まりんのところへやってくるみどり先輩に、まりんを慰めてやってくれと頼むメラン。前話で「そばにいて」で、うまくいったと思ったのだが、まだ機微がわからぬのかなぁ。
しかし、当のまりんは万博で娘を失った恨みをまりんにぶつけるおばさんに襲われて大ピンチ! みどり先輩があいだに入って事なきを得ますが、このおばさん、今後も出てきてそのたびにまりんを殺そうとするので怖いです。
みどり先輩がまりんにかける言葉が、中三とは思えぬ大人びた感じです。むむぅ、よほど苦労したのだろうか?
それでも立ち直れないまりんは再び神社へ行き、メランをアンプルから戻します。殺されそうになったと言うまりんに「君を守る」と言うメラン。えーい、そこは「君を殺させない」とか言ってしまえ! 前話で「君が悲しいと僕も寂しい」とか言ってたんだから、そこは思い切って押し倒してしまえ〜!(←お下劣)
すると2人の前にロロが現われ、メランと知り合いであったことがわかりました。今こそブリガドーンへ行けとロロは言いますが、第6話でパイオンが等価崩壊する後楽園球場とともにブリガドーンへ戻ったようにはまりんはいかない模様。2つの世界を渡るにはアンプルの方がいいみたいです。
ところが、メランが見てもまりんからアンプルに戻るための生体情報が欠けているとか何とかかんとか…ラストまで見てるとわかるんだけど、ここら辺、初見ではちんぷんかんぷんです。重要な伏線なんだけどな。
そこへアメリカ大統領の使いがまりんを迎えに来、まりんは大統領と会います。久々に妄想登場。突っ込みどころを忘れないとは、大阪人みたいな根性ですな! ブリガドーンへの調査隊に加わってくれと言われ、迷うまりんでしたが、ペロペロキャンディを大統領と一緒になめて気持ちも落ち着いたというか、開き直ったようで、アポロ11号に乗っていくことに同意します。あ、だから、この年に設定されたんやな。この作品が作られた2000年とかが舞台だと、スペースシャトルで宇宙に行きだしてるからな〜
そのあいだにモノマキアと戦うメラン。名前はピン・ポンと可愛いですが、戦闘能力は改造されていて高く、メランは苦戦します。最後は電線に衝突させてメランの勝利でしたが、「許せ」とつぶやくメランに、感情を示さなかった彼の変化と、その裏事情とが伺い知れるのでした。
そして、まりんがアンプルに戻れないので、どうやってブリガドーンへ行くのかと案ずるメラン。このままブリガドーンから大部隊が送られてきたら、もう自分では駄目だと言って、ピン・ポンとの戦闘も厳しかったことをにおわせるような大けがを負っています。
しかし、まりんの通っていた中学校で、始業式で見せられた世界的な大統領の発表に、まりんが登場。アポロ11号に乗り込むのでした。これを見守る同級生たちが後でまたまりんを虐めていたのは、彼女がアポロに乗ってブリガドーンに行くという国賓的な待遇を受けたにもかかわらず、地球が進む等価崩壊で、事態が悪化していることを、世界的な有名人になってしまったまりんに責任をおっかぶせたからなんだろうなぁと思います。なんて冷たい奴らなんだ。まぁ、まりんへの妬みとかひがみもあったんだろうけど。
かくして、3体のアンプルとともにブリガドーンへ向かうまりん。
テレビでそれを見守る長屋の人たちの、変わらぬ温かさが救いです。
あと、ロケットの発射を見守るあろまくん、どうやってアメリカに行ったのだろう? 「でも」の後で食ってたポップコーンの感想を言い出すかと思いましたよ、わしは。
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