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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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さんさん録

こうの史代著。全2巻。双葉社刊。

妻を交通事故で失った参平さんが、妻の残した防備録をもとに主夫をしてみたり、ちょっとロマンスあったり、孫や息子夫婦に振り回されたりする話。

うわぁ、参平さん、いいじじいっすよ! 好きやわ〜

そして、一風変わった孫ののなに振り回されたり、5時間もかかって肉じゃが作ったり、人材コンサルタントの及川さんとちょっぴりロマンスあったり。楽しい漫画でした。お気楽にわっはっはと笑って、ラストはちょっぴりしんみりも、こうの節が満開で楽しかったです。

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第15話 九死一生

美緒と五右衛門が銀山にやってきた。助左は美緒と銀とともに逃れるが、美緒からともに九州に逃げようと言われる。彼女は最初からそのつもりで銀山に来たのであり、助左に72貫の銀を元手に商売を始めようと言う。だが、助左はそれを断り、結局、美緒とともに堺に戻る。しかし、近づく信玄に信長の負けはもはや必至の状態になりつつあり、宗久は今井家の財産すべてを12隻の船に積んで、尾張へ向かう。ところが当の信玄が死んだという。信長は勝ったのである。堺へ戻る船の中で、助左は宗久に独り立ちを願い出る。たとえ野末に倒れても、一人で思うさまやったのなら悔いはないと言って。

五右衛門、けっこう今井に義理堅い人でした。まだまだ、大泥棒への野望は抱いてないんだな。前は鎖付き分銅だったけど、武器も刀(曲刀ではなく真っ直ぐなので、侍のとは違うっぽい)になって、侍っぽいっていうか。でも、表向きは飛脚番のまんまなんだね、五右衛門。
さて、五右衛門のおかげで、美緒と銀をげっとした助左、当の美緒から愛の逃避行を告げられますが、無碍に断ります。何て奴じゃ〜! ここら辺の、美緒が好きなのに、二の次にしてしまうクールさっちゅうかが、たぶん、わしが助左にときめかない理由でしょうな。美緒にさんざん懇願されるのに、先に歩き出しちゃう助左。顔には「美緒が好き」って書いてあるのに、どこまでも今井に尽くそうって魂胆か、われ〜!な感じです。で、五右衛門が現れ、どうやら、助左もその気だったら、逃がそうとしてくれたみたいですよ、五右衛門! 五右衛門もモニカちゃんているもんで、そこら辺は今の助左よりよっぽど話がわかります。まぁ、ここで愛の逃避行したら、助左じゃないってところが助左なんですが。美緒の気持ちを思うと、馬鹿野郎〜!って感じです。だって、好きでもない兼久と夫婦でなければいけないなんて、美緒が気の毒ですよ。でも、美緒のために人生賭けたくない助左、計算高いっちゅうか、クールっちゅうか。

その五右衛門ですが、モニカに津田との結婚を言われ、無謀にも津田を襲います。用心棒に守られた津田を倒すことはできず、でもそれ以前にいくら何でも武器を投げたらいかんだろう、五右衛門、て気もしますが、囚われの身となってしまいます。多少、拷問は喰らったっぽいですが、命まで取らずに宗久に「飛脚番か」と引き渡されたのを見ると、そこら辺が商人というか、単に今井家の失脚を狙ってというか。
久々に志村喬さん登場でうはうはですが、キャラとしてはどっちでもよかったり。ちゅうか、この人はそういう小物が多かったりします。「七人の侍」の勘兵衛とか例外で、「白痴」でも「生きものの記録」でもわりと小市民な感じですな。「隠し砦の三悪人」はちょっと格好良かったけど、ちょい役だし。
で、拘留された五右衛門ですが、宗久が全財産を信長にあげる!(意訳)なんて言い出したもので、要は信長が勝てば、五右衛門も無罪放免になりそうってんで、頑張る助左。津田は反信長なもんで、五右衛門が津田を襲ったのも信長のせいにしちゃえばいいってことなんでしょうか。ほんとはモニカちゃんのためなんですが。モニカちゃん、そのまま輿入れしちゃうんでしょうか。それにしても、モニカちゃんから「輿入れすることになった」と言った途端に津田を襲うとは、五右衛門、なかなか熱い奴です。やっぱりいい奴ですね。ま、主役3人のこうした対比もおもしろいんですが。

そう言えば、いつも言おう言おうと思って忘れてました。兼久って、「タクティクスオウガ」でのデニムに対するヴァイスの位置なんだなぁと。よーわかりませんね、「タクティクスオウガ」やってないと。
つまり、兼久と助左って、ことごとく反対の道をいくんですよ。父の後を継いで、商人になりたいという助左が、今回のラストで宗久に独立を申し出ます。当然、宗久には反対されるわけなんですが、助左がどうして独り立ちしたいのか言い始めると、なんか聞き入ってるんだよね、宗久。これはきっと、己の息子から言われたかったなぁってことなんだろうと思うのです。ところが現実は逆、今井家の商売を切り盛りしているのは宗久と美緒であり、実際のところはほとんど美緒の手腕です。だから、美緒がいなくなったら、きっと72貫の銀よりももっと今井家は立ちゆかなくなったろうと思います。で兼久は何やってるかと言ったら、湯屋街通いか梢ちゃんと遊んでるか、助左をいじめているかってぐらいじゃないですか。あんまり描写されてないので細部は不明ですが。別に商売を覚えようともせず、今井の金に飽かせてのほほん暮らしとるわけです。独り立ちとか、大望なんて持ってないです。当人もしゃあしゃあと「親父殿は好きになれず、後を追おうとも思えず」とか何とか言ってましたが、今井の跡取りとしては如何とも心許ないわけです。そんな兼久に、それでも宗久は船を任せようと言う。その船に助左も乗って、兼久を助けてくれと言う。これはどう考えても、兼久のために助左が犠牲になるしかないです。銀山に助左を飛ばした兼久が真っ当に助左を使うはずないですもんね。そもそも、船なんか任されたって、どんな商売ができるやらって感じじゃないでしょうか。
だから、兼久って出演の時に美緒の次に出るんだなぁと。最初なんか、助左の次だったし。兼久ってのは、アンチ助左なんだなと。思った次第。

要は「タクティクスオウガ」のヴァイスってのもアンチ・デニムなんですよって話です。

信玄がぽっくり逝ったもので、「我らは九死一生を得たのだ」と言う信長。
次回から反撃が始まりそうです。

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第14話 信玄上洛

ついに甲斐の武田が動いた。追い詰められてゆく織田・徳川。堺でも、脱信長を狙う動きが密やかに始まっている。そんな時、助左は兼久によって生野の但馬銀山に飛ばされる。だが、今井家内部の裏切りもあり、銀を毛利家に横流しする動きがあった。そんなところへ美緒が向かっていると知り、宗久は五右衛門を迎えにやらすが…。

助左、苦悩の時代。とことん兼久に嫌われたもんで、船乗りを夢見る男が銀山で銀掘りとは。しかもそこへ美緒がやってきます。宗久が五右衛門をよこし、役者は揃って、次回へ続く〜って感じです。ところが、美緒を案内する平次という男、すでに裏切り者であることが知れています。美緒が来るとは知らない助左、さてどう立ち回るか。五右衛門も来るし、あんまり心配ないか? もっと心配か?

当の五右衛門、なんとモニカちゃんから「私を連れて逃げて」なんて言われてます。その前に殺されそうになってましたが、意外とモニカちゃん、強い女性だったようです。しかしこれは、津田と結婚させられそうになって、それがいや、あるいは五右衛門との仲がばれるってんで、堺を逃げ出したいようです。でも、せっかく待ち合わせたのに、五右衛門、宗久に任務を命じられちゃって、宮仕え(宮ではないが)は辛いよって感じです。やたらに霧に煙る堺で、すれ違う五右衛門とモニカ。このままではモニカから五右衛門のことがばれてしまいそうです。モニカに撃たれた頬の傷が、ますますワイルドさを上げてます。やっぱりいい男です、五右衛門。でも女は幸せにしそうにないけど。やっぱり魅力的です。いちばん人気の善住坊がいないので、五右衛門で目の保養です。我ながら、どうして助左に向かないのか、疑問ちゃ疑問ですが。助左って安全パイすぎるっていうか…
それにしても、宗久にいいようにこき使われているのに五右衛門、寝起きが船とは泣かせます。ちゃんとしたところに寝かせてやれよ、宗久! それとも宗久の私用なんでしょうか? そんなことする必要、ないと思うのに。
そうそう、今回は本職・梢ちゃんを手玉にしてます、五右衛門。さすがは未来の大泥棒、器が違うって感じ? でも危ない橋ばっかり渡ってそうですよ。

で、この時期はあんまり目立たない家康が、ちょっと熱血してました。そのせいで武将を大勢失うとは、何ともぼんくらぶりですが、児玉清さんの家康って、あんまりそういう熱血ぶりを見せない印象があったんで、ちょっと意外というか、これで懲りて、以後はおとなしくなったのか。31歳だったそうですが。

何にしても、甲斐の武田が動いたってんで、信長と家康だけ大変です。敵対してるの、この2人だけだからな。しかも、信玄は台詞のみで役者が登場しません。不気味さも演出しとるよーです。大物っぷりは下手に出さない方が絵になりますもんね。どうせ、ぼちぼち引っ込むんだし。しかし、これだけ武田が強かったのは、やはり騎馬隊云々よりも信玄のカリスマもあったんでしょうか? だって、騎馬隊いたって、勝頼じゃ信長に負けてたし。あるいは信長も鉄砲隊がよく言われてますが、この時にはそれほど普及してなくて数を投入できなかったのか? 信長と宗久が「年末までに鉄砲3000挺用意してちょ(意訳)」みたいな会話をしとりましたが、万の軍勢に千の鉄砲って、そんなに威力あったのかなって。

信長も大変ですが、助左も大変です。次回も目の離せない展開が続きます。

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ムスペルムから愛を込めて(はーと)

5月11日にありがとさん!

>スルスト兄さんのセクハラが、だんだん可愛く見えてきてヤバイ。

今回はさらに暴走させてしまいました。フェンリルもなんちゅうか、暴走気味です。こんなに賑々しい人じゃないんですが、ま、そこはたきがは印ってことで、1つ夜露死苦!

>3人目もたのしみです

意外とね、いちばん地味になったりしてね。いろいろ考えているところはございますんで、登場したらまた、それなりにあれなりに。

>寒かったらTシャツの重ね着だってば!

何だってぇ〜?!(MMR風に)

何にしても、「オウガ」ジャンルのくせに東方不敗マスター・アジアで闊歩するのは決定です。傲岸不遜に見下ろされてください。ああ〜、楽しみv

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第13話 戦国哀史

善住坊が生きていたことが兼久に知られてしまった。ともに囚われた助左と善住坊を助けようとする美緒。それを見抜いた宗久は、助左と善住坊に伊勢のしまと桔梗を連れ帰るように命じる。一向宗門徒の虐殺を信長が図ろうとしていたからだ。だが、時遅く、しまは殺されてしまい、その遺言で、善住坊は桔梗を連れて加賀へ向かう。いつか呂宋に行けるようになったら、また会おう、そう約束して助左と善住坊は別れるのだった。

これでしばらく善住坊とお別れかと思うと、たきがは、涙がちょちょ切れる思いです。そして、前々回だったかで指摘した善住坊の庶民っぷりが、今回も炸裂しておりました。うるうる。善住坊、何で兼久を恨まねぇだぁ?! 元はといえば、兼久が企んだことじゃないかぁ?! とかみつく助左の気持ちもわかるのですが、兼久を恨んでいないと言ってしまう善住坊に、なんちゅうか、日本の庶民の、もうこの時代から現代まで脈々と続く、哀しい精神を見たのでした。水俣病関連の映画を見ていた時に、「おかみに申し訳なくて」と、その当のおかみ=国家に殺されかけた人たちが言うのを見たことがありますが、善住坊のこの時の感情ってこれに近いと思うんだよね。確かに助左の言うとおり、兼久が思いついた信長暗殺で、自分はそれに巻き込まれた。でも、善住坊は助左を庇って、「自分を匿った助左、五右衛門、お仙を咎めてくれるな」とさえ宗久に懇願する。この場合、おかみ=国家ではありませんが、立場的にはより弱い立場にある者が上の立場にある者を許す、さらに願い出るという構図って変わらないと思う。なんちゅうか、そんな、哀しいぐらいに優しい善住坊がわしは好きなんです。憎めばいい、罵ればいい、そう思うのに、そうしない善住坊。もしかしたら、彼のキャラは「黄金の日日」でいちばん優しいんじゃないかとさえ思ってしまいます。

で、助左も囚われたってんで、美緒が五右衛門を焚きつけて、2人を助けようとしますが、宗久に見つかってしまいます。この時、美緒にちくったシーンで、彼女が勘定方をやっているのを見るにつけ、宗久にとっては兼久なんかより、美緒の方がよほど可愛い娘で、確かに兼久の言うとおり、兼久と無理無理な結婚をさせてでも、宗久は美緒を手元に置いておきたかったのだろうなぁと思うのでした。でも、兼久が死んでれば万事解決しとったんだがな! その自覚が全然ない上に、善住坊に自分の罪まで、いけしゃあしゃあと被せる兼久がわしは大嫌いです(段々感情的になってきました)。その兼久が善住坊を見つけたのだって、梢ちゃんのおかげなんですが、梢ちゃん、間者みたいなことをしとるのかな。兼久も馬鹿ではないようですので、梢ちゃんの能力を使ってるようにも見えますが、徳川家の間者だってことまでは気づいてなさそうです。だって家康は信長の同盟軍だし、兼久は信長が嫌いなはずですしね。

もちろん、宗久だって、助左と善住坊がかばい合うシーンでは、より己の息子の醜さを実感せずにはいられないんでしょうが、やはりここで実の息子だってんで、勘当もしないでずるずる、というのはずるさでもあると思うのでした。そして、善住坊を助けると見せかけておいて、実は「伊勢はこれから地獄になる」とは五右衛門の弁、信長の侵略を知ってるからこそ、しまと桔梗を助けたいんであり、善住坊にはそこで暮らせとは、なかなか策士というか、やっぱり今井可愛いというか、これが宗久の限界っていうか。

そして、やっと伊勢についた助左と善住坊に、しまの遺言。しまは一向宗として信長が許せず、その信長の庇護を得た堺には行きたくないと言います。いや、なんか思わぬところで凛とした女性の強さを見ました。「黄金の日日」には美緒といい、ねねといい、魅力的な女性が多いです。前回のねねもすごく良かったです。逆に男はだらしないのも多いっす。兼久とか兼久とか兼久とか…

ところで、この後、竹下景子さん、成長した桔梗もやるんだよね。二役なんだけど、桔梗って、助左の嫁にならなかったっけ…? 助左、この時、21〜2ぐらい、桔梗、4歳。立派な犯罪です、助左。なんで、そんなに年下なんだ〜?! この時代にはこれぐらい歳の離れた夫婦って珍しくないんだっけ? とは先の話でありますが。

で、犯罪ついで(←ひどい)に、前回、とうとうモニカを手籠めにしてしまった五右衛門、相手が堺の豪商だってんで、今更のように助左に「こっちも地獄だ」なんて言っちゃってます。うーん、らしくないよ、五右衛門。あの無鉄砲さはどこへ。それともモニカに脅されたんでしょうか? そんなに頭の回りそうなお嬢様には見えませんでしたが。いや、夏目雅子さん綺麗だけど、「鬼龍院花子の生涯」とかで見せた強さは全くない役だもんね。

そう、そして今回はとことん女性の話ですが、伊勢に行くことになった善住坊、お仙ちゃんに「一緒に行こう」と言います。おや、いい仲になったんでしょうか。善住坊、「ノーラ」って寝言は言わなくなったんでしょうか。でも、お仙ちゃん、自分の生まれ年の女が殺すって予言が出てるから、自分とは別れた方がいいって、行きません。うるうる。こんなところで善住坊の最後の伏線を張ってたとは思いもしませんでした。切ないなぁ、お仙ちゃん。それにしても、単に骨を転がしてるだけのようですが、精度の高い占いだな、という突っ込みはしないが吉でしょう。

そして、今回はラストで「善住坊ー!!」って叫ぶ助左が印象的でした。考えてみたら、けっこう助左、五右衛門、善住坊ってつるんできたし、一緒に呂宋にも行った仲だし、3人とも身寄りがないから、きっと精神的にも支えになってたんだろうなと思います。その善住坊との長の別れ(すぐに再会しないとも限りませんが)。思わず涙ぐむ助左に、わしも一緒に泣きたい思いで善住坊を見送ったのでした。

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