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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第49話 激流

堺に戻った助左右衛門を人びとは歓喜で迎える。助左右衛門は石田三成と会い、堺に堀を取り戻したいと伝えるが、なかなか話が進まない。しかも、今井宗薫が、秀吉の出した禁令に触れたと囚われの身になってしまうが、助左右衛門は何人にも中立であるという約束をして、宗薫を助命し、堺の堀も取り戻す。堺中の人びとが待ち望んだ水が、ついに堺の堀を潤すのだった。

今回は堀に始まって堀に終わるという感じでしょうか。助左、堺に堀を取り戻したいと三成に折衝に折衝を重ねます。そのために目の敵にされてる今井宗薫の助命嘆願もする、堀を掘り起こす工事があれば汗を流す、と東奔西走します。
そんな助左を憎々しく思う宗薫でしたが、美緒に離縁を言い出され、しぶしぶ、堀の工事に手を貸すことに。いや〜、わし、宗薫は堀のことはもうどうでもいいと思ってると思ってました。意外だ。あるいは長年連れ添っているうちに美緒が憎からず思うようになったのか。小太郎まで連れて行くと言われてはかなわんと思ったのか。でも、宗薫にとっては、助左を憎む理由がもう1つって感じに見えました。冒頭でも助左と一緒に帰ってきた小太郎を迎えに来たら「わたしは帰りません」とか言われちゃって、でも息子は助左に説得されてるし。
ただ、最終的には堀のために人も出し、弁当隊も出した今井家、小太郎は親父に礼を言いました。よほど、親父よりできてると思います、小太郎。

さて、堺にとっては堀が帰ってきてうれしいことになりましたが、石田三成はついに命を狙われ、奉行をやめることになりました。で後任はお兄さんが継ぎました。それにしても、加藤清正とか奉行所を襲撃してきた時に、堂々と座ってる兄さん、肝っ玉の座り方が生半可じゃありません。一歩間違えば、とばっちりを受けて殺されてたかもしれないのに「自分は一晩の客だ」とか言っちゃって。実は大物? でも、今の今まで、三成に兄貴がいたとは知りませんでしたから、ずーっと田舎暮らしをしていた模様です。助左に会ってはしゃぐところなんか、三成の兄貴とは思えんお茶目さです。
そんな三成を助けたのは、またしても細川ガラシャでした。よほど恩義を感じたのでしょう。そういえば、あの時は夫からも離縁同然の扱いで、そのまま離縁しちゃえば良かったのにって感じもしますが、三成のためには結果的によしって感じです。
ガラシャが堺に来たのは、堺で復活祭があり、それにこっそりと参加したからでした。小西行長も堂々と参加してます。まだ信仰は捨てられなかった模様です。
で、一連の三成襲撃の裏には当然、目の上のたんこぶと狙う徳川家康の意向が働いていると三成は見抜いているのですが(家康が宗薫に「三成は生きて堺を出られない」とか言ってるんで、首謀者であるのはありあり)、加藤清正らにはそれがわからん模様。結局、本当に豊臣家のことを考えているのは三成だったのに、って感じです。それで、三成は関ヶ原で家康に対する総大将になったか、担がれたかしちゃったのだろうなぁ。

さて、堺から逃れてゆく三成を助左も助けます。なんだかんだいいながら、仲のいい2人です。その時、お仙ちゃんが現れ、「1人で逃げ出すのは許さない」と言い出します。ちょっといっちゃったみたいで、かなり危ない物言いです。その前に助左に見舞ってもらった時も、すっかり老けちゃったし。
でも、助左、堀に水が戻ってくると言って、お仙ちゃんを止めます。三成は「わしにふさわしい見送りだった」と言ってますが、なかなか切ないのぅ。

ラスト、ついに堀に水が入り、堺の人たちはみんなで堀に入って、はしゃいでいます。すぐにいっぱいになったら危ないと思うのですが、それだけうれしかったということなのでしょう。
しかも、あの冷静な美緒まで水に入ってます。思わず助けて、堀から助左が上げますが、もう、呂宋で思わず抱き合ったような2人には戻れないことを2人とも承知してる感じです。すっかり枯れちゃったっていうかさ… 助左なんか、最近は「堺堺」って、堺が親っていうより、堺と結婚したような物言いですよ。美緒にしてみれば、いっそ、宗薫が夫婦の縁を切ってくれたら、助左と堂々と結ばれたのにって感じかもしれませんが、もうそんな希望も失ってしまったんでしょうか。

で、これを書いていてふと思ったんですが、わしは美緒やお仙やねねのように、あんまり受け身にならない女性の方が好きなんです。そういや、桔梗なんか助左のプロポーズをずっと待ってるだけでした。だから、好きになれなかったんだわ。モニカもどっちかというと、そういうキャラかも。じゃ、五右衛門はそういう女性が好きなのか… 善住坊はノーラといい、逆ですな。助左はもう、どうでもいいです。

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長年の疑問が解けた

たきがはさんは子どもの頃の記憶がいたっていい加減な人なので、どんなに好きで見ていたアニメでもドラマでもわりと簡単に主題歌を忘れている。ああ、このアニメ、見てた見てた〜、で、主題歌どんなだっけ?なんていうのはざらにある。

さて、そんな記憶力の怪しいたきがはさんがここ10数年ほどずーっとタイトルが気になっていたのがこんな歌詞。

鳥よ 鳥よ 鳥たちよ
鳥よ 鳥よ 鳥の詩

考えてみたら、ネットでさっさと歌詞を調べれば、数年前に疑問が解消していたろうに、ずーっと放っておいたところ、この歌詞のタイトルがやっとわかったのであった。

そのものずばり「鳥の詩」だって(リンク先で曲が聴けて、歌詞も見られます)。

日本TV系ドラマ「池中玄太80キロ」の挿入歌で、杉田かおるが歌ったんだそうだが、うーん、こんなドラマ、わし、見た記憶がないのだが… だって、西田敏行って好きじゃないもん。脇役ならともかく、主役張ってたりしたら、絶対に見たかねーもん。あるいは、このドラマを見ていて、それで嫌いになったとか…? なくはないのだが、いたって記憶の怪しい人なので、そこら辺の過程もきれいに忘れているのだった。ただ最近、大河ドラマを見ない理由の1つに「数年おきに西田敏行が出ていていや」ってのがあったりする。最大の理由は連続ドラマが見られない体質だからだ。

ああ、こんな歌だったのか〜

もしかしたら、家族が見ていたのを途中で挿入歌だけ聴いて、印象的なさびのフレーズだけ耳に残ったのかもしれない。

ふぅ、すっきり。

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第48話 暗黒航路

秀吉の死に、石田三成は朝鮮半島に渡った遠征軍を無事に帰国させんと奔走する。だが、そうした行動が加藤清正らの反発を呼んでいく。一方、助左右衛門たちは原田喜右衛門を襲撃、フィリピン人を助け、原田は撃たれる。兄を失ったツルは助左右衛門たちと暮らすようになるが、ある日、今井の船が助左右衛門赦免の報せを持って来た時に、赦免状を隠してしまう。ツルに一目惚れしてしまった小太郎は、偶然、その赦免状を手に入れ、助左右衛門と小太郎は日本に帰ることにするのだった。

助左ばかりがなぜもてる〜?

ツルに着物を縫ってもらった助左、その時点でツルの気持ちが自分に向いていることに気づいてもいいと思いますが、三国一の唐変木ですんで、まったく気づきません。これだから、いつまでも美緒が…ぶつぶつ
そして、そのツルに小太郎が惚れてしまったと助左に打ち明けます。はっきり言って、打ち明ける相手を間違っています、小太郎。しかも、相手は実は恋敵です。それなのに自覚のない助左、簡単に請け負います。ど阿呆です。
せっかく小太郎が一人前になったというのに、泥沼の三角関係に落ち込むのか〜?という下世話な心配を置いておいて、小太郎、ツルにアタックしてふられます。がんばれ、小太郎。ツルだけが女じゃないぞッ! きっと小太郎を好きになってくれるかわいい子がいるはずだぞッ!
でも、ツルが投げた瓶の中に、助左右衛門の赦免状が入っていました。朝鮮へ発つ三成が、急いで書かせたものだそうです。冒頭で美緒がうれしそうに右近に見せてました。美緒にアドバイスする右近、ただ、その今井船は、水が悪かったらしく、やっとこ呂宋にたどり着き、助左たちに助けられたんだけんどね。
まぁ、小太郎、赦免状を助左に渡します。冷静にこういう行動ができるのは偉いと思います。親父より、ずっと立派になったと思いますよ、小太郎。でも、最後、見送るツルが「小太郎が呂宋に残るなら嫁になってもいい」となぜか助左に言ったそうで、どうしようかとさんざん迷った小太郎は、結局、日本に帰ります。そりゃそうだよな〜 その口から「船長が好きだ」と言われた女に、一夜明けて嫁になってもいいなんて言われたって、どうせ船長のことを考えるんだろうし、悶々としちゃいそうだし、だいいち、この時点で助左にアドバイスを求めるのはさらに間違ってます、小太郎。その前にそれに気づいてくれ。

さて、三成くん、朝鮮半島の遠征軍を無事に帰国させるため、秀吉の死を伏せさせます。でも、好戦派の加藤清正とか細川忠興なんかが、三成の強引さにブーイングだそうで、とうとう暗殺まで仕立てます。この行動が、関ヶ原で日本が割れた時、清正が家康に味方した原因なんだろうと思うと、三成が一生懸命行動しているのに報われないのとか、行長の友情とかが、なかなか嫌らしい伏線になっとるなぁと思いました。
でも、そんな孤軍奮闘の三成に思わぬ味方が。かつて、若かりし頃、蟄居の身を見舞った細川ガラシャが行長に、三成暗殺を密告したのです。旦那は三成の敵ですから、これは大胆な行動です。あの時の礼だそうですから、三成にとっては見舞った甲斐もあったろうというものではないですか。そういえば、三成がいまだに独身っぽい(奥さんらしい人が一度も出てこない)のは、いまだにガラシャを思っているからなんですかね。ロマンチストだな、三成。

で、無事に帰国させられたようで、ついに秀頼と淀が大阪城へ上がります。主の空っぽになった席に別れを告げる北政所。子どもがいない正妻ですが、それだけに豊臣家は自分と秀吉が一緒に作ったという自負が強いらしく、この後はつぶれても未練はないと言って、出家してしまいます。で、この後、21年も生きたそうです。長生きです。

今回のタイトルは、この後の鎖国を「暗黒」と捉えたもののようです。そこに帰って行く助左。関ヶ原の合戦が始まろうとしています。

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手首が痛い

たきがは家のパソコン周辺は、とある事情から大変パソコンを使用するには不向きな環境となっている。



右の黒い物(ぶつ)がソファだと思いねぇ。左の白い物がテーブル、その上に乗っかってるのがiBookちゃんだ。
この状態でパソコンをいじろうとすると、パソコンがとても低い。かなりしんどい。

で、どうしてたかというと、膝の上にのせて使っていたのだが、これはとかく暖房の欲しい冬場ならばともかく、夏にはまったく向かない。むしろ、邪魔だ。どけい。わしの邪魔をするな〜!と、冷房機器といったら、団扇しかないたきがは家にあっては、自分だけでも暑いのに、これ以上暑い物を近づけてなるものか、という事態に陥るので、泣く泣く低いところのパソコンをいじる羽目になる。
しかし、冬になると、このテーブルが炬燵に変わり、たきがはもソファになんか座ってないで、炬燵に座るので、高さ的にはちょうどよくなる。むしろ、この方が理想的っていうか。

で、半年ほど炬燵を使い、あったかくなったので、いつまでも炬燵を使っているわけにはいくめぇってんで、テーブルと取っ替えたところ、やはり、低いのは辛いというわけで、以下のような変更を加えてみた。



こんな感じ。台をパソコンの下に置いて、高さを確保したわけだ。

で、iBookちゃんを使っているうちは、まだよかったのだが(そのあいだに、やなみき嬢に「腕が伸びていていくない」と言われたりもしたが)、今度のMacBookProではマウスをつなげた。
で、台の上にマウスを動かすスペースはないから、当然、テーブルの上でマウスをぐりぐりやることになる。

すると、どうだろう。10分もしないうちに手首が痛くなってくるのだ。

そりゃそうだ。マウスを使う手首の角度が45度くらい。マウスを使うにはまったく向かないのである。マウスもパソコンと同じくらいの高さがベストなのだ。当然だ。

かくして、たきがはは現状を打破するために、何とかしなければならなくなった。
目下のところ、最有力候補はこれ。


無印良品ネットストアのスチールパイプサイドテーブルにござる。画像をクリックすると商品紹介のページに飛べます。

現状は、MacBookProのトラックパッドの右にマウスを置いてくりくりしているのだが、個人的にはもっと広い方が助かるんだよな〜 当たり前だのクラッカー。

マウスを使わない方向ってのはこれまた一身上の都合であり得ないのだった。

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第47話 助左右衛門追放

堺の奉行所に呼び出された助左右衛門は、石田三成から太閤が長くないことを知り、見舞いに伺候するが、秀吉から追放命令を受ける。しかし、三成の配慮や、美緒の協力により、呂宋に追放された助左右衛門は、自身の財産を持っていくことができた。秀吉は新たに五大老に徳川家康らを任じるが、やがて没する。一方、助左右衛門はフィリピン人を名乗る人びとの襲撃を受け、原田喜右衛門がまだ人身売買をやっていること、フィリピン人とはタガログ人でも日本人でもない、この呂宋中の人びとであることを知り、彼らに協力することにした。

やっぱり、三成はいい人です。今や、すっかり敵同士となった助左と秀吉、その助左に秀吉も先が長くないから見舞ってくれとお願いするあたり、気配りの人であります。ただ、三成はあくまで秀吉の部下であり、秀吉あっての奉行であるという気がしますので、これから関ヶ原の合戦で家康と敵対することになるけれど、そういう頭に担がれるような器ではなかったような描き方です。人の上に立つより、誰かに仕えて才能を発揮するタイプといいましょうか。
しかし、思わず三成の説得に心打たれた助左、秀吉をお見舞いしますが、その場で秀吉に追放を命じられます。秀吉のしてきたことを思えば、殺されないだけましっていうか、でも、何を書いているのかと思いきや、助左を招いて渡した紙に「追放を命じる」とは、その後の秀吉の憎々しい笑顔に、病床とはいえ、太閤健在って感じです。やっぱり緒形拳さんはすごいなぁ。
で、ついに日本から追放されることになった助左でしたが、上のとおり、追放先は呂宋で、財産は今井家が運ぶと、まったく恵まれておりました。三成くん、助左にはとことん友情を示すのだなぁ。
ここで、美緒と三成が会話をしていますが、美緒の助左への変則的な想いが言葉の端々に表れて、切ないのでした。ほんとは小太郎じゃなくて美緒が行きたかったろうに。今度こそ、助左と一緒になりたかったろうに。もはや、美緒は助左とは現世では結ばれぬことを覚悟し、その上でのキリシタンなのかな〜と思いました。

小太郎、すっかり船長を任せられるだけの度量を身につけた模様です。かつては一家を離散させたと助左を恨んだのに「母も連れてきてください」と助左にお願いしちゃうあたり、大人になったな〜と思いました。がんばれ、小太郎。美緒を支えてやってくれ。

で、久々に登場の家康。丸くなったな、おっさん。いや、肥えたってことですけど。秀吉が天下統一に朝鮮遠征と汲々しているあいだに、自分は静岡で蓄えたって感じです。その家康に荷担する宗薫。家康に「江戸に来ぬか」と言われて、まんざらでもないようですから、彼には堺を守る気は毛頭ないわけですな。
ただ、堺を守る云々は、堺に生まれ育った助左や美緒だから思うのであって、他の町の人にはどうでもいいと思うのですが、権力者に迎合して生き延びようとする宗薫というのはやっぱり好きになれないのでした。

そして、フィリピン人を名乗る人びとが助左の船を襲いにかかります。が、撃退。伊達に海賊は名乗っていませんでしたね、助左も。小太郎も危なっかしいけど刀を振り回して応戦。ここら辺は五右衛門とその部下たちに鍛えられたのでしょう、きっと。そう、五右衛門たちがいついなくなっても大丈夫なように。
ところで、準レギュラーの弥次郎が、登場時からずっとじいちゃんなんだけど、助左が「戦うぞ」と言えば、おうと勇ましく応じるあたり、意外と元気なおっさんです。今は弥次郎しか助左のそばにいないのが寂しいですが。
で、フィリピン人の事情を知って、原田喜右衛門の登場に噴飯やるかたない助左。原田を討とうと決意します。まだ生きていたのか、喜右衛門。単に、日本、というより秀吉に寄りつかなくなっただけだったのかも。
しかし、いよいよ年貢の納め時か?

秀吉の死で日本がまた大きく揺れ動きます。いよいよ、最終章の開幕です。

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