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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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オプ子ちゃんのアンテナ

たきがは家の愛車オプ子ちゃんは、軽ながらトップスピードに乗るとぱわふりゃーに維持してくれる良い車であり、走行距離もすでに10万kmを突破したにもかかわらず、大した異常もなく、ぶいぶい走るできた車である。

しかし、そのオプ子ちゃんにも1つ、どうしようもない欠点があった。それは目立たないことだ。色がゴールドとシルバーの中間というありがちなカラーである上、軽なので背が低く、駐車場でうっかり場所を忘れると埋没しやすいということである。

背が低いのはどうしようもないので、諦めるとしても、色はもっと目立たせることができるはず! そう考えたたきがはは、最近お気に入りの真っ赤!でオプ子ちゃんを塗り直すことを考えたが、実行に移す前に、ほぼ理想的な真っ赤の車を近所で見て、意外とほこりが目立つことを発見、そして、現在のオプ子ちゃんの色が実にほこりの目立たない→洗車しなくてもいい色であることを実感したので、塗り替えるという話はつぶれた。まぁ、背が低いオプ子ちゃんであるから、たとえど派手に真っ赤っかにしたところで埋没してしまえばそれきりなので、この案は根本的な解決にはなっていなかったりするし。

そこでたきがはが次に考えたのは、オプ子ちゃんに、暴走族よろしくフラッグをつけるという手段であった。

しかし、ネットで探してみたところ、登り旗のようにほとんど動かないものにつける旗の印刷はあるものの、暴走族がつけているようなフラッグは見当たらぬ。しかも、このような旗にするためには、旗自体の頑丈さもさることながら、はたはたさせる部位の頑丈さも考えなければならぬ。むむむ… 駐車場で埋没しやすいのがオプ子ちゃんの欠点なんだから、走りながら、旗をはためかせる必要はないんじゃね?
という結論に至ったたきがはは、疑問点を解消すべく、メーカーに問い合わせてみたところ、車のアンテナにつけられるという話。そうだ。ともに走り、びんびんの耐久性を要求する必要はないのだ。大切なのはオプ子ちゃんを目立たせるということ、そのためのフラッグである!

ところが、オプ子ちゃんには、実はたきがはがまったく気にしていない欠点がもう1つあった。欠点というか、たきがはがラジオを聞く習慣がないもので、オプ子ちゃんを買ってから、アンテナを1度たりとて引き出したことがないということである。試しに引っ張ろうとしてみたが、すでに中で錆び付いているらしく、びくともしない。むむむ…

そこで、そんなことを言い出してから半月ほど経った本日、たきがははクレ56をアンテナにぶっかけてみた。待つこと5分、しかし、やはりびくともしない。むぅ、動かない。しょうがない、こんな時はプロに頼もう。というわけで、オプ子ちゃんを走らせること30分足らず、ダイハツへ行く。

事前に電話をしてあったので、サービスの人も心得たものだ。しかし、たきがはがオプ子ちゃんを預ける前に「一応、クレ56も噴いてみたんですけど、びくともしなくて」と言ったら、「ちょっときついですね」とか言いながら、アンテナを引っ張り出してしまったのである!!

ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!

自慢じゃないが、たきがはは非力である。握力テストでは常に平均に届かず、ガソリンスタンドでセルフを使わないのも給油口が開けられないからであり、さらに持ち歩きようのハンドクリーム入れ(100均の丸いの)もなかなか開けられずに5分くらい格闘し、確かに俺は非力なんだ〜ッ!!

しかし、ひとまずアンテナは無事に出た。後は、ここに取りつける旗なのだが、5×3でまいたんの写真を並べようと思っているんだよね。その写真の選別が大変なんですが、さて、どうしたものか…

ひとまず、ベスト10のお写真は外してみるべきか… けっこうあちこちで出してるし… やっぱり、意外なお写真がいいのではないだろうか… だが、オーソドックスなお写真もまいたんの魅力があふれていてこれはこれで捨てがたく… 悩むなぁ。

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どん底

監督:ジャン=ルノワール
原作:マキシム=ゴーリキー
出演:ぺぺル(ジャン=ギャバン)、ワシリーサ()、ナターシャ()、男爵(ルイ=ジューヴェ)、役者()、ルカ()、宿の主人()、ほか
1936年、フランス

ええと、「どん底」といいますと、大元はロシアの小説なんですが、わし、最初に見たのが黒澤監督の「どん底」でした。で、次に見たのがフランス映画のこの「どん底」です。だから、当然、黒澤監督との比較が頭にあるのですが、こっちのが甘い結末だなぁと思いました。あと、ほとんど密室劇で、木賃宿から舞台が動かない黒澤版に比べますと、こちらの映画は男爵の屋敷からあちこちが出てきまして、そこら辺の動きもおもしろいなぁと思いました。さらに、上で出演をあげた7人が存在感を示していたのですが、黒澤版の場合はもっと多く(わしが役者を知っているせいもあるのでしょうが)、むしろ、やたらに登場人物を増やすことをしないで、出演者を絞る、焦点を当てる人物を絞るというのが黒澤版の「どん底」だと思います。まぁ、先に作られているのはフランスの方なんですが、原作準拠のラストといい、黒澤監督としてはこちらの「どん底」は意識していたんじゃないかな〜なんて思ったり。と言うのも、この「どん底」では、ラスト、ぺぺルとナターシャはどん底を抜け出し、幸せをつかもうとして終わります。でも原作ではそんなことはありません。ぺぺルは宿の主人を殺したことで監獄にぶち込まれてしまってますし、黒澤版でもそれは一緒です。ぺぺルに該当する捨吉(三船敏郎)もナターシャに該当するかよ(香川京子)と結ばれず、牢にぶち込まれて、役者が自殺した〜!ってところで遊び人の陽気なお囃子でエンドです。逆に、そういう甘い展開にしたのが、フランス映画としては珍しいなぁと思うわけで、同じくジャン=ギャバン主演のメロドラマ「ヘッドライト」(テープがまだ見つからない…)では、相手の女性は亡くなっていますから、これは監督の作風なのかもしれないなぁなんて思ったりもしました。むしろ、役者としてはジャン=ギャバンがトップに上がってますが、上流階級でありながら、ぺぺルと同じどん底に落ちてきた男爵の方が、主役というか、狂言廻し的なキャラだったのかなぁなんて思ったりしなくもありません。

で、どうしてここまで改行もせずにだらだら同じ段落のままかというと、黒澤監督との比較をやってたので、改行しなかったのでした。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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竜泉寺の湯

アクセス:国道1号線を茅ヶ崎から平塚方面に下る。新湘南バイパスと交差する交差点を左折し、道なりに行くと看板が見える。
入湯料:600円(大人)。ただし6〜9時までは朝風呂料金で500円
湯質:炭酸泉

大浴場、サウナ、露天風呂、寝湯、座り湯、壺湯、ジャグジー、電気風呂とスーパー銭湯で見かける湯はたいがいあります。施設が新しい上、駐車場も大きいので老舗のスーパー銭湯は辛いかも。

岩盤浴は追加で300円、その際は館内着を借りて、上の階へ。

タイ式マッサージ、韓国風垢すり、自動マッサージ機も揃っており、フロントのある4階に食堂、岩盤浴のある5階に軽食もあり。

一部のお湯が41度代とスーパー銭湯にしては高めなのもうれしい感じです。

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アパートの鍵貸します

監督:ビリー=ワイルダー
出演:C.C.バクスター(ジャック=レモン)、フラン=キューブリック(シャーリー=マクレーン)、ジェフ=シェルドレイク(フレッド=マクマレイ)、ほか
1960年、アメリカ

古いなぁ。アメリカの名匠ビリー=ワイルダー監督の人情味あふれるラブコメディ?っていうの? コメディというほど笑う話ではないと思ったのですが、まぁ、ジャンルはどっちでもいいか。

自分のアパートを上司の情事の場として貸すことで出世を目論むバクスターだったが、日頃気になっていたエレベーターガール、フランが人事部長シェルドレイクの愛人だと知る。しかも、シェルドレイクとの浮気に疲れたフランがバクスターの部屋で自殺を図ってしまい…。

シェルドレイク部長がレーガンによく似ていたのだが、レーガンではなかったようです。

なんか、日本でもありそうな話ですな。出世のために上司にアパートを貸して、おぼえもめでたくなんて展開は。
正直、そういう意味では等身大のサラリーマン像なのかもしれませんが、たいがいのサラリーマンはそんなことはしないわけで、なんかバクスターのキャラクターが最後まで好きになれませんでした。

ただ、隣人の医師からメンシュ=人間になれ、と言われて、最後の最後でバクスターはそれまで邁進してきた出世道を初めて外れるのです。そして、フランの方でもバクスターにまんざら気がないわけでなく、奥さんと離婚しそうなシェルドレイクとよりを戻しそうになっても、最後はバクスターを選ぶっていうのがアメリカらしい展開だなぁと思いました。

それにしても、上司の情事に自分ちを貸すということは、あんなことやこんなこともやってるわけでしょうが、そのベッドに寝るという神経は理解できません。だから睡眠薬呑むのか、バクスター?

初っぱなの方で、バクスターがつけたテレビに「駅馬車」のクライマックスがかかってました。俺もマニアだね。でもバクスターは「グランド・ホテル」のが見たいみたいですぐにチャンネルを変えました。ワイルダー監督とフォード監督って仲良くなかったのか、映像使うほどだから仲良かったのか。

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疑惑の影

監督:アルフレッド=ヒッチコック
出演:チャーリー=ニュートン(テレサ=ライト)、チャールズ=オークリー(ジョセフ=コットン)、ジャック=グレアム(マクドナルド=ケリー)、ほか
音楽:ディミトリ=ティオムキン
1942年、アメリカ

平凡な日々に飽き飽きしていたチャーリーは、同名の叔父チャールズの来訪を歓迎するが、刑事2人が彼を追っており、殺人犯の容疑をかけられていることを知る。果たして犯人はチャールズなのか? だが叔父から贈られた指輪はその容疑を裏づけているようにチャーリーには思われたが…。

ヒッチコックの作ですが、ぶっちゃけ駄作です。だって、刑事が素人の娘に容疑者の身辺を探れって、そんなことありえね〜だろッ! で、ちょっとだらだらとチャールズ叔父が犯人なような、犯人でないような感じで、どうにもすっきりとしません。たきがははあんまり話が突っ込みどころ満載なんで、途中でこれは「ハリーの災難」みたいなユーモア・サスペンスかと思いかけましたが、単に脚本が穴だらけなんだわ。

それにしてもチャーリーお嬢さん、冒頭で自分はただの家事手伝いのくせ(←おっと、これは暴言でした)に「もう我が家は崩壊寸前よ」とかって、おまえ、父親を責める暇があったら、自分でも動けばいいじゃん!って思いましたが、いくら母にとって最愛の弟だからって、殺人犯確定の叔父を見逃すだけでいいのかよって感じで、この話はどこまでギャグなのだろうかと思いました。

作中で1941年といってましたが、製作年も1942年と古いんですね、これ。ヒッチコックもまだ大したことなかったんですな。ジョセフ=コットンってどこかで聞いた名だと思っていたら、「第三の男」に出てたそうです。うーん、そのうちに見ると思う。
しかし、それよりも「ヘッドライト」が見たい…。しがないトラック運転手のジャン=ギャバンとフランソワーズ=アルヌールのメロドラマが見たいのだ。どこ行ったんだ、テープ。

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