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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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続・座頭市物語

監督:森一生
出演:座頭市(勝新太郎)、与四郎(城健三朗=若山富三郎)、おたね(万里昌代)、ほか
原作:子母沢寛
1962年、日本

座頭市物語」の続きです。

平手御酒の墓参りのため、市は笹川に向かっていた。しかし、本陣に泊まっていた黒田の殿様の按摩をした際、殿様が気違いであることを市に言いふらされぬよう口封じに黒田家の侍が動き出し、地元のヤクザ者・関の勘兵衛が市を追い、謎の隻腕の浪人・与四郎も市を追うようになる…。

相変わらずもてもての市、過去にお千代という女性に「結婚してもいい」と言われたそうですが、土壇場で逃げられ、相手の間男を斬り殺したとか。で、続編なんで、市は前作で倒した平手御酒の墓参りのために戻ってき、前作で市といい関係になったおたねさんとかが再登場、飯岡の親分とかも現れて、相変わらず、市の行くところ、騒動ありな感じです。
しかも、隻腕の浪人・与四郎が、市に恨みを持っているらしく斬り合いになったものの、与四郎はすでにあちこちで無法を働いていたもので捕吏に追われており、与四郎とともに川に飛び込む市(冒頭から川に投げ込まれたり、水難の相だな、今回は)。
与四郎をさんざん「兄さん」と呼んでいるので、どういう関係なのかと思っていたら、実の兄で、千代を取り合った関係だったことが判明、しかも、演じる城健三朗ってだ〜れ?と思っていたら、実兄・若山富三郎さんだったとは!

(* ̄◇)

道理で「市と顔が似てるな〜」と思ったわけだ!

ということは、千代の間男を殺したと言っていたのは、実は与四郎の片腕を奪っただけで、ここで再会し、結局、斬り合い、お友達になれるかと思った平手御酒を殺したのも、飯岡の親分のせいだってんで殺したところでエンド。相変わらず殺伐とした話だったな〜

で、この後、いくつか録ったんですが、「座頭市」はもういいかな。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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ムサン日記 白い犬

製作・監督・脚本・主演:パク=ジョンボム
出演:スンチョル、ギョンチョル(チン=ヨンウク)、スギョン(カン=ウンジン)、ペック(白い犬)、ほか
2010年、韓国
見たところ:横浜シネマ・ジャック&ベティ

クロッシング」以来の脱北者ものです。

公開中の映画につき、続きにしまっておきますが、こういうネタバレはどれだけの人が気にするのだろうか…?

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超級! 第23話

今回から「ギアナ高地修行編」です。1号お休みしたので、道理でほかの漫画がつじつま合わないわけだ…

で新連載はまた「1st」関連… いつまでおんぶに抱っこしてるつもりなんでしょうかね。

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トワノクオン 第6章「永久の久遠」

いよいよ最後の章です。

さらわれたテイやトワ、タカオたちを助けるため、クオン、瞬、ユリ、ユーマはクーストースの本部に乗り込む。アルファとデルタ・ひずるの待ち伏せに瞬は「自分の決着をつける」と2人の相手を引き受け、満身創痍となりながら、2人を倒す。ユリとユーマもクオンと別れ、テイやタカオの居場所を探すが、その頃、テイはトワを目覚めさせるべく、実験にかけられていた。ようやくトワのもとにたどり着いたクオンだったが、数々の能力を身につけた上代の力は圧倒的で、歯が立たず、倒されてしまう。しかし、上代の反逆を知ったオールドーがクーストース本部を壊滅させるべく、攻撃を開始していた…。

上代が去り、クオンは後を追いかけようとしますが、神無月やユリたちに止められます。まぁ、そちらの人間だった瞬にまで「クーストース本部に入るのは難しい」と言われてはどうしようもありません。
でも、こんな時にはハッカー・リョウの出番で、以前、瞬のメンテナンスをした時に読んだデータから逆ハッキング。つくづく仲間とはありがたいものであります。
その前に神無月がクオンの素性について語りますが、この世界、人間はみんな力を使うことができたって台詞は、キリや瞬にも繰り返し語られます。それにしても、神無月のご先祖が神無月そっくり…

ユリはクオンに「身近に感じられて嬉しかった」と告白しそうないいムードですが、クオンはテイとユリとどっち派なんだろう?
まぁ、そこにミウがお邪魔してしまいますので、2人の関係はそれ以上に発展しそうにないんですが。

クーストースへの潜入はクオン、瞬、ユリ、ユーマの4人です。まぁ、力を考えると妥当な選択。
しかし、彼らが侵入した途端にアクセスが切られ、クーストース側はクオンたちの侵入を予想していたのでした。まぁ、そうだろうな…

しかも初っぱなからアルファとデルタが現れたので、瞬がここで離脱、「俺なりの決着をつける」と言って、2人の相手をします。
死闘の末、アルファを倒すも、ひずるには「君とは戦いたくない」と言って、復活したアルファに背後から襲われてしまう瞬。でも最後に瞬を庇ったひずるは、その生を終えるのでした。お互いに好き合ってた関係なんか… ( ´Д⊂ヽ

一方、クオンとユリ、ユーマも途中で別れ、トワを探すクオンと、テイたちを探すユリ、ユーマとなります。
ここでユーマくん、攻撃に力を発揮、きっと、一生懸命練習したんだろうなぁ。ユリは基本、移動力が高いだけみたいなんで、なかなかいいコンビです。

しかし、2人を迎えたのは銃を構えたタカオでした。でも、銃口に身をさらけ出すユリやユーマの説得、さらにクーストース本部のシステムダウンと自壊システムの作動により、ようやくタカオも自らの過ちを認め、テイのところにみんなでテレポートしますが、大人数でのテレポートはあんまり経験がないらしく、両足を骨折してしまいます (´・ω・`) まだまだ修行が足りないな、タカオ…
ユリとユーマはテイを機械から解放し、技術チーフさん(最後まで名無し!)も「我々はお払い箱か」と自壊システムの作動に気づいたようです。
でも、システムダウンも悪いばかりでなくて、ここでリョウとの回線が復活したもので、ユリたちは逃げに入ります。
しかし、その前に「みんなに伝えて」ってテイに頼んだユリちゃん、みんなというのが今まで自分たちを迫害してきたクーストースのスタッフを含んでいるとは、なかなか言える台詞ではないですよ… ユリ、いい子や… ・゚・(つД`)・゚・

一方、ようやくトワのもとにたどり着いたクオンでしたが、上代の力の前になすすべがありません。
しかも彼の目論みどおり、兄の声に応えてトワが目覚め、とうとう上代に、その能力を奪われてしまいます。
クオンは何度も立ち向かいますが、上代に反撃さえできず、倒されてしまいます。

脱走ルートを探すユリたちは、いつかクーストースのスタッフたちと合流していました。しかし、最後のドアが爆発で閉ざされ、全ての希望が奪われたかと思った時、満身創痍の瞬が現れ、ドアを破壊します。
彼は妹を守れなかったばかりか、自らの手で殺してしまったことを悔い、「今頃は幸せな家庭を築いていたかもしれない」と自分を責めます。「でも、もう俺は逃げない」と言って、その力で閉ざされたドアを破壊する瞬。最後に満足げに微笑んでいたのは、テイやユリたち、仲間を守れたことへの喜びでしょうが、瞬にも最後、笑って立っていてほしかったよ、おいら! 。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
おかげでユリたちは地上に脱出しますが、まだクーストースの本部の上のようです。そして、あちこちが爆発し始めてしまいましたが、今度はユーマの力でクーストースのスタッフも含めて守ることができ、大した成長ぶりです。

一方、倒れたクオンが目覚めた意識の深層では、わしの推測ですが、守れなかった村の人たちや、たぶん、クーストースに奪われた能力者たち(なぜか、クオンの前にいるのは第3章で助けたツトムくんなんですが)ではないかと思われ、クオンは自分は精一杯戦ったかと訊ねますが、ツトムくんに否定されてしまいます。
倒れかけたクオンは再度、戦う決意を固めますが、トワの力も手に入れた上代に翻弄され、大ダメージを受けてしまいます。

しかもユリたちの見える範囲に現れた上代が、スタッフたちの能力を開眼させて、能力に目覚めなかった者がパニックに陥り、ユーマも第1章での硬化という事態に。

しかし、クオン、今度は諦めません。しつこく上代に食い下がり、とうとう腹を破られるのと引き換えに「やっと手が届いた!」と上代の腕をつかみます。

ここでクオンはやっとトワに再会しますが、トワは自分一人が助かろうと逃げ出し、クオンの力をあのような形で目覚めさせてしまったと責めます。兄が手を汚したことを恐れたトワでしたが、その力もトワが目覚めさせたものだったんか… (´・ω・`)
でも、さすがに1000年も生きてきたクオン、トワに「1000年前の決着をつけよう」と手を差し伸べます。
どうやら、これで上代からトワの力を奪ったようで、能力に目覚めたスタッフたちが収まります。
さらに上代の攻撃をいなすクオンは、その姿をインサニアから別のものに変えるのでした。
上代はクオンに次々に攻撃をしますが、もはや効きません。しかも力の使いすぎで急速に年老いていってしまう上代。最後には全ての力を失ってしまいました。
しかし、クオンは上代にとどめを刺そうとして、ユーマや子どもたちに責められたことを思い出し、止めます。

その時、クーストース本部が爆発しますが、間一髪、上代も欠けることなく、皆は生き延びていました。
ユーマ曰く「クオンが助けてくれたんだ」って!

警察と消防が駆けつけるなか、手当を受けるタカオ。
そこへ神無月、リョウ、ミウ、若月先生が迎えに来て、神無月はクオンに再会します。
今まで、どんな傷を負っても治していたクオンでしたが、今は傷を負ったままでした。
「トワが呪縛から解放してくれた」と言うクオン。「長い間、止まっていた僕の時が動き出したんだ」で、エンディングです。

オールドーという敵は残ったまんまだし、「神無月の暴挙も不問に帰せない」とか言ってるので神無月のその後も心配なんですが、「トワノクオン」というタイトルのとおり、「トワ」と「クオン」の物語としてはここで決着ということになるのかなぁと思いました。ただ、トワが出てきたのが第5章と遅かったんで、あんまり感情移入しづらく、わし的にはやっぱり戦うクオンや瞬に感情移入しちまいますんで、逃げ出したトワはどうなの?と思わなくもありませんでした。

一人ひとりのキャラクターが個性的で、それぞれに立ち位置があって、存在しているというのは見応えのあるアニメでした。音楽も良く、キリの挿入歌もいい雰囲気出してる。主題歌はロック調なのが、ちょっと内容的に乖離してるような気もするけど…(「この世界の矛盾をぶっ飛ばしたい、それだけ〜♪」なのはクオンじゃないと思うんだ… (´・ω・`))。

改めて、飯田馬之介さんのご冥福をお祈りします。ありがとうございました!

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セヴァンの地球のなおし方

監督:ジャン・ポール=ジョー
出演:セヴァン=スズキ、古野隆雄、福井県今立郡池田町の農婦たち、オンディーヌ=エリオット、バルジャック村の人びと、アントワーヌ=アレナ、ほか
2010年、フランス

2010年の作なのに、福島第一原発事故以前なので、もう古びて見えてしまう環境ドキュメンタリー。

1992年に開催されたリオデジャネイロ環境サミットで、並み居る各国の首脳や代表者を相手にたった12歳で伝説的なスピーチを行ったセヴァン=スズキさんを中心に、それから大して変わっていない地球の環境について、主に有機農業の面から考えたドキュメンタリー。

登場する方々は順に、古野さんは福岡県で合鴨農法をやる農家の人。福井県のおばちゃんたち、オンディーヌ=エリオットさんはフランスの13歳の少女で鮫の乱獲を訴え、海辺に移り住んだ人。バルジャック村は村の給食に有機農業を取り入れるフランスの村。アントワーヌ=アレナさんはコルシカ島で有機ブドウを作ってワインにしている農家の人。といった感じ。

途中まで、福井県とフランスが出てきて、どっちも原発に無縁じゃないなぁと思っていたら、後半でバルジャック村は原発から40km圏内ということがわかり、わざとだったらしいです。ただ、そうすると福岡県の古野さんの話が浮いてしまうんですが、まぁ、鮫の話とかコルシカ島とか出てくるんで、特に統一性はないような気もします。あと、中盤から「セヴァンのサムライ」という言い方(「七人の侍」すなわち「セブン・サムライ」にかけた言い方らしい)が出てくるんですが、別に古野さんとかがそういうわけではないようなので、最初からその「サムライ」に絞った方が焦点が絞れたんじゃないかという気もするし、まぁ、いろいろと言いたいことがあるのはわかるんですけど、あちこちに話が飛んで、ちょっとわかりにくかったのと、なんかとってつけたような「サムライ」という言い方は、日頃、日本代表が「サムライ・ジャパン」とか言われてて、何かむかついているわしとしては、あんまり好ましくない感じもしまして、映画としては「フード・インク」の方がすっきりしてたと思いました。

まぁ、なんといっても12歳で伝説的なスピーチをしたセヴァン=スズキさんが本題な感じもしますので、そこから別に進んだわけでもない地球環境を見ていると、伝説なんて持ち上げているだけ失礼な気もします。

あと、冒頭にも書きましたように福島第一原発事故を体験してしまった我々には、もはやこの映画の内容は古く、地球温暖化とか二酸化炭素の悪役も疑わしいと言われている昨今、どうしても過去の話になってしまいがちなのも残念。

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