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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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原発銀座に行ってきた(後)

翌日はだらだらと10時頃出発。帰るのに8時間かかるというのに余裕だな俺…

まずは高浜原発を目指して西進。去年、女川原発を見に行った時とは雲泥の差の案内のわかりやすさ。道路標識に「高浜原電」って書いてあるんですもん。女川でさんざん迷ったのとは大違い。すんなり高浜原発に到着。

その前に見つけた巨大な藤の花。↓

これ、一本かねぇ? 先日、近所で藤の花の鉢植えの大きいの見たんだけど、あれなんか比じゃないってぐらいの大きさだよ。

天気はあいにくの雨模様。西日本は晴れる予報だったんだけど、日本海の方はそうでもないらしい。

高浜原発、の入口。↓

ご覧のように厳重な警戒。
ただし、奥に原子炉が見えるし、もうちょっと先に進むと港があって、そっちからも原子炉が見えるので、何も見えない大飯原発に比べると開放的。

そして途中にあった「ただいまの放射線量」掲示板。↓

字幕が見づらいけど、36グレイ/時と表示されていた、はず。

高浜を去って、次はもともとの主目的地・大飯原発へ。

厳重警戒中。↓

奥にトンネルが見えるとおり、原子炉はまったく見えず。

そして、こんなに緑の豊かな山にはまったく不似合いな巨大な鉄塔。↓

この地にこんなに原発を呼び込んだ地元の人たちの選択を責めることはできない。しかし、原発をこれだけ受け入れたことで、失ったものを思うと、おいらは福島の現状を思ってやりきれない気持ちになるのだ。

よい子は真似しちゃいけない。↓

信号で停止中の車中から振り返ってぱしゃり。

途中でお土産とか買いつつ、今度は美浜を目指す。

美浜原発遠景とアップ。↓

この対岸に丹生中学校が建っている。原発で事故があれば、とても逃げられないんじゃないかと思える至近距離。毎日、原発を見ながら勉強している中学生たちは、原発は必要だとすり込まれて育つのだろうと思う。
この原発が対岸の原子力PRセンターからしかアクセスできない。ヘリの発着場ぐらいあるのかもしれないけど、いざという時の備えができてないんじゃないかと思う。正直、甘いと思う。

そろそろお昼ご飯の時間なのだが、朝がゆっくりだったので敦賀原発を見てからお昼にしようと考え、高速増殖炉もんじゅを目指す。
道はスムーズだけど、通行が多いのか、けっこう傷んでいる様子。

建設以来、一回も役に立ったことがない上、一日5500万円もかかるという壮大な金食い虫もんじゅの入口。↓

冷却にナトリウムを使っているので、火事が起きても水で冷やせないという構造の上、世界的に見ても確立されていない高速増殖炉の技術に加えて、トラブルを起こしまくって再開の目処さえたっていないという存在そのものが無駄、無理、無茶、無謀の四無セット。

もんじゅと敦賀原発は同じ半島の東西にあるんだけど、たぶん、このために開かれたんだろうなぁと思える横断道路を横切って敦賀原発へ。

途中、対岸に発電所らしきものがあったんでまだ原発を見逃したのかッ?!と思って地図を見たら、火力発電所だったよ。

敦賀原発の入口。↓


その後、温泉につかって、ご飯を食べて、福井県をさらばするはずだったのに、あんまり探したくないので温泉に入りそこね、お昼ご飯も食べそこねて、結局、北陸道に乗らずに8号線を南下して滋賀県へ。木之本ICから北陸道に乗って、予想より2時間ぐらい早くうちに帰った。

またどっかへ行こうと思ったんだけど、そう言えば、浜岡原発まだ見てないねぇ…

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原発銀座に行ってきた(前)

たきがははオプ子ちゃんで遠出をするのが好きだ。それもうんと遠出をするのが大好きだ。

今年もGWが10連休というふざけた期間で、こんなに休んだら5月病もおかしくないわいな長期連休なもんで、またボランティアに行こうかと思っていたが、ターゲットにしていた岩手県がおおむねボランティアの募集を終了したらしいと知って、ボランティアも必要なくなったのだなぁと思っていたら、実は宮城県はまだ募集していたのだが、たきがはが何度もお世話になっていたボランティア車両の高速道路無料措置が終わってしまっていた上、募集している南三陸町は泊まる施設がちと高くつく上、先日、オプ子ちゃんを車検に通した時に、さすがに次に車検を通す時にはこんな過ちは繰り返さないぞ!と堅く心に誓ったのであるが、ディーラーに期限切れで依頼したもんでえらく高くついてしまい、どうもボランティアに割ける金がなさそうという状態だったので、今回はボランティアに行くのを諦めた。大変申し訳ないです…

で、だったら10連休、どうしようかということで思案していたが、ボランティアに行く金がないのは=遊ぶ金もあんまりないので、前々からやってみたかったオプ子ちゃんで北海道一周も諦めざるを得ず、しかし、どこかに出かけたいので、突発的に福井の大飯原発を見に行こうと思い立ち、ルート検索をしたら、まぁ、だいたい8時間+休憩時間と出たので、連休の谷間の平日を狙って、それっと行ってきたのであった。

ちなみにルートはこんな感じ。

東名に乗る→新東名→東名に戻る→名神→米原JCTから北陸道に乗る→敦賀ICで下りて27号線を走る

意外と簡単に行けた感じである。

途中で何回か休憩。


その時に飲んだ、静岡県のご当地ドリンク、わさびジンジャーエール。
たきがははご当地ものに大変弱いので、ご当地ソフトを食べるのが遠出の楽しみの1つだったのだが、PM2.5とか放射能の影響で、外での飲食はできるだけ遠慮したいのであった…

さて、東名、新東名、名神、北陸道と高速道路を4つも乗り継いで到着した福井県。来るのは初めてである。

オプ子ちゃんにはナビが載ってないし、未来永劫つけるつもりもないので、たきがはのドライブは事前調査と経験と手持ちの地図が頼り。で、県別マップを収集しているのであるが、神奈川、山梨、大阪、新潟、宮城に続いて、今回、福井の地図を手に入れた。ばば〜ん ライトマップル福井県(リンク先は昭文社の注文ページ。アフィリエイトじゃないんで、クリックしてもポイントはわしには入りません)である。

で手に入れた地図を開いて大飯原発の位置を確認したところ、近隣に原発が3つ(敦賀、美浜、高浜)ともんじゅがあることが判明。せっかく来たので、全部見ていこうということで、目的地が増える。

で、さらに地図を見て、現在地は敦賀であるが、すでに4時を回っており、全部を見ていく時間はないし、宿も決めていないので、いちばん西、つまり現在地点からいちばん遠い高浜に宿を取ろうと決定。そのまま27号線を西進する。

理想はインターネットの使えるネカフェだったんだけど、残念ながら、敦賀は選択外で、高浜にはなかったので、見つけたビジネスホテルに泊まり、高浜原発、大飯原発、美浜原発、高速増殖炉もんじゅ、敦賀原発を明日見物して、帰ろうと決定。

で、ホテルは素泊まりにしたので、晩ご飯を食べに出かけるが、この時、フロントの津川雅彦似のおっさんに気を遣って、お風呂グッズを持たずに出かけ、結局、温泉に入れなかったことを、たきがはは後で深く後悔するのであった…

それはそれとして晩ご飯はこれ。



高浜町のイタリアン・レストラン、ラ・イルマーレ(リンク先は食べログの紹介ページ)さんの特製カルボナーラ。
何が特別かっていったら、茹でたスパゲティをイタリアのパルミジャーノ・チーズをくりぬいた中でさらにあえるというスペシャルさ。お値段もスペシャルな1800円…
濃厚なカルボナーラを堪能させていただきました。

わしの地元や静岡県では汗ばむくらいの陽気だったのに、福井県に入ったら涼しい。雨も降ったり止んだりの天気で、こうして初福井の夜は更けていくのだった…

(後)に続く

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LEAFBANKサービス終了

別に宣伝もしてませんでしたが、たきがはがうちのブラウザの検索でここ何年か使っていたLEAFBANKさんが5月20日をもってサービスを終了するそうです。

検索というと、わしは基本、Google派だったんですが、LEAFBANKで検索すると、ちょっと温暖化対策に貢献できるかも〜ってんで、ずーっとブラグインを入れて、使っていたので、一時、OPERAに移行した時も使えなくて不便な思いをしたのでした。

お世辞にも使い勝手のいい検索ではなかったのですが、それでも、ありがとうございました&お疲れ様でした。

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バベルの籠城 第25話

名前の登場していないサブキャラ、単行本でわかりました。

男性が赤髪鬼・劉唐(せきはつき・りゅうとう)、女性が母大虫・顧大嫂(ぼたいちゅう・こだいそう)だそうです。どっちも「水滸伝」のキャラですね。劉唐って誰?と思って検索したら、天異星だって… うーん、あんまり印象がないな… 顧大嫂は、人肉を犬と偽って売ってた酒場のおばちゃんだったような… 調べてみたら、解珍・解宝の知り合いで、人肉は孫二娘(そんじじょう)の方でした。いろいろと忘れておるな、「水滸伝」…

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復讐するは我にあり

監督:今村昌平
原作:佐木隆三
出演:榎津巌(緒形拳)、その父(三國連太郎)、その母(ミヤコ蝶々)、その妻・加津子(倍賞美津子)、ハル(小川真由美)、ハルの母(清川虹子)、警部(フランキー堺)、河島弁護士(加藤嘉)、柴田種次郎(殿山泰司)、質屋の主人(河原崎長一郎)、ほか
1979年、日本

三國連太郎さん追悼企画、第3弾。主演は緒形拳さんですが、かなり重要な役所なんで… TSU○YAに古い映画ないもんで…

5人を殺害した挙げ句、78日間逃亡して捕まった榎津巌。彼は警察に連行される時も鼻歌交じり、取り調べにも反抗的な態度を示すが、別府の鉄輪(かんなわ)温泉で温泉宿を経営する両親、妻らの事情徴集もあって、次第にその犯行に至った軌跡が辿られていく。

実在の事件を元にした話だそうです。タイトルは聖書にある言葉をとったそうで、「悪に対して悪をもって報いてはならない。悪行をしたものへの報い=復讐は神がおこなう」ということらしいです。ふんふん…
わしはてっきり、巌と父の愛憎から、巌がぐれちゃったきっかけが、父が戦中、五島列島で漁師をしていた時に軍に船を徴集されそうになったのを「なぜカトリック教徒だけ全ての船を出さなければいけないんだ」と反対していたのに、巌自身のせいもあるんですが、軍人に鉄拳制裁を喰らったことで船を出し、逃げるように別府に移住、温泉宿を経営するようになったことへの反発から戦中は少年院に入れられるような悪で、戦後も詐欺を働き、奥さんとは見合いの当日に結婚を宣言(この当時では珍しいできちゃった婚)、詐欺罪でブチ込まれてるあいだに奥さんが逃げ出したものの、父の説得で再婚、しかし奥さん自身が「戻るのはお義父さんのため」と言っているように周囲が疑うような関係になるものの、一応厳格なカトリック教徒である父はそんなことはしてなくて、奥さんも結婚を機にカトリックに改宗したもんで、その一線だけは踏み越えていないのに巌は疑う気満々みたいな関係なもんですから、もう、巌がこんな5人も殺して、詐欺罪をやるような極悪人になったのは父への当てつけなんだと思って観てました。お父さんも厳格なカトリックっぽくふるまってるけど、そこは人間ですんで、聖人君子ってわけにはいきませんからね。そういう父親の醜さを巌は見抜いていたってことなんだろうかと。ラストでも死刑が確定した巌に面会に来た父が「おまえは本当に憎んでいる人間は殺せない。その程度の人間だ」と言ったもんで、これはそうとう、この親子は憎み合っていたんじゃないだろうかと思ったんですが、どうもそうではないらしいですよ、タイトル。
作者も、この極悪人を否定も肯定もしないという意味で、このタイトルをつけたそうなんで、聖書の解釈のまんまで合ってるみたいです。

しかし緒形拳さんは、こういう同情の余地もないような悪人やらせるとはまりますなぁ! ほんとに嫌らしいですわ。ただ、じゃあ、巌と敵対するような形の父親や妻に同情するかと言われるとそうでもなく。「こういう生き方」を肯定するには、あんまりな悪人なんですが、それだけで片づけてしまうには何というかそれも違うような気がしてしまいます。

ラスト、巌の遺言なんでしょう。遺骨を持って別府のケーブルカーで山にのぼったお父さんと奥さんは、山の上から遺骨をまきます。遺骨白すぎ〜! 遺骨多すぎ〜! という突っ込みは時代の古さのせいかもしれません。

この後、「衝動殺人〜息子よ」も観ようと思ったんですが、あれは三國さんじゃなくてトミィ(若山富三郎さん。故人)だったよ…

改めて、三國連太郎さんのご冥福をお祈りします。数々の名演技、ありがとうございました!

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