今回、陸徳志さんの出番がねぇ〜。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
その分、今まで会社人間だった松本耕次さんの出番が半分くらい占めていまして、日本のお父さんの人間らしさを深く掘り下げた感じです。
一心が唯一覚えていた隣のお姉さん、咲子さんが日本に来ていて、勝男とあつ子の生存をお父さんに伝えたもので、がぜん、その比重が重くなった感じです。そうか〜、姉ちゃん、無理に嫁にされたみたいだったけど、無事に生き延びたんだなぁ。それに比べてあつ子は…( ´Д⊂ヽ いよいよ号泣必須の「兄妹」ですよ!
一方、中国のお父さんに日本人孤児が家族捜しをしていると言われても、とんとその気のない一心。タイトルどおり、日本に行きます。お仕事の関係で。で、後半の敵キャラというわけでもないんですが、一方的に敵愾心をぶつけてくる(彼にもいろいろと事情はあるんですが)馮長幸も登場です。彼の再婚相手が一心の大学時代の恋人(日本人だって手ひどく振られたんで、一心が今回、珍しく逆襲してます)だってんで心穏やかでないんでしょうが、それだけでもないんだよね、彼。たいがいの脇役はきれいに忘れていますが、何か彼のことは覚えているたきがはだった。
で、東洋製鉄の見学もするんですが、観光旅行もしてる一心たち。行き先は箱根の大湧谷です。卵食え!
大湧谷行ったら黒卵を食えッ!!そこで富士山を見た一心は、偶然一緒だった日本人の観光客たちが霧が晴れて現われた富士山に柏手を打つのを見て、昔の記憶を甦らせるのでした。ほんとに覚えてないんだよねぇ。前回、それを疑うような発言を役人にされて、中国のお父さんが怒っちゃうシーンがあったんだけど、一心、日本人だってことは言われないとわからないもんで、さんざん日本人だってんで虐められたのが未だにトラウマなんだろうなぁ。
さて、その記憶はどうやら、開拓団以前、遙か日本の時のものだったのか、信濃富士という言葉を思い出してバスガイドに尋ねる一心。ただ、日本人は確かに富士が好きなんで(神仏は拝まないたきがはも富士山には拝みたくなる神々しさがあるんですよ。つまり好きなんだよ、基本、見えるところに住んでるし)開拓団で満州に行ってからも似たようなすり鉢型の山を見つけて富士山呼ばわりしていた可能性はなくはないと思います。
そして、その前日、慰安会つまり飲み会の席で、隣の宴会場で唄っていた「木曾の御岳」という唄を聞いた覚えのある一心は、これもガイドさんに聞いて、どうもお母さんが唄ってたような気もするんだけど、やっぱり自信がないのでした。
そんな一心を冷たい目で見つめる馮長幸。写真撮影の時にもさりげなく「万里の長城の方がいい」と言ったり(建造物と自然物を比較することが間違いなんですが)一心に関心を示しているのは見え見えです。
ただ、中国に帰ってきたら、一心は中国の人なんで、初の大製鉄場作りに邁進して、中国側の人間として松本上海工場長(つまり実の父と)と言い合ったりもするのでした。ここ緊迫感あるシーンかと思っていたら、意外とそうでもなかった。先を知ってるからか。というか、いよいよ号泣必須の「兄妹」が迫っているから、そうでなくてもたきがは的にはそんなに重要じゃない日本のお父さんはどうでもいいっていうか…
でも、お父さん、中国東北部で孤児捜しで一生懸命だったそうです(狭間さんのお手紙だから)。その中に一心たちのことを告げに来た陳さんって、誰かと思ったら、第1部で一心を唯一、可愛がってくれた(中国のお父さんに会う前)夫婦でしたか!
そこで途切れてしまう勝男とあつ子の消息。まさか、自分とやり合った中国側の責任者が息子とは思ってなかろうしなぁ。
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