大滝さんの代表作と言っていいかと思います。特命課の船村一平警部補役。一回、引退しちゃいますが、後で現場に復帰。最後の方でも退職してます。
しかし、「特捜最前線」放映当時、たきがはは8時になったら寝る良い子だったので、ほとんど見る機会がありませんでした(同じ理由で初期の「必殺」シリーズ)。土曜日の夜に見る「8時だよ! 全員集合」は例外中の例外だったのです。で、その当時見ていた警察ドラマと言ったら「太陽にほえろ」ですな。わしはそれほど好きな刑事がいなかったのと、新しい顔ぶれがやってきては殉職、というパターンに子どもながら嫌気がさして、そのうちに飽きて見なくなったのでした。だから山さんの殉職は見ていない。あと同じ石原プロの「西部警察」。こっちは「ルビーの指輪」をヒットさせる前後の寺尾聰氏が出演してましたが、同様の理由と、銃撃戦、カーチェイスの派手さに飽きて、ほとんど寺尾聰氏が出てた頃しか見た記憶がありません。たきがはは派手好きなんですが、子ども騙しに写ったのよね、あの派手さは。あと「Gメン75」も見ていたのですが、これは倉田保昭氏が香港行った特番あたりで飽きたかも…。
で「特捜最前線」。やっと見たのは中学生になってから。週2回、英語塾に通うようになりまして、夜が遅くなりました。で、初めて「必殺」を見たり、「特捜最前線」を見たりしたわけなんですが、そんなに熱心なファンではなかったので、最終回までも見てないんですよ。
しかし「特捜」も長いシリーズじゃないですか。本放送やってるわきで、昼間に再放送やってたりしたんですよね、あの頃は。で、たまたま見たのが船村警部補主演の一本で、刑事物とは思えない、殺しも盗みも起きない地味な話でしたが、たきがはの壺にヒットしたのでした。
タイトルは例によって覚えていません。
Mechanical Townというファン・サイトで船村警部補メインの話で見てみたんですけど、これというタイトルがなく… (´・ω・`)
粗筋はこんな感じ。
駅で自作の詩を売る女性がいて、船村さんと知り合います。彼女だったか、別口の彼だったか覚えがないのですが、たぶんシチュエーションから彼女ではないんじゃないかと思うんですが、死んでしまいまして、ところが素性も何もわかりません。大都会の片隅でひっそりと息を引き取った彼(たぶん (´・ω・`))が、このまま忘れ去られることを船村さんは怒りまして、「都会(だったか「無関心」だったか)が彼(彼女)を殺したんだ」と言って、その素性を調べるために今日も町へ聞き込みに行くという話。
別に派手な事件も起きません。新聞の社会面の片隅に、3行ぐらいでひっそりと載りそうなささやかな事柄。でも、確かに船村さんの会った彼(彼女)はそこにいたのに、誰もその素性も知らない(ため、納骨ができないし、遺族にも報せられない)ことに憤慨する船村さん、というキャラが大変好きになったのでした。
そのくせ、この後も大して熱心には見ず、ほとんど知らなかったりする… (´・ω・`)
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