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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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サニー・ザ・マジシャン逝く

声優の白石冬美さんがお亡くなりになったそうです。

「ジャイアントロボ〜The Animation 地球が静止する日」のサニー役がわし的には真っ先に思い浮かびますが、ほかにも「パタリロ!」のパタリロとか、「ガンダム」のミライさんとか、「イデオン」のカーシャとか、「怪物くん」の怪物くんとか、まぁ出るわ出るわ、一つの時代を築き上げた偉大な声優さんでありました。

そういえば、ラジオのパーソナリティでコンビを組まれていた野沢那智さんはとっくにお亡くなりになっていたことを思い出しました。

ご冥福をお祈りします。

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秘曲 笑傲江湖 第6巻

金庸著。岡崎由美監修。小島瑞紀訳。徳間書店刊。全7巻。

いよいよクライマックスに近づいた第6巻ですが、またしても持ってもいない煙管をぽんぽんと叩きたい気分です。

サブタイトルは「妖人 東方不敗」です。これ、最大のミスリードでしょ。表紙の人物も東方不敗っぽいですが、ラスボスだと思っていたんですが、わずか1章で退場しました ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!

凄まじく強かったですが。なにしろ仁我行、向問天、令狐冲に加え、上官雲という作中でも、この4人の戦力に匹敵するのは各派の総帥クラスじゃないとダメだろという強者相手に、何と、ただ両手に忍ばせた針だけで渡り合い、それでも勝てませんでした。すげぇ。
それでも退場させられたのはこの4人に加えて盈盈(えいえい)がおり、彼女がとっさに機転を利かせて東方不敗に代わって日月神教を牛耳っていた楊蓮亭を傷つけなければ、間違いなく仁我行らは負けていました。何それ。
楊蓮亭は魔教の執事とは思えないような凡人でしたが(武芸がまったくできない)、東方不敗の寵愛を一身に受けており、彼があげた叫び声を東方不敗は無視できなかったからです。つまり、闇討ちです。いくら日月神教の前当主と一緒とはいえ、主人公とは思えぬ卑怯な手段でしたが、それほど東方不敗は強かったのです。
東方不敗は倒され、楊蓮亭も仁我行によって殺されました。仁我行は東方不敗のために片目を失いましたが、当主の座に返り咲き、今一度、令狐冲に誘いをかけますが、そこだけは一本通った主人公です。固辞した令狐冲は前巻の終わりで方証大師や冲虚道人らに頼まれていたこともあり、嵩山派の総帥・左冷禅の武林制覇の野望を阻止すべく恒山に帰って嵩山に向かうのでした。

と、これだけで1章分。すげぇ密度の濃さでした。

ところが東方不敗が1章で退場したぐらいに負けるとも劣らぬ陰謀が武林を襲おうとしていました。左冷禅による五剣嶽派の合併です。

しかし、これが左冷禅も前座に過ぎず、さらなる悪役が控えていたっていうんだから驚き桃の木山椒の木です。
そう、我らが主人公・令狐冲が、今も師父と慕う岳不羣です。1巻で登場した時には「君子剣」の異名のとおり、君子然としたというか、中国で大人(ターレン)と呼ばれるような大旦那っぽい雰囲気を漂わせていた岳不羣でしたが、6巻かけてその野望が徐々に明らかになり、まぁ、作中で令狐冲を破門したり、恒山派の長老だった定閒・定逸師太らが魔教(と思わせて嵩山派だったみたいでしたが)に襲われた時になんだかんだと理由をつけて助けに行かずに徐々に人物を落としてはいましたが、まさかまさかのラスボスに浮上です。
なにしろ左冷禅のように野望をむき出しにしていなかったもので誰も疑ってません。方証大師や冲虚道人だって、左冷禅を負かして岳不羣が五剣嶽派の総帥になったことを逆に喜ぶほどです。用意周到というか、まさか、ここまで腹黒い人物だったとは思ってませんでした。
しかし、その岳不羣、今も令狐冲が破門を解いてもらいたいと請い願っている崋山派の総帥が、左冷禅との戦いでまさかの東方不敗と同じような技を見せたために、ようやく令狐冲も目を覚ましました。
さらに岳霊珊と結婚して婿入りする形になった林平之が久々の登場だと思ったら、えらい人間変わってまして、岳霊珊と好き合っていたはずだったのに、疑心暗鬼の塊になってました。しかも福威鏢局の若旦那で、武芸の腕は大したことがなかったのに、いきなり父母の仇、青城派の余滄海を上回るような腕前です。
それもこれも辟邪剣法を覚えたからで、しかもその辟邪剣法、前巻で東方不敗に仁我行が与えた癸花宝典と同じものと判明しております。つまり、林平之も岳不羣も東方不敗と同じレベルの強敵になっちゃったっていうんだから、さあ大変。しかし、そのために彼らが払った犠牲は、やはり東方不敗と同じものだったのです。

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …?!

(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ

(  д )

(; Д ) !!

衝撃の展開で次巻完結。

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インファナル・アフェア3〜終極無間

監督:アンドリュー=ラウ
出演:ラウ(アンディ=ラウ)、ヤン(トニー=レオン)、ヨン警視(レオン=ライ)、シェン(チェン=ダオミン)、サム(エリック=ツォン)、ウォン警視(アンソニー=ウォン)、キョン(チャップマン=トウ)、マリー(ラウの妻)(サミー=チェン)、マリー(サムの妻)(カリーナ=ラウ)、ほか
香港、2003年

香港ノワール「インファナル・アフェア」シリーズの最終作です。わし的にはラウ>ヤンだったので最後はちょっと納得いかない〜 というか3対1は卑怯だろ…

ヤンの殉職から10ヶ月後、マフィアのスパイという疑いをかけられたラウは庶務課に飛ばされたものの、疑いは晴れて内務調査課に戻ってきた。だが、新たに彼の前に立ちはだかったのは保安部のヨン警視、ヨンとサムとの会話が録音されたテープを発見したラウは、彼こそがサムの真の内通者との確信を強め、ヨンを追いつめようと暗躍する。一方でヤンの主治医だったドクター・リーに出会ったラウは、そのカルテを盗み見ることでヤンの足跡を追い、次第に精神的に追いつめられていくのだった…。

マフィアのスパイという過去を捨てて、嫁にはばれて離婚されちゃったけど、それ以外は無事に復職できたラウが、新たに立ちはだかったヨン相手に奮闘するんですが、こちらもラストまでなかなか素顔を見せませんで、でもやっぱり善人だったという落ちはいささかがっかりしました。

むしろ善人になろうとしたけどできなかった、させてもらえなかったラウは、確かにマフィアのスパイだったけど、まぁ、自分の保身のためにヤンを殺したし、ばれたんで部下も殺したけど、警察>(乗り越えられない壁)>マフィアというのはどうなんだと言いたいです。
なので、最後、ラウは助かりましたが車いすで再起不能な感じでして、もやもやが残りました。余生はせめて穏やかに暮らしてもらいたいです… ・゚・(つД`)・゚・

チェン=ダオミンさんはどっかで聞いた名前だと思ったら、そういや「英雄 HERO」で始皇帝の役、「妻への家路」で主演でした。両方ともチャン=イーモウ監督なんですけど、まだ「金陵十三釵」見てないや… (´・ω・`)

あちこちで書き散らかしておりますが、わしがラウに同情的なのは単にヤンよりも顔が好みだったという理由もありますが、ラウがマフィアのスパイという悪人だから、というのが主な理由です。それは、映画と現実をごっちゃにするなと言われそうですが、故大道寺雅司さんに共感し、同情したのと同じような理由です。善と悪というのは一見、両極端なものですが、そこまで単純なものでもないのはいまさら、わしが指摘するまでもないでしょう。むしろ、多分に「黒旗水滸伝(下)」の影響がありますが、わしは圧倒的にアナーキストやテロリストの側に立つ人間なので、一歩間違っていたら、あるいは生まれる時代が違っていたら、彼らと同じようなことをしなかったとは言えないのです。むしろ、舞台さえ整っていれば、進んでしただろうと思います。
なのでフィクションの世界とはいえ、「俺は警官だ」と言って善人づらしていて、殉職しても堂々と警官として立派な墓を建てられたヤンやヨンよりも、善人になりたいとあがくラウに同情しちゃうのでした。まぁ、ヤンやヨン、それにシェンには彼らなりの理由があるわけですが、だからといって3対1はどうかと思う〜 まぁ、そう考えると、ラウは再起不能となることでようやく無間地獄から逃れられたとも言えるので、それはそれで救いなのかなと思えなくもないのですが…

似たようなシチュエーションの「新しき世界」のイ=ジャソンが、ラスト、ヤクザの道(立場的にはヤンと同じなので)を選んだのはすがすがしくもあり、あれこそ無間地獄の始まりなのかもしれず、あちらはシリーズ物にもなりませんでしたが(ラウの立場の人物もいないし、関係者はジャソン以外はみんな、死んじゃったので)比較するとおもしろいなぁと思いました。


3月25日追記

後から気づいたことがあったので追加。
・ラウは救われていない。
ラスト、前作で殺されたマリーに撃たれるシーンで、彼の地獄は続いていることを示唆されてました Σ(゚д゚lll)ガーン

・ラウへの思い入れは「太陽がいっぱい(何度目か)」のトムに重ねたせいかも
アラン=ドロンの代表作「太陽がいっぱい」のトムとラウって似たような立場ですよね。ラウは殺した友だちの嫁まで奪おうとはしてないけど。
わしはあの映画でアラン=ドロンにすっ転んだので他のアラン=ドロンの映画より、ひときわ思い入れが強いんですが、ラウをトムに置き換えたら、自分のなかですとーんと納得したので、そういうことなんだろうと思いました。
ヨンと対決することになった時、ラウを撃ち殺さなかったヨンと、ヨンを撃ち殺したラウ、そこにラウが全然善人じゃなくて悪人なんだ、つまり人を殺すことを躊躇わないんだというレビューを読んだんですが、ラウの根っこが悪人で悪いのかと釈然としません。
むしろ、英雄として死後、祭り上げられたヤンやヨンよりも、悪人として全てを失い、それでも地獄を生き続けていかなければならないラウの方に同情します。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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共犯者たち

監督:チェ=スンホ
見たところ:桜坂劇場
韓国、2017年

2008年から2017年まで韓国の権力の座にあったイ=ミョンバクとパク=クネ2人の大統領の保守政権によって、いかにKBSやYTN、MBCといった公共放送に弾圧が加えられていったかを綴ったドキュメンタリーです。

2017年に起きたセウォル号の沈没と、チェ=スンシルによる権力の私物化などによってパク=クネは逮捕され、今も裁判が続いていますが、こうやってメディアを統制しようとする政府は、大日本帝国の大本営などを見るまでもなく、必ず崩壊の一途をたどるのは歴史の教訓と言えます。まぁ、そこにちっとも学ぼうとしないのが日本の現政権なわけですけど、一億総右翼化してきた現在、日本の状況はたとえ安倍晋三が退陣したとしてもお先真っ暗な感が漂ってまして、そこは新自由主義のムン=ジェイン率いる韓国も似たような状況であることは言うまでもありません。
何にせよ、韓国も日本もお寒い状況であることに違いはないのですが、ただ、それでも、わしが思ったのは日本は韓国に一歩も二歩も遅れているということです。それだけは間違いない。

東京での観客動員はどうだったのか知りませんが、マスコミの偏向報道は身にしみているせいか、沖縄での客の入りはまずまずの感がありました。

そんなことを思いながら映画館を後にしました。

どうでもいいけど、公開中の映画の予告を流すのは反則だろ。志の輔うざい。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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秘曲 笑傲江湖 第5巻

金庸著。岡崎由美監修。小島瑞紀訳。徳間書店刊。全7巻。

サブタイトルは「少林寺襲撃」です。

半分の巻を越えて、いろいろと勢力図がはっきり分かれてきました。正派vs邪派という単純なものではなくなってきて、正派のなかにも五剣嶽派の統一を目論む嵩山派の左冷禅や武林制覇の野望を抱く青城派の余滄海、ひいては主人公の元師父・岳不羣などの悪役もいれば、邪派にも豪傑と呼ぶに相応しい仁我行みたいな人物もいて、崋山派ではなくなった令狐冲は主に左冷禅や余滄海の野望を打ち砕くべく、東奔西走することになりそうです。
しかし、ここで盈盈と結ばれれば見た目にもいいカップルになりそうなのに、まだまだ岳霊珊に未練たっぷりの令狐冲、主人公としてはともかく、わしの好みでいったら仁我行や向問天、莫大先生には遥かに及びません。しかも、この巻のラストで、とうとうラスボスっぽい東方不敗が登場、次巻のタイトルも「妖人 東方不敗」ときては令狐冲の株も下がりまくるというものですが、まぁ、しょうがない。頑張れお若いのって心境です。

この巻では前巻のレビューでもちらっとネタバレしましたけど、恒山派の長老の残る2人が亡くなってしまい、令狐冲は総帥の定閒師太から恒山派の総帥になるよう遺言されて引き受けることになりますが、その前に自分の身代りに少林寺に幽閉された盈盈を助けに行くのが大きなパートです。
もっとも彼女は、すでに父の仁我行によって救出されており、令狐冲は逆に正派によって囲まれてしまいます。盈盈を「聖女」と崇める邪派の好漢の助太刀を得て、大勢で少林寺を襲撃した令狐冲でしたが、その若さゆえに未熟なところ(剣以外ぜんぶ)が裏目に出てしまいましたが、抜け道を見つけたことで事なきを得るのでした。そう、独狐九剣と吸星大法を身につけて剣技ではかなりの腕前に達した令狐冲でしたが、拳法はまるで素養がなく、知識もないため(何回も勉強が足りないみたいなことは言われてるので)、戦術も戦略もまるで疎いのです。逆に令狐冲がこれらを身につければ、それこそ鬼に金棒で、弱点がはっきりしてるので鍛えやすいのかもしれませんが、今はそれどころではありません。

その後、正派と邪派の長老同士の対決を影から見守ることになった令狐冲でしたが、その存在は仁我行にはお見通しで3対3の3人目として呼び出されてしまい、心ならずも岳不羣と戦うことになります。この時の岳不羣の往生際の悪さというか、師に手を出せない令狐冲の弱みにつけこんだ悪辣さというか、最後に令狐冲を蹴飛ばした時の勢いは、とうとう悪役確定になってしまいました。あらまぁ、大人げない。

恒山派の総帥としてお目見えとなった令狐冲、そもそもの始まり、林家を襲った原因と現在の武林を覆う暗雲を方証大師(少林派の総帥)と冲虚道人(武当派の総帥)から聞かされ、ゆくゆくは正派を束ねることを示唆され、一度は断るものの、引き受けざるを得なくなります。おお、ここんところは予想どおりの展開。それにしても1巻から探されていた辟邪剣譜が、崋山派が気功派と剣術派に分かれて争った遠因だったとは壮大な仕掛けになってきました。これ、確か、第3巻で一度は令狐冲が嵩山派から奪い返したはずなんですが、その後で気絶しちゃったんで今は岳不羣の手元にあるんじゃないかと思われます。それも、昔の秘技・癸花宝典までたどるというんですからスケールが大きい。

密談が終わったところで東方不敗の代理として令狐冲の総帥赴任の祝いに駆けつけた邪派が襲いかかってきましたが、盈盈の出現であっさり矛を収めます。ほんとに盈盈、スペック高いです。伊達に「聖女」とは呼ばれてません。そんな彼女が仁我行の後を追って東方不敗から日月神教の当主の座を取り戻しに行くというので、ともに発つ令狐冲。
令狐冲を囮についに日月神教の本拠地、黒木崖に向かった一行は東方不敗と対面したところでいよいよ、次巻、対決のようです。

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