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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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風の谷のナウシカ

監督・原作:宮崎駿
出演:クロトワ(家弓家正)、ナウシカ(島本須美)、ユパ(納谷悟郎)、クシャナ(榊原良子)、ジル(辻村真人)、ミト(永井一郎)、アスベル(松田洋治)、ラステル(冨永みーな)、大ババ(京田尚子)、ほか
見たところ:うち
日本、1984年

家弓家正さん追悼企画第3弾。実は初めて通しで見ました。先に原作を読んでいたので、原作で2巻ぐらいしかない映画にはあんまり興味がなく、原作もあんまり好きじゃないもんでテレビでかかっても見ないで来たのですが、クロトワ役で家弓さんが出ているので見てみましたが… 胡散臭いクロトワ最高 ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノ♪ でしたvv 原作でもクシャナとの主従関係というかコンビっぷりが魅力的なクロトワですが家弓さんの声が入ると、その胡散臭さというか、下心丸出しというか、ただの野心家じゃないクロトワがとっても魅力的でしたvv

ただ、ユパの声が納谷悟郎さんというのは、初見からいまいちだなぁと思ってまして… なんというか、ユパは、もうちょっと知的というか、落ち着いた方にやっていただきたかったと思います。原作での最期とか知るだけに特に。納谷悟郎さんも嫌いな声優さんではないのですが、どうもジョン=ウェインの吹き替えなんかでも小林昭二さんの比べると劣るなぁと思ってるので、そのイメージもありまして、ユパの声には最初から最後まで違和感ばりばりでした。あと、なんでユパの頭がモヒカンなのかとか(爆)

オーディオ・コメンタリーで見直そうと思います。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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機動警察パトレイバー 2 the Movie

監督:押井守
出演:後藤副隊長(大林隆介)、南雲しのぶ(榊原良子)、篠原遊馬(古川登志夫)、泉野明(冨永みーな)、太田功(池水通洋)、荒川茂樹(竹中直人)、柘植行人(根津甚八)、ほか
見たところ:うち
日本、1993年

GYAO!でただで見られるというので「パトレイバー」は一本も見たことなかったし、漫画もまともに読んだことはなかったのですが、押井守さんが監督だったので興味を覚えて見てみました。わしの記憶だと泉野明が主人公で篠原遊馬とカップルのような相棒のような関係だったはずなのですが、今回は後藤副隊長と南雲隊長が主役で自衛隊の荒川という胡散臭いおっさんや、元PKOの柘植という、これまた胡散臭いおっさんが前面に出張っていて、けっこうわし好みのおっさん臭い、中盤の緊張感もなかなか良い映画になっていました。ただ、ラスト、後藤さんが特車二課を率いて事件の解決に向かう辺りはちょっと緊張感が薄く(太田のキャラのせいもあると思うんですが)、ちょっと残念な気もしました。

1999年、東南アジアでPKO部隊として派遣された陸自レイバー部隊は、戦闘車両を持つゲリラ部隊に襲われ、発砲の許可を得られないまま、隊長の柘植1人を残して全滅する。それから3年後の2002年冬、横浜ベイブリッジの謎の爆撃事件を皮切りに自衛隊によるクーデターに結びつきそうな動きが首都圏を中心に起こる。警視庁特車二課の南雲しのぶと後藤喜一は、事件の裏に柘植がいることを自衛隊の情報部・荒川から知らされるが…。

ゆうきまさみさんの漫画のイメージが強かったのに(冒頭にもキャラクターデザインで出てましたし)、キャラの顔立ちが意外と地味だったので驚きました。見てたら、もともとの主人公だった野明と遊馬は出番が少なく、後藤さんと南雲さん、それに荒川さんの出番が多くて、「パトレイバー」にもいろいろあるのだなぁと思った次第。

荒川さんはキャラ的にはいちばん好きでした。「MONSTER(浦沢直樹著)」でもルンゲ警部がいちばん好きだったので、たまにピンポイントに入るという…。声は竹中直人に似ているなぁと思っていたら、本人でびっくりしましたが、この時期の竹中さんはあんまり濃くないので、こんなものかも…。
柘植さんが根津さんだと気づかずにまたびっくり。

中盤、自衛隊機が出動してきて東京を支配するような展開は緊張感があっていいなぁと思ったんですが、ラストの太田はいまいちだったかなぁ…

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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地下室のメロディ

監督:アンリ=ヴェルヌイユ
出演:シャルル(ジャン=ギャバン)、フランシス(アラン=ドロン)、ほか
音楽:ミシェル=マーニュ
見たところ:うち
フランス、1963年

アラン=ドロンの名前を見つけたので録画しておいたら、ジャン=ギャバンも共演してて、うはうはで視聴した一作。ギャバンが晩年に多く出演したギャングものですが、すんなりと犯罪が成功しないあたりは「シシリアン」や「脱獄の報酬」などに通じる哀愁もあったりします。

5年の刑期を終えて出所してきたシャルルは妻の待つ家庭に帰ったが最後の大仕事にコート・ダジュールのカジノを選ぶ。しかし仕事仲間のマリオはカジノの設計図を手に入れるまでで体調の衰えを理由にリタイアし、シャルルは若いフランシスとその義兄ルイを相棒に選び、フランシスに細かく指示を出してカジノに乗り込む。だがフランシスがカジノに忍び込むために口説いたスウェーデン娘との恋に本気になってしまったため、シャルルの計画に狂いが生じていく。金を受け取ることを拒んだルイを先に逃がし、10億フランの大金を持って逃げようとするシャルルとフランシスだったが警察は金を入れた鞄の特徴までつかんでおり、やむなくフランシスは目の前のプールに鞄を沈める。だが、その前で紙幣が浮かんできて、シャルルもフランシスもなすすべもなく、その様子を眺めるのだった。

「シシリアン」ではジャン=ギャバンと張ったアラン=ドロンも、本作では親のすねかじりの27歳、しかも前科持ちの若造です。ジャン=ギャバンの指示どおりにコート・ダジュールに乗り込んだまでは良かったのですが、スウェーデン娘に本気になっちゃったからいけません。そのせいで新聞にでかでかと載っちゃって、最後はプールに浮かぶ紙幣をなすすべもなく見つめるのみとなってしまいます。まぁ、ここら辺は、あくまでもギャングは悪いことなんで成功はさせてくれないんでしょうけど。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅

ラウル=ヒルバーグ著。持田幸男・原田一美・井上茂子共訳。柏書房刊。全2巻。

ナチス・ドイツによるユダヤ人の「最終的解決」、いわゆるホロコーストの過程を前史に始まって、ニュルンベルク法などによる定義や財産等の収用、強制収容、移動殺戮作戦、移送、絶滅収容所に至る歴史を丹念に追った大作。

何度も繰り返される問いですが、「なぜ600万人ものユダヤ人がむざむざと殺されたのか」というのは、この書の中ではっきりと結論づけられています。ユダヤ人は動けなかったのだと。助けを求めた時にはもう遅く、連合国もまたユダヤ人を助けることを最優先にはしなかったのです。
けれど、1つの民族の絶滅という歴史上例のない事態は、ある日、突然やってきたものでもありませんでした。事態は徐々に悪化し、当事者たちのいずれ過ぎ去るだろうという予測を裏切り続けて、避けられない悲劇へと陥っていきました。

このような歴史がまたどこかで繰り返される時、著者はもっと速やかに事態は進められるだろうと予測しています。それが日本で起きていないと思えるでしょうか? 少しずつ少しずつ、私たちの首は絞められていないでしょうか?

時々、こういうどっしりと重い著作が読みたくなります。続いてハンナ=アーレント(「イェルサレムのアイヒマン」と時期はそう変わらないのに著者名がハナ=アーレントになってました)の「全体主義の起源」にとりかかる予定。

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ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会

ETV特集。

1956年、広島の原爆資料館で3週間にわたって開催された原子力平和利用博覧会。それは原爆資料館本来の展示品を一時的に撤去し、1954年の第五福竜丸の被曝によって頂点に達した日本の原水爆への反対運動を一気にしぼめさせ、現在に続く54基もの原発につなげる「核の平和利用」へと方向転換させる力を持っていました。その開催に尽力したアメリカの広島アメリカ文化センター館長として赴任したアボル・ファズル=フツイと、博覧会に携わった人びとの証言や手記などを交えて、開催されるまでの流れを追った力作のドキュメンタリー。

フツイ一家の日本への赴任から始まって、フツイ自身の略歴(もとはイラン出身でアメリカに留学してから、第二次世界大戦中はアメリカ軍に所属、戦後、アメリカの米国大使館文化交換局に就職、1953年に広島に希望して赴任し、館長としてアメリカの文化を多角的に紹介するなかで第五福竜丸の事件が起こり、日本の反核を案じた当時のアイゼンハワー大統領の思惑により、原子力の「平和利用」を印象づけることで続く原発の導入に至るよう原子力平和利用博覧会を開催し、1957年に日本を離れる)も絡めつつ、アメリカの手先として被爆国・日本に核を推進させる流れに持っていく様は、前半のフツイが原爆資料館にやってきたアメリカ人の「ホラーみたい」とか「アメリカがまるで悪者だ」という拒否反応に否定的だったのも方便としか思えないほど周到で、まるで日本人自身が「核の平和利用」を望んだかのような流れを作って博覧会開催に至る辺りなんかは「上の命令だから」と言ってユダヤ人を絶滅収容所に送り込んだアイヒマンとさほど違うものではないなと思うほどでした(「イェルサレムのアイヒマン」のイメージがまだ強く残っているので発想がそっちに行きます)。

原発が核の廃棄物という、人間の手に負えないゴミを出すことがわかっていた時代に行われた欺瞞。それがやがて東海村での初の実験用原子炉、福島での原発1号機の建設に至り、311につながっていることを思うと、その罪深さに思いを馳せずにいられません。

10月25日に再放送です。是非、大勢の人に見てもらいたいドキュメンタリーです。

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