サブタイトルは「アバンストラッシュ!! いま…すべてを斬る…」です。
長かったフレイザード戦にようやく決着がつきます。いや〜、クロコダインやヒュンケルがあっさりして見えるよ。それだけフレイザードが難敵だったということなんでしょうけど、全体の尺を考えると、ほとんどクライマックスみたいな気分ですよ。
ミストバーンが鎧を与える条件はフレイザードに部下になれということでした。最初は断りましたが、身体が消えかかったフレイザード、とうとう受け入れます。
その力は圧倒的で、クロコダインやヒュンケルさえも負かしてしまいましたが、クロコダインの場合はバダックさんを庇ってもあるんで、確かにフレイザードの方がかなりでかいんですが(クロコダインはダイたち一行の中でもいちばんでかい)、不利な勝負だったとも言えなくもありませんが、ポップと組んでのヒュンケルは鎧まで壊されてしまい、いいところがありません。
ところがダイが再び立ち上がり、目が見えないままだというのにフレイザードに勝利宣言をします。実際、クロコダインやヒュンケルが太刀打ちできなかったフレイザードの攻撃を紙一重のところでかわしてしまうダイ。さらに返す刀でフレイザードの鎧の口の辺りまで砕きますから、フレイザードは「俺は最強だ」と言ってますけど、ショックはかなりのものかと思います。
ヒュンケルが解説するに、ダイは空烈斬が使えるようになったことでアバン流刀殺法を極め、その破壊力を悟ったので、フレイザードに勝てると言ったのではないかと。
実際、ついにダイが放ったアバンストラッシュの威力は鎧を一撃で打ち壊してしまうほどのものでした。
フレイザードは再度、ミストバーンに助けを求めますが、ミストバーンは「確かに自分の軍団で最強の鎧はやったけど、相手の力がそれを上回っていた」と突っ込み満載な台詞を吐いて、フレイザードを踏みつぶして、ダイたちの前から去るのでした。
急いでレオナを助けに行こうとする中、ポップがフレイザードに同情を示します。墓でも作ってやろうかとは、常々庶民派でならすポップらしい優しさですな。マァムはそこんところ、両親がともに勇者の介添えだったりするんで、ポップのような優しさは見せない。優柔不断さと紙一重のような気もするけど。
でもヒュンケルが言うには「あれ(メダル)が奴の墓標だ」そうで、結局、ポップも墓は作ってやらずじまい。
ところがレオナの氷は溶けておらず、フレイザードが宣言した夕方も近くなってしまい、すでに姫には助かるだけの体力も残されていないということが判明。
ポップがメラゾーマをぶつけますが効果なく、そこでマァムが魔弾銃の弾に魔法を2つ込めたらと言い出します。
そんなことをしたら魔弾銃が壊れてしまうかも、というのでポップが反対しますが、バダックさんは「姫の命には替えられない」と反論、でもそれがアバンの形見だというのでさすがに迷ってしまいますが、持ち主のマァムが「こんな時のためにもらった」ということで、ポップにベギラマ(なんでメラゾーマで駄目でベギラマなのかといったら、高温ということらしいですよ、ギラ系は)を詰めてくれるよう依頼しますが、ポップ、前に使ったメラゾーマで魔法力が尽きたらしく、役に立ちません。それぐらい計算しろよと言いたい気もしますが、なにしろポップだし(←ひどい)、わしらがゲームで見ているように実際には魔法力の残りなんて見えないということで、さすがのヒュンケルも「万策尽きたか」と諦めかけますが、ここでダイが立ち上がります。
そして、紋章に「人の命を助けるために力を貸してくれ」と言って、ベギラマを詰めます。そう言えば、ダイの紋章って、ヒュンケル戦の時には見せなかったんだよね、まぁ、無意識の時に戦っていたのがそうと言えなくもない強さだったんだけど、で、クロコダインから、あれがダイの力の秘密と言われて驚くヒュンケル。ヒュンケルもハドラーとさしで戦えるんだから十分強いんですが、ダイのが上ということですな。
マァムが早速弾を発射すると、氷は見事に溶け、レオナを助けることができましたが、魔弾銃も壊れてしまいました。
レオナが生きているのを知って喜ぶダイたちのもとに、気球に乗ってマトリフやエイミたちが駆けつけてくれました。ポップ、メラゾーマを使う前にルーラでマトリフ呼んでくれば良かったのに…と思いますが、魔弾銃に礼を言うマァムで次回に続く。
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