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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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津軽

青空文庫。

iOS6にアップデートしたら、いままで使っていた「青空文庫を読む」というアプリが使えなくなり、別のアプリをダウンロードして、続きを読みました。
個人的には前のアプリの巻物のように横長になっていて(どっちも縦書き)、読んだ行までずるずるとドラッグしていく方が読みやすかったんですが、元がただのアプリだからアップデートはしてくれなさそうです (´・ω・`)

太宰治が戦時中に自分の故郷、津軽半島一帯を旅するという半分エッセイのような旅行記です。まぁ、何をやっていると言って、旧友を訪ねて、ひたすら酒をかっくらいつつ、津軽の歴史や風土を紹介しているのですが、ところどころに「軍事機密」なるものが顔を出すのが時代を感じさせます。

山場はやはり、育ての親(とは言うが、太宰が2歳の時に14歳で来たので子守と言った方がいいような…)タケを探して小泊を歩き回るところでしょうか。紆余曲折はあったものの、タケに30年ぶりで再会した太宰は、生みの母からは決して得られなかったという無条件の安堵を得て、「親孝行は当然の気持ちだ」といった感想を抱きます。そして、地主の子でありながら、タケのような使用人たちと自分は同類なのだと太宰らしい日陰者のような感想を抱いたところで幕。

ところどころに風土記とか古典が原文のままで入り(「右大臣実朝」も「吾妻鏡」がまるっと入ったように)、こういう引用の仕方は太宰の特長なのかもしれません。読みづらくて辟易しましたが (´・ω・`)

ただ、好きだから悪口も言う故郷への万感の思いを綴ったこの作品、太宰のなかでは好きな1作だったりします。

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NHKスペシャル 激走!日本アルプス大縦断

富山湾から駿河湾までの北アルプス、中央アルプス、南アルプスの3000m級の山々を縦断して415kmを8日以内でゴールするトランス・ジャパン・アルプス・レースを追ったドキュメンタリー。

実家でご飯を食べながら某国営放送のニュースを見て、その流れでそのまま見続けました。ナレーションがクールだったのが主因でしたが、わしには考えられないような過酷なレースは、ちょうど同じ時期に南アルプスの周辺(山梨県)を遊んでいた身としては奇妙な親近感を覚える面もあり、なかなかおもしろかったです。

参加者28人のうち、時間内に完走したのは18人という超過酷なレース。賞金も賞品も出ないのに、ただ自分の限界に挑戦し続ける人びとの姿は、美しいものだと思いました。

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金田一耕助シリーズ(大滝秀治さん出演のドラマや映画を追って 4)

ご存じ金田一耕助シリーズ。映画に限ります。

メインで登場されたことはほとんどありませんでしたが(確か)、
「犬神家の一族」
「悪魔の手毬唄」
「獄門島」
「八つ墓村」
「女王蜂」
「病院坂の首縊りの家」
と、出演されていないのを数えても「悪霊島」「悪魔が来たりて笛を吹く」ぐらいじゃないですか、これ。
これらの映画は主役の金田一さんは「八つ墓村」以外は石坂浩二さんですけど、いつも秀治がいる、その安心感。時に神官(「犬神家の一族」)だったり、医者(「悪魔の手毬唄」)だったり、弁護士(「八つ墓村」「女王蜂」)だったり、巡査(「病院坂の首縊りの家」)だったり、名士(「獄門島」)だったりと様々な役柄に姿を変えて、でも、これらの映画を見れば、いつでもそこに秀治がいる安心感。おお〜、たきがは家でこれら金田一耕助シリーズに人気があるのはそのせいだったのかも。

秀治(すでに呼び捨て)のいいところは何でもできる、その役柄の広さでありますが、改めて、その存在感をかみしめてしまいます。

と5回ほど続けたシリーズでしたが、これ以上はわしも詳しく知らないので(「北の国から」とか全然見てないし)、ひとまずここらで終わりにしたいと思います。

秀治、本当にいままでありがとう! (・∀・) 心よりのご冥福をお祈りします。

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火の鳥(1978年版)(大滝秀治さん出演のドラマや映画を追って3)

監督:市川崑
原作:手塚治虫
脚本:谷川俊太郎
出演:ナギ(尾美としのり)、サルタヒコ(若山富三郎)、卑弥呼(高峰三枝子)、スサノオ(江守徹)、グズリ(林隆三)、ヒナク(大原麗子)、弓彦(草刈正雄)、ウズメ(由美かおる)、タケル(田中健)、ジンギ(仲代達也)、スクネ(大滝秀治)、ほか
1978年、日本

たきがはが生まれて初めて見た「東映漫画まつり」以外の映画。見終わった後で足が痺れたのを覚えています。

キャストを見てもなかなかの人選で、わしはけっこう好きな映画なんですが、いまだにメディア化されてないってほんとかしら?
尾美としのり氏はこれがデビュー作ですな。

壮大なスケールで描かれる古代日本に、原作未読の子どもながら、わくわくどきどきして見入っていたものです。
原作読んでからも、けっこういいキャスティングだと思うんですけど、ネットだと賛否両論ですねぇ… (´・ω・`) アニメで描かれた動物たちのシーンが評判悪いようなんですが、わしはけっこうあれ好きだったりするんですよ。ああいう遊びが。

ただ1つだけ欠点がありまして、大滝秀治さんがスクネってやってるんですけど、どんなキャラだったか記憶にございません。ネットで「火の鳥・人名辞典」とかあったんで見てみたんですが、スクネ=犬神宿禰(「太陽編」の主人公の1人)になってしまい、誰だかわかりませんでしたとさ。今度、「黎明編」を読み直してみよう。

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特捜最前線(大滝秀治さん出演のドラマや映画を追って2)

大滝さんの代表作と言っていいかと思います。特命課の船村一平警部補役。一回、引退しちゃいますが、後で現場に復帰。最後の方でも退職してます。

しかし、「特捜最前線」放映当時、たきがはは8時になったら寝る良い子だったので、ほとんど見る機会がありませんでした(同じ理由で初期の「必殺」シリーズ)。土曜日の夜に見る「8時だよ! 全員集合」は例外中の例外だったのです。で、その当時見ていた警察ドラマと言ったら「太陽にほえろ」ですな。わしはそれほど好きな刑事がいなかったのと、新しい顔ぶれがやってきては殉職、というパターンに子どもながら嫌気がさして、そのうちに飽きて見なくなったのでした。だから山さんの殉職は見ていない。あと同じ石原プロの「西部警察」。こっちは「ルビーの指輪」をヒットさせる前後の寺尾聰氏が出演してましたが、同様の理由と、銃撃戦、カーチェイスの派手さに飽きて、ほとんど寺尾聰氏が出てた頃しか見た記憶がありません。たきがはは派手好きなんですが、子ども騙しに写ったのよね、あの派手さは。あと「Gメン75」も見ていたのですが、これは倉田保昭氏が香港行った特番あたりで飽きたかも…。

で「特捜最前線」。やっと見たのは中学生になってから。週2回、英語塾に通うようになりまして、夜が遅くなりました。で、初めて「必殺」を見たり、「特捜最前線」を見たりしたわけなんですが、そんなに熱心なファンではなかったので、最終回までも見てないんですよ。
しかし「特捜」も長いシリーズじゃないですか。本放送やってるわきで、昼間に再放送やってたりしたんですよね、あの頃は。で、たまたま見たのが船村警部補主演の一本で、刑事物とは思えない、殺しも盗みも起きない地味な話でしたが、たきがはの壺にヒットしたのでした。

タイトルは例によって覚えていません。Mechanical Townというファン・サイトで船村警部補メインの話で見てみたんですけど、これというタイトルがなく… (´・ω・`)

粗筋はこんな感じ。
駅で自作の詩を売る女性がいて、船村さんと知り合います。彼女だったか、別口の彼だったか覚えがないのですが、たぶんシチュエーションから彼女ではないんじゃないかと思うんですが、死んでしまいまして、ところが素性も何もわかりません。大都会の片隅でひっそりと息を引き取った彼(たぶん (´・ω・`))が、このまま忘れ去られることを船村さんは怒りまして、「都会(だったか「無関心」だったか)が彼(彼女)を殺したんだ」と言って、その素性を調べるために今日も町へ聞き込みに行くという話。

別に派手な事件も起きません。新聞の社会面の片隅に、3行ぐらいでひっそりと載りそうなささやかな事柄。でも、確かに船村さんの会った彼(彼女)はそこにいたのに、誰もその素性も知らない(ため、納骨ができないし、遺族にも報せられない)ことに憤慨する船村さん、というキャラが大変好きになったのでした。
そのくせ、この後も大して熱心には見ず、ほとんど知らなかったりする… (´・ω・`)

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