監督:クリス=コロンバス
出演:ダニエル=ヒラード/ミセス・ダウトファイア(ロビン=ウィリアムズ)、ミランダ=ヒラード(サリー=フィールド)、ステュー(ピアーズ=ブロスナン)、リディア(リサ=ジャクブ)、クリス(マシュー=ローレンス)、ナタリー(マーラ=ウィルソン)、フランク(ハーヴェイ=ファイアスタイン)、ほか
アメリカ、1993年
ロビン=ウィリアムズさん追悼です。
ダニエル=ヒラードは3人の子どもの良き父親だが、家事能力に欠け、インテリアデザイナーの妻とうまくいっておらず、声優と俳優の仕事も気に入らないとすぐに放り出す夫としては不適格な人物。長男クリスの誕生日パーティで妻のミランダに愛想をつかされ、離婚、子どもたちの養育権も失ってしまう。しかし、子どもたちを迎えに来たミランダから家政婦を探していることを知ったダニエルは、従兄弟のフランクの助けを借りて60歳の老婆ダウトファイアに扮装し、家政婦としてうちに入ることに成功する。だが家事を顧みたことのなかったダニエルはその大変さを見直し、真面目な性格のために自分と衝突したミランダのことも理解するようになっていくが…。
二枚目ピアーズ=ブロスナン氏は完全に当て馬です。まぁ、ダニエルが子どもたちが大大大好きで、子どもたちもお父さんが大大大好きなもんで、入る隙間は最初からありませんが、ダニエルの自由奔放さといい加減にいらついていたキャリアウーマンのミランダにはいい刺激であり、ダニエルが頑張らないとそのまま奪い取られたかもしれません。子ども嫌いと知り合いに言われていましたが、愛ゆえにそこも乗り越えちゃうステューはけっこう頑張りました。
そして真面目一辺倒のミランダさん、今の時代だったら、いっそダニエルが主夫でよくね?と思いますが、1993年のアメリカでもまだ、そういう風潮ではなかったのでしょう。あとダニエルも最初から家事万能だったわけではないので解決もしなかったのでした。
最終的にミセス・ダウトファイアはダニエルの扮装だとばれてしまい、くびになってしまいましたが、ダニエルは働いていたテレビ局で才能を生かしてミセス・ダウトファイアとして子ども向けの番組を持ちます。丸く収まってめでたしめでたし、というわけにはいきませんが、ダニエルもミランダも、子どもたちもハッピーで、いい終わり方でした。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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