たきがははここ一年ばかり魚介類を食べないでいる。本当はシラスも魚卵も大好物なので、ばくばく食べたいのだが、ぶっちゃけ、肉なくても魚だけでもけっこう生きていけそうなのだが、東電は事故以来、ずーっと汚染水を海にだだ流している状態なので、さすがに危険を感じて、お魚全般を封印したのだ。うちの家族には喧々諤々と責められたのだが、意地で頑張っているのだった。
そう、あれほど大好物の
毛蟹もたきがはは食べていないのである。大事なことなので2回言います。
毛蟹至上主義者のたきがはは毛蟹を食べるのも魚介類と共に封印したのである。
そんな蟹不足な日々はさておき、たきがは家でもGWにどこかへ出かけようという話になった。たきがはは大昔、「やまんばと空飛ぶ白い馬」という児童書が大変好きで、何度も読み返したものであったが、その舞台になった野尻湖に一回行ってみたいと思っていたので出かけようという話になったが、なんだかんだで遠い長野よりも近い伊豆に話がスライドして、西伊豆の土肥音泉に行ったのだった。
東伊豆や中伊豆はわりとよく行っているので、久しぶりに西伊豆に行こうという話になったのだが、楽○で宿を検索していたら、とても魅力的な宿屋が見つかったのだ。「
ミルクガニ」をそこでしか食べられないという宿屋である。
うぉぉぉ〜ん なんかすごく美味そうな響きだな、ミルクガニ。いやいや、その前に魚介類封印したんじゃないのかよ俺? しかし西伊豆に行くのに魚介類をまったく食べないでいられようかいやない(反語)。ならば、ここは思い切って伊豆高原の30cmの海老フライも食べて、この2日間ばかりは魚介類の封印を解こうではないか俺!
かくてたきがははミルクガニと30cmの海老フライ定食を食べに行ってきた。
その前に湯ヶ島温泉に近いところの明徳寺という寺へ行って、家族全員で「下の世話になりませんように」とお参りしてきた。明徳寺はトイレを祀っているのである。
それから着いた土肥温泉。ここは夕陽がきれいなので、早速、散歩に出かける。しかし、日没が6時15分頃、晩ご飯が6時半なのでミルクガニに間に合わなくなるから、夕陽をじかに見るのは諦める。
途中にあった世界一大きい(らしい)花時計。↓
周囲にあるのはいわゆる足裏マッサージであるが、わしはこういうの苦手なんで歩かなかったのだ。
旅人岬から見た夕陽。↓
日没には30分くらい早い。
ミルクガニというのは
エゾイバラガニの別名で、リンク先はその解説ページである。一見、駿河湾特産の高足蟹に似ていたが、高足蟹とは違い、写真で見た時は花咲蟹に似ているなと思ったものだった。
実物↓
その味わいは一言で言えば濃厚、足の先や関節に詰まった汁がまさにミルク! 肉も十分美味いのだが、コラーゲンのようなプリプリしたミルクが絶品であった。
残念ながら、土肥温泉名物とも言える夕陽は水平線に雲が邪魔していて見られなかったが、単純アルカリ泉の温泉も堪能してきた。
翌日は伊豆半島を横断して伊豆高原へ。30cmの海老フライで有名な
和むらへ。
30cmの海老フライ&カニクリームコロッケ定食を食べて満足したたきがはは、また魚介類を封印したのであった。
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