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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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接岨峡温泉会館に行ってきた

8月31日はハムスター記念日です。

ちょっとストレスをためていたたきがはは、休むことを決意し、どこかに出かけようと思いました。近場じゃなくて日帰りで行ける、それなりに距離のあるところが良いです。幸い、圏央道が神奈川県では開通したので足元から乗って、東名でも中央道でもすぐです。もう高速乗るのに1時間かかる茅ヶ崎市民とか言わせない!というのはかなり本気で思ってるところですが、まず車に乗って地図を眺めました。中央道と東名とどっちにしようかと思いましたが、寝る前までけっこう名古屋に行く気満々だったのを、起きたら名古屋に行くにはちょっと遅かったし、名古屋周辺の名阪道路がけっこう混んだことを思い出したので名古屋に行く気は失せます。で、名古屋の延長で、その手前の静岡、それも山の方に行ってみたらどうだろうかと考えて、静岡県の地図を取り出します。浜名湖は名古屋に行くぐらい遠い気分なので除外、伊豆はさんざん行っているし、最近のたきがははなるべく魚介類を食べない生活をしているので、魚介類が名産の伊豆や海岸沿いは選択肢から外れます。それで山です。静岡県の全体をつらつらと眺めて、安倍川餅で有名な安倍川の上流に安倍の大滝という地名があり、わりと滝は好きなんですが、なにしろ「安倍」という名前が験が悪すぎるので避けます。そして、その隣りというか、地図上では隣りな感じだったんですが、大井川があり、上流にいくつかダム湖があるのがわかりまして、詳細な地図を確認します。そのうちの1つが接岨峡温泉でして、温泉会館という、お手頃そうな場所をはけ〜ん。かくして、目標は定まりました。目指せ、接岨峡温泉会館。

途中はたいした雨も降らず、暑すぎず、寒すぎず、まぁまぁな日より。道路も通勤ラッシュは終わった時間なのでスムーズに静岡県に入ります。

途中のSAで休憩して、静岡県なのに信玄餅(山梨県の名産)クレープと、いでぼく牛乳で軽食です。中途半端な時間と量が悪くて、お昼ご飯の形に…。牛乳は牧場と名がついていたわりには全然普通の牛乳でがっかりです。もっと濃い口の牛乳が飲みたかったのに…。あと信玄餅クレープはクレープの小麦粉と餅の競合がいただけないと思いました。粉っぽいよ!

島田金谷ICで降りて、国道473号線を北上、大井川沿いに走ります。この日はいくつの橋を越えたやらです。
そのうちに473号線が国道362号線にぶつかるのでさらに北上します。途中で県道77号線に入り、左折すると寸又峡、右折すると接岨峡でようやく接岨峡の地名を見て(それまでは寸又峡が目印だった)、接岨峡へ。新東名を降りてから2時間ぐらいかかりました。

温泉はわりとよくあるナトリウム泉で、源泉が21度と低いため、加温しているそうです。肌がとぅるんとぅるんになって帰りました。お土産に川根本町産の緑茶を買います。自分用ですが、緑茶買うなんて何年ぶりだろう…。
あと、駐車場の入口にあった無人販売でししとうを買います。辛すぎず、物足りなさすぎず、酒と醤油と豚肉とキャベツと一緒に炒めて、翌日の晩ご飯になりました。

↓ 本日、唯一の写真。接岨峡温泉会館の駐車場から眺めた大井川上流。橋は県道77号線。


さて、ここで県道77号線→国道362号線→国道473号線を戻って島田金谷ICから新東名に乗れば良いのですが、たきがはは同じルートを通るのが好きではないので、国道362号線が静岡方面に向かっていることを知っており、帰りはそちらを目指します。
相変わらず雨は降っていませんが、山の上は雲に覆われ、うっかり土砂降りに突っ込んだらとか、水俣で昔あったけど、トンネルを抜けたらそこは土砂降りだったとか、嫌だなぁと思いましたが、違うルートというだけで後先考えずに走る気満々なので、分かれ道でさくっとハンドルを切ります。
さあ、そこからが冒険でした。何が冒険って、ギアをずっとB(いちばん下のエンジンブレーキがかかるやつ。軽だと坂道を登るのに使ったりする)に入れていたにもかかわらず、ちっとも遅くなかったし、霧が深くてヘッドランプをビームにしても前方がほとんど見えなかったし、対向車が来ても、容易にすれ違えないような幅の道路なのに、ずっと国道を走っていたというのが冒険でした。わし的に。ずいぶん前に九州で大関山に登った時以来の冒険でした。それもどうだ。

その後、静岡SAスマートICから新東名に乗り、帰宅。

久しぶりの長時間運転(8時間くらい)でけっこう疲れてましたが、いい気分転換になりました。また、どっかに行こう。

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人間の條件(下)

五味川純平著。三一書房刊。全3巻。

完結編です。

とうとう梶の部隊はソ連との戦闘に巻き込まれます。しかし、圧倒的な物量をもって攻めてくるソ連軍になすすべもない日本軍は呆気なく敗北、梶の部隊も160名中、わずか4名の生き残りをもって壊滅します。残ったのは寺田、野中に、別の小隊だった山浦です。本来ならば上官である野中が指揮を執るところでしたが、これが優柔不断なおっさんで、あっさり梶に先導され、以後、その不満を抱えながら、それでも自分一人では何もできずについて行きます。寺田と山浦は二等兵なので梶に従い、軍国青年だった寺田は梶に再三、命を救われたこともあり、恩義を感じるようになっていきます。

以後、第5部は全部、第6部も梶たちの逃避行に費やされます。たまに梶を待つ美千子や、召集されずに済んだ沖島も登場します。沖島はあんまり変わってなくて、美千子がだんだんたくましくなっていきます。やっとヒロインらしくなった感じですが、梶にとっては唯一無二の生きる希望であるのは変わりません。

しかし、逃げる途中で梶はいくつもの殺人を犯します。梶は、そもそも心情的には赤軍に共感するところが大きいのですが、捕虜として捕まるのをよしとしないため、それだけ自由を渇望する気持ちを強いため、銃をなかなか手放しません。それは結果として、いままで日本人に虐げられてきたために敵対的になる中国人を殺し、ソ連兵をも殺してしまうのです。そこら辺の自由に執着する感じが仲代のイメージもあってぎらぎらとしてて、はまり役だと思います。ただ、そうすることで梶はだんだんと心情的に追い込められている感じもあり、最終的には匪賊同様にまで堕ちていきます。

結局、梶たちは避難民が集められた集落に到着した後、襲撃しようと包囲した赤軍を撃退しようとして、日本兵が去ったら、残った避難民たちが何をされるかわかったものじゃないという避難民の女性の訴えに、初めて銃を捨て、ソ連軍の捕虜となりました。
ただ、ここでも道理というか、何しろ水に棹さす生き方の梶なので(軍国主義が相手ではしょうがないのですが)、日本軍の階層そのままに捕虜を支配するソ連軍のやり方に最終的には反発し、寺田を殺されたことがきっかけで逃亡します。いっそ、シベリアにでも送られていれば、梶も生きて日本に帰ることができたかもしれませんが、とことん不器用な人です。
とうとう最後は美千子の待つ(と梶が考えていた)老虎嶺(だと思ったどこかの山脈)を前にのたれ死んでしまう梶。

あの時代に人として生きようと思ったら、新城のように逃亡するか、小林多喜二のように殺されるしかなかったのかもしれないと思います。そういう意味では搾取する側に立ち続けて、人としてあろうとする梶のやり方は最初から難しいもので、失敗も見えていたのかもしれない。兵隊にされてからも梶は反発し、逃亡一辺倒の新城を卑怯者と批判して、軍隊に残って人間らしく生きようとしましたが、それらはたいがい徒手空拳で、あんまり効果はあがりませんでした。日本軍というのは世界でも稀に見る人間性を殺す制度なんで、無理もないのですが。ただ、第1部から日本が負けるということを確信している梶と違って、新城はお兄さんが思想犯だというんで世間からつまはじきにされてきた人なんで、逃げるしかないと思い込むに至ったのは、梶のように「卑怯者」と言うのはできないなぁと、ちょっとどころかだいぶ同情して読んでましたが。

だから、梶はずいぶん人間的な人物ではあるのだけれど、その分、中途半端にも見えて、第4部まではそれでも良かったのかもしれないけれど、第5部にいたって、逃げる途中で人を殺すという罪を犯し続けるのは、梶自身の自由への執着がそれだけ強かったんだろうけれど、そうまでして自由でなければならないのかとか、誰かに問いかけて、梶も立ち止まって考えてもらいたかったようにも思いました。
ただ、梶自身は自分を後戻りがきかないところに追い詰めてしまう性格であることは第1部から描かれてきたので、ラスト、梶が美千子と再会してハッピーエンドは想定できないけど、だったらまだ救われるなぁと思いながら読んでいたら、のたれ死にだったので、こうなるしかできなかったのかな、この人はとも思います。待っている美千子が不憫だと思いましたが、器用に立ち回って生き延びる梶に惚れたわけでもないだろうし、こういうラストにしかなりようがないのかと…。

映画でも同じような結末だったのかと、宮口さんの王亭立がどんなだったのか気になる。

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人間の條件(中)

五味川純平著。三一書房刊。全3巻。

第3部と第4部の中巻です。

前巻のラストで召集されてしまった梶の苦悩と苦闘の兵隊暮らしを描きます。

兄が思想犯だというので上司や古参兵に虐められている新城一等兵が佐藤慶さん、梶と同期で嫁と母親の板挟みになってしまう小原二等兵が田中邦衛さん、梶と同じ病室の丹下一等兵が内藤武敏さん(「黄金の日日」の明智光秀)、梶と同期の白戸二等兵が宮部明夫さん(カーク=ダグラスの吹き替えでおなじみ)でした。

第4部になって登場する梶の同級だった影山少尉は佐田啓二さん、お父さんが少佐だっていうんでばりばりの軍国青年・寺田二等兵に川津祐介さん、梶を慕う元大工の鳴戸二等兵に藤田進さん、小野寺兵長に千秋実さん、野中少尉が小林昭二さん(「仮面ライダー」のおやっさん、ジョン=ウェインの吹き替えでおなじみ)、中井二等兵が大木正司さん(「聖戦士ダンバイン」のドレイク=ルフト)、増井一等兵が井川比佐志さんでした。

で、それらの方々の顔を思い浮かべながら、まぁ、半分くらい演技もさせながら読んでいたんで、かなりおもしろかったです。梶の顔も仲代が定着してきたんで、このまま下巻も読みます。で、その勢いで「戦争と人間」も読もうと思います。

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ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー〜

監督・脚本:フロリアン=ガレンベルガー
出演:ジョン=ラーベ(ウルリッヒ=トゥクル)、ローゼン(ダニエル=ブリュール)、ロバート=ウィルソン医師(スティーヴ=ブシェミ)、ヴァレリー=デュプレ(アンヌ=コンシニ)、朝香宮中将(香川照之)、松井石根(柄本明)、小瀬少佐(ARATA)、ドーラ=ラーベ(ダグマー=マンツェル)、フリース(マティアス=ヘルマン)、ほか
ドイツ・フランス・中国、2009年
見たところ:横浜シネマリン

日本では上映禁止の映画が一日だけ横浜シネマリンでかかるというのでチケット買って行ってきました。南京大虐殺を扱った映画で、かつて「南京1937」という映画を見たことがありますが、あちらが中国とそこに嫁いだという日本人女性の視点から描かれているのに対し、こちらはジョン=ラーベというドイツ人の視点から描かれます。

ドイツのシーメンス社の南京支社長ジョン=ラーベは、27年間の勤務を終えて本国に召還されることになっていた。だがラーベ帰国の2日前、中華民国の首都である南京を上海から進軍してきた日本の大軍が取り囲み、市街戦に巻き込まれてしまうがラーベはハーケンクロイツ旗を掲げることで戦渦から逃れる。激しい戦いが予感されるなか、南京に住む欧米人たちは難民を助けるために安全区を設けることにし、その代表にラーベが推薦される。ラーベは南京から発つ汽船に妻を見送るが、日本軍はそこにも爆撃を加え、妻のドーラは行方不明になってしまう。安全区に入れられるのは10万人に過ぎなかったが、ラーベの意見もあり、その倍の20万人を受け入れる。日本軍はこれを承認するが中国軍の兵士を入れないことが条件であった。だが、南京陥落の前から暴虐の限りを尽くす日本軍は安全区にも侵入し、我が物顔で振る舞う。20万の難民を守ることが次第に難しくなっていくなか、ラーベはインシュリンの不足から倒れてしまうが、ドイツの外交官ローゼンとウィルソン医師が日本軍の朝香宮中将に懇願し、ラーベは一命をとりとめる。しかし、同時に安全区にかくまった中国軍の兵士たちを理由に日本軍は安全区を潰そうと企んでいた。朝香宮中将が指揮する日本軍の銃口の前に身を差し出すラーベ。その時、南京の町にサイレンが響き渡り、中華民国の働きかけにより、国際連盟が送り込んだ調査団と記者団の到着を告げる。安全区は日本軍の手柄となり、ラーベたちの国際委員会は解散を命じられる。やがてラーベが南京を去る日が来た。港に向かったラーベを出迎えたのは妻のドーラであった。

1937年当時、ドイツではヒトラーが政権を掌握し、ナチスによる一党独裁を築き上げていましたがヨーロッパではまだ開戦していません。南京でラーベたちが築いた安全区が、ドイツ人以外にフランス人、アメリカ人なども交えて国際色豊かなのはそういう理由があります。まぁ、イギリスの首相はまだチェンバレンなんでヒトラーに弱腰な外交だし…

ええと、Twitterで二度ほどTLしましたが、南京大虐殺を描いた映画としてはかなり物足りなかったです。足りないと思ったところにいくつか突っ込んでみます。

サブタイトル「南京のシンドラー」がいただけない。ただ、これはネットでいろいろとググってみると、シンドラーという名前にはわしも見た「シンドラーのリスト」がありまして、杉原千畝さんも「日本のシンドラー」とか呼ばれちゃったりしてるんで、有名人にとかく弱い日本人の弱点を突いた確信犯なタイトルのようです。ただ、皮肉なことに「シンドラーのリスト」を「ホロコーストのテーマパーク」と言われた時にすごく納得したことがありまして、あれって、監督のアカデミー賞欲しいを全面に出した映画で、まぁ、計算されたお涙頂戴なんですよ。だから感動して泣いているのに、何かおかしいぞと思っている自分がいる、それに近い感想を持ちました。狙ってます。あと、似てます。特にラストシーン。ラーベを見送る南京の市民というシチュエーションは、シンドラーに指輪を贈るユダヤ人のシーンとそっくし。デジャブしました。ラーベはシンドラーのように泣きませんでしたが、「南京のシンドラー」と言われたら、たいがいの人は「シンドラーのリスト」を思い浮かべるはずで、過剰な感動を思い出すはずで、そういう期待をして見に行くんじゃないですかね。
だから、タイトルも確信犯ならば、映画の内容も確信犯。終盤、わしは堪えました。いつもなら、どっと涙があふれるラーベを見送る南京の市民のシーン、殺されたと思っていたドーラが助かってラーベを迎えに来るというシーン、頑張りました。泣くもんかと思いました。それぐらい、感傷に流された映画でした。
まぁ、タイトルが「ジョン・ラーベ」だし、ラストにラーベがナチ党と誹られて、貧乏のままに亡くなったという経歴まで紹介しているんで、ラーベの復権がテーマじゃないかと思いました。南京大虐殺はいわば、ラーベの功績というわけです。一昨日来やがれです。

おや、物足りないどころじゃないようですよ、わし…

感傷的と書いたんで、どうでもいいロマンスにも少々突っ込んでみましょう。どうでもいいんですが。ならば書くなですが。
ラーベとドーラという夫婦愛だけでおなかいっぱいになってるのに(気分は南京大虐殺を見に来ているんで)、ドーラが行方不明、インシュリンの不足で昏倒したラーベを見守るデュプレというシーンは、まぁ、同じ国際委員会の同志なんで、100歩譲って有りでもいいです。同志愛という言い訳もできますし。
ただし、デュプレの忠告を聞かずに夜に安全区を出て、弟にご飯をあげにいった結果、日本軍に見つかり、父親(姉弟の会話から人間的には駄目駄目らしい)の死を招き、弟に日本軍を射殺させた挙げ句、安全区に戻ってきたのに日本軍の軍服を着ていたので日本軍に追われ、学校の寮に逃げ込んで、見つからなかったものの、同級生たちを日本軍のすけべえ士官の前で裸にさせるというドジを踏んで、でも分かれて逃げた弟は無事でドイツ人の外交官ローゼンとちゃっかりできたっぽいランシューのエピソードは丸ごと要りませんでした。最初はカメラをかまえて写真を撮っているだけだったんですが、デュプレに止められても安全区を夜に抜け出し(しかも毎晩)、弟にご飯を届けるというのはどうなのかと… そんな生ぬるいエピソード要らんし… 弟に射殺される日本軍、まるで阿呆だし、しかも銃で2発も撃ったのに反動もないとかあり得ないし…

あと悪逆非道の限りを尽くした日本軍を描くのはいいんですが(実際はもっと酷いものなんで)、ARATAが中国軍の捕虜を殺すのに心を痛めているという描写も要らなかったです。そういうさ、日本にも気を遣いました!みたいなエピソード要らないから。そんな要素、なくてもいいから。最後にローゼンとウィルソンに告げ口とか、日本軍にだって人間らしい人はいたんだとか、そんな言い訳どうでもいいから。日本軍がやったのは、そんな人間が何十人、何百人、何千人といてもまだまだ足りないようなことだから。

南京大虐殺の責任者である松井石根が、皇族である朝香宮にまで偉そうなのは、まぁ、どっちでもいいです。

100人斬り競争は新聞の記事にもなってるから、いまさら真実がどうこうとか争うのは阿呆じゃないかとしか思えません。
そのシーンの生首とか、死体のシーンとか、全般的に綺麗すぎたように思います。
やっぱり、監督は侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館にリサーチに行ってないのかなぁと感じました。あそこには最大級の資料があるんで、絵に描いたような虐殺シーンじゃないシーンとか撮れたと思うんですけど… 生首の記念撮影のシーンで、隣の女性が目を伏せているようだったので十分、残虐と言えば残虐ですが。ただ、どっかで見たような綺麗さで、わしが侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館で見てきたのはもっと凄かったように思うので。ところどころ、当時の映像を交えているのならば、そういうシーンも使おうよ、ちゃんと。

南京大虐殺を描くにはほぼ絶対に安全なところにいたラーベでは足りないと思います。
かくなる上は未見の「南京!南京!」(「山の郵便配達」の息子役の劉燁さんが出ているようなんで…)とかチャン=イーモウ監督が撮ったという「金陵十三釵」を見たいのぅ…

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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殷周伝説

横山光輝著。全22巻。

Yahoo!で全巻無料だったので読んでみた。

殷の滅亡と周の勃興を太公望を中心にダイナミックに描いた横山先生お得意の中国史漫画。

殷王・紂とその寵姫・妲己の登場から紂王の心変わりや諫めようとする忠臣たちを次々に殺したり幽閉したりする宮廷劇の続く前半に対し、後半は太公望を総司令官に殷に攻め込む周軍の戦いが続く。登場人物も多岐にわたり、妲己がそもそも魔物だったり、あちこちの仙人や道士の弟子たちが表れ、妖術使いも千差万別に出てきて、籠城戦から合戦、陣地戦と毎巻違う展開に最後まで目が離せません。

20年くらい前に読んだ「三国志」は退屈だった覚えがあるんですが、好みが変わったのか、あちらは全60巻と倍以上の長さなんで、このぐらいがちょうどいいのか…

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