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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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鉄人28号 第13回

矢島正明さん、麦人さん来た〜 ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! な回です。しかも矢島さんの独白が多くて、草間博士らぶvな私としては、それだけでハッピーなのに、話がまた重く、それでも最後に救いがあって、とても好きな回でした。サブタイトルは「光る物体」。

八木という男が捕まりました。すぐに始まる独白にあるように、彼は動物園(舞台が東京であることを考えて、上野あたりではないかと思われます)の飼育係でしたが、戦時中、動物たちを虐殺した過去があり、今度は勤め先の園長を殺した罪を疑われていました。
同僚が語る孤独な男、八木。身よりもなく、天涯孤独の身で、人付き合いも悪い八木の心にのしかかっていたのは、いつも戦争のために動物たちを殺したという過去だったのです。それは、空襲に遭った八木が逃げ込んだ地下倉庫で、このまま死んでもいいと思っていたのに、動物たちの剥製に取り囲まれて死を恐れた、動物たちの自分を責める眼差しを恐れたという事実にも強く表われているのでした。

ところが、殺された園長の死体は、水分を失ってミイラ化しており、とても人間業とは思えません。
そして、今度の事件の裏には、過去、落下した隕石に取り憑いた光る物体に発端がありました。そのことを知る山岸博士が登場しますが、あんまり役に立ってません。どっちかというと、今川監督の麦人さん好きが… だいたい、光るアメーバみたいな生き物という時点ですごく珍しいだろうに、死にそうになったところを保護して研究もせずにそれっきりとは、科学者の風上にも置けんだろう。

そして孤独な八木さんの回想が続きます。彼は地下倉庫で光る物体に会い、孤独な者同士、仲良くなったのです。八木さんは光る物体はあちこちで殺人事件を起こしていたことを知りつつも、たくさんの動物を殺した自分と同じ境遇だと考え、光る物体を庇おうとしていたのでした。

そして、八木さんが逃亡します。
行方を追って例の地下倉庫に向かった関刑事は、そこで巨大化した光る物体に遭遇、逃げ出したところへ正太郎、大塚署長、山岸博士が現われ、光る物体と鉄人の一騎打ちとなります。
ところが、光る物体は鉄人をもしのぐ巨象となり、鉄人を追い詰めるのですが、実は電気に弱いため、小さくなってしまって逃げ出しました。

そして、正太郎たちは八木さんの日記を発見、そこに書かれたことに驚きます。
そこへ現われた八木さんは、光る物体を彼と呼んで逃がそうとしますが、こっそり鉄人を動かした正太郎に囚われてしまい、光る物体の正体を明らかにするのでした。あらまぁ。そして、鉄人の放つ電撃のために倒されてしまいます。
光る物体はどうやら、地下倉庫で八木さんを殺し、その姿を模したようです。で、わざわざ日記に書いたのか… 鉄人に捕まり、光る物体としての本性を現してからも最後まで八木さん口調だったので、すっかり八木さんになりきっていて、自己暗示がそのまんまだった模様。しかし、自分の死を観察するとかって、すごくシュールだわ…
しかし、すっかり八木さんになった光る物体は、八木さんの背負っていた動物虐殺の罪をも負っていました。そして彼は、地下倉庫で、暗闇で今も自分を見つめる動物たちの眼差しが責めるものではなかったと気づいたのです。苦しいことは彼も同じだった。戦後10年経ってもこうして孤独に苦しみ続ける八木さんを、動物たちは赦し、同じ苦しみにあえぐ者として受け入れていたのではないか。そうつぶやいて消えていく光る物体。
思えば、この光る物体もまた、不本意ながら、地球にやってきたのでした。命を取らねば生きていけなかった生命、その姿はまた、生きるために動物といわず植物といわず、その命を取らなければならない私たち人類にも共通するものだと思います。けれど、八木さんが殺した大勢の動物たちが彼を赦したように、私たちもまた、毎日のように殺し続けていく生き物たちに赦されながら、その命を長らえているのではないかと思うのでした。

しんみりした話が続くなぁ。熱いばかりでなく、こういう展開がうまいのも今川監督の良さです。これはますます、原作者・横山光輝先生の意図したように鉄人が最期を迎えるというラストを期待してしまいます。「ターミネーター2」も、シュワちゃんが溶鉱炉に降りていくラストが好きなんだぜ! 「エクスペンタブルズ」見に行かなくちゃ!

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鉄人28号 第12回

久々に一話完結物です。サブタイトルは「ブラック博士の憂鬱」。

鉄人の修理を敷島博士に頼んだ正太郎。その完成も間近のとある日、家に帰りがけに一人の病人を助けます。鉄人の修理がもうじき完了ってことで嬉しそうな正太郎。やっと鉄人との絆が生まれてきたんだな〜と感慨もひとしおですが、今回は鉄人の活躍はほとんどないです。

「せきしかん…ブラック博士…」
身元のわからぬ青年を近くの病院に連れ込んだ正太郎でしたが、大塚署長が現われて間もなく、青年はさらわれてしまいました。

即座に誘拐犯を追わせた大塚署長でしたが敵もさるもの、誘拐犯のチンピラ2人は囮で、正太郎と大塚署長が病院を出た隙に青年はさらわれてしまったのです。ここら辺の展開がスピーディで良いです。そして、原作の登場人物をなにげに使っているあたりも、横山フリークらしい今川監督ならではの演出でしょうな。

さて、青年のつぶやいた「せきしかん」「ブラック博士」という単語をもとに、辺鄙な田舎の村を訪れた正太郎と大塚署長。
「せきしかん」とは「赤死館」だそうです。物騒な名前をつけるなよ… 赤っぽい古風な屋敷です。ぶっちゃけ、こんな田舎にはハイカラなっていうか。そんな名前が医院でいいんか?!
そして、ブラック博士は、その「せきしかん」で医者をやっているそうです。声が家弓家正さんです! 今川監督の好きな声優さんが続々って感じ?

ブラック博士は、2年前にこの村にやってきた医者で、治療費もろくに取らずに村人を診ている良心的な医者です。
しかし、謎の青年がこの村の佐良と知った正太郎たちは、さらに佐良青年が2年前からこの村を襲っている熱病のために両親を失い、今また自分もその熱病にかかったらしいことを知らされます。
ちょっと探偵物っぽい雰囲気になってきました。まぁ、2年前というキーワードから、ブラック博士が怪しいのもばればれなんですけど。

いったん戻る大塚署長を見送って、正太郎は屋敷に忍び込みます。大胆だな、少年探偵。まぁ、ホームズ先生も「正義の前には法が云々」とか言って他人の家に忍び込んだりしてますんで、忍び込むのは探偵の常套手段ですかな。
もっとも、2階の部屋で何者かがベッドに寝ていることに驚いた正太郎は、洋服ダンスに隠れましたが、ブラック博士に見つかってしまいました。毎度、縛られる主人公… 少年探偵で何でもできるんだけど、捕まることが多いよね、正太郎って。

そして、正太郎は、屋敷の地下にさらわれた佐良青年がいるのを見つけますが、ブラック博士から、恐ろしい事情を聞かされるのでした。

ブラック博士はもともと軍医で、南方の戦線にいました。しかし、所属する部隊が熱病にやられ、ブラック博士はなすすべなく、部隊は全滅してしまったのです。ブラック博士は彼らの苦しみを和らげるべく、安楽死さえさせたのでした。ところが、日本に帰って何年も経ってから、ブラック博士は発病し、息子も病に倒れてしまいました。ブラック博士は病のために恐ろしい形相になり(出ないけど。正太郎がびっくりしただけ。ライ病みたいなもの?)、息子を助けようとやってきたこの村で、熱病を流行らせて、抗体を取ろうとしていたのでした。そして、やっと佐良青年から抗体が取れそうだった矢先、青年はブラック博士のしていることを知って逃げ出し、もはや抗体も取れなくなってしまったのです。
ブラック博士の医者としての良心に訴える正太郎。
そして、死んだかと思われた佐良青年に、抗体が生まれたことを知るブラック博士。
ところがその時、強風のために2階に火がつき、気がついた時には屋敷中に煙が充満していました。
正太郎と佐良青年は地下室に残されましたが、敷島博士の操る鉄人に助けられ、2階に上がったブラック博士も助けようとしましたが、博士の息子はとうに死んでおり、ブラック博士は己の罪深さに気づいて火の中に残るのでした。

思ったんだけど、正太郎が2階の部屋に忍び込んだ時に驚いたのって、死臭のためかもしれませんな。暗くてろくに見えなかったはずだし。

また1つ、戦争の傷跡を知る正太郎。ブラック博士の味わった地獄を僕は理解できないけれど、と言う正太郎に、正統派の主人公を見ました。彼は彼なりに信念を持ってやっているんだなぁってところが格好いいよ、正太郎!

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鉄人28号 第11回

ケリー最期の回です。ラストのケリーの独白は涙なしには見られません。・゚・(つД`)・゚・ やっぱりこのアニメ、DVDほしいなぁ!

敷島博士をさらったケリーはどこかの洞窟に潜んでいました。彼の具合の悪そうな様子に敷島博士は診てあげようと言いますが、ケリーは不信感からそれを依頼できません。しかし、敷島博士はケリーが自分をさらったのが、修理をしてもらうためとわかっていたので、半ば強引に診るのでした。敷島博士の名は、もはや世界中に天才ロボット科学者としてとどろいているものと思われます。何かと引っ張りだこですしね。ま、時々見せるマッドな一面さえなければ、人格者なんですけど…

一方、敷島博士の行方を案じつつ、正太郎たちはロケットの防御に当たります。そこへ敷島博士が戻ってきました。明らかに怪しいんですが! 博士は予定どおりロケットを打ち上げるよう命じます。ギルバートと鉄人28号でロケットを守り、ケリーは大丈夫だと言い張る敷島博士。ていうか、ギルバートを打ち上げるためのロケットなのに、ギルバートを打ち上げないというのが怪しさ大爆発なんですけど…

ところが、ロケットの発射台に点火された途端、敷島博士はケリーの正体をあらわにし、ロケットの方へ向かいます。
それを止めようと正太郎は鉄人を動かしますが、当然、ギルバートに妨害されます。

不自由な身体でロケットへ近づくケリー。
それを止めようとする正太郎。阻止するギルバート。

しかし、ケリーの強い思いが通じたのか、ギルバートは鉄人の腕を引きちぎってしまいました。

そこへ本物の敷島博士が帰還。彼はケリーをロケットに乗せてやるよう言います。

発射したロケットに飛びついたケリー。
なおもそれを止めようとする鉄人に投げられて、ギルバートはロケットの噴射を浴びてあえなく消滅… はやッ!
一方、しがみつくケリーを乗せてロケットは発射しましたが、大気圏を突破する時の摩擦でケリーもまた、星々を垣間見ながら散ってしまうのでした。

それから数週間後… 正太郎たちを本物のジョンソンが訪ねてきます。
ジョンソンはケリーの弟でした。2人は戦災孤児で、戦争のない世界、宇宙への憧れを抱いて育ちました。ケリーはドラグネット博士の超人間に身体を提供し、宇宙へ行こうとしますが、あえない最期を遂げます。超人間の開発を辞めたドラグネット博士は、助手にジョンソンを迎えて月開発用ロボット・ギルバートを作り出します。ところが、雷のために復活(第9回の冒頭)し、ジョンソンを閉じ込めて、ジョンソンになりすまして日本へやってきたのです。しかし、超人間には寿命が極端に短いという欠陥があり、ドラグネット博士にそれを修理してもらおうとしましたが、雷のために電波障害を起こしたケリーはドラグネット博士、牧村博士を殺してしまったのでした(どっちの博士が殺される時も雷が鳴ってるわけです)。そして、最後の頼みの綱として敷島博士に修理してもらったケリーは、ロケットにしがみついて、宇宙へ脱出しようとしたのです。
ケリーのわずかな遺品を抱いて帰るジョンソンを見送りながら、正太郎はわずかでも夢をかなえられたケリーは良かったんじゃないかと言います。

そして、そのことを証明するかのように、ロケットに乗ったケリーが身体を失いながら、宇宙を見た喜び、戦争のない世界に至った喜びを独白するシーンでこの回は終わります。ケリーの切ない思い、まるで子どものような弾んだ声が、涙無しには見られぬ名シーンです…

・゚・(つД`)・゚・

ちなみにケリーとジョンソンのCVは、原康義さんです! 素晴らしき人だったのかッ!

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湯たんぽゆーちゃん

夏に何を血迷ったか、湯たんぽを買ってしまったたきがはでしたが、思わぬ寒さの到来の上、今年の冬はできるだけ炬燵を使わないで電気代を節約しよう大作戦の一環で、早速、活躍の場が与えられました!



右の写真の端に置いてある長い物は30cm定規です。中学生ぐらいの頃から使っていて、いまだに使ってるんだぜ。

そのためにお湯を沸かしたのですが、説明書を読んだら「70度以下のお湯を入れてね。ほんとは60度以下がいいよ(意略)」とあったので、放っておいて「鉄人28号」を見ていたら、60度どころか人肌以下になっちゃったんですが、もったいないので入れてみたら、そうでなくても冷え症のたきがはです。今日は銭湯に行ったのに、甲斐もなく足先なんか冷えちゃってるんで、けっこうぬくくて、少なくとも炬燵布団だけより、ずっとましな暖かさになりました。いえ〜い

わしは日頃から冷え症冷え症と公言しているわりに、冬に「足が冷たくて目が覚めました」って記憶が数えるぐらいしかないのですが、寝る時に足が冷たいのは事実なので、これから有効に活用したいと思います。

よって、湯たんぽにちなんでゆーちゃんと命名しました。ちなみには販売元はここ(商品のオーダーページに飛びます)。

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鉄人28号 第10回

超人間ケリーが登場です。

牧村家に現われた謎の包帯人間。警官隊と戦闘になるうちに、ロボットのような姿をあらわにしますが、逃げ出します。
正太郎は追っていきますが、後一歩というところで逃げられてしまいました。

家に戻ると、牧村博士は殺されてしまっていました。しかし、牧村博士はダイイングメッセージを残しており、正太郎たちはこれを解こうとします。

謎を解いた正太郎は、見事、博士がしまい込んだ資料を見つけ出しますが、読めません。正太郎はこれがドイツ語かイタリア語で書かれたものと推測し、敷島博士に読んでもらうことにします。

敷島博士は、牧村博士がドラグネット博士とともに、戦中、超人間の開発をしていたと言います。それはいわゆるサイボーグで、人間の身体に機械を埋め込むという研究でした。しかし、敗戦で牧村博士は研究を封印してしまい、ドラグネット博士は国を換えて、研究を続けていたのでした。
そうと知った正太郎は、ジョンソンにケリーではないかという疑いを向けます。
ドラグネット博士が殺された現場に残された足跡はとても深いものでしたが、牧村博士の家にジョンソンが残した足跡も同じようなものだったのです。
豹変するジョンソンは、ロボットのような姿を現すと、敷島博士をさらって逃げ出します。

そして、現われたギルバートと鉄人の戦い。ケリーと鉄人の戦い。

ケリーの目的がわからないまま、次回に続く。

「ジャイアントロボ」に登場したケリーはドラグネット博士の実の息子ジョンソンでした。そして、こちらのジョンソンにはドラグネット博士との血のつながりはありませんが、子どもの頃の夢だった宇宙への進出をかなえたいという思いがあります。さて、どのような結末が待っているのでしょうか。

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