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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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銀河英雄伝説 第6話「薔薇の騎士」

原作:田中芳樹
監督:石黒昇
出演:ワルター=フォン・シェーンコップ(羽佐間道夫)、ヤン=ウェンリー(富山敬)、ラインハルト=フォン・ローエングラム(堀川亮)、フレデリカ=グリーンヒル(榊原良子)、アレックス=キャゼルヌ(キートン山田)、ダスティ=アッテンボロー(井上和彦)、ユリアン=ミンツ(佐々木望)、ムライ(青野武)、ヨブ=トリューニヒト(石塚運昇)、シドニー=シトレ(内海賢二)、パウル=フォン・オーベルシュタイン(塩沢兼人)、シュトックハウゼン(永井一郎)、ゼークト(飯塚昭三)、ほか

「銀河声優伝説」と言われるだけあって、出演者がえらい豪華というか、声優の皆さん、総出演って感じのキャストです。

たきがは、学生時代に原作を読みまして、読んだのはそれ一度きりでしたが、けっこう好きな話でした。また読もうとは思わんけど。その後、社会人になってからアニメができまして、知り合いがレーザーディスクだったかビデオだったか買っていたので「見るか?」と訊かれたのですが、キャラデザがあんまり好きじゃなかったんで、遠慮しました。なので、通しで見たことはありませんし、見る気もありません。

なんで、いきなり第6話なんちゅう中途半端なところから見始めたのは、たきがはがいっとう好きなワルター=フォン・シェーンコップがここから登場で、かつ配役が「特攻野郎Aチーム」の頼れるリーダー・ハンニバル=スミス大佐にして、「ジャイアントロボ The Animation 〜地球が静止する日」の十傑衆・眩惑のセルバンテスな羽佐間道夫さんだから、どんなもんだか見てみようと思ったのですが、やっぱりキャラデザが好きになれないので、イゼルローン攻略終わったら、止めようと思いました。
ちなみに帝国軍でいちばん好きなのは猪突猛進・皇帝ラブなフリッツ・ヨーゼフ=ビッテンフェルトっす (*゚∀゚)=3ハァハァ

話はヤンが第十三艦隊の司令官に就任し、その結成式(だっけ)に出席した後で喫茶店らしいところでキャゼルヌとお茶してるところで、ここでコーヒーをこぼされてウェイトレスにいちゃもんつけてるトリューニヒト派の士官たちに喧嘩を売るローゼンリッターの隊長としてワルター=フォン・シェーンコップ大佐が登場です。

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

キタキタキタキタキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

シェーンコップ大佐と言ったら、なんちゅうても白兵戦のむっちゃ強さと、女たらしと毒舌なんですが、えろいちょい悪親父という感じが初登場時からたきがはの壺でして、もう羽佐間道夫さんの声がぴったりです キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
このキャスティングたまらんわ (*´д`*)ハァハァ

さて、それを目撃したヤンがローゼンリッターを十三艦隊にスカウト。その後、ローゼンリッターを帝国軍に擬態させてヤンのイゼルローン攻略が始まるわけですが、キャスティングはけっこう皆さんはまり役で、「歩く小言」ムライが青野武さんだとか、キャゼルヌがキートン山田さんだとか、どっちかというと同盟軍のが好きなもんで、このキャスティングだけではぁはぁできそうな人材が揃ってるんですけど、キャラの表情が硬いのがアニメとしては致命的な気がするんで、やっぱり見ないつもりです。いっそシェーンコップの出てるところだけつまみ食い… (;゚∀゚)=3ハァハァ それで全部見るのはしんどいので、やっぱりなし (´・ω・`)

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斜陽

青空文庫。

あいぽんで読めることがわかったので、次々にダウンロードしてはまってます。わし的には太宰治といったら「人間失格」と「津軽」なんですが、たまたま「トカトントン」の一説をちらっと見て、ほかの話も読んでみっかと腰を上げた次第。

華族のお母さまとかず子は敗戦で没落し、伊豆で隠遁同様の生活を送っている。徐々に生活が貧しくなるなか、お母さまは結核で亡くなり、戦地から帰還した弟の直治も酒に溺れる自堕落な日々を送っていた。かず子は弟が師と仰ぐ小説家の上原との一度きりの逢瀬を思い出し、彼の子どもを生みたいと思うようになる。

なんか成瀬監督が撮りそうな話でした。ただ、この作品を映画化するのは難しいだろうなぁと思いました。かず子役は原節子さんとか思い浮かびますが、お母さまがなかなかいないような気がします。ただ、わしも戦前の女優さんはそんなに知ってるわけではないので、もしかしたらいるのかもしれません。
と思ったら、2009年に映画化していて、かず子役を佐藤江梨子(「キューティー・ハニー」しか知らないけど見ていない… (´・ω・`))、お母さまを高橋ひとみ(誰だか知らない。顔見てもわからないけど、イメージ違うのは間違いない。何をしても可愛らしいお母さまとは違うような気がする… (´・ω・`))、上原が温水洋一(… (´・ω・`))、直治が伊藤陽佑(知らないわ… (´・ω・`))となかなか微妙なキャスティングだったようです。

最初はお嬢様然として(実際、華族のお嬢様なんですが)何もできないようなかず子ですが、貧窮な生活、母の発病と死、弟の帰還などの経験を経て、だんだんとたくましくなっていきます。そして、一度会ってキスされただけの上原の子どもを生みたいと思うようになると、まだ母親ではないんだけど、やっぱり女は強しというか、母は強しというか… そこら辺の展開が読んでいておもしろかったです。

ただ、さんざん放蕩生活を繰り返して、薬中になったりアル中になったりしている直治のキャラクターは、読んでいて「人間失格」の葉蔵がだぶりまして、最後、自殺をはかった時にはやっぱりなぁ…という気はしました。

そして次は「トカトントン」を読もうと思ったのに、「智恵子抄」をダウンロードするわしだった… (´・ω・`)

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ピーターラビット

青空文庫。

読んだことがなかったので、調子に乗って読みました。

いや〜、のっけからブラックだよね、これ。「お父さんがパイにされた」って。
洋服を着ていてピンチに陥るピーター、その後、服を脱いで逃げ出しますが、最初から服いらねーんじゃ? (´・ω・`)
でもお母さん、ちゃんと料理してるし、ラストではパン食ってるし、何か変… (´・ω・`)
農家のおじさんはピーターの服をかかしに着せちゃうし。

わしが想像していたような子ウサギのメルヘンとは全然違うようですが… そういうシリーズなんか、ピーターラビットっちゅうのは?

その後、教育会館にピーターラビット・シリーズ9冊の絵本が置いてあったんで全部読んでみましたが、やっぱり出てくる動物、服を着ています。「綿の国星」みたいに擬人化しているので服を着ているという描写ではないようです。
しかし、服を着て、料理もする動物というのは、言葉こそ通じませんが、もはや知的生命体と言ってもいいような存在なんじゃないかと思うのですが、人間とは意志が通じ合わず、人間の方もウサギと言ったら食う物という認識ばかりで、そもそも人間出すことに無理があるような… (´・ω・`)

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あのときの王子くん

青空文庫。

あいぽんで青空文庫を読めるリーダーがあるので早速ダウンロード。旧題「星の王子さま」を読みました。絵本だったので挿絵もそのまんまなのがグッド。

何か読んでるとじわじわと泣いちゃうんですよ、この話。キツネのところとか、花のところとか、王子が最後に倒れちゃうところとか。しみじみとね、泣けるんだよ、毎回…

冊子を手放してから久しいのですが、これからあいぽんで何度でも読めるのです。やったぁ! (・∀・)

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長い灰色の線

監督:ジョン=フォード
出演:マーティー=マー(タイロン=パワー)、メアリー=オコネル(モーリン=オハラ)、ケーラー大尉(ワード=ボンド)、マーティーの父(ドナルド=クリスプ)、レッド(ウィリアム=レスリー)、キティ(ベッツィ=パーマ−)、ほか
原作:マーティー=マー
1954年、アメリカ

いよいよこれが最後の1作、ジョン=フォード監督になったのは単なる偶然です。

アメリカ合衆国陸軍士官学校に50年間勤務したアイルランド系のマーティー=マーは、70歳を過ぎたことを理由に退職を勧告され、この学校に来た時のことを懐かしく思い出していた。

最初は給仕係として勤めたマーティーでしたが、「2ヶ月で3ヶ月分の皿を割った」と言われるほど食器を壊しまくったせいもあり、兵役に転身。しかし、ここでも反抗的でだらしないと言われてしまうほど、兵士には向いてない性格かも… (´・ω・`)
でも、「パンチがいい」と闘技主任の大尉に認められ、そこでモーリン=オハラさん演ずるメアリーと出逢います。メアリーもアイルランド系。モーリン=オハラさんは「静かなる男」でもアイルランド娘(相手役はジョン=ウェイン!)を演じているし、元々アイルランド系の方なんでしょう。おお、ぼーいみーつがーるですな (・∀・) 音楽も軽快な感じになっていい雰囲気。
最初はメアリー、つんけんしていましたが、どうやらツンデレらしく、大尉の奥さんには「いい人だ」とか言ってる模様 (・∀・) しかし、あっさりとふられちゃいました! ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
ところがこれが大尉の策略で、マーティーを学校に残すための陰謀で、メアリーは黙っていたのでした。
はめられたことに怒るマーティーですが、まぁ、メアリーにまいっちゃっているのは本当なので、結局、くっつきます。大尉、策師ですな。それよりもマーティーが単純すぎるのか… (´・ω・`) マーティーは結婚したら故郷のアイルランドに帰る気満々でしたが、メアリーに反対され、これが50年続くわけか… (´・ω・`)

ボクシングではくびになっちゃいますが、スポーツの教官として活躍、早々にメアリーがお父さんと弟を呼び寄せたので、2人ともアメリカでの生活に慣れていきます。弟はニューヨークで職人になるはずが事業を興して成功してます。
マーティーも教え子レッドの学科を女性教師に紹介して恋の取り持ちを兼任してやったりと順風満帆な人生。その時点でまだ1913年ですから、先が長いです… (´・ω・`)
新車が35馬力とか言ってるし… オプ子ちゃんでも660ccあるのに。時代だなぁ… (´・ω・`)
たぶん、結婚して10年ぐらい経ってから子どもが生まれて「父さんの名前をもらいたい」と言うマーティー。「マーティー=マー3世か」ってお父さん。親子揃ってマーティー=マーかよ!
でも、士官候補生にお祝いの歌を贈られ、サーベルまで贈られて感激するマーティー。この時点で1936年と言っているので、第一次世界大戦はあっさりスルーかと思ったら、息子が士官学校に入学する頃の話か。じゃ、まだ大戦前なんで、けっこう丁寧に描いてますね。その間にレッドも教師とうまく言ってるし、順調ですな。
卒業生にアイゼンハウアーもいた。
と思っていたら、赤子は念願の男の子だったのにあっさり死んじゃいました。ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
バーで飲んだくれるマーティーを迎えに来る士官候補生たち。マーティーに「マーティー=マーは士官候補生の父親だ」と唄ってくれたとおり、心底慕われているんですなぁ。
さらにメアリーが子どもを産めない身体になってしまい、追い打ちですが、親父と慕う士官候補生の存在もあって、気を取り直す夫妻。この時点で1915年だって。

タイトルの「長い灰色の線」というのは、士官候補生が行う行進を指して言ってるようで、そんな色の制服なのね。

そしてアメリカも大戦に参戦、教え子たちが次々に出征していきます。涙を隠せないメアリーと気丈に見送るマーティー。さらに長年の上司で、恩師でもあるケーラー大佐も出征。お父さんも出征する気満々でしたが(年齢的に無理な気もしますが… (´・ω・`))、マーティーの頼みで仕事を手伝うことになりました。お父さん、来て間もなく学校長と呑み友だちになってるんで、なかなか社交的な人のようです。

しかし、そこからはあっという間に1918年。卒業生のなかにも戦死者が大勢いそうで、思わずアルバムをめくっちゃうマーティー。男の子が生まれたら、このアルバムに載せるのがメアリーとの夢だったんですがね… (´・ω・`)

レッドも戦死したことでマーティーは学校を辞めることを決心しますが、お父さんは逆に「ここで死にたい」と残ります。
マーティーとメアリはレッドの未亡人となったキティに会いに行きますが、キティと話しているうちに勢いで学校に戻ることになっちゃうマーティー。
それからいきなり時間が経って、レッドの息子が入学してきます。かつてはマーティーの同僚だったオカーベリーやシャノンの息子も入学してるんで、蛙の子は蛙ですな。

ここら辺の時間の経過は早く、もう太平洋戦争が始まります。

ところがレッドの息子が士官候補生だっていうのに結婚(4日で解消)したのがルール違反だっていうんで、マーティーは悩みますが、レッドの息子は出征してしまいます。昔はマーティーが「黙っていれば済んだこと」と言ってたんだけどね (´・ω・`)

さらに時間が経って、メアリーが死んでしまいます。そういや、お父さんはどうしたんじゃ?
で、奥さんを失って老け込んだマーティーの家にレッド・ジュニアが帰ってきます。キティも一緒で、フットワークの軽い人ですネ。
それがちょうどクリスマスだったもんで、遊びに来た士官候補生にもお祝いしてもらうマーティ。

そこでやっと話が終わりまして、現在に戻ります。マーティーは生い立ちを大統領になったアイゼンハウアーに語り、士官学校に戻ります。戻ったマーティーの前で、士官候補生たちの希望でマーティーのために行進します。学校長ではありませんが、学校長より慕われているのは間違いないです。
ここで死んだはずのメアリーやお父さん、戦死した教え子たちも登場。勇ましい「螢の光」のマーチングで幕です。

いや〜、よく観たわ。しばらく映画のレビューも少なくなるかもしれませんが、また適当に観て、また書くよ〜

映画って、ほんとにおもしろいですね! (・∀・)

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