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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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戦争と人間6

五味川純平著。光文社文庫刊。全9巻。

耕平がしょっ引かれて、俊介は兵隊にとられてノモンハン事件を体験という、話が大きく動いた巻でした。で、巻の最後では俊介が除隊、耕平が逆に兵隊にとられて第7巻に続きます。

白英祥も徐在林も先行きが怪しくなってきてしまったので、ちょっと惰性で読んでます。

あ、趙瑞芳がいい感じなので楽しみはそこですか。ただ大塩雷太がやってきたので、あんまり好きなキャラじゃないもんで、ちょっと心配。その生い立ちに同情するところは多分にあるはずなんですが、どうも邦への仕打ちとか、ずいぶんとやな奴に育っちゃったなぁという感じです。

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八甲田山

監督:森谷司郎
出演:徳島大尉(高倉健)、神田大尉(北大路欣也)、中林大佐(大滝秀治)、山田大隊長(三國連太郎)、村山伍長(緒形拳)、倉田大尉(加山雄三)、神田大尉の妻(栗原小巻)、斉藤伍長(前田吟)、斉藤伍長の叔母(菅井きん)、田茂木野村・村長(加藤嘉)、さわ(秋吉久美子)、ほか
音楽:芥川也寸志
原作:新田次郎
日本、1977年

GYAO!で無料で公開されていたんで見てみました。有名な映画なので粗筋はだいたい知ってるつもりだったんですが、いろいろと勘違いも多かったです。たとえば
・「天は我々を見放した」と言うのは北大路欣也だった
・ほぼ全滅したのは北大路欣也の隊だった
・そもそも2つの隊が別々に出発していた
・高倉健は生き延びた
などです。

CGのない時代に、実際に八甲田山にロケに行って、これだけの映像を撮ったのはすごい映画だと思いますが、わしの好みとしては筋立てがつまらなかったです。約3時間、冗長でした。というのも、
・精神論で何とかできると思っている旧日本軍の阿呆さ加減全開
・中間職は辛いよ&阿呆な上司を持つと苦労するを地でいく神田隊
・屋外の撮影がほとんどのため、見分けがつかない登場人物
・2つの隊の生死を分けたのは事前準備や案内人など、いろいろ要素があったのに説明不足でよくわからなかった
といったあたりが退屈でした。

あと、根本的に、たきがはが高倉健が好きじゃないというのが問題です。いや、何やっても高倉健で、見てて飽きちゃって(と言うほど見てるわけではない)。

個人的には冒頭で秀治がロシアとの戦争を想定して雪中行軍を言い出すところと、いつもいい人オーラ全開の加藤嘉さんがもうちょっと癖のある村長役やってたところが大収穫でした。なんで、冒頭の30分でお腹いっぱいです(爆

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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モーリン=オハラさん亡くなる

ハリウッドの黄金期を支えた女優、モーリン=オハラさんが10月24日にお亡くなりになっていたそうです。95歳とはまさに大往生、その確かな存在感と美貌で、大好きな女優さんでした ( ´Д⊂ヽ

主にジョン=ウェインとの相手役が印象深いのですが、それだけではない出演作もお持ちで、はっとするような赤毛と意志の強さを思わせる演技がとっても好きでした。

当ブログでのモーリン=オハラさん出演作のレビューは下記のとおり。
スペンサーの山
100万ドルの血斗
我が谷は緑なりき
34丁目の奇蹟
荒鷲の翼
長い灰色の線
静かなる男

けっこう多いです。ジョン=ウェインの36本に次ぐぐらいか。

追悼で何か見ようと思います。ご冥福をお祈りします。

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声をかくす人

監督:ロバート=レッドフォード
出演=フレッド=エイキン(ジェームズ=マカヴォイ)、メアリー=サラット(ロビン=ライト)、アンナ=サラット(エヴァン・レイチェル=ウッド)、スタントン陸軍長官(ケヴィン=クライン)、ホルト検事(ダニー=ヒューストン)、ほか
アメリカ、2010年

TLで回ってきて、なぜかお気に入りに入れてあって、GYAO!で無料だってんで見てみましたが、邦題の「声をかくす人」って誰のことだったのかわからず…

19世紀アメリカ。南北戦争が終わり、生き残ったエイキン大尉は弁護士の活動に復帰する。だが、その初仕事はリンカーン暗殺に共謀したとされる女性メアリー=サラットの弁護だった。民間人のメアリだったが、陸軍長官の意向などで軍法会議で裁かれることになる。最初は乗り気がしなかったエイキンだったが、メアリーと話すうちに彼女の弁護に力を入れるようになっていくが、それは最初から有罪と仕組まれた出来レースであった…。

なので、アメリカで初めて死刑の判決を受けた女性メアリー=サラットの話です。実際にリンカーンを暗殺したブースは逮捕の時に射殺されていたので、リンカーンの暗殺犯として、大々的に南軍のシンパをでっち上げて、盛大に吊すという出来レースが見え見えのひどい裁判です。だいたい、メアリーは下宿屋をやっていて、そこで息子のジョンやブースらが暗殺計画(映画の中では誘拐計画)を練っていただけなのに、息子が逃げちゃったもので、代わりにメアリーが吊されます。しかも、エンディングで明かされますが、メアリーの処刑後、16ヶ月も経って捕まったんだか自首したんだか牢屋でエイキンと会ったジョンは、その後の裁判で処刑されることなく、釈放されたことがわかってます。まったくひどい話です。

ただ、メアリーに同情してというか、エイキン頑張れで見ていたかというとそうでもなく、いや、メアリーへの刑罰に関してはまったく不当なものだと思うのですが、あんまりのめり込めずに見てました。クライマックスらしいクライマックスがなかったせいか… 映画ではメアリーたちの絞首刑まで描いているんですが…

キャストを見ていたら、誰一人として知ってる人は出てなかったのですが、メアリーを演じたロビン=ライトさんは「プリンセス・ブライド・ストーリー」のヒロインでした。あれは原作の小説が、わしはとても好きで何回も読み直したくなる痛快な話だったんですが、ヒロインのキンポウゲは絶世の美女でなければならず、でも映画化されたヒロインはそれほどでもなく、いたくがっかりした記憶が蘇りまして、ああ、あの残念な人ね…と納得してしまいました。あと「プレッジ」にも出てたらしいんですが、ジャック=ニコルソンしか覚えていないので…

主役というか狂言回しのエイキン演じた人は「バンド・オブ・ブラザーズ」に出てたそうですが、ああいう戦争物はたいがい顔の見分けがつかないで見てるので記憶になく。しかも「バンド・オブ・ブラザーズ」自体、アウシュビッツ解放の話ぐらいしか覚えてないので…

映画見る前の紹介で「アメリカで最初に死刑にされたメアリー=サラット」とか、さらっと書かない方がいいと思いました。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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戦争と人間5

五味川純平著。全9巻。光文社文庫刊。

やっと中間まで来ました。わし的にはだれまくりの第5巻です。

いちばんだれたのは、第1巻からずーっと続いていた伍代家の次男坊・俊介が、人妻となった狩野温子と結ばれるシーンがけっこうボリュームがありまして、これがつまらなかったのです。

まず、温子にあんまり魅力を感じません。由紀子と違って平凡な印象が強く、英介にふられて、成り行きのままに狩野市郎という男の妻になり、でも、ずーっと横恋慕してきた俊介にもふらふら、狩野に気づかれてからはねちねちといじめられ、でも、芯は意外と強いので、それなりに俊介を守ろうとし、でも、最後は通州が中国軍に襲われて、巻き込まれた温子は死亡となりまして、一気に片づいてしまいました。ふぅ…

俊介はなにしろ美貌の姉がいる上に、自分も美青年とか書かれている青年に育ったんですが、演じているのが北大路欣也なんですが、この方、壮年の頃からしか知らないので(石原裕次郎と勘違いしていたんで訂正しました。11/20)、しかも最近はすっかりお父さん犬なもんで、全然イメージがつながらなくて、だいたい俊介が美青年という設定の必然性がまったく見当たらず、それを生かして悪事を働くとか、大それたことでもやればおもしろいんですが、作者の趣味だろな美青年設定なので、美青年美青年と描写されるたびにうんざりしてきてるので、俊介周りはどうでも良くなってきてしまいました。
邦ちゃんには憧れの若様になったようですが、俊介はもういいよわしな気持ちです。

むしろ、1巻からおぼっちゃんで、傲慢で、好かないタイプなんですが、むしろ、英介の方が我が道を行ってる分、すがすがしく見えてきた。
たぶん最後は破滅するんでしょうけど。
ただ、わしは演じる高橋悦史さんは50代くらいからしか存じ上げないので、英介と由介が親子に見えないのが困りものですがががが。

柘植は軍人版の梶になってきました。とうとう南京大虐殺にまで参加して、良心を保とうとしていますが、まぁ、焼け石に水です。というか、日本軍を止める気なら発砲とかしないと無理だよ兄ちゃん。とか、せいぜい頑張ってくれいという感じで眺めてます。あんまり良心を強調されても白々しいんで。ほどほどに。

そして、すっかり鴫田は出番がなくなっていまいまして、たまに名前が出るくらいで、ほとんど動きません。つまらん…

不破医師も出なくなっちゃいました。服部医師は趙瑞芳と一緒にしか出番がありません。
高畠は由紀子と急接近ですが、どうなのだろう…

趙瑞芳は映画だと栗原小巻さんが演じたんですが、これが良家のお嬢様でありながら、抗日レジスタンスに資金出したり援助したりと活動していて、英介にレイプされた後も「私を殺さなかったら、あなたを必ず殺させます」とか言っちゃうあたりなんかがわりと好みで、とうとう上海あたりに脱出したはずなんですが、後で登場してくれるか心配。
栗原小巻さんはもろに「黄金の日日」の美緒で、いちばん好きな女性キャラだったもんで、そのイメージも強くて、いい感じです。お父さんがまた飄々としたとぼけぶりで張家の再登場はあるのか気になる。

わし的には第3巻で抗日レジスタンスが失敗して、敗走した白英祥と徐在林に復活はあるのか、そこがいちばん気にかかるところで、伍代家はだんだんどうでも良くなってきました。主人公なのに。

この巻は2・26事件に大幅に紙面を割いた前巻に比べるとだいぶ話が大きく動きまして、小説の部分も多かったのですが、相変わらず史実を語るところになると完全に説明調になっちゃって、そこがわしがいちばんおもしろくない部分です。映画で言ったら、重要な事件を延々とナレーターがしゃべってる感じ。こりゃつまらんわい。

もう註を読み通す気力はないんで、さっさと次を借りてきて終わらせよう。そして朝鮮戦争の本を読むんだ。

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