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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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バターフィールド8

監督:ダニエル=マン
出演:グロリア(エリザベス=テイラー)、リゲット(チャールズ=シューニー)、ほか
1959年、アメリカ

エリザベス=テイラーがアカデミー主演女優賞を取ったという映画です。しかし、タイトルの「バターフィールド8」が何のことか最後までわからず、グロリアのキャラがぼけちゃって、後で粗筋読んで知ったというていたらくですよ、たきがは… (´・ω・`)

ニューヨークのアパートに母と暮らすモデルのグロリア。しかし彼女には「バターフィールド8」の番号で呼び出されるコールガールという裏の顔があった。化学会社の重役リゲットと知り合ったグロリアは、婿養子という立場から酒に逃げるリゲットの素顔を知り、深く愛し合うようになる。しかし、彼女が出来心で盗んだミンクのコートが、二人の仲を引き裂くのだった…。

そうなんだよ〜! 「バターフィールド8」というのが伝言サービスだと思っていたら、グロリアを呼ぶための電話番号だったのね。で、徐々に明らかにされていくグロリアの素顔が、エリザベス=テイラーの熱演で、まぁ、知らなくても何とかなるのは大したもんです。

しかし、せっかく本当に愛し合える人と出会ったというのに、出来心(というか、いきなりリゲットと寝た朝だったりするので、やっぱり出会いはコールガールと客という関係なんですが)で持ち帰ったミンクのコートを、返そうとしたら、ひどい言葉をぶつけられちゃって、すっかり傷ついたグロリアはボストンに行こうとしますが、リゲットに追いかけられて、とうとう自動車事故を起こして死んでしまうというなかなか衝撃的なクライマックス。グロリアが兄のように慕い、いろいろと相談したり、母の再婚相手に性的嫌がらせをされ、それから今のコールガールになった(酒場に行くと、たいがいの人は彼女の顔を知っていたりする顧客ばかりだったりする)と打ち明けたスティーブは、彼女と「今日、結婚しよう」とか言っちゃってハッピーエンドだったりするのに、肝心のグロリアはそうではないとは、なかなか難しいもんです。
ただ、リゲットというおっさん、婿養子なことを気にかけて(そのくせ、妻が留守の間に浮気をしてたりするんですが)、会社じゃ閑職にやられているもんで、どうも卑屈な感じで、そのくせ、グロリアに対しては「娼婦め!」と傲慢だったり、酒癖がむっちゃ悪いので、この愛、やっぱり破局しちゃうような気もするし…

せっかくアカデミー主演女優賞をとったエリザベス=テイラーですが、その後の大作「クレオパトラ」に出られなくなるかもってんで、かなり我が儘ぶっこいたらしいです。でも、彼女のコールガールを研究しての演技はなかなかのもんで、いろいろとある女性ですが、大女優と言っていいんじゃないかと思ったりします。でも、たきがははマリリン=モンローのが好きだけどな!

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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待ちに待ってたBlue-Ray BOX

7月16日にありがとございました〜!

>超絶お久しぶり

こちらこそ、お久しぶりでございます ∩(´∀`)∩

>祝!BD-BOX発売決定!お財布には厳しいけど、やっぱりものすごく欲しいので、何とか遣り繰りして買うつもりしてます(^^)

ですねですね! デジタルではないセルアニメの凄さを堪能しましょう〜 \(*^▽^*)/

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監督:ジュールス=ダッシン
出演:マリエッタ(ジーナ=ロロブリジーダ)、ブリガンテ(イブ=モンタン)、農業技師(マルチェロ=マストロヤンニ)、ドン・セザール(ピエール=ブラッスール)、トニオ(パオロ=ストッパ)、ルクレチア(メリナ=メリクーリ)、ほか
1959年、イタリア

イタリアの映画なのに何でフランス語と思ったら、舞台がコルシカ島だったからかな。そうとはわからないんだけど。

コルシカ島のとある港町。ここは富豪のドン・セザールと顔役のブリガンテが実質的な支配者だった。ブリガンテは、ドン・セザールの囲う女の末娘マリエッタをものにしようと狙っていたが、彼女はブリガンテを嫌い、フランスから来た農業技師に結婚を申し込むが、彼は相手にしなかった。町の祭の日、スイスからやってきた観光客の50万リラが盗まれるという事件が起こる。

「掟」というタイトルは、作中に登場する「掟ゲーム」からとったようです。出した指の本数で親を決めて、親が腹心を指名して、親と腹心はその場を支配できるという、何とも陰湿なゲームで、法律では禁じられているとか。親と腹心がどんなデマを言っても、参加者は誰も抗議できないし、親が酒を飲めと言えば、受けなければならないし、日本にもありそうだよね、こういうゲーム (´・ω・`)
で、ブリガンテというのは、このゲームが強くて、村の秘密を暴き、広めることで顔役にいられるらしいです。

しかし、マリエッタはブリガンテのことが「殺したいほど嫌い」と言っており、まぁ、確かに嫌な男なんですな。で、対するマルチェロ=マストロヤンニの農業技師(最後まで名無し!)は、北部から来たという人物なもんで、ちょっと洗練されてる感じもあり、はすっぱだけど、可愛いマリエッタは、農業技師となら結婚してもいいと考えるわけです。

マリエッタがスイス人の50万リラを盗んだ罪をブリガンテに押しつけたことや、まぁ、因果応報といった感じでブリガンテは最終的には失脚します。富豪ドン・セザールも病死し、町には支配者がいなくなりました、という感じでハッピーエンドのようです。

中盤、マリエッタを無理矢理押し倒したブリガンテが、ナイフで斬りつけられた時にはイタリア女はこうでなきゃ! ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! と思った(「ひまわり」とか「ウェスタン」とか)。
日曜はダメよ」の主演メリナ=メルクーリさんは、不倫の果てに自殺しちゃう役だったよ。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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オレンジと太陽

監督:ジム=ローチ
原作:マーガレット=ハンフリーズ
出演:マーガレット=ハンフリーズ(エミリー=ワトソン)、レン(デビッド=ウェナム)、ジャック(ヒューゴ=ウィービング)、マーヴ()、ほか
見たところ:川崎アートセンター アルテリオ・シネマ
2010年、イギリス

ケン=ローチ監督の息子さん、ジム=ローチ監督の初監督作品です。初っぱなからイギリス史最大のタブーに挑むとは、なかなか将来が楽しみな監督ですね! (・∀・) 同じ題材をお父さんが撮ったら、また別の映画になったんだろうなぁと思いますが、事実を見つめる厳しさと、被害者たちに向けられる優しさは、お父さんの姿勢と共通してる感じです。さすが! (・∀・)

公開中の映画につき、一応、続きにしまっておきますよ。

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大地の牙 満州国演義6

船戸与一著。新潮社刊。

いよいよ最新刊まで読んでしまいました。続きが出るのは来年だろうか?

ヨーロッパでもドイツがポーランドに侵攻することで第二次世界大戦が勃発、ただ、超大国アメリカが参戦していないので、まだヨーロッパの戦争ぐらいのムードですが、カウントダウンは始まっています。
そして、満州でもノモンハン事変で日本は惨敗、事態は少しずつ、避けられない破滅へ向かっていく感じです。

太郎はとうとう別宅をこしらえ、路看を囲うようになりました。順風満帆っていうより、外務官僚としてできることが大してないので、不満のはけ口は性欲に持っていった感じです。兄弟のなかではいちばん平穏っていうか、その分、後に予想される波乱に対処できなさそうな気もしますが。
次郎は中国大陸をあちこち動き回っていますが、上海で四郎と再会、何と20年ぶりだそうなんで、太郎=40代後半、次郎=40代前半、三郎=30代、四郎=20代後半ぐらいが推定年齢。しかも、間垣徳蔵に利用されるだけだった四郎の環境を改善しようと脅しにかかりまして、上海で従軍慰安所をやらされていた四郎は、やっと、この特務の手を離れ、満映へ行くことになりました。お兄ちゃん来た━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!って感じが格好いいぜ。でも、あとは相変わらず無頼の徒なんで、上海に落ち着いて、インドの商人の依頼で対立する青弊の阿片組織を潰したり、人の暗殺をしたり、血生臭い環境に身を起き続けています。
三郎は憲兵のままですが、第5章のタイトルが「草原の死」だったんで、前半で長いこと一緒に活動していた部下(階級的。三郎の心情的には「師匠」な間柄)を呆気なく殺されたこともあり、まさか、兄弟の中で誰か死んでしまうんか〜?!と心配していましたが、三郎が長いこと追っていた抗日連軍の司令官が死んでしまったので、何となくほっとする。兄弟の中ではただ一人、自分の職務に誇りを持ち、突き進んでいる感じで、南京大虐殺も、それほどその信念は揺らがさなかったようです。逆に満州が倒れたら、死亡率はいちばん高そうなんですが、次郎ともども武闘派なんで、そういうキャラは死にやすいんだよね、船戸小説では。
四郎は次郎のところでも書きましたが、新聞記者生活を止めさせられて、間垣徳蔵の命令で上海へ。もう本人、流され人生を諦めているので、なすがままです。でも、次郎に助けてもらったので満映に就職できましたが、やっぱり満州からは離れられないのはしょうがないよね (´・ω・`) ただ、昔、「四郎さんは優しいだけ」と男としては屈辱的な台詞をぶつけられた女性と再会、よりを戻したというか、スネに傷を持つ身同士が傷をなめ合っているというかな感じで同棲生活に入りました。

次に読めるのは来年かな〜 是非、完結まで読ませてもらいたいものです (´・ω・`)

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