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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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消しました

ブログの右にあるいろいろなパーツが増えてきたので、いくつか消しました。

にくきゅうはわしがいい加減、クリックしなくなったので消しました。本物にはかなわないし。

ハムスターのアニメは、テスト的においてあったので、消しました。うーん、はむの色が違う… たきがははまいたんカラーが再現できないはむに興味が湧かないのでした(←どこまでもまいたん至上主義なドリーマーさんv いまだにまいたん、過去形にならないし)

ジュゴンのパーツは、沖縄の本物のジュゴンも、もっともっと増えて(実際は10頭前後だそうです)くれればいいと思うので、みんなが興味を持てるように、もっとジュゴンのこと、沖縄のことを考えてくれるようにと思って残しました。

なかのひとも、おもしろそうだと思っておいてみたのですが、これはもっと増えないとおもしろくならなくて、それまで置いておいて、ブログが重たいのも嫌なので、消してしまうことにしました。

まぁ、いろいろと言い訳めいているけど、そんなところかしらん。

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ヘッドライト

監督:アンリ=ヴェルヌイユ
出演:ジャン(ジャン=ギャバン)、クロ(フランソワーズ=アルヌール)、ほか
1956年、フランス

実は見るの二度目なんですけど、最初に見た時は若造だったもんで、この映画の良さがわかりませんでした。今回はすごい良かった!と申し上げたい。ジャン=ギャバンは「シシリアン」といい、「脱獄の報酬」といい、最近、好きになっている俳優さんですが、こうなったら出演作全部見ないと気が済まぬ!ってぐらいに惚れました。さすが、フランスが誇る名優です。うわ〜、わしもクロになりたいよッ!(←落ち着け。ていうか、無理)

この映画には、先日、「クロッシング」を見た時に感じた不満のわけがありました。あの映画では音楽を流しすぎた。悲しいシーンで悲しい音楽を流せば、観客は感動するわけではないと書きましたが、この映画では初っぱなとラストにしか音楽は流れません。哀切きわまりない音色は、これだけで、物悲しい気分にさせられますが、ジャンとクロのメロドラマの最中には流れないのです。ほとんど音楽もなしに淡々と進む物語、ああ、この映画の監督は、観客の泣かせどころをよくわかっていると思いました。

行きずりの恋に身を任せたジャンとクロ。それはクロの死により幕を閉じるわけですが、この悲恋を、作っている側が「悲しい」と思ってはいかんのです。作っている側はこんな恋物語がありました、と差し出すだけでよい。それが悲しければ観客は泣き、おもしろければ観客は笑います。怒りを感じることもあるでしょう。あるいはこの「ヘッドライト」でだって、ジャンの身勝手さを責める声があってもいいと思います。クロがあんまり簡単にジャンに身を任せたのが悪いという声もあるかもしれません。でも、わしはこんな恋しかできず、死に別れることになったジャンとクロを悲しい、とても悲しい恋だと思いました。本来の映画の見方というのはそれでいいのではないかと思ったのです。どんなに悲しい出来事であろうと、そこに笑う人はいるだろうし、怒る人もいる。それを製作者が音楽によって誘導することはないのだと思ったのです。

そういうことがわしも、わかるような年になったのだと思いました。ジャンとクロの悲恋を悲しむことができる年になったのだと思いました。

なにより、この映画は大人の鑑賞に堪える映画であり、今時のハリウッドやどこぞのジブリ映画のようなお涙頂戴を安易に誘導する、お子様向けの映画ではないのだと思いました。こんな映画こそ、わしは見たかったのだと思いました。

ただ、わしは映画音楽が嫌いではなく、むしろ好きな方なのです(うちのiPodちゃんにもサントラ多いし)が、好きな映画音楽というのは、その音楽が流れると、その映画の名シーンを彷彿とさせるような音楽でなければならず、見ていて「うるさいなぁ」と思う音楽であってはならないということなのでした。

でも、この映画のように、ここまで禁欲的に、だからこそ、最初と最後の使われ方があまりに効果的な音楽も大好きなのでした。

なんだ、要するにジャン=ギャバン最高ってことだ。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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必死の逃亡者

監督:ウイリアム・ワイラー
出演:グレン=グリフィン(ハンフリー=ボガート)、ハル=グリフィン(デューイ=マーチン)、コールヴィ(ロバート=ミドルトン)、ダン=ヒリヤード(フレドリック=マーチ)、エリー=ヒリヤード(マーサ=スコット)、シンディ=ヒリヤード(マリー=マーフィ)、ほか
原作:ジョセフ=ヘイズ
1955年、アメリカ

グリフィン兄弟が脱獄した。2人に前科三犯のコールヴィを加えた3人は、偶然、主婦エリーが留守番をするヒリヤード家に侵入し、帰ってきた家族を人質に、グレンの情婦が金を持ってくる夜中まで、という条件で居座る。ところが、日頃からグリフィンに恨みを持つ警官がグレンの情婦に目をつけていたせいで、3人の占領は日延べし、一家の緊張は増していくのだった…。

実話に基づくサスペンスだそうですが、正直、こんな役、ボガートにやらせなくてもって感じです。というか、タイトルからもっと逃亡者=脱獄者の側に理がある話かと思っていたら、別にそういうことはなくて、単なる脱獄犯で、ただの悪役ってのが同情の余地もない感じだ〜

しかし、よく考えてみますとこの映画が作られた1955年というのはハリウッド全盛期でして、いわゆるスター俳優って悪役をやらなかったんだよね、ほとんど。それはこういう同情の余地もない悪役をスターにやらせないという約束事がハリウッド映画界にあって、そんななかでのボガートの決断は、すごく勇気のあることだったのかもしれません。ずっと後で「ウェスタン」という映画で、ヘンリー=フォンダ氏が悪役をやったために興行の結果が悪かったという話も聞きます。カラーですんで、1960年代か、へたすると70年代の映画です。そんなになってもまだスターは悪役をやってはいけなかった。とすると、1950年代に悪役をやったってことはすごいなぁと改めて思いました。

見終わった時にはボガートさんももうちょっと仕事選んでよ〜と思いましたが、単なるお父さんの引き立て役でも、いわゆるスターが悪役をやったという点においては、「俳優は悪役やってなんぼ。高橋英樹に悪役をやらせる会会長(←自称。会長含めて会員2名)」を自認する身といたしましては、記念碑的な映画に上げてもいいと思います。

ちなみにお父さんの立場で見ると、最初は銀行の頭取という以外には冴えなかったお父さんが、一家の危機に立ち上がり、最後は息子との絆も見せてくれて、いい映画となっています。お父さん、格好いいです。ちょっと暴走気味の娘の彼氏をうちに招くあたり、ユーモアもあるし。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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哀愁

監督:マーヴィン=ルロイ
出演:ロイ=クローニン(ロバート=テイラー)、マイラ=レスター(ヴィヴィアン=リー)、キティ(ヴァージニア=フィールド)、ほか
1940年、アメリカ

1939年9月、ドイツがポーランドに侵攻し、イギリス・フランスはドイツに宣戦布告する。ロイ=クローニン大佐はワーテルロー橋を通りかかり、20年以上前のことを思い出すのだった。第一次世界大戦中、ロイはここでマイラというバレリーナと知り合い、熱烈な恋に落ちた。だが、運命は2人を引き裂き、ロイの戦死の誤報を知ったマイラは娼婦に身を落としてしまったのだ。そうと知らぬロイは、帰国してマイラと再会し、スコットランドの領地に連れていくが、彼女は家を出、2人が出会ったワーテルロー橋で自殺してしまったのだった。

「君の名は」も似たような話だっけ? 女が一方的に苦渋をなめさせられた挙げ句に死んでしまうというメロドラマ。それを懐かしく思い出すだけの男。なんか、こういうパターンって時代がかってるよね。それで、女の方だけ悪いのかよって。男にとっては美しい思い出。なんか、それってどうなの?って思ってしまう。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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河畔に標なく

船戸与一著。集英社刊。

日本人、ビルマの少数民族カチン族、華僑、刑務所の副所長、ロンドンに留学し、イエメン出身の妻を持つビルマ人の5人の視点で描かれるビルマ現代史の1ページ。けっこうめまぐるしく視点が変わり、またこの5人が複雑に絡み合っていきますが、さくさく読めました。ただ、最初は全然接点がなかったような5人なのに、華僑のかっぱらった200万ドルを巡って欲が絡み出すと、あとは船戸節の真骨頂で、血で血を洗うような凄惨な図が展開され、最後に残るのはわずか…というバイオレンスな話です。

登場人物の誰もが目の色を変えて200万ドルを追い掛けていくのに、それが手に入らないとわかった時のカチン族の大尉の諦めっぷりが、この国の少数民族の置かれた複雑な状況を示しているようでもありました。

今も軟禁状態に置かれているスー・チーさんと、独裁軍事国家というぐらいしか知らないビルマという国は、とても遠い国で、こんな機会でもないと関心も持たないのだなぁと思ったり。

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