、コラブとディジーは目的地近くまでたどり着いたけど、モンドリ・グループは完全に道に迷った上、音楽家が途中で気が狂ってしまい、地下水道をオカリナを吹きながら彷徨っていった上、モンドリに妻子がいると思ってなかったハリンカが自殺をはかったり、とさんざんな展開。モンドリも登場時は部隊の兵士に鉄の規律を教え込んだ鬼中尉と描写されるのに、敵が包囲してきてるってのにハリンカとベッドシーンをやらかすとはなんかいいところがありません。負傷したコラブを助けたところが最期の見せ場と言ってもよい。結局、最期はやっと地上に出たものの、同じポーランド軍が捕まっていて、自分も囚われてしまい、すでに射殺されたポーランドの兵士がいるところを見ると、末路は真っ暗と思われます。
で、ザドラ中隊長は、一応頑張って部下を率いていたんですけど、なにしろ汚水からガスが発生して環境的にも劣悪な地下水道(地下水道というか下水道だな)、部下がだんだんといなくなってやっと地上に出た時には2人だけ。しかも、中隊長は部下がついてきているものと思っていたのに、一緒にいた副官だか何だかよくわからん人が「部下はとっくに死んでいる」とか言われて撃たれちゃったり、中隊長はまた地下に下りていったり、とこちらも「駄目だ、こりゃ」な展開。
唯一希望の見えたコラブ&ディジー組も、コラブが左胸を撃たれる重傷で疲労、最後の坂を登れずにヴィスワ川を目指した二人でしたが、川に出るところにはしっかりと鉄格子があって抜けられない、というこれまた絶望的な展開となりました。

ま、ネタがネタだからな。ディジーの逞しさが個人的には好みでしたが、物語はあくまでもワルシャワ蜂起の最中に地下水道に下りることになったとある中隊の末路を描くだけなんで、その後、どうしたのかは語られません。

それにしても地下水道は、汚水が多いところでは胸まである深さ。設定が設定とはいえ、演じる役者さんたちも大変だったろーなーと思いました。ディジーなんて地下水道に下りてすぐに上はキャミソール1枚になってるし。ワイダ監督って、こういうところはけっこうリアリストなんだろーなー。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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