前回、敷島博士に鉄人のことについていろいろ言われた正太郎、リピートしまくって、今回で決着です。
また、前回、竜作との思い出でナイフへのこだわりと、それをやめたら負けと言われた村雨健次もまた、ようやく鉄人(と正太郎)への八つ当たり的な敵愾心も決着です。
ぐんせん(軍船?)島にたどり着いた正太郎は村雨健次と会い、共同戦線を張ることになりましたが、隙を作るのと言われて、村雨にいきなりスリル=サスペンス一味の前に落とされてしまいました。あれ、村雨、前回でもまだ腕を吊ってなかったけ? もう治った? 正太郎がやたらに治りが遅い? そして、もともと正太郎と敵対していたギャングなのに、正太郎も傷のために判断力が鈍っているのか、そこら辺、子どもなのか、あっさり村雨を信じるとは意外でした。
で、スリル=サスペンス一味の前に落っことされた正太郎は、天井から吊されてしまいます。
そこへ、ぐんせん島に攻め込むというアメリカ軍を、1時間だけ待てと説得して大塚署長と敷島博士らが登場しますが、スリル=サスペンスは鉄人を出し、大塚署長たちの接近する船を沈めてしまいました。
そして、「1時間あれば、あの男が何とかしてくれる」とつぶやいたアメリカ軍の大佐の言う「あの男」とは、連絡用のレーダーを受け取った村雨健次だったのです! ていうか、今度はアメリカの味方かよッ! 節操なさすぎです、村雨。
船を沈めて勝ち誇るスリル=サスペンスたちでしたが、そこへバッカスが登場し、スリル=サスペンスの陣取る屋敷を沈めてしまいました。
わしは前回ではよくわからなかったのですが、鉄人28号を追い詰めたバッカスが途中でいいところなく敗退したのは、電波の届く範囲が短かったからだそうです。だからバッカスは今回、出せなかったはずだったのですが、何かバッカス、動いてます。
アメリカ軍が写って、電波を投影していますが、ほかに秘密がありそう?
バッカスのために屋敷ごと落とされた正太郎でしたが、運良く助かって、リモコンに近づこうとしていました。この屋敷に近づいた時、腕から出血をしていたので、そうとうな重傷だったようです。
しかし、村雨も生き延びており、正太郎に銃を突きつけて、リモコンを破壊しようとします。
ところが、スリル=サスペンス一味も生き延びており、村雨は銃で撃たれてしまいます。
さらにところが、バッカスが突然、制御不能になってしまいました。操っていたアメリカ軍を攻撃し、と無茶苦茶な動きです。
そして、村雨を使ったアメリカ軍の目的は、鉄人28号の受信機にありました。だからリモコンは破壊されてもいいんだそうです。まぁ、リモコンの電波が届かないから、バッカスは鉄人に負けたわけだし。ですが、そのバッカスに牙をむかれるアメリカ軍。
このアニメ、アメリカが完全な悪役です。必ず敵というわけでもないんですけど。
村雨は無事でしたが、リモコンは海に落ちてしまいました。正太郎はリモコンを追って海に飛び込みます。少年探偵、怪我をおしての活躍です。
そして、大塚署長たちの上陸作戦は、スリル=サスペンス一味が鉄人を使うと見越して、囮の漁船ばかりだったそうです。
上陸した大塚署長らは村雨健次を見つけます。村雨は、暴走したバッカスのために対岸の町が焼かれたことに呆然としていました。
そこへ正太郎がリモコンを追って現われました。正太郎は、敷島博士に言われた「鉄人が怖いんじゃないのかい?」を否定し、いいも悪いもリモコン次第だけど、鉄人は悪くないと言います。同じ金田博士を父とする身として、正太郎はやっと鉄人をもう一人の自分、金田博士の息子として受け止め、ともに戦っていく決意を固めたのでした。
正太郎は鉄人を操って、バッカスを止めましたが、傷のために力尽きてしまいます。
そこに現われたのはスリル=サスペンス。倒れた正太郎に銃を突きつけ、リモコンを奪い返そうとします。
兄の言葉に背くように正太郎を庇ってスリル=サスペンスに銃を向ける村雨。
ですが、正太郎を救ったのは大塚署長の銃であり、村雨の銃にはとっくに弾丸が尽きていたのです。兄の言葉どおり、負けを察する村雨健次。次回から、村雨が正太郎の味方になってくれたらいいなぁ。
鉄人が引き起こした事件はようやく収束し、鉄人は破壊されずに済みました。
正太郎はさらなる傷を負いましたが、やっと鉄人と和解、今は傷を癒すべく、休息するのでした。
次回はシズマ博士もといドラグネット博士が登場か? ケリーの元キャラも登場の模様。
今回は主題歌のメロディが、やっと正太郎が鉄人を受け入れたシーンで使われていい感じでした。大作にジャイアントロボがあるように、正太郎にも鉄人がある。そんなシーンがこれからもっと見られるといいと思います。
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