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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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手塚治虫実験アニメーション作品集

「ある街角の物語」「おす」「めもりい」「人魚」「しずく」「展覧会の絵」「創世記」「ジャンピング」「おんぼろフィルム」「プッシュ」「村正」「森の伝説」「自画像」を収録。

「森の伝説」は前半が「モモンガ・ムサの物語」とかいったタイトルの話とほとんど同じようでしたが、なにしろ台詞がなくて音楽だけで話が進むものでちょっと沈没しかけました。

「おんぼろフィルム」「人魚」がおもしろかったです。

「ジャンピング」はラスト、原爆のなかに入ってしまったけど何もなかったように最初に戻ってというのがよくわからず。

収録されているインタビューで、テレビアニメは商売のためにやっていて、本当は実験アニメがやりたいのだという話が衝撃的でした。

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再会のパリ

監督:ジュールス=ダッシン
出演:ミシェル(ジョーン=クロフォード)、ロベール=コルトー(フィリップ=ドーン)、パット(ジョン=ウェイン)、ほか
見たところ:うち
アメリカ、1942年

出演者にジョン=ウェインの名前があったので、つられて借りてきました。まだノルマンディー上陸作戦も行われる前の映画ですがアメリカはすでに参戦しているので戦意高揚とかの意味もあったのかなぁと思いました。


1940年パリ。ドイツ軍がマジノ線に迫るなか、ミシェルは恋人のロベールをパリに残して南仏にバカンスに行く。だがフランス国民の期待を裏切ってフランス軍は敗北、ドイツと休戦協定を結ぶ。ミシェルは避難民とは逆に向かってパリに戻るが、自宅はドイツ軍に撤収され、あろうことかロベールはナチス・ドイツの協力者となって多額の利益を得ていた。ロベールを信じられなくなったミシェルはかつて得意客だったブティックで働き始める。そんな時、イギリス空軍の捕虜で脱走したパットと知り合ったミシェルは彼をイギリスに戻してやろうとロベールとよりを戻すが…。

主演はジョーン=クロフォードさんですが、ジョン=ウェインの名前が2番目にありまして、よほど重要な役かと思っていたら、この時代のハリウッドスターはたいがい知っているという母も知らないという3番目に名前の出たフィリップ=ドーンさんの方がよほどいい役で、重要な役でした。最初はナチスの高官と仲良くなっていて典型的な売国奴でしたが、ロンドン放送を聴いていたという辺りであれっと思い、最後はそれだけには終わらないどんでん返しもあって、お気楽に見られる戦争ロマンスでした。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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火山島Ⅴ

金石範著。文藝春秋社刊。全7巻。

3章仕立てで李芳根(イ=バングン)のソウルからの帰還、李芳根の結婚を巡る問題、南承之の城内(ソンネ)での出来事や四・三事件の途中経過です。

李芳根は、わしのイメージでは20歳くらい若いハン=ソッキュ氏なんかいいんじゃないかな〜と思って読んでいますが、なにしろ作中の登場人物の8割以上とお知り合い、もしくは名前を知られているという有名人、その理由も昨今の大河ドラマのような不自然さはなく、ごく自然に語られていくもので、まさにこれは大河小説なんだなぁという醍醐味を味わわせてくれます。

もっとも、その分、四・三事件の描き方が足りないなぁと思うのは贅沢というものかもしれません。

李芳根はソウルから羅英鎬(ナ=ヨンホ)、文蘭雪(ムン=ナンソル)、呉南柱(オ=ナムチュ)とともに済州島に帰ります。それはわずか2日足らずで仲がいいとは言えない父親に妹の日本留学を認めさせ、またソウルにとんぼ返りするという無茶な計画のためでした。案の定、父親はこれを承知しなかったばかりか、妹のことへの兄の介入を拒絶、有媛(ユウオン)をソウルから呼び寄せて一度断った結婚を強制します。
また妹の日本留学と引き換えに李家の跡取りとして結婚してもいいと持ち出した李芳根は親戚一同を呼び出しての門中会議に参加させられますが、謎の美女・文蘭雪との結婚をにおわせることでこれを逃れます。さらに父親との離別を決意した李芳根はひとまず城内の実家を出ることにするのですが、引っ越しは次巻のようです。
その間にも李芳根は梁俊午(ヤン=ジュノ)などを通じてゲリラに大金を渡しています。梁俊午は県庁の職員でしたが、県知事の秘書になった官僚です。李芳根にとっては弟分、南承之にとっては兄貴分という2人の主人公をつなぐのに重要な位置にいる人物な上、前巻ですでに南労党の秘密党員となっています。私生児の生まれのため、親戚がおらず、天涯孤独の身の上ですが、多くの同胞のように日本に逃げることをよしとせず、ゲリラに加担するという侠気のあるキャラです。

一方、南承之は城内に来て、梁俊午と会ったり、その仲介で李芳根や有媛と会ったりしています。また前巻で有媛が南承之に編んだセーターは無事に李芳根から梁俊午を経て南承之に渡されています。もっとも南承之もまだ若い(23、4歳くらい)せいか、けっこう落ち着きがなく、有媛に会えると思ってはときめき、李家の裏戸を工作員となった下女のブオギが開けていることを李芳根に知られたらと思って動悸が激しくなり、少しはもちつけと言いたくなること請け合いです。しかし、登場人物のなかでも若い方なので、しょうがないのかもしれませんが、それにしても落ち着けと。

9月9日の朝鮮民主主義人民共和国の設立を前に次巻へ続きます。

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妻への家路

監督:チャン=イーモウ
原作:ゲリン=ヤン
出演:陸焉識(チェン=ダオミン)、馮婉玉(コン=リー)、丹丹(チャン=ホエウェン)、ほか
見たところ:川崎市アートセンター・アルテリオ・シネマ
中国、2014年

号泣必須のお涙頂戴物かと思っていたら、そこは中国が誇る名監督、そんなに安易な映画作りはしてきませんでした。随所で涙は誘われましたが、それだけでは終わらない名作でした。

文化大革命まっただ中の中国。娘の丹丹と2人で暮らす馮婉玉のもとに労働改造所に送られた夫の陸焉識が脱走したという報せが届く。10年以上も会っていない夫を迎えようとする馮婉玉だったがバレエ学校に通う娘は父親の罪状を理由に主役から下ろされており、父の行方を知らせれば主役がもらえるかもしれないという甘言に載ってしまう。駅で待つという陸焉識のメモを見て駆けつけた母と子だったが、その目前で陸焉識は捕えられてしまった。その後、文化大革命が終わり、陸焉識が戻ってくる。だが、20年ぶりに再会した馮婉玉は陸焉識当人を夫と認識できない。娘の手を借りながら、陸焉識は妻の記憶を取り戻そうとするが…。

切ない映画です。互いに愛し合っているのに妻は夫だけを認識できないわけですから。夫もただ手をこまねいてはいません。あの手この手で妻の記憶を蘇らせようと画策します。そのたびに涙を誘われるわけです。

まず手紙で「5日に着く」と娘に渡させて駅で再会しようとしますが、妻は夫に気づきません。これ、最後まで引っ張る伏線だったんですね。

さらに若い頃の二人で写っている写真を知り合いから譲ってもらい、娘に渡してもらいますが、なにしろ20年も前なもんで人相も変わっており、やっぱり妻は夫だとわかりません。

家には古いピアノがあります。妻は記憶障害を起こしているので、夫の正体を毎日見ても覚えません。夫は調律師になりすまして家に入り込み、ピアノを直します。妻が出かけたところを見計らって懐かしい曲を弾き始めますが、妻は夫だと気づきません。これはいい線まで行ったんですが…。

最後に夫の手紙が家に届きます。労働改造所で書いたものですが、送ることもできず、20年間も貯まってしまったのです。それは不自由なところで書かれたためもあり、字は乱れ、粗悪な紙だったり、紙いっぱいに書かれている物でした。読めない妻(その前に近所の親切なおじさんを装って荷物を家に運んであげているわけです。当然、一緒に住まわせてもらえないので、夫は向かいの家に住んでいるのです)に代わって手紙を音読してあげる夫。やがて夫は、手紙だけが妻と心を通わせる唯一の方法だと気づき、こっそりと手紙を混ぜます。

娘の密告を許せず、娘がバレエ学校を辞めたことも知らない妻に娘を許して、一緒に住むように言ったりします。

でも妻は思い出しません。最後まで夫のことを思い出せないまま、それでも夫がくれた手紙「5日に着く」に従って、毎月5日になると駅まで迎えに行きます。その隣りに寄り添う夫の姿。その姿は何年経っても変わることなく、映画はそこで終わります。

ハリウッドならば、最後に救いを持ってくるだろうなと思いました。
ただ、ちょっと文化大革命について調べるとわかるのですが、陸焉識が労働改造所に送られたのは実は文化大革命のせいではありません。その前の反右派闘争なのです。陸焉識は娘をバレエ学校に通わせたり、ピアノが弾けるような、西洋の文化も取り入れた生活をしていた人なので(しかも妻は高校の先生)、けっこうな知識人なのです。前職も大学教授らしいですし。
しかし、現在の中国ではまだ反右派闘争への批判はタブーとされており(文化大革命は四人組のせいにできるところがあるが、反右派闘争は毛沢東が主導したので)、それで陸焉識の「罪状」は曖昧にされているようなのでした。

そういう面もあって、妻の記憶が戻りましためでたしめでたし、という結末には至らなかったのかなという気がします。
でも、隣には誰よりもいたわってくれる人がいて、妻はやっぱり幸せなのか、でも相変わらず別居状態にあるので、やっぱり不幸せなのか。そこで終わらせてしまわなかったのがチャン=イーモウ監督の凄いところなんだろうなぁと思いました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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東西 どん兵衛・天ぷらそば食べ比べ

東西カップ麺の食べ比べもひとまずこれで最後です。今のところ、東の方が勝っていますが、さて、どうなりますか。

まずは開ける前。外見から東西の違いがわかりませんが、一応、こちらが西です。


んで、これが東。


スープの入ってる袋が赤いのが西。


茶色いのが東です。


お湯を入れて3分経ったところ。西。下の写真と比べるとスープの色が薄いのがわかります。


同じく東。


さて、お味の方はといいますと、薄くて味のわかりづらかった西の赤いきつねに比べて、出汁のきいたどん兵衛・天ぷらは大変美味しかったです。東の方が味が濃すぎて、西のを食べてしまうと下品に感じてしまうくらいでした。

ひとまず東西カップ麺食べ比べも終了です。他にも東西で違うというのがあったら教えてください。試してみます。

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