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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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さとうきび畑の唄



ええと、まずこの画像は本物のさとうきび畑でもなく、たきがは家の裏に生えている名も知らぬ草です。

ただ、このざわわと風にたなびく音を聞いていたら、ふと、こんなことを思ったのでした。

風が吹く方向によって四方八方にたなびいていく草は、まるで「ダーウィンが来た!」でやっていたイワシの群れのように思えました。イワシは何十億匹という大群で南アフリカの海岸を北上していくのですが、えらにセンサーがあって、それだけの数で泳ぎながら、互いにぶつかり合うこともないのだそうです。草も何百本か、何千本かわかりませんが、まるでイワシの群れが1匹の生き物のように泳ぐように、この草もざわわざわわとたなびいて、2メートル以上と長いのに互いに絡み合うこともなく、生えているのでした。
その時、ふと、この草が今のマスゴミの情報という風に流され、反小沢を叫び、小泉・竹中政権が改革という名の改悪で格差社会を進めたのに、なお、それをおかしいと思わない、大多数の日本人に見えたのでした。風に流され、自分の足で歩かぬことは草にとっては当たり前のことで、不思議でも何でもありません。でも、自分で考えず、マスゴミの言い分を鵜呑みにすることは、自分の足で歩くことを放棄してしまったようなものでないかと思えたのです。
たきがははこの草むらを見るたびに、中を歩こうと思ったら、あちこち切られて痛いだろうなぁと思っていました。草の葉に切られると痛いんだぜ、紙で手を切るようなものなのでそれほど深くないのに痛いんだぜ。
ということは、この風に逆らい、風に流されることをやめた人は、きっとこの草の中で切られるのだろうなと思いました。小沢さんがそうしてマスゴミにたたかれ、マスゴミの言い分を鵜呑みにした人がさらに小沢さんをたたいています。その姿はこの草の中から抜けられず、切られ続けるようなものだろうと思いました。この草むらから出ることはかなわないのでしょう。この草むらは日本人そのものなのですから。

だったら、わしも、この草の一本となって風にたなびくよりも、草の葉に頬を切られて痛い思いをしても、自分の足で歩いていかなければならないなぁと思いました。

ちなみに本物の「さとうきび畑の唄」はこちら↓


ざわわざわわ♪しか共通点ねーじゃん!という突っ込みはすでに自分でしたので不要のことよ!

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戦う幌馬車

監督:バート=ケネディ
出演:ボー=ジャクソン(ジョン=ウェイン)、ロマックス(カーク=ダグラス)、リバイ=ウォーキングベア(ハワード=キール)、ビリー=ハヤット(ロバート=ウォーカー・ジュニア)、ウェス=フレッチャー(キーナン=ウィン)、ほか
音楽:ディミトリ=ティオムキン
1967年、アメリカ

西部劇の王者ジョン=ウェインとカーク=ダグラス氏がコンビを組んだ傑作西部劇。ちなみに共演しているのはこれだけです。しかし、なれ合うわけでなく、かといって信頼し合った親友同士なわけでなく、どこかドライで、でも時に友情を感じさせるジャクソンとロマックスのコンビは、ほかのジョン=ウェイン映画ではなかなか見られないんじゃね?と言ってみる。

ボー=ジャクソンが仮出所してきた。彼の牧場はピアスに奪われ、町も牛耳られていた。しかしジャクソンは刑務所にいたあいだにピアスの運営する装甲馬車を狙い、50万ドルの金を強奪する計画を立てていた。ジャクソンが集めた仲間は、一方でピアスからジャクソン殺害を依頼されたガンマン・ロマックス、白人のような暮らしをするネイティブ・アメリカンのリバイ=ウォーキングベア、爆弾のプロ・ビリー=ハヤット、ピアスの下で働くウェス=フレッチャーの4人。対する装甲馬車はガトリングガンと33人の護衛に守られたピアスご自慢の代物。大ばくちとも言える計画に、ジャクソンが考えた作戦とは?

ジャクソンが出所してから、ピアスの馬車を襲うまでがたったの4日。このあいだに仲間を集め、下準備をしなければなりませんから、自然と話のテンポが作られており、中だるみがありません。まぁ、この時代のハリウッド映画は隙がないのが多いんだけど。

1日目、ジャクソン、ロマックスとウェスを仲間にする。
2日目、ジャクソンとロマックス、リバイ=ウォーキングベアを助ける。ロマックス、ビリー=ハヤットを連れてくる。ジャクソンとウォーキングベア、カイオワ・インディアンに助力を求める。
3日目、ビリー、下見をするが、監獄にぶち込まれる。出て、ウェスの女房の事情を知る。ビリーがニトログリセリンが必要だと言うので、ジャクソン、ロマックス、ビリー、ピアスの牧場に忍び込み、盗む。
4日目、みんなで下準備。ピアス一味を襲う。

と素晴らしいテンポの良さ。もちろんそのあいだに、ロマックスを初めとするウォーキングベア、ビリー、ウェス夫婦のキャラクターについてもきちんと描き、この一癖も二癖もある連中をまとめるのが大御所ジョン=ウェインとはよくできた筋書きです。

しかもラスト、50万ドルの金を手に入れてめでたしめでたしではないのがユーモアにあふれているのも小気味がいいところ。18歳の若妻を20ドルと馬1頭で手に入れてやたらに嫉妬深いウェスは不運にも撃たれてしまいますが、まぁ、その分、若い(18歳)ビリーが彼女をゲットしたので、それはそれでおーけー?

最後の占め方も格好良く、わしはこの映画でカーク=ダグラス氏が好きになったのでした。「スパルタカス」を見たのはその後。

音楽もなじみの深いディミトリ=ティオムキン氏で、ジョン=ウェインが「アラモ」でメガホンを撮った時に音楽を頼んだのはこういう縁なのかなぁと思ったり。

あとあと、ジョン=ウェインの吹き替えが小林昭二さん(「仮面ライダー」のおやっさん)でした。この人の吹き替えを聞いてしまうと、納谷五郎さんのそれはすごく粗野というか、下品に聞こえてしょうがない。別に嫌いじゃないんだけど、ジョン=ウェインの荒っぽさを演ずるためにわざと品無く演じているようで、ジョン=ウェインの吹き替えとしては二流である。昔はテレビでジョン=ウェインの映画がかかるたびにママと見ていたものだったが、吹き替えなのはもう最初からがっかりなんだけど、それが納谷五郎さんだったりすると、二重にがっかりするのだった。しかし、世に出回っている吹き替え版はきっと納谷五郎さんの方が多い(小林昭二さんはもう故人ですし)と思うので、吹き替えではなくて、是非、オリジナルの音声で見ていただきたいと思う今日この頃。まぁ、映画は何でもオリジナルがいちばんいいと思います。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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エジプトミイラの話

ミルドレッド・マスティン・ペイス著。清水雄次郎訳。弥呂久刊。

たきがはの好きなミイラの本です。ミイラの解包(包帯を解いて、中の遺体を暴く)とか、エジプト以外のミイラの話、エックス線でわかったことなどが前に読んだ本と違い、例によってすらすらと読みました。うーむ、何でこんなにおもしろいのだ、ミイラ。

メキシコのグアナフアトという町には自然に土葬された人もミイラ化してしまうため、ミイラ博物館というのがあるそうです。しかし、ネットで探してみたら、ミイラに服を着せたりやりたい放題らしいので、いくらミイラ好きでもそれはどうかと思う〜 自分のご先祖が客寄せパンダにされるのは気にしないのか、メキシコ人。

ミイラというとエジプトという感覚はもう古く、世界中にミイラがあります。日本にも藤原四代のミイラあるし。去年、中尊寺金色堂に行った時に見たかったのですが、見られなかったんだよなぁ。あれは公開してないんでしょうかねぇ? → 非公開だそうです。

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勇気ある追跡

監督:ヘンリー=ハサウェイ
出演:ルースター=コグバーン(ジョン=ウェイン)、マティ=ロス(キム=ダービー)、ラ・ボー(グレン=キャンベル)、ネド=ペッパー(ロバート=デュエル)、ほか
音楽:エルマー=バーンスタイン
1969年、アメリカ

ジョン=ウェインが念願のアカデミー主演男優賞を取ったことで有名な映画、実はジョン=ウェイン演じた数々のヒーローのなかで、このルースター=コグバーン役だけは2回演じているのも有名な話。
監督も「エルダー兄弟」のヘンリー=ハサウェイだし、音楽も同じくエルマー=バーンスタインだし、続編の「オレゴン魂」と併せて文句なしの傑作です。

父をならず者のトム=チェイニーに殺されたマティ=ロスは、連邦保安官のルースター=コグバーンを雇い、彼を追わせる。ところがここにテキサス・レンジャーのラ・ボーが加わり、マティもルースターたちについていくと言い張り、珍道中が始まった。途中、チェイニーがならず者のネド=ペッパー一味に加わったことを知るが、ルースターは一味を追い詰めていく。

ええと、製作年とかを探して検索していたら、こんなものを発見。むぅ、似テナイデスネェ〜 ┐(´ー`)┌
頑張った感は漂うんだけど、もうちょっと映画見て、出直しておいで、って感じです。ものほんより格好良すぎるのよ。ルースターはもうちょっと口元が下品です(←暴言)。

女性が家にいて、男に守られることが当たり前だった時代、ぽんぽんと思ったことを言うマティのキャラは小気味よく、ルースターもたびたびへこまされますが、そこは大御所ジョン=ウェイン、締めるところはきちんと締めるのが大人の対応です。

特にラスト、ネド=ペッパー一味と1対4という絶対的に不利な戦いに現われた時には格好良さにぞくぞくしました。ここで片手にライフル、片手に拳銃、口に馬の手綱をくわえて〜というのはジョン=ウェインが今まで演じてきたヒーローの集大成って感じで名シーンの1つだと思います。

惜しむらくは民放で録ったもので、吹き替えなのとカットが多数。是非、完全版で見たいものじゃのぅ。実家に「オレゴン魂」のDVDがあるので、次の「オレゴン魂」は飛ばそう。そうしよう。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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コキーユ

山本おさむ著。小学館文庫刊。

「我が指のオーケストラ」「どんぐりの家」「遙かなる甲子園」など傑作漫画を描かれた山本おさむさんの中編。

20年ぶりで中学の同窓会に出席した浦山は同級生の早瀬直子と再会し、中学卒業式当日に彼女が打ち明けたことを知らされるが、浦山には聞こえていなかった。20年ぶりの再会に接近し合う2人。だが、浦山はじきに小樽へ転勤することが決まっていた。

中学の卒業式で思いを打ち明けたはずなのに、相手には聞こえていないまま20年が経過してしまった男女の大人の恋物語。それにしても浦山くん、聞こえなかったのなら、聞き返そうよ (´・ω・`)ショボーン それだけで2人のその後は大きく変わったはずなのだが。と突っ込みを入れるのも野暮になりそうなきれいな話です。映画化もしたらしいんですが、とんと聞いた記憶がないなぁ。
で、例によってネットで探してみたら、小林薫さん、風吹ジュンさん主演でした。どうやら、原作と違って、早瀬直子が主人公のようです。

タイトルの「コキーユ」はジャン=コクトーの詩の一節「私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ」から取られています。作中でも、クラスのお別れ会で浦山からのプレゼント(プレゼント自体は全員で廻し合っているので誰のがもらえるかはわからないことになってますが)となってました。

ラスト、早瀬は亡くなり、浦山に美しい思い出を残します。これは、同窓会のたびにアバンチュールを2人が楽しまぬよう、みたいなことか?

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