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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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神に背を向けた男

全3巻。浜田翔子著。和田慎二原作。白泉社文庫刊。

全巻そろっていたので買ってみた。和田慎二氏の原作だし、前にもちらちら読んだことはあったのだが、全部通しで読んだことなかったので。

う〜ん、ちょっと香が万能すぎる気がする。
あと、佳樹も島津も万能で、郁人も何でもできるのはいまいちだ〜
敵がもったいつけてるわりに弱いのもなんだかな〜

タイトルからすると、アンチ・ヒーローものでそそられるんだけど、中身はレディ・コミなんで、甘々でだめでした。

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チェルノブイリの少年たち

広瀬隆著。新潮文庫刊。

1987年4月26日のチェルノブイリ原発事故について、小説風に綴った1作。最近、どっかで読んだ筋だな〜と思っていたら、週刊少年マガジンに掲載された読み切りであった。

こんな大事故が起こったというのに、いまだに原子力発電に対して、信頼できる人の感覚が理解できない。国家の隠蔽体質でいったら、旧ソ連だって日本だって似たようなもんだろうに。

一人でも多くの人に読んでほしい良著。そして当たり前のように消費している電気について、改めて考え直してほしい。

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ニュースですたい!

「オウガバトル64」Wii配信来たぁ〜〜!!

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カティンの森

監督:アンジェイ=ワイダ

ポーランド史を撮り続けるアンジェイ=ワイダ監督の最新作。たきがは的には、前に見た「戦場でワルツを」よりこっちのが印象深く、また映画を見ている最中から頭痛がし始めて、うち帰ってからもさんざんだったのも、何かこの映画のラストでポーランドの将校たちが次々に頭を打ち抜かれていくその感覚にも似て(実際には即死しちゃうんで痛みなんかないはずですが)、圧倒的にこの映画のが印象深いのです。ごめんちゃい。

1939年ポーランド。9月1日、ナチス・ドイツはポーランドに侵攻し、不可侵条約を結んでいたソ連も東側からポーランドを攻める。ポーランド将校、アンジェイ大尉の妻アンナと娘のヴェロニカは、夫の消息を追ってクラクフからポーランド東部まで来るが、アンジェイとは生き別れになってしまう。そして1943年、ナチスはソ連の犯罪として、ポーランド将校を殺害したカティンの森事件を告発するが、ナチス・ドイツの敗北により、それはドイツの侵した犯罪にすり替えられていくのだった。

アンジェイ=ワイダ監督、何本か見ていますが(うちのレビューだと「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」。レビューは書いてないけど「コルチャック先生」)、ラストを見ていて、こんなにストレートに死を描く監督だったかな〜と思いました。たぶん、今まで見た映画が白黒ばかりだったんで、血にしても死体にしても負傷にしても、そんなに生々しく感じなかっただけなのかもしれません。それほど、ラストが壮烈。もう淡々とポーランド将校を殺し続ける赤軍ってのが凄まじい。当然、音楽も流れない。台詞もない。ただ、殺されるとわかった将校たちが祈りの言葉をつぶやくのみで、殺す側は淡々。

そこに至るまでの6年間も重い。なにしろ、真相は赤軍の仕業なんだけど、ポーランドは戦後、社会主義国として復帰したのもあるし、ポーランドの亡命政府はロンドンにあったけど、レジスタンスの中には赤軍の援助を受けたのもいたもんで、赤軍のしたことをナチスの仕業にしてしまっている。でも事実は変えられないと主張する人たちに容赦なく振り下ろされる当局の仕打ち。

おそらく、監督は、この映画をずっと撮りたかったのだろうと思います。ポーランドの人間として、カティンの森について撮らずに済まされなかったのだろう。凄惨なラストは、その怒りだろうかと感じました。見ているこちらもその惨い画面から目を離せない。目を離してはいけない。
でも、カティンの森の事件は1940年のものです。あれから69年も経っています。監督はまだその怒りを忘れていないだろうか、とも思うのです。怒りではなく、憎しみではなく、人として、単に告発しなければならないことを告発しただけかとも思うのです。

と思って公式サイトを見たら、監督の父親もカティン事件の被害者だそうです。そして映画の冒頭で「父母に捧ぐ」とありました。監督の母親も、この映画の女性たちのようにいつまでも帰ってこない夫を待っていた。カティン事件の真実は、まだその全貌を明らかにもしていないそうです。ついでに監督がこの事件を知ってから映画化するまでに半世紀もかかったことも、公式サイトで読みました。

戦争が終わっても終わらなかった事件。いつまでも真実を語ることが許されなかった事件。これは、ポーランドの人びとの中に打ち込まれた、深いくさびだと思いました。生き延びたイェジ中尉も、真実を語ることが許されず、自殺してしまいます。真実を語ろうとして秘密警察に捕まってしまった女性もいました。

懐かしいクラクフの映像に、ちょっぴりわくわくしました。もう10年以上も前だから、ずいぶんと変わったろうかと思います。中世ヨーロッパを思わせる町並みがとても素敵な町です。うまいもんも食った。けったいなもんも食った。また行きたいなぁ。

日本ではあまり知られることのないポーランドの事件を描いた映画です。その事実の前にただ首を垂れるのみです。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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戦場でワルツを

脚本・監督・製作:アリ=フォルマン
2008年 イスラエル・ドイツ・フランス・アメリカ合作

久々に映画館に行きまして、映画をはしごしてまいりました。どっちも重たい映画だったのですが、猛烈な頭痛でダウン。うう… かつて、5本も見た映画馬鹿はどこへ行ったのだ、ぢぶん?

話題作だったので、DVDでなく、劇場で見たかったのです。たきがは的にも興味ある話題ですし。

アリ=フォルマンは、かつての戦友を訪ねたことで、自分が1982年に従軍した時の記憶を失っていることに気づく。なぜ覚えていないのか? 記憶を掘り起こすためにアリの旅が始まった。

99%がアニメで綴られています。リアルタッチなアニメで、これは芸術作品だな〜と思って、たきがは、途中でつぶれかけました。頑張りましたが。このアニメ、美しいんですよ、とっても。だから、すごく凄惨な、イスラエルのレバノン侵攻を描いているのに、美しく、幻想的である。死体さえも美しい。そう思って見ていたら、ラストの1%で来ましたね〜 実写。いきなり、目が覚めたよ。もう、がつんって感じで。虐殺が行われた難民キャンプが、これでもかと写される。写され続けるラスト。あ〜 おったまげた。

この映画、「おくりびと」と並んで、アカデミー賞の候補だったそうですが、どうだろうなぁ、この映画にアカデミー賞をあげるほど、アメリカ映画界って外を向いてないような気がする。だって、結果的に、この虐殺を行ったのはレバノンのキリスト教政党ファランヘ党だったわけですが、それも元はと言えば、イスラエルがレバノンに侵攻したのも遠因ではないですか。そして、イスラエルが中東で頑張ってられるのはアメリカの支援があるからで、当然、日本も無関係とは思われないわけで。まぁ、日本の件は置いておきましても、アメリカが決して無関係ではないこの虐殺について、戦後27年も経ってから語った映画を、アメリカ人が褒められるとは思えない。なんてことを思った。

わし的には、ラストの衝撃が凄かったので、そこに至るまでのアニメのうち、いくつか無関係っぽいエピソードを外した方がいいんじゃないかな〜と思いました。眠かったんで。まぁ、発端は監督の戦時中の記憶を取り戻すというところにあるんで、しょうがないのかもしれないけど、本題はそこじゃないだろうということで。
しかし、眠いと言ってしまうわしの感性に問題あるかもと思ってしまうほど、実写が雄弁だということです。

それにしても、蠅の表現が印象的な映画でした。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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