忍者ブログ

されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

チェ28歳の革命

監督:スティーブン=ソダーバーグ
出演:エルネスト=チェ・ゲバラ(ベニチオ=デル・トロ)、ほか
見たところ:ワーナーマイカル茅ヶ崎

ゲバラ2部作の1作目。本編の開始前に、短いニュースが流れて、ゲバラの人となりをちょっぴり紹介しますが、蛇足な気もする。だって、ゲバラを知らないでこの映画を見に来る人がいるとも思えんし、来ても、ゲバラを知るためにこの映画を見るのでは? この映画でゲバラの人となりを紹介できんのなら、それこそ、映画として失格では?

革命戦争当時のゲバラと、革命が成功し、ゲバラがキューバ(と日本語では書きますが、作中の発音を聞いていると「クーバ」と言ってます。スペイン語だから、でなく、英語圏の人も「クーバ」と言ってるように聞こえるので、「クーバ」と表記するのが正しいのかもしれませんが、そこらへんはいい加減な日本語だからな)の代表として国連で演説したり、アメリカのラジオでインタビューを受けたり、という10年を隔てたゲバラが交互に流されるので、大変筋がつかみにくいです。
映像は1950年代がカラー、1960年代が白黒と分かれているのですぐにわかりますが、こう、交互に流すのはどういう意図があったのかと。

思うに、ゲバラは「20世紀最大のカリスマ」と言われ、今でもよくシャツの題材になったり、「モーターサイクルダイアリーズ」とかってタイトルの若き日のゲバラ主演の映画が撮られたり、と人気があります。ちなみに「モーター云々」の映画はたきがは未見なので、ノーコメントです。主演はガエル・ガルシア・ベルナル。
主演のベニチオ=デル・トロは、けっこうゲバラに似せてると思いますが、すんません、本物のがずっとかっちょいいです。いや、映画を見ているとだんだん錯覚してくるぐらい、そっくりさんではありますが、でも本物のがずっと格好いいんです。つまり、この「チェ28歳の革命」という映画は、ゲバラがいかに格好いいかを描くための映画ではなかったかと思ったわけです。
ゲバラが今も褪せない魅力を放っているのは、やはりその徹底した平等主義と飽くなき理想を追い求め、ついにボリビアの地で殺されてしまったということと、作中でも描かれる潔癖な戦士像ではないかと思います。つまり、ゲバラ、格好いいぜ、いえ〜!ちゅうことが、監督は言いたかったんでないかと。
そう、今でこそ米帝国主義を疑う人はそうそういないと思いますが(それでも昨日、第44代大統領にオバマ氏が就任したから、これからどう変わるかわかりませんが)、1960年代、アメリカは徹底的に中南米に干渉し、自分たちに都合のいい政権を応援していた。ニカラグアしかり、パナマしかり。「エル・サル・バドル」なんて映画もあったし。そうしたアメリカの走狗となった国とゲバラが国連で交わした演説、アメリカ大使の途中での退席や、ゲバラの演説が終わった時に各国から送られた拍手とか見てるとわかるように、ゲバラはどこまでも格好良かったんです。

でも、この映画を見て、ゲバラ、格好いいぜ、いえ〜!と言いたくなるかと言うと、1960年代の国連でのゲバラは格好いいのだが、1950年代のゲバラの格好良さは、うーん、ちょっと難しいかも。キューバに上陸してから、カストロらとゲバラの戦いが始まるんですが、話が断片的にぶちぶち切れてしまうので、なかなか格好良く見えない。だいたい、個人戦なんてものが存在しない現代の戦闘において、指揮官たるゲバラを格好良く見せるのはなかなか難しい。戦いっていったって、個々の兵士もあるし、指揮官てあんまり動かんし。
ただ、戦争というと、どうしても旧日本軍の醜さが頭から離れないたきがはにとって、戦闘員として、診療所にも女性がおり、特に問題が起きることなく戦っていた、という事実はもう少しクローズアップしても良かったんじゃないかと思う。戦争といったら、男の世界だったのは古今東西変わらないはず。女性は参加しても看護婦という形、最悪の場合、慰安婦という形で、男たちにとっての従でしかなかった。癒し(肉体的な意味でも性的な意味でも)しか女性には求めていなかった。でも、キューバの革命戦争では、女性も銃を取り、女性に文字を教わる男性たちが出てくる。それはゲバラの功績ではなく、共産主義のためかもしれないが、それはゲバラという主題から外れてしまうかもしれないが、共産主義というだけでキューバ革命を否定する人がいるのなら、こんなに平等に男女が扱われることもあるのだと言うことはできなかったのだろうかとか関係ないことを思ったりする。

ラスト、革命戦争で重大な役割を果たしたというサンタクララを落としたゲバラたちは、ついに首都のハバナへ向かう。その時、隊に参戦した若い兵士が、いかにもな高級車に乗っていこうとするのをゲバラは毅然と止める。「それはおまえのものではない。すぐにサンタクララまで返しに行け。そして、ハバナへは歩きか、バスか、ジープで行くのだ」と言って。勝者だからと見過ごされてきた暴力にもゲバラはその姿勢を変えなかった、という意味では良いエピソードだと思ったよ。

この後、第2弾が公開予定。さて、第1弾で「ゲバラ最高〜!」と思ってくれた人はどれだけいて、第2弾まで見に行こうという人もどれだけいるのか気にかかるところ。それが多ければ多いほど、この映画は成功と言えるんじゃないかな。

ゲバラについてはWikiも見てちょ。この写真がよくTシャツになってる有名なやつだ。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

拍手[0回]

PR

第17話 消えたトリトンの遺跡

なんか中途半端なトリトンの善意が釈然としない話。

大西洋に向かうトリトンの足止めをすべく、ポセイドンは海底火山の噴火をさせるとは、ずいぶん消極的な手に出たもんです。うーん、そんなことを言うなら、どうせたった2人のトリトン族、ポセイドンが茶々を入れなければ、まずトリトンとピピが会うことはなかったのですから、最初から放っておけば良かったんす。どうせ、何万年も生きてそうなポセイドンだし、その方がよほど楽だったに違いない。って、それでは話が進まない。

ところが、海底から隆起した島にトリトン族とアトランティスの秘密の眠るアトラスの城があったから、さあ大変。もう1回沈めればいいんじゃね?という話ではいけませんのか? すでにポリペイモスの配下で何回もトリトンに破れているアンコウとかエイとか向かわせても役に立たないのは見え見えなんですが。

で、その島に漂着した考古学者らしい老人、トリトンに助けられ、いかだまで作ってもらってるのに、島にある遺跡を調べ始めて熱中します。トリトンも、これがトリトン族の秘密を伝えるのかも、って大興奮。
そこへアンコウとエイがやってきたので、逃げ出すわけなんですが、トリトン、攻撃に転じちゃいます。で、イカダはイルとフィン&ピピがお守りをするわけなんですが、老人の前に姿を出すわけにもいかないので、トリトンの凱旋を待っていたところ、海底火山がまたしても噴火の危機。これは、ポセイドンの力ではなく、誘発されたものと見えます。事前の地鳴りとかしてるし。
で、イカダを放って、「トリト〜ン」って、おまいら、それ、無責任では?
どっちにしても、トリトンが来なければ、島で死んでいたであろう老人ではありますが、何か半端に希望を持たせておいて、結局、見捨てるというのはどうかと思うのです。
かといって、では最後まで面倒をみられるのかというと、これも難しいと思うんすよね。だって、トリトンは大西洋に行きたいんであって、老人は人間のいるところに、最低でも連れていってやらねば、助けるとは言えんわけですから。

トリトンは「ポセイドンのために犠牲者が」と言っておりますが、半端に手を出すのもどうかと思うぞ、ちみ。

あと、遺跡はあくまでも遺跡なんで、都合良く「オリハルコンの剣の使い方」なんてものはないと思うのですが、発想が子どもっちゅうか。

拍手[0回]

信号機が見にくいです

たきがははアイドリングストップを心がけているわけであるが、走っていて問題が多々ある。

・オプ子ちゃんは車高が低いので、前にワゴンがいると信号が見えないので、エンジンをかけるタイミングは前々車のブレーキランプによる。
・車高以前に前に何台も止まっていると、当然、信号は見えにくい。

のは、まぁ、しょうがないとしよう。

問題は、日中、交差点のいちばん前に止まっているにも関わらず、サイドの信号機が今、赤なのか、黄色なのか、青なのか、判別がつかないことがあることだ。こういう信号は正面からはよく見えるのだが、脇からは見にくい。かろうじて今、点灯しているのがぱっぱと動くことによって、あ、黄色になったな、赤になったな、とわかるぐらいである。

しかし、もしも国交省だか環境省だか知らないが、アイドリングストップを本気でやってもらいたいと思うなら、やっぱり信号機ってもっと見えるようにしてもらいたいと思うんすよね。それも脇から、遠くから。それともこれは、警察の仕事だったっけ? 日中、見にくい信号が多いのもいただけないです。

まぁ、今のように寒い時期とか、暑い時期はエアコンをかけて走る人が多いと思うので、きっとアイドリングストップして、いちいちエアコンが切れるのはやってられないと思うと思うんだけど、それでも、「ハチ鳥のひとしずく」のように、自分にできることをしたいと思う今日この頃。

拍手[0回]

第16話 怪人レハールの罠

新しい太平洋司令官レハールが、トリトンとピピに仕掛けた恐ろしい罠。ルカー、イル、カルと合流。

自信満々のレハール、確かに懐かしい人(ピピの場合はプロテウスとか)の誘いはなかなか破れるものではない。でもトリトンは踏みとどまった。
ところが、ここでピピがあっさり罠にかかった上に、レハールの発する毒ガスを吸ってトリトンに襲いかかり、トリトン、破れかぶれでオリハルコンの剣を壁に突き立てたら、あら、びっくり、岩が割れちゃったよ、な話。

ちょっとピピが足手まといすぎるのが気になりました。そもそも、彼女がトリトンの言ったように海上で待っていれば、トリトンも余計な危機に陥らないで済んだものを、ピピが勝手に潜ってきた、挙げ句の果てに自分から罠にはまり、しかも毒ガス吸って凶暴に、でも最後は「こんな罠を仕掛けるポセイドンが許せない」って、それは自分の愚かさを棚に上げたと言うんでは?!

どうも、たきがは、ピピにはつい辛口になっていまいます。ちゅうか、あんまり好きではないようです。うーん、唯一と言ってもいいヒロインなんですが、彼女の場合、無力さが強調されすぎて、自分からピンチに陥るくせに、陥ったら「助けて〜」とか、勝手なことぬかしてるんじゃねーよ、ぼけ、な感想になってしまいます。
今回もそれでトリトンの足を引っ張ったわけですし、頼むから、邪魔するなと言いたい。しかし、この後も、トリトンの足を引っ張りまくりそう。
トリトンを危機に陥らせるために、ピピというキャラを愚かに描くのはどうかと思うんすよ。ちゅうか、こんな馬鹿女いらね、という雰囲気になるのは、今のところ唯一のヒロインとしてやばくねーかと。せっかくトリトンとの絆と健気さを身につけたんですから、もうちっと危機に陥らせ方も工夫してもらいたいよな〜

それにしてもフィン、ピピを追いかけるのはいいが、遅すぎ。役に立たない。
上に、イルとカルが、トリトンとピピを助けに行こうというルカーを止めるのはどうかと。3匹兄弟、すでに役立たずフラグが立ちまくりなんですが、腕力に自信がないなら、もうちょっと頭使えや。なんでも「うわ〜ッ」じゃ、すでにピピがそういうキャラだから、うざいです。
うーん、この3匹って、こんなにうざいキャラだったかな〜? たきがは、なにしろ、初見の記憶がなっしんぐなもんで。あるいは、あんまりうざいキャラだったから忘れたのかな〜? それとも、これから少しは成長して、せめてトリトンとルカーの足を引っ張らなくなってもらいたいですよ。

ルカーの苦労が偲ばれます。

ところで今回、初登場のレハール(第13回には未登場)、顔がマントヒヒなんですが? 何で? ポセイドン族は海の生き物をモチーフにしてると思ってたら、いきなり猿だよ、おっさん。
しかも2000年も眠ってたとは、何のために? ポセイドン族にはまだまだ謎が多いようですが、その場限りで、後で解明されない謎っぽいな。
最後は「オリハルコンの剣の力も見せてもらった」とか強気な発言してますが、直接対決するのかな〜? ちゅうか、さすがに第2のポリペイモスはやめてもらいたいですな。

ちなみにイルカ島が、フィリピンの北東付近にあることが判明。そこから大西洋は遠いのぅ。インド洋廻ってくよりも近いのかのぅ?

拍手[0回]

マスターアジアの腰布同盟本部はここです

1月19日にありがとさん!

>来たんですねー! お越しになったんですねー!

ええ! 我が家の食器棚の脇に鎮座ましまされております! あ、マスターの身長を再現しようとすると、もっと高くないとならんのですが、さすがに日本の家庭で190cmというのは難しいので、何しろ見下ろされる位置がベストですわね。

>緋色の師匠にきゅんきゅん♪

やっぱり赤がベストっすね! ベージュとかもあったんですが、師匠じゃないもんね。で、柄違いもあったかと思ってコスパのページに見に行ったんですが、たきがはの記憶違いで、「キングオブハート・Tシャツ」はありましたが、色違いしかありませんでした。
ところで、2月にパーカーも出るそうですが、かっ、かっ、買いたいよ〜!!(←さらにどこで着るつもりなのかと小一時間…)

>おいらも目だけで見下ろされたいっす(←お馬鹿さん仲間)

(・∀・)人(・∀・)

1着は飾っておく用にして、もう1着を着る用に(←どこで着るつもりなのかと小一時間…)しておきたいぐらいです。

とりあえず、夏コミとか、どうでしょう? しかし、「オウガ」スペース取る気満々で「Gガン」シャツってどうよ? それがたきがはくおりてぃ。

拍手[0回]

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

最新CM

(06/14)
無題(返信済)
(05/29)
(04/27)
甘くない態度(返信済)
(04/26)
謹賀新年(返信済)
(01/04)

プロフィール

HN:
たきがは
HP:
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

かうんたあ

脱原発意思表示Webステッカー

バタリーケージの卵を食べたくない!キャンペーン