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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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100万回生きた猫

という絵本の作者・佐野洋子さんが亡くなったそうです。

もちろん、わしも読みましたさ。猫が二度と目覚めなかったラストシーンで泣きました。

ご冥福をお祈りします。

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鉄人28号 第15回

2回連続の「京都編」だそうです。

謎の放火殺人事件により、かつての妻が生きていたと知った敷島博士とともに、正太郎、大塚署長は京都へ向かいます。敷島博士は妻帯者で息子もいるらしいんですが、今のところ未登場です。で、大塚署長とは「敷島」「大塚」と呼び合う仲なんですが、かなり古いおつきあいの模様。まぁ、戦中からの知り合いなんてありだろうし。で、そのかつての妻、つまり梅小路綾子さんは、敷島博士が出征前に結婚した相手だったのでした。

京都へ行ったあたりから、敷島博士の周辺は毎度、怪しいんですけど(というか、この人、専門範囲広すぎる)、敷島博士のかつての同僚、つまり故不乱拳博士の弟子たちが現われるようになります。ちなみにサブタイトルも「不乱拳博士の弟子たち」です。で、戦中、軍の命令で人工知能の開発にいそしんでいた弟子たち(その中に綾子さんもいるわけなんですが。弟子なのか単なる手伝いなのかは不明)は、終戦間近のある日、殺人事件に遭遇、ただし、戦中の混乱に乗じてうやむやにしてしまった過去があります。そして、敷島博士がもともとは不乱拳博士の助手で、その開発する人工知能を鉄人に載せようとして金田博士とともに南方に赴き、鉄人の開発に当たっていたことがわかります。万能ですな、敷島博士は。
で、正太郎たちが京都にやってくることになった殺人事件の被害者も、この不乱拳博士の助手の1人だったのでした。

今は尼僧となった綾子と再会する敷島博士。一緒に東京へ帰ろうなんて、博士博士! 奥さんと子どもはどうするのッ?!ってぐらいの熱心さです。
しかし、彼女が住む寺に我が子と呼ぶ子どもがいることが判明、どうやら、例の殺人事件は、彼女と無関係ではないようです。

そして、また1人、不乱拳博士の弟子が殺され、死ぬ間際に「犯人は敷島」と言い残したものですから、敷島博士、やばい立場になってしまいます。
さらにすでに目撃された小さいロボットが現われましたが、こっちは鉄人にあっさり捕まり、「僕はロビー。鉄人になれなかったロビー」と言って鉄人につぶされてしまいました。いいのか、そんなに簡単に証拠を握りつぶして!

謎が深まるなか、綾子のもとを訪れる某国のスパイ。あれ、この人、不乱拳博士に刺殺されたんじゃ… 似たような顔の別人? 彼は綾子を「梅小路綾子博士」と呼びかけて、彼女もまた不乱拳博士の弟子の1人だったことが判明。
戦後、敷島博士が戦死したものと思った綾子は京都に帰り、この某国の監視のもと、人工知能の開発にいそしんでいましたが、それには「京都の町を破壊したい」という願望が隠されていました。

なぜだ〜?! どうなるのだ〜?! というところで次回へ続く!

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蝦夷地別件(下)

船戸与一著。新潮社刊。

いよいよ最終刊です。前巻で蜂起してしまったアイヌたちでしたが、厚岸やノッカマップが蜂起せず、むしろ松前藩の鎮撫軍についてしまったので敵対さえしてしまい、俄然、不利な立場に追い込まれます。
そもそもノッカマップの総長人ションコは、ツキノエと同年代で、ツキノエの考えに同調している人だったので、ツキノエ抜きで始めてしまった戦いに賛同するはずもなかったのですが、厚岸の場合はもっと極悪で、ツキノエの妹で厚岸の御婆と呼ばれるオッケニが、我が子、厚岸の総長人イコトイ可愛さにここは和人に取り入った方が得だという判断が働いています。

どちらにしても、マホウスキは銃を送り届けることができなかった。
そして、蜂起は最悪の結果を迎えることになるのです。

松前藩の新井田孫三郎は、幕府に介入させないため、蝦夷地を松前藩の独占にしておくため、蜂起の責任者たちは樺太に流すという嘘の策でアイヌたちを降伏させますが、ノッカマップに集められた彼らは、ほかの同胞たちの目の前で無惨に惨殺されていくのでした。

そして終章、ノッカマップでの惨殺で両親を同時に失ったハルナフリの壮絶な復讐譚が語られます。

わしはこの話の中ではツキノエがいちばん格好良くて、いちばん好きで、この話の中にあったら、ツキノエの言うことにいちばん共感すると思うのです。
でも、作者はハルナフリの変貌によって、アイヌとしての誇りを失っても生き長らえることに疑問を呈しているような気もします。確かにツキノエや、イコトイ、ションコらの働きによってアイヌたちは生き延びました。和人に屈し、その足をなめるような形で生き長らえました。それよりもアイヌの誇りを持って、かなわないとわかっていても和人にせめて一矢報いるべきだったのではないか、アイヌたちの心を1つにして、和人と戦うべきだったのではないか、という声が聞こえなくもないのです。
だけど、そうでないんだ、と否定する声がわしの中でします。それでも人は生き延びるべきなのだという声がわしの耳から離れることはありません。
けれど、わしはこの話の中ではむしろ和人の立場であり、そんなわしがハルナフリにツキノエを責めてくれるなと、復讐よりも生き延びてほしいと語るのは間違いなのでしょう。

ハルナフリの復讐は、彼が唯一の隣人と認めた和人・洗元さえも巻き込み、無事ではおきません。
その存在は葛西政信が言うように蝮であり、死霊なのだろうと思います。
けれど、アイヌを陥れた葛西政信や、松前藩を守ろうとしただけなんだけど、ハルナフリにとっては敵以外の何者でもない新井田孫三郎といった鎮撫に、蜂起に関わった連中を倒した後、どこか胸のすっとするような思いも味わってしまうのは、同様に登場人物がほとんど倒れていく最近の作に近い話でありながら、わしがハルナフリの復讐譚を肯定したいからにほかならないのでしょう。

そして、登場時からずっと傍観者であり続け、齢90を超えながら、時代を見通している静澄から、八丈島に流された洗元への手紙で迎える終幕は、この壮大な物語を締めくくる大団円に相応しい眼差しをもって、開国という近代を迎えようとしている日本を俯瞰しています。
この、江戸時代末期から、遙かな現代まで見通したような視点がこのあいだ読んだ「新・雨月」になかったんだよねぇ。この日本の北の端、蝦夷地で始まった物語がヨーロッパにつながったという壮大さと思わぬ清々しさがなかった。そう思うと、最近の船戸さんの作って、どうも登場人物ほとんど死亡というパターンが何とも泥沼な感じがして、それだけ現代が如何にぐしゃぐしゃかということなんでしょうけど、その中でももっと胸のすくような話も読みたいわけなんですが…

というわけで「猛き箱舟」を読むことにする。いちばん好きな話は「山猫の夏」です。本命は最後ですよ。うふふふ…

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鉄人28号 第14回

単発シリーズはこれで最後のようです。サブタイトルは「怪盗ブラックマスク」。

怪盗ブラックマスクの出現に大塚署長が手も足も出ないところからスタートです。そんなに無能な人ではないのですが、なにしろ敵はどんなところにも忍び込んで、幽霊のように消えてしまうのです。実際の帝銀事件までからめてくる辺り、時勢の取り込み方がうまいです。でも、こういう事件はある程度の年齢以上の層でないとなかなか知らなかったりしそうですので、やっぱり大人向けのアニメかな〜と思います。

そして、ついに怪盗ブラックマスクは、正太郎にも挑戦状を突きつけてき、一度は鉄人が捕まえたものの、逃がしてしまうのでした。

話を聞いた敷島博士は瞬間移動装置のことを思い出し、有本時計店を訪ねます。この店主の声が滝口順平さんだ! 今はしがない時計屋の店長ですが、かつては瞬間移動装置の開発にいそしんだ科学者でした。
ところが、実験はなかなか成功せず、有本博士は研究をやめることにしますが、息子の影郎が反対します。どうやら、この影郎というのがブラックマスクの正体のようです。

とうとう怪盗ブラックマスクは、鉄人のリモコンを盗むと予告します。そこで正太郎は大塚署長と相談してブラックマスクを捕らえる作戦を立てますが、手違いで消えていくブラックマスクとともに消えたのは大塚署長の方でした。
ブラックマスクの隠れ家で影郎の正体を現したブラックマスクと対峙する大塚署長。その時、リモコンに取りつけた誘導電波により、鉄人が現われ、正太郎たちもやってきました。
しかし、ブラックマスクは瞬間移動装置で逃げようとします。
すると、鉄人がブラックマスクの隠れ家ごと瞬間移動装置を破壊してしまい、ブラックマスクは家ごとどこかへ消えてしまったのでした。

影郎がブラックマスクだと知った有本博士が、海岸からその光景を眺めていましたが、彼の左腕は実は義手で、以前、瞬間移動装置の実験を行っていた時に間違って南極に飛ばされてしまい、その時に失ったのでした。

そして、ブラックマスクが飛ばされた先には父の片腕が眠っており、影郎は南極に飛ばされたことを知るのですが、もはや瞬間移動装置は壊れ、どこかへたどり着く当てもありませんでした。

最後は自業自得っちゅうか、「助けてくれ〜!」と悲痛な影郎の叫び声で終わるんですけど、前の2作の重たさに比べるとちょっとコミカルな印象さえ受けます。わりと軽めの話でした。

それにしても、前に親父さんが飛ばされた場所に飛ばされてしまうとは、凄い確率だな!

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追悼 野沢那智さん

野沢さん追悼で「Gガンダム」より、第37話を見ることに。野沢さんはこの話のスペシャルゲストとして、サイ・サイシーの父・龍白役で出演、少林寺再興という悲願を抱きながら、途半ばで病に倒れ、幼いサイ・サイシーも恵雲・瑞山という腹心の友に預けなければならなかった龍白の遺書が、同じように病に倒れた野沢さんに重なって、号泣必須です。

何と言っても、一話限りでありながら、サイ・サイシーのファイトや少林寺再興への態度を一変させた父の存在感が、作画の良さも相まって、傑作揃いの決勝戦の中でもピカ一の魅力を放っております。

そう言えば、ドモンがここで、第3話のサイ・サイシーとの相打ちを印象深く思い出しておりますが、漫画ではああいう展開になっちゃったから、どうするんだろうなぁ。



ここら辺からサイ・サイシーが遺書を読むんでなくて、龍白父さんの独白に変わるんですけど、もうね、自分の命がいくばくもないと悟っての遺書なもんですから、ここら辺から泣けるわけですよ。



で、龍白父さんって、この回だけの登場で、今まで伏線らしい伏線も何もなくて、それなのに声の力だけでちゃんと「Gガンダム」世界に居場所を作っている野沢さんの力量に感服。



さらに、このシーンで「断腸の思い」とか言われると、もう野沢さんと龍白父さんが重なって、泣ける。ひたすら泣ける。

・゚・(つД`)・゚・



そして、両腕を失い、弁髪刀も失って、まさに満身創痍のドラゴンガンダム。でも「死んでも負けるわけにはいかない!!!」と父の思いに答えようとするサイ・サイシーに、わしの目頭はさらに熱くなるのでした。



父への思いを語るサイ・サイシー。今川監督お得意の父と子の絆です。ドモンとカッシュ博士、ドモンと師匠はかなり濃密に描かれたので今更言うまでもありませんが、わずか1話きりの言及ながら、山口勝平さんの演技も迫真で、顔も覚えていない父の姿(未来世紀なんで、ホログラムとかせめて写真の1枚でも残ってると思うんですが… ネオチャイナの人びとは素で「水滸伝」とかに出てきてもおかしくないクラシックな格好なんで、写真とか貴重品かも!)、でも、夢に向かって、ひたむきに生きた父の姿が見えると言うサイ・サイシー。

しかし、ドモンも容赦なくゴッドフィンガー(の応用技? まだ石破天驚拳は習得していないはずなんですが…)をたたき込み、サイ・サイシーがその圧倒的なエネルギーの前に屈しようとした時、幻の父が励ましてくれるのです。



ここでたきがはの涙腺決壊。

         .。::+。゚:゜゚。・::。.        .。::・。゚:゜゚。*::。.
      .。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。   。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウェ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
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で、前にも上げた気がするんですが、アップロードしたファイルからそれを探すのはさすがに1000件ともなりますともういやんなので、またアップしなおしちゃいますが、



父の笑顔に最後の力を振り絞ったサイ・サイシーは、タイトルロールにもなっている少林寺の幻の最終奥義・真流星胡蝶剣を繰り出すのでした。

ああ〜、熱い話だった。

改めて、野沢さんのご冥福をお祈りしたいと思います。また日を改めて、今度は暮れなずむ幽鬼も見たいんだけど、暇があるといいなぁ。

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