サブタイトルは「いのちの輝き! 最終闘気・グランドクルス!!」です。
ハドラーの罠(と言っても、心臓が2つあるなんて想像もしないだろうけど。ハドラーもそういうことをべらべらしゃべっちゃうあたり、小物くささ丸出し)にかかり、メラゾーマを受けてしまったヒュンケル。もはや剣を持つこともできない彼が思い出したのは師アバンの教えでした。剣が使えなくなったら、闘気、すなわち自分の生命エネルギーを使って戦えと言うアバンに、当時のヒュンケルは「剣で倒せばいい」と一笑に付したのです。
前回、「師の仇などというおこがましいことは言わん」とアバンの弟子と名乗る資格もないと言い放ったヒュンケルでしたが、今回は素直にアバンに最後の力を求めます。なんだかんだいっても、ヒュンケルはけっこうアバンの使徒の中ではアバンによく助けを求めたりする方かもしれません。それだけぎりぎりの戦いをしているというのもあるかもしれないけど。
そして、ついに放たれるのがグランドクルスです。ヒュンケルの全闘気を放出する技なんですが、地面が十字に裂けるのが特徴。
この時、ダイたちがグランドクルスの光に気づき、ヒュンケルを助けに戻ろうとしますがマァムが命を賭して助けにきたクロコダインやヒュンケルの意志を無駄にしてはいけないと言って、中央の塔へ向かうよう指示します。この土壇場での冷静さはダイやポップにはない強さですな。ポップはそんなマァムやヒュンケルの強さに劣等感を抱いているようですが。
しかし、前回、マァムがヒュンケルに惚れてるように見えただけにその台詞は意外な気もしますし、惚れているからこそ、ヒュンケルの意志を大事にしたいという感じなのかもしれません。原作だとあそこまでらぶらぶじゃないんだけど。
まぁ、実際、もう明るくなっているのですから、ダイたちはレオナの命が夕方までなんだから、もっと焦るべきだと思いますが。
しかし、ハドラーは部下を盾にすることでからくも逃れ、ヒュンケル自身は技を放ったことで抜け殻のようになってしまいます。
そこへ近づくハドラー。でも、このおっさん、詰めが甘いことに「あの世でアバンやバルトスと歯ぎしりするがいい」とか余計なことをぬかして、ヒュンケルの返り討ちにあってしまいます。ジャストでもう1つの心臓を潰したのも凄いですが、ヒュンケル自身は記憶にないと言ってるので、ヒュンケルと再戦した時のダイが闘争本能だけで動いていたのと同じなのかもしれませんな。
一方、ザボエラとミストバーンの部下と戦っていたクロコダインの前からも、ザボエラが部下にモシャスという変身呪文をかけて逃れ、ミストバーンもいつの間にか姿を消してしまい、事なきを得ます。きっとミストバーンはハドラーが倒されたことを知って、いなくなったんじゃないかと思う。
倒れたハドラーが最後に「おまえこそ真の戦士だ」とヒュンケルに言っているところは、後のハドラーの成長とかをにじませております。
やっと中央の塔に着いたダイたち。
その前にたくさんの爆弾岩がいました。爆弾岩ってメガンテの… トラウマが甦りますなぁ。こいつに全滅させられたのは、ドラクエプレイヤーなら一度や二度、覚えがあるはずだ。
マァムがそのことを思い出して、そっと通り抜けようとしたのに、氷炎魔団のフレイムやブリザードたちがダイたちに追い着いて、このままだと自分たちの面目が丸つぶれだからと言って襲いかかってきますが、何を思ったか、爆弾岩に取り憑いて、メガンテを喰らっています。1体しか倒せないなんて、しょぼいメガンテだな…
するとダイがバギを放ち、ポップのメラゾーマとヒャド、マァムの魔弾銃も加わって何とかこれを撃退しましたが、地面に隠れていたフレイザードにマァムが捕まってしまい、地面にたたきつけられようとしたところで次回に続く。
友愛編2って、どこらへん?
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